呪怨シリーズの見る順番は？ビデオ版から劇場版まで時系列をあらすじとともに解説

時系列なども複雑な映画「呪怨」は、1999年に公開された作品でシリーズ化されています。日本だけでなく、海外でも人気があり、時系列やストーリーだけでなくキャストなども注目を集めていました。

呪怨のメインシリーズの監督を務めていたのは、「清水崇」さんです。清水崇さんは、脚本と映画監督を務めていました。ホラー映画を中心に活躍していますが、映画「魔女の宅急便」なども手掛けています。

日本版「呪怨」シリーズ見る順番

• 呪怨ビデオ版（1999年）
• 呪怨２ビデオ版（2000年）
• 呪怨 劇場版（2003年）
• 呪怨2 劇場版（2003年）
• 呪怨 白い老女(2009年)
• 呪怨 黒い少女(2009年)
• 呪怨 終わりの始まり(2014)
• 呪怨 ザ・ファイナル(2015)
• クロスオーバー作品・貞子VS伽椰子

海外版「呪怨」シリーズを見る順番

• THE JUON/呪怨(2004年・アメリカ)
• 呪怨 パンデミック（2006年・アメリカ）
• 呪怨 ザ・グラッジ3

「呪怨」シリーズの時系列を紹介していきます。時系列は、公開された順番になっていますが、ビデオ版の前のストーリーなども冒頭で登場している作品がありました。映画「呪怨」のストーリーの中で、過去から現在に至っている場合が多いので、公開された順番で見る方がわかりやすくなっています。

メインシリーズの映画「呪怨」ビデオ版（1999年）のあらすじを紹介していきます。教師の小林俊介は、大学の同級生の真奈美と結婚し、幸せな生活を送っていました。真奈美は妊娠中で、小林俊介も子供が生まれるのを楽しみにしてたのです。小林俊介は、学校で担当してる子供たちの家庭訪問を行っていましたが、1人のだけ連絡が取れず困ります。

生徒の佐伯俊雄は、ずっと学校にも来ておらず、小林俊介も気になっていました。佐伯俊雄の家に連絡をした小林俊介でしたが、誰も電話に出なかったのです。佐伯俊雄の書類を確認した小林俊介は、彼の母親が自分の大学の同級生の川又伽椰子だったと知りました。真奈美に川又伽椰子のことを話すと、彼女は近寄りがたくて不気味だったと答えます。

佐伯俊雄のことが気になった小林俊介は、家を訪ねることにしました。家に訪ねてみると、玄関のチャイムを鳴らしても誰も出てこなかったのです。そして、玄関のドアにもカギがかかっていませんでした。ドアを開いて中に呼びかけましたが、やはり応答はなく小林俊介は困ります。家の中をのぞく為に小林俊介は、敷地の中に入って行きました。

庭に入った小林俊介は、窓から子供の手が見えて驚きます。そして、足元に違和感を感じ下を見ると、そこにはペットの死体があったのです。窓に近づくと、佐伯俊雄が顔を出して小林俊介に話しかけました。教え子の姿を見て安心した小林俊介は、家の中に入って心配していたと伝えます。小林俊介は、佐伯俊雄の体に無数の傷があるのに気づきました。

メインシリーズの映画「呪怨2」ビデオ版（2000年）のあらすじを紹介していきます。不動産会社の社長の鈴木達也は、ある物件のことで頭を悩ませていました。その家に住んだ住人が、変死したり行方不明になっていたのです。困った鈴木達也は、子供の頃から霊感のあった妹の響子にその物件のことを相談しました。

相談を受けた響子は、その物件を訪れます。ただならぬ雰囲気を察知した響子は、その家で何が起こったのかを調べることにしました。前にその家に住んでいた村上一家のことを調べた響子は、言葉を失います。家主の村上は、精神に異常をきたし病院へ入院していました。しかし、その後スタッフたちに見つからず病院から姿を消していたのです。

妻の典子も他界していて、子供の強志はある日を境に行方不明になっていました。娘の柑菜は、顎のない状態で発見されたのです。しかも、柑菜の顎は通っていた学校の動物小屋で発見されたことを知ります。響子は、何かがあの家にはあると確信しました。響子が調べていた家は、かつて川又伽椰子と息子の佐伯俊雄が殺された家だったのです。

佐伯俊雄たちが殺された事件を知った響子は、夫の佐伯剛雄が他にも事件を起こしていたことを知ります。佐伯剛雄は、小林俊介の妻の真奈美とお腹の中の赤ちゃんを殺していたのです。しかも、その事件現場は達也と息子が一緒に暮らしている部屋でした。響子は、そのことを知らせる為に慌てて不動産会社へと向かって行きます。

メインシリーズの映画「呪怨」劇場版（2003年）のあらすじを紹介していきます。大学生の仁科理佳は、学校に通いながら介護のボランティアをしていました。仁科理佳は、担当のボランティアとの連絡が付かないとの理由で、寝たきりの老婆の元へ行くことになります。介護士がいないまま、仁科理佳は1人で徳永幸枝の元へ行きました。

家のチャイムを鳴らした仁科理佳でしたが、中から返答がないのでドアに手をかけます。すると、玄関のカギが開いていたので、仁科理佳は中に入りました。家の中には、ゴミや物が散乱していて仁科理佳は心細くなります。しかし、奥の部屋で人影を見た仁科理佳は、何かあったのかもしれないと思い家の中に入って行きました。

奥の部屋に入ると、徳永幸枝がいました。服と布団の汚れに気づいた仁科理佳は、洗濯や掃除を始めます。掃除機をかけた仁科理佳は、何かを吸い込んだのに気づきました。すると、掃除機の中から丸められた写真が出てきたのです。写真を広げると、そこには3人家族が写っていました。しかし、女性の顔の部分だけが切り取られていたのです。

使った掃除機を片付けに向かった仁科理佳は、変な物音に気づきました。物音は、ある部屋から聞こえていて、押し入れにはガムテープなどが貼りつけられていたのです。側にあったベッドなども、刃物のような傷が多数付けられていました。部屋の奥にあった押し入れから音がしていることに気づき、張ってあったガムテープを外します。

メインシリーズ映画「呪怨2」劇場版（2003年）のあらすじを紹介していきます。女優の原瀬京子は、心霊特集の番組に出演することになりました。原瀬京子は、テレビのスタッフたちと一緒に佐伯剛雄という男性が妻と息子と殺した家に行きます。その事件の後に、入居した人物や訪れた人物などが謎の死を遂げたり行方不明になると言われていました。

家の中に入り、撮影は順調に進んでいきます。しかし、途中で変な音をマイクが拾ってしまいました。スタッフたちは気にせずに撮影を続けて、ロケは終了します。撮影を終えた原瀬京子も、普段ホラー関係の仕事がほとんどだったので、あまり気にしていませんでした。ロケを終えた原瀬京子は、婚約者の石倉将志に会いに行きます。

原瀬京子は、婚約者の石倉将志の子供を妊娠していて、結婚が決まっていました。しかし、事務所には何も伝えてなかったのです。車に乗っていた2人は、何かにぶつかったことに気づきます。石倉将志が車を降りて見に行くと、そこには黒猫が横たわっていました。車の中から見ていた原瀬京子は、小さい子供が立っているのに気づきます。

海外版映画「THE JUON/呪怨」（2004年）のあらすじを紹介していきます。ケアセンターで仕事をしている洋子は、ウィリアムズ家に派遣されました。掃除をしていた洋子は、仕事をサボって家の電話を使い友達と話しをします。話しをしていた洋子は、気配を感じて電話を切りました。押し入れの中が気になった洋子は、中を覗き込みます。

押し入れの上に気配を感じた洋子は、持っていたライターを使って照らしながら、上についている板を外しました。そこから中を覗き込んだ洋子は、天井裏へと引きずり込まれてしまいます。日本へ留学する為にやって来たカレンとダグは、それぞれに目標を持っていました。カレンは、ケアセンターでバイトをして、ダグは飲食店で働くことになります。

大学の為にケアセンターで働くカレンは、ある日上司に頼まれてウィリアムズ家に行くことになりました。理由は、そこに派遣されていた洋子と連絡が取れなくなったからでした。カレンは、道に迷いながらもなんとかウィリアムズ家に到着します。玄関のチャイムを鳴らしたカレンでしたが、応答はありませんでした。

海外版映画「呪怨 パンデミック」（2006年）のあらすじを紹介していきます。オーブリーは、姉のカレンが恋人のダグと心中しようとしたことを知り驚きました。病気の母親に知らせに行くと、カレンのことを心配し自分の代わりに会いに行って欲しいと頼まれてしまいます。オーブリーは、母と姉の為に日本に向かうことにしました。

日本に到着したオーブリーは、姉のカレンが入院している病院へ行きます。しかし、病院で英語が通じずに困ってしまいました。困っていると、イーソンという男性が間に入り通訳をしてくれたのです。オーブリーは、病院のスタッフにパスポートを見せて、カレンの妹だと証明しました。病室に行くと、カレンは酷く混乱していたのです。

オーブリーにカレンは、ここから出して欲しいと頼みました。しかし、カレンはケガをしているので退院することができなかったのです。オーブリーは、なんとかカレンをなだめて病室から出ていきました。オーブリーは、通訳をしてくれた記者のイーソンにカレンを取材させてくれないか？と頼まれます。

海外版映画「呪怨 ザ・グラッジ3」（2009年）のあらすじを紹介していきます。マックスは、住み込みでアパートの管理人の仕事をしながら、妹のローズとリサを養っていました。そのマンションに住んでいるのは、マックスたちの他に2組の家族だけだったのです。住人の不審死が続いていることで、入居者が入らなくなっていました。

マンションのオーナーは、入居者が減ったことでマックスを解雇しようとします。マックスは、必死に働いて解雇されないようにウソをついてしまいました。入居者が自分の所へ訪ねて来ていて、もうすぐマンションの住人が増えると言ったのです。オーナーが考え直している間に、マックスはマンションの掃除や修理などをしました。

マックスは、妹のローズの為にどうしても仕事を失うわけにはいかなかったのです。ローズは、体が弱く病気になることが多く目を離せませんでした。そんなマックスの元へ、ある日サリヴァンという精神科医の男性がやって来ます。

10周年記念・終わりの始まりシリーズの映画「呪怨 白い老女」（2009年）のあらすじを紹介していきます。弁護士の磯部健太郎は、家族で東京都の杉並区にある家に引っ越しました。物件の下見に来た時に妻の美帆は、台所に転がっていたしわくちゃの写真を拾い上げます。そこには、3人家族の写真が写っていたのです。

あまりにも安くで販売されていたので、いわくつきかもしれないと家族は冗談を言っていました。しかし、磯部健太郎は気にせずに家を購入してしまったのです。住み始めると、次々と異変が起こり始めてしまいます。長男の篤は、少年の姿を見つけて後を追いかけて行ってしまいました。和室へ入った篤は、姿見の前に立ちます。

その後、末っ子の未来は篤のことを怖がるようになってしまいました。篤は性格が変わってしまい、部屋に引きこもっていない時は、未来にいたずらをするようになったのです。しかし、両親は未来が篤を怖がっていることに気づきませんでした。

10周年記念・終わりの始まりシリーズの映画「呪怨 黒い少女」(2009年)のあらすじを紹介していきます。芙季絵は、放課後に通っている小学校の教室で倒れていました。その場にいた同級生は、先生に知らせに行きます。何かが芙季絵に襲い掛かったと説明をしましたが、先生は保険室に芙季絵を運んで貧血だろうと言いました。

母親の季和子は、学校に芙季絵を迎えに行き貧血だと聞いて安心します。目を覚ました芙季絵は、父親の弘が帰って来ていることに気づき大喜びしました。しかし、季和子と弘は仲が悪く口喧嘩を始めてしまいます。2人が言い争っていると芙季絵が突然叫び出してしまいました。驚く弘でしたが、娘の芙季絵をなだめようと歩みよります。

芙季絵は、弘の手首を握りしめました。子供とは思えない力で握られた弘が動揺していると、芙季絵が弘の方を見てお前は季和子を殺すと言い放ちます。娘の様子がおかしいと思った弘たちは、すぐに病院へ連れて行くことにしました。病院で色々な検査を受けましたが、異常は見つからずストレスが原因だと判断されます。

10周年記念・終わりの始まりシリーズの映画「呪怨 終わりの始まり」(2014)のあらすじを紹介していきます。子供が虐待されていると通報を受け、相談センターの職員は警察に同行してもらい山賀家に向かいました。玄関のチャイムを鳴らしても誰も出てこなかったので、家の裏に回り込んで中を覗こうとします。

窓が開いているのに気づき、中に入ると部屋には服やゴミが散乱していました。手分けして家の中を捜索し始めると、職員の吉崎が2階で何かを目撃し家の外へ飛び出してしまいます。警察官は、家の様子を見て異変を感じて他の警官にも来てもらうことにしました。もう1人の職員は、持っていたビデオカメラで部屋の中を撮影します。

そして、発見した子供の遺体をビデオカメラに収めました。部屋の外へ出ようとした職員でしたが、すぐ後ろに少年の幽霊が立っていたのに気づき悲鳴を上げます。

10周年記念・終わりの始まりシリーズの映画「呪怨 ザ・ファイナル」（2015年）のあらすじを紹介していきます。ある家で山賀俊雄という少年が両親に虐待されたあげく、餓死するという事件がありました。その家には、事件を知らない佐伯夫婦が住むことになります。妻の伽椰子は、ずっと子供を欲しがっていて、念願叶って妊娠しました。

生まれた子供を大事に育てていた伽椰子でしたが、夫の剛雄はある日子供が自分の子ではないと知ってしまいます。激怒した剛雄は、伽椰子や子供だけでなく、飼っていた猫まで殺してしまいました。その後、玲央の家に引き取られた俊雄は、全然喋らない子供でした。玲央は、弟のような存在ができると喜んでいたのでガッカリしてしまいます。

俊雄は、玲央の叔父の子供でした。叔父とも一切会ったことがなく、母親からも話しを聞いたことがなかったのです。俊雄が家に来た経緯を聞く玲央でしたが、母親は何も答えてはくれませんでした。俊雄が来てから、玲央の家では変なことが次々と起こるようになります。

クロスオーバー作品の映画「貞子VS伽椰子」のあらすじを紹介していきます。倉橋有里は、大学の友人の上野夏美にビデオをダビングして欲しいと頼まれました。リサイクルショップでビデオデッキを購入した倉橋有里たちは、家に帰ってから機械の中にテープが入っているのに気づきます。2人は、興味本位でビデオを再生することにしました。

しかし、倉橋有里は映し出された映像を見ずに、携帯に夢中になっていたのです。上野夏美だけが、映像を見てしまいました。映し出された映像に異変を感じた上野夏美がテープを調べると、呪われたビデオだと知ります。怖くなった2人は、大学の教授の森繁新一に相談しに行きました。話しを聞いた森繁新一は、2人に霊媒師を紹介します。

霊媒師の法柳に除霊をしてもらった2人は、安心しました。しかしその後、紹介してくれた森繁新一と法柳が呪いによって殺されてしまったのです。法柳は、死ぬ間際に常盤経蔵を頼るように言い残しました。

映画とビデオ版のある「呪怨」に関する感想や評価には、時系列がよくわからないというコメントが多くなっていました。「呪怨」シリーズは、時系列が複雑になっていてシリーズの全体が繋がっています。映画版にもビデオ版にも、伏線が隠されているので時系列に関して色々な考察がファンの間で飛び交っていました。

日本でも有名なホラー映画「呪怨」に関する感想や評価には、ビデオ版で登場した人物の中で1番怖かったのが、川又伽椰子を殺した夫だというコメントが多くなっています。理不尽な理由で、妻と子供と飼い猫を殺しただけでなく、他人やお腹の中の赤ちゃんまで殺した彼の行動はファンの間でも話題になっていました。

映画とビデオ版のある「呪怨」の感想や評価には、時系列が複雑すぎるというコメントがあります。他にも、映画版よりもビデオ版の方が怖いという感想も多く、シリーズの最初の作品として今でも注目を集めているようです。

この記事では、ビデオ版と映画版「呪怨」シリーズの公開順や時系列だけでなく、あらすじや見た方の感想や評価などを紹介していきました。「呪怨」は、映画版もビデオ版も人気があり時系列順でも、公開された順番でも両方楽しむことができるので、是非チェックしてください。