2020年03月28日公開
2020年03月28日更新
サイクロップスはX-MENのリーダー!ウルヴァリンとの関係や能力・秘密を考察
X-MENのキャラクターの中でも物語の中心として活躍するのがサイクロップスです。X-MENのリーダーであり、その能力や恋人が絡むエピソードなども相まってX-MENのキャラクターの中でも特に高い人気を誇っています。今回はサイクロップスの目の能力やウルヴァリンとの関係、兄弟との関係性など、映画版はもちろん、映画版ではまだ未登場の原作の設定も含めてサイクロップスについてまとめて紹介していきます。
目次
サイクロップスが登場!X-MENとは?
X-MENの映画情報
出典: https://ciatr.jp
X-MENシリーズは2000年からマーベルコミックのスーパーヒーローチーム「X-MEN」を題材にしたスーパーヒーロー映画です。2000年から2006年にかけて3つの映画が展開され、その後はX-MENに関連するキャラクターにスポットを当てた映画が展開されるようになりました。その初代となった映画「X-MEN」はブライアン・シンガー監督の元に展開され日本でも3ヶ月遅れで公開されました。
X-MENの映画あらすじ
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人間が急激な進化が進み、突然変異的に様々な異能力を持つ者、ミュータントが生まれた近未来。ミュータント達はその特異性から周囲から迫害を受ける事になってしまっていました。ミュータント達はある者は集う事で身を守ろうとし、ある者は迫害に対抗するべくテロリストのようになっていきます。そんな世界で不死の能力を持つミュータント、ウルヴァリンは失った記憶を求めて世界を彷徨っていました。
成り行きでローグという少女と行動を共にする事になった所、謎の大男に襲撃されて窮地に陥ります。そこに現れてウルヴァリンを救ったのがサイクロップスとストームです。彼らに救い出されたウルヴァリンは2人も属しているプロフェッサーXが運営する「X-MEN」が守る「恵まれし子らの学園」に運ばれる事になります。
サイクロップスはX-MENのリーダー
サイクロップスのプロフィール
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サイクロップスはX-MENとしてのコードネームで本名はスコット・サマーズと言います。最初のX-MEN5名のメンバーの1人で、リーダーを務めています。非常に真面目で責任感が強いですが、その責任感故に融通が利かない性格をしています。様々な人種がいるX-MENですがサイクロップスはアメリカ人です。映画版では明確な身長設定はありませんが、原作では190cmと高身長に設定されています。
スリムがニッネーム
本名であるスコット・サマーズに加えて高身長で細身の体型からサイクロップスというコードネームよりもスリムというニックネームで呼ばれる事が多く、X-MENのメンバーからもスリムと呼ばれる機会の方が多いです。
サイクロップスの視界
サイクロップスはその能力故に常にバイザーをつけているのが印象的です。当然サイクロップス自身が見る世界はバイザー越しの世界であり、バイザーの色味が反映された世界を見ているという事になります。サイクロップスのバイザーはルビー・クォーツを素材として使用しており、その色味は明るめの黄色です。能力故に外からは赤みがかって見えますが、サイクロップス側からは黄色味がかった世界を見ている事になります。
サイクロップスの生存説
映画版サイクロップスは大人の事情により出番が減らされた事で有名です。出番が減ったのはシリーズ3作目「X-MEN:ファイナルディシジョン」での事です。本作ではサイクロップスを演じえいた俳優、ジェームズ・マースデンが「スーパーマンリターズ」に出演する為、作中冒頭で死んだと思われるシーンが流れ死亡したように見せるという形が取られました。
しかし監督の意向で敢えて死体を映さない事で復活できるようにもしてあった事から生存説が常に唱えられる結果となっていました。流れでの復活を考察するファンも多くいましたが2014年公開の「X-MENフューチャー&パスト」にて歴史がリセットされるという出来事が起こった結果、副次的に復活するという形で復活しました。その為、実際には生存していたのか死亡していたのか分からない結果になりました。
兄・ハボックの能力に耐性あり
ミュータントの兄弟はそれぞれの能力に耐性を持つという性質があり、これはサイクロップスとその兄弟であるハボックも例外ではありません。ハボックはエネルギーを吸収して手から衝撃波を発する能力を持ち双方に能力を使う事が出来ない為、両者が戦う場合には能力を使用しない肉弾戦が多くなります。ただし原作と映画版で立場が弟から兄に代わり能力も変更されています。
余談ですがサマーズ家は3人兄弟で、原作と映画で順番は変わるものの末弟がバルカンである事は変わっておらず、バルカンは兄2人の能力に対して耐性を持っているのに対し、兄2人はバルカンの能力に耐性を持っていないなど、ミュータントの兄弟は双方に耐性を持つという法則の例外が適用されています。
兄弟候補が多数存在
サマーズ家はサイクロップスことスコット・サマーズを含めて3人の兄弟がいますが、必ずしも3人兄弟と確定はしておらず、もっと兄弟がいるのではないかと考察するファンもいます。その考察として名前が上がっているのがサマーズ兄弟とお庵軸エネルギーを変化させて利用するタイプの能力を持つアダムX、ガンビットやアポカリプスもその兄弟候補として名前が上がっています。
息子よりも若い?
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映画版ではそこまで正確に反映されていませんがサイクロップスは原作では30代後半から40代前半程で描かれる事が多いです。しかしその実、サイクロップスはX-MENシリーズの物語の中で何度もタイムトラベルをしているので精神年齢はかなり高めです。
ある時サイクロップスは未来に渡り息子ケーブルを育てる事になります、12年ケーブルを育てたサイクロップスはその後現代に帰還しますが、遅れる形でケーブルも現代にやってきます。現代にやってきたケーブルはさらに未来のケーブルである為、父サイクロップスよりも老けた状態で現代にやってくる事になりました。
実は引退予定だった?
X-MENはマーベルコミックの中でも世代交代が頻繁に行われている物語ですが、その先端を切る予定だったのがサイクロップスです。後述するサイクロップスの恋人エピソードなどが取り上げられていたのも「結婚して引退する」という筋書きがあった為ですが、結局サイクロップスは一時的にX-MENを離れただけで復帰する事になりました。
結果的にサイクロップスはヒーローが引退するという流れではなく一時的にチームを離れたヒーローが復帰するという流れを作る事になりました。
サイクロップスとウルヴァリンの関係!恋人は誰?
ウルヴァリンとの恋
X-MENシリーズの中でもほぼ全てのシリーズで採用されている設定がサイクロップスの恋物語、そしてその中心にある、サイクロップス・ジーン・グレイ・ウルヴァリンの三角関係です。同時にサイクロップスはX-MENの中でもモテるキャラクターであり複数のキャラクターと恋物語が描かれています。
クローンにも恋
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そんな中、ファンを驚かせたのがコミック”ALL-NEW X-men”で描かれた展開です。このコミックではサイクロップスはローラというティーン・エイジャーに恋をします。しかしそのローラはなんとウルヴァリンのクローンとして生まれた存在だったのです。
恋人はジーン・グレイ
恋物語が多いサイクロップスですが多くの物語において恋人は同じX-MENのメンバーであるジーン・グレイです。
クローンと結婚
ただしジーン・グレイ一筋というわけではなくジーン・グレイが死亡するとそのクローンであるマデリーンと恋人になり結婚までしてしまいました。その後ジーン・グレイが復活すると再びジーン・グレイと寄りを戻して恋人になりますがその事がマデリーンが闇落ちする結果を生んでいます。また恋人までは至っていませんがエマ・クロストと浮気関係になっていた事もありました。
その他の女性キャラクターからも言い寄られる機会も多いです。ただし恋人になったキャラクターとしてはジーン・グレイ・マデリーンくらいです。
サイクロップスの能力
能力(パワー)制御不能?
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サイクロップスの代名詞ともなっているバイザーですがあのバイザーは制御できない能力を制御する為のものである事は有名です。しかしサイクロップスは生まれつき能力が制御できなかったわけではありません。幼少期、家族で旅行に乗っている際の出来事です。乗っている飛行機がシーアーに拉致されてしまいました。両親は息子達を救う為、パラシュートを2人に使わせ自身らは飛行機に残る事を選びます。
パラシュートも命が助かるか分からない一種の賭けでしたがスコットもアレックスも助かります。しかしその際スコットは脳にダメージを負ってしまいます。その結果サイクロップスは能力の制御が出来なくなり、10代後半になって能力が発現した後は目を開けている間、常にオプティックブラストを発してしまう事になってしまいました。
目から発射!アイブラスト
そんなサイクロップスの持つ能力はオプティックブラストを目から発するアイブラストです。ちなみにこのアイブラストは本気を出せば相当な威力を持っていますが、熱量は持っていないので熱で対象の周囲を溶かすというような使用方法は出来ません。いわゆる目からビームというシンプル故にX-MENのキャラクターの中でも非常に強力な能力になっています。
弱点としては自身や身内に利かないというものがありますが、自身に利かないのは瞼を閉じる事でビームの遮断に使うなどに利用しており、身内は極々一部なので基本的に弱点のない能力です。
サイクロップスの俳優
俳優はジェームズ・マースデン
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サイクロップスを演じたジェームズ・マースデンさんは1973年にアメリカ、オクラホマ州スティルウォーターで生まれました。家族旅行で訪れたハワイでカーク・キャメロンとキャンディス・キャメロン兄妹と出会った事で俳優になる事を決意し、ロサンゼルスでデビューします。演技力はもちろん、歌唱力がプロ並に高く、またファッション雑誌のモデルを務めた事もあります。
ちなみに日本にはX-MENのプロモーションで2000年に来日した事があります。その後2008年にも来日の予定がありましたが撮影の都合で来日する事はありませんでした。
俳優・ジェームズ・マースデンの出演作品
ジェームズ・マースデンさんがこれまで出演した作品としては、メジャー映画デビュー作となった主演映画「洗脳」、主演を務めた「ゴシップ」、サターン賞助演男優賞にノミネートされた「スーパーマンリターズ」などに出演。近年では「ビジネス・ウォーズ」「バッド・ブロマンス」「記者たち 衝撃と畏怖の真実」「ソニック・ザ・ムービー」などに出演しています。
サイクロップスに関する感想や評価
X-menサイクロップスのパワーの本質はサングラスかバイザーがないとダダ漏れほうだいの目ビーム(オプティックブラスト)そのものじゃなくて、宇宙線を吸収してそのエネルギーに変換する実質歩く永久機関であることのほうだと思う。だから彼の動力源とジーンの超能力を引き継いだネイサンが最強になる。
— ヒム (@h_i_m_h_i_m) June 22, 2019
ここからは既にX-MENを視聴した人のサイクロップスについての感想を紹介していきます。サイクロップスは目から放つビームが有名ですが、そのビームにはしっかりとした仕組みがありその力を転用できれば現在よりももっと強くなれる、或いは別ベクトルで活躍する事が出来たのではないかとするファンもいます。
X-MEN無印の敵がサイクロップスを恋人と向かい合わせに拘束した状態でゴーグルを没収し、目を開けたら彼女が死ぬ状況を作ってカップル共々の動きを封じるやつ鬼畜で好き
— グミ貴族 (@ngt_ngng) May 10, 2019
恋人エピソードの多いサイクロップスですが、特に初代X-MENで行われた恋人ジーン・グレイとの拘束エピソードをピックアップして紹介する人が多くなっています。サイクロップスが目を開けるとジーン・グレイが死んでしまうという状況は映画的にも映えたという声が多く、サイクロップスがバイザーを外されたシーンは貴重である為レアなシーンだったという声も多くなっています。
ジェームズ・マースデンって本当に歌上手い。『ヘアスプレー』もだいすき。そしてエドワード王子とサイクロップスとのギャップすごい。エドワード王子おばかさん過ぎて本当に愛しい…
— やまざき (@bread_fest) December 23, 2015
サイクロップス役を演じたジェームズ・マースデンさんに関してはサイクロップスの印象が強いという反面他の作品で見せる演技力や歌唱力などに驚いたという声も多くなっています。
サイクロップスの能力まとめ
X-MENの初代リーダーにしてシリーズを代表するバイザーをつけた見た目が印象的なキャラクターの1人です。目からビームというシンプルで分かりやすい能力を持ちながらその威力は絶大で、X-MENシリーズの中でも戦闘シーンでの活躍も多いキャラクターになっています。戦闘での活躍以外にも恋人とのエピソードや恋が絡む物語も多くなっています。
一方でその優秀な能力故に敵にも警戒される事から不遇な扱いを受ける事があったり映画では外的な要因で出演時間が短いキャラクターになっています。とはいえX-MENシリーズの重要なキャラクターである事は間違いないキャラクターなのでまだX-MENシリーズを視聴した事がないという人はぜひサイクロップスに注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか?