君の膵臓をたべたいの実写キャスト一覧!映画のあらすじも【浜辺美波・北村匠海】

2017年に実写映画として上映公開された、住野よる原作小説「君の膵臓をたべたい」の実写化キャストに迎えられた浜辺美波、北村匠海など主要キャストをメインに、実写映画「君の膵臓をたべたい」のあらすじや原作小説「君の膵臓をたべたい」との相違点、注目ポイント、感想や評価、劇場版アニメーションとなった「君の膵臓をたべたい」など紹介していきます。実写映画、「君の膵臓をたべたい」、キャスティングとあらすじなど徹底紹介です。

君の膵臓をたべたいの実写キャスト一覧!映画のあらすじも【浜辺美波・北村匠海】のイメージ

目次

  1. 君の膵臓をたべたいの実写キャストを一覧で紹介! 映画あらすじも紹介!
  2. 君の膵臓をたべたいとは?
  3. 君の膵臓をたべたいの実写キャスト一覧!
  4. 君の膵臓をたべたいの実写映画あらすじを紹介!
  5. 君の膵臓をたべたいの原作小説とは? 実写映画との違いを紹介!
  6. 君の膵臓をたべたいの実写映画を観た人の感想を紹介!
  7. 君の膵臓をたべたいの映画版アニメが公開!
  8. 君の膵臓をたべたいの実写映画キャストまとめ!

君の膵臓をたべたいの実写キャストを一覧で紹介! 映画あらすじも紹介!

2017年7月27日、実写映画として上映公開された、北村匠海、浜辺美波によるダブルキャスト映画、実写映画、「君の膵臓をたべたい」。作品原作小説住野よる著書「君の膵臓をたべたい」や、ヒロイン山内桜良を演じた浜辺美波と、主人公「僕」なる2人の春樹、志賀春樹を演じた北村匠海と小栗旬他、主要キャストたち、映画あらすじや、実写映画「君の膵臓をたべたい」と原作小説など、「君の膵臓をたべたい」について迫ります。

「物語を読み終えたとき、あなたはきっとこのタイトルに涙する」をキャッチフレーズに、双葉社から書籍出版刊行された住野よる著書、「君の膵臓をたべたい」は、大手小説投稿サイト、「小説家になろう」への著者の投稿から発信され、ライトノベル作家である伊藤きくさんの目に留まることとなり、伊藤氏によって「君の膵臓をたべたい」は双葉社へ紹介され、出版書籍化されるという経緯に、本作は一躍スターの道に上がりました。

2016年度の「本屋大賞」の第2位、同年「ダ・ヴィンチBOOK OF YEAR」第2位、「2015年年間ベストセラー」第6位、「読書メーター読みたい本ランキング」で1位を、その他にも、「埼玉県の高校図書館司書が選んだイチオシ本」や「2016年年間ベストセラー」で総合4位、単行本フィクション1位と高く評価され、2017年8月の集計時点で、累計発行部数は200万部を突破というスター街道に躍り出た、「君の膵臓をたべたい」。

実写映画化に伴い、実写映画「君の膵臓をたべたい」にはダブルキャストで北村匠海と浜辺美波、もう一人の「僕」としてキャストを小栗旬に迎えました。浜辺美波演じる実写映画化「君の膵臓をたべたい」のヒロイン、山内桜良と北村匠海演じる、主人公「僕」である志賀春樹、もう一人の志賀春樹を小栗旬が演じましたが、実写映画「君の膵臓をたべたい」ヒロイン山内桜良として抜擢された浜辺美波も本作でとても高い評価を受けました。

実写映画化された「君の膵臓をたべたい」ですが、住野よるによる原作は、2016年12月に、「yahoo検索大賞カルチャーカテゴリ小説部門」の受賞、同じく2016年のオーディオドラマ化を皮切りに、続々とメディア展開がなされ、2017年に浜辺美波と北村匠海によるダブルキャストという形のキャスティングで、実写映画化されることとなります。ネットの小説投稿サイトから始まった小説のシンデレラストーリーともいうべき展開です。

劇場アニメ「君の膵臓をたべたい」公式サイト 2018年9月1日(土)全国ロードショー!

君の膵臓をたべたいとは?

では、そんな実写映画化作品、ダブルキャスティングによる浜辺美波と北村匠海、そして小栗旬を迎えて制作された実写映画、実写版「君の膵臓をたべたい」とはどのような作品でしょうか? 2017年7月28日に上映公開された実写版映画、「君の膵臓をたべたい」は、ヒロイン山内桜良を浜辺美波、主人公「僕」をふたつの時間枠に置き、北村匠海と小栗旬によってもう一人の主人公、「僕」なる志賀春樹のキャスティングがなされました。

実写映画「君の膵臓をたべたい」のヒロイン山内桜良と主人公である「僕」なる志賀春樹、2人のダブルキャストに、もう一つの時間枠を加えた脚本を手掛けたのは、吉田智子、監督を務めたのは月川翔となります。制作プロダクションに東宝映画、サウンドを、WARNER MUSIC JYAPAN、その他、実写「君の膵臓をたべたい」制作委員会として、原作出版社である双葉社やジェイアール東日本企画など様々な手で手掛けられました。

キャスティングとしてはダブルキャストによる主人公という形で、北村匠海さん、浜辺美波さんを迎え、実写映画、「君の膵臓をたべたい」の世界では外せない役どころに、小栗旬さんと北川景子さんを迎えての「君の膵臓をたべたい」実写映画化が実現されました。北村匠海、浜辺美波、小栗旬、北川景子など、主要キャストと各キャストの演じた役どころについては後述します。

君の膵臓をたべたいの実写キャスト一覧!

「この物語を読み終えたとき、あなたはきっとこのタイトルに涙する」のキャッチコピーが印象的な、原作小説「君の膵臓をたべたい」実写映画化のキャスティングを紹介していきます。ヒロインであり主人公、山内桜良のキャストを浜辺美波、もう一人の主人公である「僕」なる志賀春樹を北村匠海のキャストによるダブルキャスト、そして、時間枠の違う視点に描かれたもう一つの世界の主要人物たちのキャスティングなど紹介します。

「僕」なる志賀春樹演じるキャストで北村匠海

浜辺美波演じるヒロインであり主人公でもある山内桜良と関わることになるもう一人の主人公、「僕」である志賀春樹の17歳を演じたのは、北村匠海さんのキャストで描かれました。19997年11月3日生まれ、東京都出身であり、日本の俳優、歌手、モデルと活躍されていらっしゃいます。スターダストプロモーション所属、男性アーティスト集団、EBiDANのメンバーでもあり、音楽ユニットDISHのリーダーとして務められています。

2006年、小学3年生にしてスターダストプロモーションにスカウトされ、事務所に所属、2008年にMHK「みんなのうた」にて放送された歌曲で歌手デビュー、同じく2008年6月には映画「DIVE!!」で映画初出演となり、2009年に子ども雑誌同年度読者モデル賞を受賞されました。俳優としてもテレビドラマ、映画など多岐にわたり活躍されていますが、本作により浜辺美波と同じく高く評価され、新人賞、新人俳優賞など受賞しました。

桜良演じるヒロインのキャストに浜辺美波

実写映画、「君の膵臓をたべたい」ヒロインであり主人公なる山内桜良を演じたキャストは、浜辺美波さんで迎えられました。浜辺美波さんは2000年8月29日生まれの石川県出身、東宝芸能所属の元子役の経歴を持つ日本の女優さんになります。浜辺美波さんの略歴は、2011年、「東宝シンデレラオーディション」にて、ニュージェネレーション賞を受賞し芸能界入り、東宝芸能シンデレラルームに所属されたのが浜辺美波さんになります。

実写映画化、「君の膵臓をたべたい」の劇中でヒロインであり主人公、山内桜良を演じた浜辺美波さんは、2015年放映のスペシャルドラマ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」にて演じた役で注目され、また、2016年に連続テレビドラマ初主演を果たされました。そんな浜辺美波さんですが、本作、実写「君の膵臓をたべたい」で、報知映画賞新人賞、日刊スポーツ映画大賞新人賞、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞されます。

桜良の親友恭子のキャストで大友花恋

実写映画、「君の膵臓をたべたい」に浜辺美波さんが演じた、ヒロインであり主人公である山内桜良の親友、恭子、滝本恭子を大友花恋さんで演じられました。雑誌の読者モデルをきっかけに、小学6年生で現在の所属事務所、研音のオーディション応募、合格から芸能界入りされています。2012年放映のドラマで女優デビュー、雑誌「Seventeen」の専属モデルオーディションにてグランプリを受賞、専属モデルとしても活躍されています。

現在の「僕」演じるキャストは小栗旬

原作小説、住野よる著書「君の膵臓をたべたい」から大きく手を加えられた脚本と演出によって、北村匠海さんが演じた主人公「僕」である志賀春樹から、12年を経た「僕」なる志賀春樹を演じられたのは、小栗旬さんです。東京都出身の日本の俳優、声優で、事務所はトライストーン・エンターティメント。数々のドラマや映画、舞台、アニメなどで活躍され、受賞歴もドラマや映画の俳優、タレントの功績と多い有名どころからでした。

小栗旬さんの来歴は、小学6年生時に内田有紀に憧れてオーディションを受け、合格されました。その後はエキストラを務め、1998年、ドラマ「GTO」で連続ドラマに初めてレギュラーとして出演。2007年放映のドラマ、「花より団子2リターンズ」にて花沢類を演じて一躍ブレイクし、その後、「花ざかりの君たちへ~」での出演で人気を確たるものとされ、ドラマ、アニメ、映画、ラジオ、雑誌と幅広く活躍されていらっしゃいます。

親友恭子の現在を北川景子に迎えたキャスト

同じく実写映画「君の膵臓をたべたい」のヒロイン山内桜良の親友恭子の12年後を、こちらも有名どころから、北川景子さんをキャストに迎えて描かれました。スターダストプロモーション所属、高校在学時にモデル事務所にスカウトされ芸能界入りし、雑誌のモデルオーディションに合格、2003年に女優デビューされ、その後の活躍はテレビドラマアカデミー賞や日本アカデミー賞など、数々の受賞歴に語られるのではないでしょうか?

高校在学中17歳にしてモデル事務所にスカウトされ、芸能界入りを果たし、2003年にはドラマで女優デビューという北川景子さんは、雑誌、「Svennteen」のモデルオーディションの合格に、2003年、「ミスセブンティーン」に選ばれるといった来歴の持ち主です。同年のドラマデビューは人気アニメの実写化から主要キャストの一人を、2007年に連続ドラマ初主演、2018年にはNHK大河ドラマ「西郷どん」にも出演なされています。

ガム君を青春時代で矢本悠馬のキャスティング

実写映画、「君の膵臓をたべたい」、ヒロイン山内桜良の親友であり、友人としての立ち位置を確立していたのが恭子、滝本恭子であるならば、主人公「僕」なる志賀春樹に何かと良き支えの手を差し出した理解者のような立ち位置に見守った、通称「ガム君」なる役どころを、矢本悠馬さんでキャスティングされました。2003年に映画、「ぼくんち」で子役デビュー、現在の所属はソニー・ミュージックアーティスツで活躍されています。

恭子のガム君を上地雄介でキャストに迎えて

実写映画に描かれた「君の膵臓をたべたい」の12年後の舞台に、ガム君も重要な役割で顔を出します。演じたのは上地雄介さんになります。ジャパン・ミュージックエンターティンメント所属の俳優、歌手、タレントさんで、1999年に俳優として芸能界デビュー、後にバラエティ番組から音楽ユニット「羞恥心」で歌手デビューを果たし、日本アカデミー賞新人俳優賞、ベストヒット歌謡祭最優秀新人賞など受賞歴も多々持たれています。

映画『君の膵臓をたべたい』オフィシャルサイト

君の膵臓をたべたいの実写映画あらすじを紹介!

実写映画、「君の膵臓をたべたい」のキャストについて触れてきました。ではここからは、主要キャストが紡いだ、山内桜良、志賀春樹、親友恭子、ガム君で描かれた実写映画、「君の膵臓をたべたい」そのものに戻って、映画あらすじを紹介していきます。「この物語を読み終えたとき、きっとあなたはこのタイトルに涙する」のキャッチコピーに表されたものは何だったのか? 実写映画「君の膵臓をたべたい」あらすじの紹介です。

実写映画「君の膵臓をたべたい」の物語の舞台は12年後から始まります。この場所にいる意味を見出せないままに務める高校教諭は、かつてのこの学び舎での生徒でした。勤める高校が誇る歴史ある図書館が老朽化により建て直されることとなり、学生時代の図書委員としての功績に、蔵書の整理を任された彼が向かった先に、懐かしい景色が蘇ると回想が始まります。12年後の「僕」である志賀春樹から、物語は展開していきます。

クラスの中でも友人や仲間といった人間関係を必要とせずに自分だけの人間関係で自己完結してしまう世界に生きる「僕」志賀春樹が病院で偶然に拾ったのは小さなノートでした。中身を見ると余命宣告に生きられないと告げられた治療法の確立されてはいない病を宣告されたと綴られた文字とこの日記帳を今日から「共病文庫」と名付けると書かれた文字。「僕」である志賀春樹は特に何を思うでもなく手帳を持て余してます。そこに声が。

「見ちゃったんだ」と明るい声は、綴られていた文字の名前、クラスメートの人気者、山内桜良のものでした。ところがそれに何を言うでもなく、はいと「僕」は桜良にノートを渡します。「見てなかったことにするから」と。そんな「僕」の態度を面白がったのは桜良でした。その日以降、春樹に付きまとうようになり、「仲良しくん」なる妙な呼称に春樹を置き、突然の交流に動じる周囲をものともせず「仲良しくん」と交流を深めます。

クラスメートの人気者と共病文庫

実写映画、「君の膵臓をたべたい」、視点は12年後の「僕」である志賀春樹と、春樹の話に耳を傾ける前代の学び舎の男子生徒に移り混じりながら物語は進みます。図書館の整理を任された春樹の手伝いを担う男子生徒は、どこかかつての「僕」、志賀春樹、春樹を感じさせる立ち位置で、男子生徒は春樹の話に耳を傾けながら、書庫の整理、蔵書の整理、図書館の手伝いを進めて、物語は再び12年前の桜良と「僕」なる春樹を描きます。

「君に膵臓をたべてほしいな」とまとわりつく図書館で言い出した山内桜良の台詞に、「僕」、春樹は顔をしかめます。その日の桜良の言葉は、古来の民間伝承にまつわるものでした。古来、病を患った臓器を食することで自分の病を治すという伝えと、死者の臓器を食することで死者の魂を自らの身の内に宿すという意味で、臓器をたべることが民間療法や伝承として伝えられていたと知った桜良は、茶目っ気たっぷりに言い放ちます。

「君の膵臓が食べたいな」と言い出した桜良に「そんな猟奇趣味はないよ」と返す「僕」、春樹は、「秘密を明かしたりしないから付きまとわないで」と言い出すほどに無関心であろうとしながら、既に桜良のペースに随分と巻き込まれているのを自覚せざるを得ません。急に接点を持ち始めて仲を深めた桜良と春樹の2人に疑いの眼差しを向ける人物がいました。桜良の親友、滝本恭子です。「僕」を問い詰めますが桜良が入ります。

君は凄いよ

桜良の病を何も知らない恭子、「僕」である春樹は問い掛けました。「親友に言わなくていいの?」と、それは当然の疑問でした。けれど、桜良は答えます。「恭子は知れば泣いちゃうから。泣かれてしまうとどうしていいかわからないから」と。命の終わりを告げられたのは山内桜良その本人で、泣きたいのも運命の理不尽を嘆いていいのも本人であるはずの中で、泣いてしまう周囲にどうしていいかわからなくなった桜良を垣間見せます。

「その点、君は大丈夫でしょう」と告げる桜良は「君は凄いよ」と「仲良しくん」である「僕」、春樹を評しました。少しずつ変わり始める「僕」の心が移り変わり描かれながら、山内桜良という一人の人間と向き合うことを選んだ志賀春樹が動き出します。「死ぬ前までにやっておきたいことリスト」に春樹、「僕」を引っ張りまわしながら楽し気な桜良は、「自分が死んだらこの共病文庫を君に渡します」と「僕」に宣言していました。

動いた歯車と桜良のなぞかけ

12年後の世界に再び戻して、ある花屋が描かれています。春樹の姿を見つめながらも声をかけることはない花屋の店員女性が結婚が決まったことを祝われています。北川景子さん演じる12年後の恭子となります。再び世界の時間枠を戻して12年前、恭子は春樹に突っかかっていました。親友桜良が明るいお茶目な女の子のようでいてとても傷付きやすい繊細な女の子なのだと春樹を威嚇するには理由がありました。「僕」は何も言いません。

桜良は悪戯好きで、図書館の整理に勤しむ「僕」、春樹の傍らでいつもなぞなぞや悪戯を仕掛けていました。運命の歯車はそこから動き出していました。桜良が学校を長期間休みます。山内さんの入院を知らせる担任は軽症の病因に誤魔化して、何も知らないクラスメートたちは疑うべくもありませんが、「僕」である春樹には理解できてしまいます。真夜中こっそりと忍び込んだ病室に尋ねる「僕」に、少し崩したと答える桜良がいました。

退院が決まったと知らせた桜良に桜が見たいと約束していた二人が映ります。頃合いは既に桜の頃を超えていましたが、今の季節に見れる桜の地方をいつか2人で読みました。退院したら桜を見に行こう。五月の半ばに咲き誇る北海道の大地の桜を2人で見よう。春樹は準備と下調べを重ねます。桜良の退院は病状の軽快や治癒によるものではなく、いよいよ余命僅かとなった桜良に残された時間を自由にという趣旨のもとの退院でした。

解らないままなんだよ

実写映画、「君の膵臓をたべたい」の結論に、12年後の春樹から、その約束が叶わなかったと思い出されます。桜良の退院当日、待ち合わせた場所にいつまで経っても桜良の姿は現れませんでした。退院が延期になったのでも病状悪化でもありませんでした。足取り軽く「仲良しくん」の元へと向かおうとした桜良の命は、通り魔によって奪われたと待ち合わせ場所に待ち続ける春樹の耳に、「女子高生が通り魔に殺害された」と入ります。

誰も予想しえなかった桜良の命の終わりに、病を知らされていなかった恭子と春樹にはわだかまりが残りました。桜良はいつも口にしていました。「出来れば仲良しくんと恭子には仲良くしてほしいな」と。その為にちょっとした仕掛けをしておこう。12年後の春樹の隣で、何だったのかと問う男子生徒に春樹は答えられません。病に命を落とすと時間はまだあると信じていた自分はバカだと言いながら、解らないままなんだと答えます。

それは恭子の挙式当日でした。図書整理の中で、春樹の話に耳を傾けていた男子生徒が何だこれといぶかし気に困惑した声を上げます。春樹が名前を残すほどに几帳面に整理整頓した書庫整理のカードに、妙な英数字の落書き、誰の悪戯だと男子生徒は言いますが、それは春樹に遠い声を思い起こさせました。「君はちょっと気真面目過ぎる」と笑った悪戯好きな彼女の声が。思わずそれを奪ってみれば、それは蔵書整理に見立てたなぞかけ。

この番号で行くとと開いたのは、図書館の中でも貴重な蔵書を収める特別室の扉です。開いた扉の向こうに広がる書物の中から、書庫整理の数字に見立てたなぞかけを紐解けば、一冊の書物に辿り着きました。本を手に取れば、中から舞い落ちた封筒、志賀春樹さまと滝本恭子さま。届けなければいけません。そこに綴られていた桜良の心と想いを12年かけてようやく見つけたなぞかけと仕掛けの答えを、彼女の親友恭子へと届けなければ。

届けられた12年越しの親友の言葉に綴られていたのは「仲良しくんと仲良くしてほしい。言えなかったことを許してほしい。泣いてくれると知っていたから、泣かれてしまうとどうしていいのかがわからなかったから言えなかったことを」と綴られた桜良の抱えていた哀しみと心、挙式当日の花嫁は泣き崩れて、新郎、「ガム君」はそれを優しく支えていました。そうして桜良の愛した2人の友人は12年越しに向き合います。

実写映画、「君の膵臓をたべたい」はこうして物語の終幕を迎えます。「君に膵臓をたべてほしいな」と告げて笑った桜良の本当の心の内、「君は嫌がるだろうけど、それでも私は君の膵臓をたべたい」というタイトルに繋がる台詞と心境などが明かされて、実写映画、「君の膵臓をたべたい」はフィナーレです。

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君の膵臓をたべたいの原作小説とは? 実写映画との違いを紹介!

実写映画、「君の膵臓をたべたい」について触れてきましたが、こちらでは住野よる原作小説、双葉社出版刊行の「君の膵臓をたべたい」についても触れていきます。実写映画との相違点などは? 住野よる「君の膵臓をたべたい」とはどのような物語だったのか? 原作小説にメインを当てて紹介していきます。大手小説投稿サイト「小説家になろう」から目を止められ、双葉社に紹介されることとなった本作を大胆に映画は手を加えました。

住野よる著書原作小説「君の膵臓をたべたい」では、桜良と「僕」は高校時代の触れ合いに描かれており、実写映画に登場した12年後の世界は描かれません。原作小説「君の膵臓をたべたい」の中では通り魔に命を落とした桜良の時代に生きた「僕」と桜良、恭子たちだけが描かれています。「この物語を読み終えたとき、あなたはきっとこのタイトルに涙する」のキャッチコピーとなった「君の膵臓をたべたい」という桜良の台詞然りです。

原作小説「君の膵臓をたべたい」に大胆に手掛けられたアレンジは、12年後の「僕」こと志賀春樹と滝本恭子そのものにありました。そんな大胆なアレンジの脚本と演出によって描かれた、実写映画「君の膵臓をたべたい」ですが、では、原作へのアレンジを加えた実写映画の評価としてはどうだったのでしょうか? 北村匠海と浜辺美波のダブルキャストで演じられた、実写映画「君の死蔵をたべたい」の評価に触れてみましょう。

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君の膵臓をたべたいの実写映画を観た人の感想を紹介!

北村匠海さん浜辺美波さんをダブルキャストでの主演に迎えて、12年後の2人に小栗旬さんと北川景子さんという贅沢とも言えるキャスティングで手掛けられた、実写映画、「君の膵臓をたべたい」の感想を紹介していきます。感想tweetやネット上での評価などから見ていきましょう。

実写映画、「君の膵臓をたべたい」劇中での桜良の台詞から抜粋されたtweetです。自分の命の期限を知る桜良の台詞であるからこそ、この言葉は「僕」なる志賀春樹、春樹にとても重く響き、春樹の心を動かしました。桜良や人間ときちんと向き合ってみようとさせた一場面であったと言えたでしょう。

実写映画、「君の膵臓をたべたい」映画鑑賞13回目ですとのtweetは、この作品の持つ魅力が1度足を運ぶに留まらないもので、「君の膵臓をたべたい」という作品に涙だけではなく未来や今を生きる意味をも考えされられると告げたtweetになります。実写映画、「君の膵臓をたべたい」の評判は感想tweetなどを辿っても、上々といっていいのではないでしょうか?

とにかく涙が止まらないと告げるtweetもありました。ハンカチ必須と謳うtweetは、劇中で何度も嗚咽を零すのを必死で堪えたと、実写映画、「君の膵臓をたべたい」原作小説が謳う、「あなたはきっと涙する」を裏切らない作品であるとの感想ともとれるのではないでしょうか?

君の膵臓をたべたいの映画版アニメが公開!

2015年に双葉社より住野よるによって出版された小説、「君の膵臓をたべたい」ですが「この物語を読み終えたとき、きっとあなたはこのタイトルに涙する」のキャッチフレーズが一躍広がり、オーディオブック、コミカライズ、そして2017年の北村匠海と浜辺美波ダブルキャストによる実写映画化となりました。勢いはそこに留まるを知らず、2018年9月、劇場版アニメとして「君の膵臓をたべたい」は再びスクリーンに帰りました。

劇場版アニメ、「君の膵臓をたべたい」とはどのように描かれるのでしょうか? アニメ、「君の膵臓をたべたい」について触れてみます。原作、住野よる、監督脚本、牛嶋信一郎、キャラクターデザイン、岡勇一、美術監督とスタッフが並び、配給をアニプレックス、劇中歌と主題歌をバンドsumikaから、「ファンファーレ」と「春夏秋冬」とされたとなっています。公式では監督の下に手掛けられたという主題歌だとなっています。

2018年9月1日に封切りとなった、劇場版アニメーション、住野よる原作「君の膵臓をたべたい」ですが、260万部の書籍発行部数を突破した原作と、「2018年秋、最も美しい『春』が咲き誇る」と謳った、アニメーション映画、「君の膵臓をたべたい」、既に興行成績も上々のようです。主題歌を手掛けたsumikaをはじめ、監督を手掛けた牛嶋信一郎は新進気鋭、ヒロイン桜良に人気声優、主人公「僕」に注目の若手俳優を起用しました。

アニメーション制作を手掛けるのは、「うしおととら」などの「スタジオヴァルン」、原作イラストloundrawで、アニメーションでこそ魅せられる「君の膵臓をたべたい」を描くとされた劇場版アニメーション映画、「君の膵臓をたべたい」のイラストはどこか儚く繊細なタッチで力強くもあり、新進気鋭の監督が手掛けた脚本、監督のもとに手掛けられた主題歌、アニメーション制作を手掛けた「スタジオヴァルン」と惹き付けます。
 

君の膵臓をたべたいの実写映画キャストまとめ!

2015年に出版された住野よるによる原作小説、「この物語を読み終えたとき、きっとあなたはこのタイトルに涙する」をキャッチフレーズに謳った「君の膵臓をたべたい」の実写映画化作品について、ダブルキャストの主人公演じる「僕」なる北村匠海とヒロイン山内桜良を演じた浜辺美波、そして原作に大胆に手掛けられた脚本によって登場した時間枠での世界の「僕」である小栗旬と恭子演じる北川景子さんなど紹介してきました。

いかがでしたでしょうか? 2017年上映公開、実写映画「君の膵臓をたべたい」をメインに、あらすじやキャストの紹介と説明、原作小説の紹介、原作小説と実写映画「君の膵臓をたべたい」の相違点や注目ポイント、そして、2018年9月1日上映公開となった劇場版アニメーション「君の膵臓をたべたい」などについても触れながら、実写映画「君の膵臓をたべたいの」評価や感想などについても触れて紹介してきました。

話題になっていたのでこれからアニメを見てみようと思われていた方も、名前は気になるけれど、どんな内容なのか想像がつかなくて躊躇していたという方も、あるいは原作小説は読んだけれどという方も、これを機会に、実写映画、「君の膵臓をたべたい」をご覧になってみるのはいかがでしょうか? 「このタイトルにきっと涙する」と謳う原作小説の評判を覆すことのない一見の価値ありの作品であると強くおススメします。

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