【君の膵臓をたべたい】ガム君がいい人すぎると話題！演じた俳優はだれ？

「君の膵臓をたべたい」は小説投稿サイトの「小説家になろう」で認められ、双葉社から出版された小説です。作者は住野よる、2016年の「本屋大賞」で第2位、他数々の賞を受賞した作品です。2016年に桐原いづみによって漫画化され、「月刊アクション」で連載されました。コミックは上・下2巻が発売中です。2017年７月に浜辺美波、北村匠海主演による実写版映画が公開され、2018年９月には劇場版アニメが公開されました。

「君の膵臓をたべたい」は高校生たちの友情を描いた青春小説で、タイトルのインパクトと内容とのギャップも話題となり、人気を集めた作品です。実写版映画の監督は月川翔、脚本は「アオハライド」の吉田智子で、原作小説では描かれなかった主人公「僕」の12年後の姿も描かれています。12年後の主人公「僕」を演じたのは、小栗旬です。

「君の膵臓をたべたい」の主人公「僕」は、病院で共病文庫と書かれた日記帳を拾いました。それは、山内桜良（やまうちさくら）というクラスメイトのもので、彼女は重い膵臓の病気で自分の命がもう長くないことが綴られていました。山内桜良は死ぬ前にやっておきたいことがあり、それに「僕」が付き合うことになりました。こうして「僕」と山内桜良の交流が始まります。

「君の膵臓をたべたい」に登場するガム君は高校生。主人公の僕（志賀春樹）や山内桜良のクラスメイトです。いつもガムを所持しており、会話の終わりにいつも「ガムいる？」と尋ねます。

「君の膵臓をたべたい」のガム君は原作、アニメともに名前が不明だったのですが、実写版映画で名前が判明しました。ガム君の名前は「宮田一晴」です。実写版は原作小説では描かれていない、登場人物たちの12年後の姿が描かれています。ガム君はクラスメイトだった滝本恭子と結婚することになり、恭子が僕に招待状を送りました。招待状に記されていた恭子の結婚相手が「宮田一晴」という名前で、その人物がガム君だったのでした。

ガム君についての考察①、僕の名前は志賀春樹と言いますが、一度もクラスメイトから名前を呼ばれたことがありません。しかし、ガム君だけは「よう、志賀」と呼びかけてくれます。ガム君は僕にとって初めて名前で呼んでくれたクラスメイトということになります。ガム君と僕のエピソードを紹介すると、二人が体育の時間に同じ係をしていた時、ガム君は僕に「山内桜良と付き合っている？」と、単刀直入に尋ねました。

無愛想に否定する僕に、今度は「ガムいる？」と聞きました。このように、ガム君は誰に対しても同じ接し方をする性格で、クラスの中でも話しかけにくい雰囲気を持つ僕に対しても、何のこだわりも持たずに普通に話しかけるいい人だということです。

ガム君についての考察②、ある日、僕が登校した時、上履きがありませんでした。誰かの仕業だと思われましたが、僕は学校の来客用のスリッパで教室に入りました。クラスで人気の山内桜良と僕が親しくしていることを快く思わないクラスメイトがしたことでした。この時、ガム君がトイレのゴミ箱に捨ててあったと言って、上履きを持って現れました。そして「まだ汚れてもいないのに上履きを捨てるのか？」と僕に尋ねました。

ガム君は誰かに隠されたの？などとは決して言いません。あくまでもさり気なく声を掛けます。そして、いつものように「ガムいる？」と言うと、僕は相変わらず無愛想に「いらない」と答えるのでした。僕の内面に踏み込まず、しかし、僕のことをいつも気に掛けているガム君です。

ガム君についての考察③、６月という季節外れに満開に咲く桜が見たいと山内桜良が言うので、ガム君がこの季節でも桜が咲いている場所を探してくれました。実はカメラ好きのガム君は、桜が綺麗な場所ならよく知っているのでした。ガム君は、６月の桜の名所と言えば北海道の蝦夷（えぞ）桜だと僕に教えました。

そして、この時ガム君がいつものように「ガムいる？」と言うと、僕はガムを受け取りました。いつもなら無愛想に断る僕ですが、今回はガムを受け取り、「おいしい」と言って食べました。

ガム君についての考察④、ガム君は僕と話した後、いつも決まって「ガムいる？」と尋ねますが、何故ガム君はガムを勧めるのでしょうか？その理由として考えられるのは、「相手に安心感を感じてもらうため」だと言われています。僕は山内桜良と親しくしており、二人はクラスの噂の的となっています。

僕はそのことに反感を持つ一部のクラスメイトから敵視されています。ガム君はそんな僕が心配で、安心感を与えたいという思いが「ガムいる？」という言葉になったのだと考えられています。

ガム君についての考察⑤、僕はいつもガムを断っていましたが、ガム君が桜の名所を教えてくれた時、ガムを貰って食べました。何故、僕はガムを食べたのでしょうか？僕がガムを食べた理由について見ていきます。これまで僕は人間関係に距離を置いてきました。しかし、ガム君のさり気ない気遣いを感じるうちに、人と関わっていこうという想いが芽生えたのではないかと言われています。

僕がガムを食べたことは、ガム君を友人として認めることができた瞬間で、僕の内面の動きを表現していると考えられています。こうして、僕はガム君によって明らかに内面の変化が起きたということで、ガム君は僕が成長していくきっかけになったとされています。

実写版映画「君の膵臓をたべたい」でガム君を演じたのは、俳優の矢本悠馬です。主人公の僕（志賀春樹）はDISH//の北村匠海、山内桜良は浜辺美波が演じました。ガム君は人との関わりを避けていた僕を初めて名前で呼び、いつも僕のことを気遣っていました。そんな思いやりのあるガム君を演じた俳優・矢本悠馬について紹介していきます。

実写版映画「君の膵臓をたべたい」でガム君を演じた俳優の矢本悠馬は、「ちはやふる」の西田優征役、「銀の匙 Silver Spoon」の常盤恵次役、「センセイ君主」アオちんの彼氏役、「今日から俺は」の谷川安夫役、NNKの朝ドラ「半分、青い」の西園寺龍之介役、「ゆとりですがなにか」中森役など数々のドラマや映画で活躍しており、最近では「教場Ⅱ」の漆原透介役、映画「新解釈・三國志」の黄蓋役を演じました。

俳優・矢本悠馬は1990年8月31日生まれで、京都府出身です。現在「ソニー・ミュージックアーティスツ」に所属する俳優です。2003年当時、演技の経験が無いにも関わらず映画「ぼくんち」のオーディションで主人公の弟役（子役）に選ばれました。合格の理由は「やる気のない演技が良かった」ということです。2011年に「大人計画」の研究生となり、2012年には同じ研究生たちと「劇団こまつな」を結成しました。

俳優・矢本悠馬は。映画「賭ケグルイ」の木渡潤（きわたりじゅん）役で主演の浜辺美波と共演しました。映画「賭ケグルイ」で矢本悠馬の役所は、浜辺美波演じる蛇喰夢子（じゃばみ ゆめこ）の敵役でした。「君の膵臓をたべたい」では優しいガム君を演じましたが、「賭ケグルイ」ではどうしようもなく嫌な男を演じており、そのギャップと演技力の高さに驚くそうです。

実写版映画「君の膵臓をたべたい」では、12年後のガム君が登場します。この12年後のガム君を演じた俳優が、上地雄輔です。上地雄輔は1979年4月18日生まれで神奈川県出身です。主な出演作は「クローズZERO」、「新宿スワンⅡ」、「土竜の唄 香港狂騒曲」など、多くの作品に俳優として出演しています。また、アーティスト「遊助」としてCD発売、ライブ活動などをしています。

「君の膵臓をたべたい」のガム君は山内咲良の親友だった滝本恭子と結婚をしました。原作小説では二人が結婚した理由、経緯などが明らかにされているのですが、実写版映画では結婚した理由、経緯などが不明となっています。ここでは、原作小説と実写版映画の違いを見ていきます。

原作小説「君の膵臓をたべたい」では、まず僕が恭子と親しくなったのが山内桜良の死後、1年ほど経ってからでした。僕と恭子が友達になったことで、僕の唯一の友人であるガム君と恭子も親しくなりました。僕と恭子が咲良のお墓参りに出かけた時、僕が「幸せになろう」と呟きました。その言葉はまるで恭子に向けた告白のように聞こえたことから、僕は焦って、自分の好みは彼と違っておしとやかな女の子だと言いました。

僕の友人はガム君一人なので、この彼とはガム君のことだと恭子は気づきました。恭子はガム君本人から告白されたかのように喜び、受験が済み次第ガム君と交際したいと真剣に考えるのでした。このように、原作小説では恭子がガム君に好意を持っており、僕が思わず口にした一言によって交際が始まり、結婚するまでになったと言われています。

実写版映画「君の膵臓をたべたい」では、ガム君と恭子の結婚の理由や経緯がよく分からないと言われています。原作小説では、まず僕（志賀春樹）と恭子が友達になるところから描かれていますが、実写版映画では僕は、ガム君と恭子の結婚式の日に恭子と友達になったとされています。僕の一言がきっかけで二人が交際を始めた原作小説とは違い、ガム君と恭子は僕が知らない間に親しくなり、結婚までに至ったということになります。

そのため、考えられる説としては、山内桜良の死後、咲良と親しかった僕のことが気になった恭子がガム君に連絡を取り、親しくなっていったという説があります。僕を結婚式に招待したということは、僕が高校時代のクラスメイトだったということもありますが、二人の結婚のきっかけになっていると考えられています。

ここからは、2018年に公開された劇場版アニメ「君の膵臓をたべたい」で、ガム君の声を担当した声優について紹介していきます。ガム君を担当した声優は福島潤です。福島潤のプロフィール、主な出演作を紹介します。

声優・福島潤は1976年9月4日生まれ、血液型はO型、身長は171㎝、愛媛県出身です。ギターやビリヤードが趣味。所属事務所は「アーツビジョン」です。「日本ナレーション演技研究所」を卒業後、講師として市川太一や鈴代紗弓などを教えました。

声優・福島潤の主な出演作を紹介します。2012年「アクエリオンEVOL」ジン・ムソウ、2013年「琴浦さん」真鍋義久、「弱虫ペダル」鳴子章吉、2015年「デュエル・マスターズシリーズ」赤城山バサラ、2016年「この素晴らしい世界に祝福を!」カズマ、2018年「HUGっと!プリキュア」ハリハム・ハリー（人間体）、「メジャーセカンド」眉村渉。

2019年「爆丸バトルプラネット」ウィントン・スタイルズ、「異世界かるてっと」カズマ、2020年「理系が恋に落ちたので証明してみた。」犬飼虎輔、2021年「チート薬師のスローライフ〜異世界に作ろうドラッグストア〜」桐尾礼治。

実写版映画「君の膵臓をたべたい」のガム君を演じた俳優・矢本悠馬についての感想です。ガム君は人との関わりを避けている僕（志賀春樹）の名前を初めて呼んだ友達で、常に僕のことを気遣っています。そんな優しいガム君を演じた矢本悠馬の演技力が凄いという感想です。

こちらの方も実写版映画「君の膵臓をたべたい」のガム君と、ガム君を演じた矢本悠馬の感想です。人に対して優しい、気遣いのできるガム君がとても好きだということと、ガム君を演じた矢本悠馬も良かったという感想です。「ガムいる？」と差し出すガム君に対して、僕（志賀春樹）はいつも「いらない」と答えていましたが、貰って食べたシーンがあり、そこも良かったということです。

「君の膵臓をたべたい」のガム君は、僕（志賀春樹）のことを初めて名前で呼んだり、上履きを隠された僕に対してさり気ない気遣いを見せるなど、優しい性格です。そんなガム君が好きだという感想です。

他にも「君の膵臓をたべたい」のガム君が好きで、友達になりたいという感想がありました。このように、ガム君が良かった、好きだという感想が多く寄せられていました。また、ガム君の名前がガム君であることが面白いという感想もありました。

いかがでしたか？「君の膵臓をたべたい」のガム君の名前や僕（志賀春樹）とのエピソードなどを紹介してきました。ガム君は主人公の僕の名前を初めて呼び、何かと僕のことを気遣ってくれる優しい友達でした。このガム君を実写版映画で演じたのが俳優の矢本悠馬で、その演技力が凄いという感想がありました。

また、ガム君の結婚についても見てきました。結婚式でガム君を演じがのは上地雄輔でした。主人公の僕と山内桜良をさり気ない優しさで見守るガム君は、好きなキャラクターだという感想が多く寄せられていました。そんなガム君に注目して「君の膵臓をたべたい」をお楽しみください。