2021年02月07日公開
2021年02月07日更新
【君の膵臓をたべたい】主人公の「僕」の名前は?伏せられている理由も考察
小説が感動すると話題を呼び、アニメ映画や実写映画などメディア展開された人気シリーズ「君の膵臓をたべたい」の主人公の名前について考察していきます。君の膵臓をたべたいの主人公は、名前を呼ばれることはなく「クラスメイトくん」などといったニックネームで呼ばれており、主人公本人も僕という描写で、本名は一度しか出てきません。なぜ主人公を名前で呼ばないのか?といった理由や、実写映画のキャストなど、詳しく君の膵臓をたべたいを考察してご紹介します。
目次
君の膵臓をたべたいとは?
君の膵臓をたべたいの概要
- 作品名:君の膵臓をたべたい(きみのすいぞうをたべたい)
- 著者:住野よる
- イラスト:loundraw
- 発行日:2015年6月19日
主人公の名前が何なのか?名前をなぜ呼ばないのか?と話題を集めている「君の膵臓をたべたい」は、住野よるのデビュー小説です。小説家になろうのサイトに投稿されたのがきっかけで、出版されました。君の膵臓をたべたいは、出版以降数多くの評価を獲得し、2020年には累計発行部数が300万部、アニメや実写映画など様々なメディア展開がなされている人気作品です。
君の膵臓をたべたいのあらすじ
君の膵臓をたべたいは、主人公の高校生の僕が、病院で共病文庫という秘密の日記帳を拾ったことがきっかけで起こる日常を描いた青春物語です。日記帳の持ち主は、人気者の僕のクラスメイトのもので、余命が長くないという秘密を日記を見て知ってしまいます。クラスメイトの秘密を知ってしまったことがきっかけで、死ぬ前にやりたいことに付き合いながらお互いに成長していく物語です。
君の膵臓をたべたいの僕の名前は?伏せられている理由も考察
君の膵臓をたべたいに出てくる主人公は、主に「僕」といった名前で作中に登場しています。本名を意図的に伏せられたように話が進んでいくため、主人公の僕の名前は何なのか?なぜ本名を呼ばないのか?理由は?といった疑問が多く上がっています。そんな主人公の僕の名前について、本名はもちろん、なぜ名前を呼ばないのか?などを詳しくご紹介します。
僕の名前・本名は志賀春樹
なぜ名前を呼ばないのか?理由は?などといった疑問が上がる、君の膵臓をたべたいの主人公の僕という名前で登場する男子高校生の本名は、志賀春樹(しがはるき)です。君の膵臓をたべたいの中では、クラスメイト等からも本名(フルネーム)や下の名前で呼ばれる事はなく、「クラスメイト君」などといった呼ばれ方をしています。
君の膵臓をたべたいの主人公は、いつも描写が僕であることや、クラスメイト君などといった呼ばれ方で登場するため、本名や下の名前を知らない人が多いです。実際に、君の膵臓をたべたいの主人公の名前・本名(フルネーム)が出てきたのは、1度だけだったため、本名が何かわからないといった読者や、なぜ名前を呼ばないのか?と疑問を持つ人も少なくありません。
僕の名前が伏せられている理由はなぜ?
君の膵臓をたべたいでは、主人公の名前だけがいつも伏せられており、1度しか本名が明かされておらず、名前を呼ばない徹底ぶりがなぜなのか?と話題を集めています。主人公であるのにも関わらず、なぜ名前が伏せられてしまっており、なぜ名前を呼ばないのか?といった理由を考察していきます。
考察①先入観が生まれないようにするため
君の膵臓をたべたいでなぜ主人公の名前を呼ばないのか?僕といわれているのか?といった理由の一つに、名前から先入観を生まないようにするためといった点が考察できます。主人公の本名・志賀春樹を最初に伝えてしまうと、「友人に志賀っていう名前の子がいたな」「友達が春樹って名前だ」などといった連想をしてしまいます。
そういった身近にいる人の名前や、著名人など知っている人の名前を連想し、勝手に名前からキャラクターをイメージしてしまうといった先入観を防ぐために、あえて名前の表記をせずに僕にしているという考察が出来るのではないか?理由ではないか?と考えられています。
考察②僕の変化を印象付けるため
君の膵臓をたべたいで主人公の名前をなぜ呼ばないのか?僕といわれているのか?といった理由として考えられているのが、ストーリーの中で、名前ではなく僕とすることで、主人公の変化を印象付けるためではないか?といわれています。
本名のままで名前を呼ばれると名前に変化はありませんが、君の膵臓をたべたいでは本名の志賀春樹と呼ばれることはなく、ヒロインの桜良にも「地味なクラスメイトくん」などといった名称で呼ばれています。その呼ばれ方が作中で変化していくことが、二人の仲の関係や僕の成長した変化をわかりやすくするためでは?と理由の一つとして考えられています。
桜良は春樹と呼ばない?僕の呼ばれ方の変化を考察
君の膵臓をたべたいでは、ヒロインの桜良は主人公の志賀春樹の本名を一度も呼んだことがなく、下の名前の春樹とも呼ばれていません。名前を呼ばない代わりに、「秘密を知ってるクラスメイトくん」や「仲良しくん」など僕の呼ばれ方は、名前ではなくニックネームのような呼び方が物語が進むにつれて、変化していきます。
本作の中には、主人公の僕は名前を呼ばれたときに、自分の事をどう思っているのか考察するのが趣味といった描写があるため、「仲良しくん」などと呼ぶ理由は、主人公の僕が思ったことで実際は名前で呼ばれていたのではないか?と考えられています。そういった面からみても、最初よりも春樹と桜良の仲が親密になっていることがわかります。
春樹と桜良の名前の関係
君の膵臓をたべたいの主人公・春樹とヒロインの桜良に名前には、春という季節と春に咲く桜といった春の共通点があります。名前が春樹なので、春の木の桜といった意味でつながっていると考えることができます。こういった名前の共通点から、二人はつながっており一心同体といった意味が込められているのではないか?と考える人が少なくありません。
春の樹については、桜だけでなく梅もありますが、君の膵臓をたべたいでは桜だけでなく梅に関する描写も多く出てきます。ヒロインの桜良は梅酒が好きといったことや、梅の名所といわれる太宰府天満宮が春樹と桜良の思い出の場所として登場するシーンもあり、名前のつながりや、春といった季節にすごく思い入れがあることがわかります。
君の膵臓をたべたいの実写映画の見どころ
見どころ①星の王子さま
君の膵臓をたべたいの見どころの1つ目が、「星の王子さま」です。君の膵臓をたべたいにはフランスの有名人気小説の「星の王子さま」が作中に登場します。桜良が僕に本を貸すのですが、星の王子さまのストーリーと君の膵臓をたべたいのストーリーが似ています。そんな星の王子様とどこが似ているのか考察しながら見るのも面白い見どころです。
見どころ②散りばめられた伏線
君の膵臓をたべたいの見どころの2つ目が、「散りばめられた伏線」です。君の膵臓をたべたいでは様々な伏線が散りばめられており、何回も見たくなると話題を集めています。授業に星の王子さまが使われていたり、桜良が巻き込まれてしまう事件も、映画の冒頭で桜良が紹介しているなど理由付け出来るシーンが多く、随所に伏線が散りばめられている点も見どころの一つです。
見どころ③12年後の世界のエピソード
君の膵臓をたべたいの見どころの2つ目が、「12年後の世界のエピソード」です。君の膵臓をたべたいの実写映画では、原作にはない12年後の世界のエピソードが描かれていて一つの見どころになっています。結婚式や、桜良の図書館のいたずらエピソードは、実写映画のオリジナルです。
君の膵臓をたべたいの実写映画キャスト
山内桜良役/浜辺美波
実写映画「君の膵臓をたべたい」でヒロイン・山内桜良(やまうちさくら)を演じたのが、浜辺美波(はまべみなみ)です。浜辺美波は、2000年8月29日生まれ・石川県出身で、東宝芸能に所属する女優です。浜辺美波は、2011年の東宝シンデレラオーディションで賞を獲得し、同年公開の映画「アリと恋文」で女優デビューを果たします。
君の膵臓をたべたい・山内桜良役の浜辺美波の代表作には、「賭ケグルイ(蛇喰夢子)」・「約束のネバーランド(エマ)」・「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!(水無瀬空)」などがあります。
志賀春樹(学生時代)役/北村匠海
実写映画「君の膵臓をたべたい」で主人公の僕・志賀春樹(しがはるき)を演じたのが、北村匠海(きたむらたくみ)です。北村匠海は、1997年11月3日生まれ・東京都出身で、スターダストプロモーション制作3部に所属する俳優・歌手・モデルです。
君の膵臓をたべたい・学生時代の志賀春樹を演じた北村匠海は、スカウトをきっかけに事務所に所属し、9歳で芸能界デビューを果たしています。北村匠海の代表作には、「仰げば尊し(安保圭太)」・「とんかつDJアゲ太郎(勝又揚太郎)」・「さくら(長谷川薫)」などがあります。
滝本恭子(学生時代)役/大友花恋
実写映画「君の膵臓をたべたい」で滝本恭子を演じたのが、大友花恋(おおともかれん)です。大友花恋は、1999年10月9日生まれ・群馬県出身で、研音に所属する女優・ファッションモデル・タレントです。小学生の頃にオーディションに合格し芸能界に入り、2012年にドラマ「結婚同窓会~SEASIDELOVE~」で女優デビューを果たします。
君の膵臓をたべたい・滝本恭子を演じた大友花恋の代表作には、「チア☆ダン(榎木妙子)」・「あなたの番です(妹尾あいり)」・「新米姉妹のふたりあさごはん(月城あやり)」などがあります。
宮田一晴(学生時代)役/矢本悠馬
実写映画「君の膵臓をたべたい」でガムくんこと・宮田一晴を演じたのが、矢本悠馬(やもとゆうま)です。矢本悠馬は、1990年8月31日生まれ・京都府出身で、ソニー・ミュージックアーティスツに所属する俳優です。2003年に子役として芸能界デビューを果たし、その後も俳優として活躍しています。
君の膵臓をたべたい・宮田一晴を演じた矢本悠馬の代表作には、「今日から俺は!!(谷川安夫)」・「べしゃり暮らし(子安蒼太)」・「賭ケグルイ!!(木渡潤)」などがあります。
宮田一晴(12年後)役/上地雄輔
実写映画「君の膵臓をたべたい」で12年後の宮田一晴を演じたキャストが、上地雄輔(かみじゆうすけ)です。上地雄輔は、1979年4月18日生まれ・神奈川県出身で、ジャパン・ミュージックエンターテインメントに所属する俳優兼歌手、タレントです。
君の膵臓をたべたい・12年後の宮田一晴を演じた上地雄輔は、1999年にドラマ「L×I×V×E」で俳優デビューを果たします。上地雄輔の代表作には、「逃亡弁護士(成田誠)」・「天地人(小早川秀秋)」・「漫才ギャング(鬼塚龍平)」などがあります。
滝本恭子(12年後)役/北川景子
実写映画「君の膵臓をたべたい」で12年後の滝本恭子を演じたのが、北川景子です。北川景子は、1986年8月22日生まれ・兵庫県出身で、スターダストプロモーションに所属する女優です。北川景子はスカウトで芸能界の道に入り、モデルデビュー後、ドラマ「美少女戦士セーラームーン」で女優デビューを果たします。
君の膵臓をたべたい・12年後の滝本恭子を演じた北川景子の代表作には、「パラダイス・キス(早坂紫)」・「HERO(麻木千佳)」・「家売るオンナ(三軒家万智)」などがあります。
志賀春樹(12年後)役/小栗旬
実写映画「君の膵臓をたべたい」で12年後の志賀春樹を演じたのが、小栗旬です。小栗旬は、1982年12月26日生まれ・東京都出身で、トライストーン・エンタテイメントに所属する俳優です。オーディションに合格しエキストラとして活動し、1998年のドラマ「GTO」で話題を集めた俳優です。
君の膵臓をたべたい・12年後の志賀春樹を演じた小栗旬の代表作には、「花より男子(花沢類)」・「銀魂(坂田銀時)」・「リッチマン、プアウーマン(日向徹)」などがあります。
君の膵臓をたべたいに関する感想や評価
君の膵臓をたべたい 読了。
— 折紙ねこ (@vuhIfD0wW5utush) November 29, 2018
『死ぬまで一緒にいる』という二人は、決して恋人とも言えず友達でもない不思議な関係。そんな、言葉では言い表せない二人の物語。
読み終わってからとても感想を書きにくいなと思いました。なぜならこの作品を感動なんて言葉で表すには、もったいないと思ったからです。 pic.twitter.com/Sc7PvQe2ud
君の膵臓をたべたいは、単純な感想では言い表せない深い物語といった評価が多いのが特徴です。単純に良い小説だった・物語だったといった感想だけでは言い表せない深い部分を感じてほしいと評価する人が多い奥深い作品になっています。友達でも恋人でもない二人の関係に感動する人が多い作品です。
『君の膵臓をたべたい』読み終わりました。
— マナ (@bdn3q) March 2, 2019
原作、実写、アニメ全部みたけどやっぱり原作が1番よかった。
住野さんの文章は読みやすく、ストーリーも素晴らしいと改めて思った。
ありふれた感想ですけどめっちゃ感動した。生と死の両方を考える事の出来る素晴らしい作品だと思います。 pic.twitter.com/AUtTcwcG3v
君の膵臓をたべたいの物語はインパクトのある題名と、物語の良さが人気を集め、原作の小説だけではなく、アニメ映画や実写映画といった様々なメディア展開がなされた人気作品です。君の膵臓をたべたいの世界観が好きで、どのメディアでも見たといったファンも多いですが、全てを見た上で原作の小説が一番良かったと評価する人が多い作品です。
「君の膵臓をたべたい」って言う小説を読み終わったんだよね。ちゃんと感想言いたいけどうまく言えなくてなんにでも当てはまるものになりそうだから言わない。
— しいけ❄️( '-' ❄️ )ユキチャン (@siike7) January 15, 2021
一つ言えることはめっちゃ泣いた。で、なんか今まで一番読んだ本の中で影響受けた気がする。
いま一番好きな本かも。#君の膵臓を食べたい
君の膵臓をたべたいは、感動する物語といった評価が多いものの、言葉では言い表せない感情がこみ上げてくるといった声が多く、一度は自分で見てほしいといった声も多い人気の物語です。特に、君の膵臓をたべたいの本が泣けるといった声が多く、君の膵臓をたべたいを見ていない人はまず小説を見てほしいといった声も上がる人気作品です。
君の膵臓をたべたいの僕の名前まとめ
君の膵臓をたべたいは、とにかく感動できる・泣けるといった評価を大きく集めている物語です。感動する要素の一つに、主人公の名前を僕と表記することによって、物語がわかりやすく先入観を生まれないようにしており、感動しやすいといった声も多く上がっています。まだ見たことがない方は、君の膵臓をたべたいを一度見てみてはいかがでしょうか?