【X-MEN】サイロックの能力・強さと演じる女優は？一度死亡して復活した？

マーベル・コミックの同名のスーパーヒーローチーム・X-MENの登場する映画「X-MEN」シリーズ。現在はウォルト・ディズニー・カンパニーのグループ企業となった20世紀フォックスが版権を取得。2000年に第一作となる「X-MEN」そして2003年に続編となる「X-MEN2」を制作・公開しました。

監督は「スーパーマン リターンズ」やトム・クルーズ主演の「ワルキューレ」などでも知られるブライアン・シンガーが務めました。さらに2006年には、シリーズの最終作として「X-MEN: ファイナル ディシジョン」がブレット・ラトナー監督により制作されました。

その後はX-MENシリーズの人気キャラクターを主人公とするスピンオフ作品が制作されています。ローガンの通称で知られるスーパーヒーロー、ウルヴァリンを主人公とした作品では、2009年「ウルヴァリン: X-MEN ZERO」や2013年の「ウルヴァリン: SAMURAI」、2017年の「LOGAN/ローガン」が、元特殊部隊員で傭兵のデッドプールを主役とした作品には、デッドプールやその続編のデッドプール2があります。

本編X-MENは、X-MEN: ファイナル ディシジョンを最終作としていましたが、2011年配役を一新して再出発します。まずマシュー・ヴォーン監督による「X-MEN: ファースト・ジェネレーション」を制作。

その後、ブライアン・シンガーが再び監督に復帰し、続編となる「X-MEN: フューチャー&パスト」（2014年）と「X-MEN: アポカリプス」（2016年）が制作されました。さらに、2019年には、X-MENシリーズで脚本を担当していたサイモン・キンバーグ監督初作品となる「X-MEN: ダーク・フェニックス」が公開されました。

サイロックは、本名をエリザベス・ブラドックといいベッツィの愛称で呼ばれることもある女性忍者のミュータントです。イギリス映画のヒーロー、キャプテンブリテンの妹で、1976年「キャプテンブリテン」第8作でデビューしました。

イギリス人のサイロックは、犯罪集団のボス、マツオ・ツラヤバが起こした事件で女性忍者カンノンの精神と融合してしまいミュータントとなります。その後マツオにより精神を分離され忍術を伝授されます。元の肉体の持ち主、ルバンシェがレガシーウイルスを注入され死亡すると、サイロックはカンノンの肉体を引き継ぎ生きていくことになりました。東洋的で魅力的な風貌から、男性ファンの多いキャラクターです。

ここからはX-MEN・サイロックの能力と強さについて解説していきます。サイロックは、前述のカンノン以外のキャラクターとも体や精神の交換をしています。

最古のミュータントのひとりで邪悪なミュータントを支配するシャドウ・キングとの対戦では、ジーン・グレイの持つサイコキネシス能力を手に入れていました。

女性忍者・カンノンの体を借りているサイロックは、かなり高い身体能力を持っていると考えられます。また、テレパシー能力を有していることから精神的な能力も高く、作中でのサシの勝負でも相手を追い詰めていくことろが描かれていました。

作中での戦いでは、何度も死亡した上でその都度クローンだったとか実はニセモノだったというオチで復活を遂げています。また、一対一の肉弾戦でも追随を許さない強さを見せているシーンが数々ありました。様々なキャラクターが登場するX-MENの中でも、サイロックは上位にランクされる実力を持っていのではないでしょうか？

肉体的な強さの上に、精神的な強さ、テレパシー能力を持っているサイロック。その能力は、X-MENの創始者エグゼビアに次ぐテレパシー能力をもっているとされるジーン・グレイに比肩するほど。また、同じく精神的な能力としては、「サイキック・ナイフ」というツールを持っていました。

映画「X-MEN: アポカリプス」では、鞭状の精神攻撃を加えるシーンが描かれていました。精神的な攻撃でありながら肉体にダメージを与えることのできる特殊な能力の持ち主がサイロックその人でした。

マーベルに登場するミュータントの中でも最強クラスの強さを持つキャラクターであることは、プロフェッサーXの義兄弟ジャガーノートとの戦闘で証明されています。サイロックが放ったサイキックナイフは、ジャガーノートのヘルメットを木っ端みじんに打ち砕いてしまいました。

映画「X-MEN: アポカリプス」でサイロックを演じたのは、中華系アメリカ人女優のオリヴィア・マン（Olivia Munn）です。

1980年生まれの女優リサ・オリヴィア・マンは、アポカリプス」出演時35歳。女優だけではなく、コメディアン、モデル、テレビパーソナリティ、そして作家と幅広く活躍しています。女優オリビアの父親はドイツ系とアイルランド系、母親は中国生まれのベトナム育ち。中国語だけでなく日本語も堪能なオリビアの起用は、忍者のミュータントであるサイロック役女優として適任で、その美貌も相まって話題になりました。

大学卒業後、女優を目指してロサンゼルスに移ったオリヴィア・マン。2004年にホラー映画「案山子男 オン・ザ・ビーチ」で女優デビューを飾ります。2006年にはテレビドラマ「ビヨンド・ザ・ブレイク」でサーファーの少女ミリー役を演じ、2シーズン9エピソードに出演。

その後、映画・テレビドラマで女優としての経験を積んでいきます。2010年以降は、テレビドラマ「ニュースルーム」などでメインキャストを演じたり、「アイアンマン2」や「ケイト・レディが完璧な理由」など話題の映画に重要な役柄で出演するようになりました。

映画「X-MEN: アポカリプス」でサイロックを演じたアメリカ人女優のオリヴィア・マン。彼女の主な出演作品を、映画とテレビドラマの中から紹介します。

• 映画
• アイアンマン2（2010年、チェス・ロバーツ）
• ケイト・レディが完璧な理由（2011年、モモ・ハーン）
• マジック・マイク（2012年、ジョアンナ）
• ベイビー・メイク私たちのしあわせ計画（2012年、オードリー・マックリン）
• NY心霊捜査官（2014年、ジェン・サーキ）
• チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密（2015年、ジョージナ・クランプ）
• ブラザー・ミッション -ライド・アロング2-（2016年、マヤ・クルーズ）
• X-MEN: アポカリプス（2016年、サイロック）
• ザ・プレデター（2018年、ケイシー・ブラケット）

• ドラマ
• ビヨンド・ザ・ブレイク（2006-2007年、ミリー・アクーニャ）
• SASUKE（本人役、2008年-2009年）
• アラフォー♀とルーキー♂（2010年、ニコール）
• CHUCK/チャック（2010年、グレタ）
• Perfect Couples（2010-2011年、リー）
• ニュースルーム（2012-2014年、スローン・サビス）
• New Girl / ダサかわ女子と三銃士（2012-2013年、アンジー）

ここからは、一度死亡して復活したことなどサイロックについてのトリビアを紹介していきます。まずは一度死亡して復活したエピソードから。サイロックが登場するマーベルコミックでは、人気キャラの多くが作中で死亡してもその後生き返ることが知られています。

そんなマーベルコミックにあって、サイロックの死亡からの復活劇は一際ユニークです。ヴァーガスによって殺され死後の世界に迷い込みます。そこで未来からやってきたミュータント、ビショップと出会い、魂が骸骨に吸い込まれてサイロックは死亡からの復活を遂げるのです。

マーベルコミックに限らずコミックの世界では、誕生日を設定しないのが普通です。シリーズが変わってもキャラクターが年齢を重ねることはないからです。ところが、数少ない例としてサイロックは誕生日が5月23日と明確に設定されていました。

トリビアの3つ目は、サイロックが日本の忍者と身体を交換したという驚きの内容です。日本の女性忍者カンノンと精神が融合してしまったサイロック。カンノンは犯罪集団、ザ・ハンドのボス・マツオの愛人でした。

マツオは脳死状態のカンノンを救うためサイロックを拉致します。そして、サイロックの精神を分離した後、彼女に忍術の手ほどきをします。また、カンノンとの融合により、サイロックはテレパシーやサイキックナイフといった特殊能力を獲得しています。

サイロックのトリビア、4つ目はイギリスのヒーローとの関係についてです。イギリスのヒーローとは、キャプテン・アメリカのイギリス版ともいえるキャラクター、「キャプテン・ブリテン」です。サイロックの本名・エリザベス・ブラドックがコミックに登場した時、彼女はキャプテン・ブリテンの妹という関係でした。兄妹という事で、お互いの能力の影響を受けることはありません。

前の項で紹介したサイロック役の女優オリヴィア・マンは、X-men：アポカリプスの前作・デッドプールへの出演を目指しオーディションを受けていました。そこで審査員をしていたブライアン・シンガー監督が自らの作品X-men：アポカリプスへの出演をオファー。

こうしてオリヴィア・マンのサイロック役が決まったのです。ちなみに、サイロックのコスチュームは当初ブラックを予定していましたが、オリヴィア・マンの提案により従来からのパープルになったということです。

サイロックに関するトリビア、最後に紹介するのは、モデルとして活躍していたのではないか？と言われている件についてです。

現在は異次元探索チーム「EXILES」のメンバーとして活躍するサイロック。しかしコミックで登場した当時は様々な仕事に就いていました。16歳の頃にはモデルとして活躍。さらにパイロットとして勤務したり、能力を買われてS.T.R.I.K.E.でスパイをしていた時期もあります。

ここまで、X-MENのサイロック特集をお届けしてきましたが、最後にサイロックに関する感想や評価を紹介します。

最初に紹介するX-MENのサイロックに関する感想や評価は、忍者のヒーローは数が少ないとの感想を述べるuniさんのツイートからです。サイロックの誕生秘話に触れた上で、マーベルの世界における忍法の強さについて語っていました。

続いて紹介するX-MENのサイロックに関する感想や評価は、映画アポカリプス編に登場するサイロックが原作漫画のイメージ通りだと感想を述べるRERERE the uncleさんのツイートからです。

超能力で敵の攻撃を読める上に剣技・格闘技の達人という原作のキャラ設定に、アメリカ人の小狡さが感じられて好きなのだそうです。

X-MENのサイロックに関する感想や評価、最後に紹介するのは、サイロックとカンノンの関係を説明するのは難しいとの感想を漏らすチャーリー・シックスさんのツイートからです。

複雑な経緯を順を追って説明した上で、言葉で説明するより図解した方がわかりやすそうだと視覚に訴えることを思いついたようでした。

ここまで、X-MENに登場するキャラクター、サイロックに焦点を当て、彼女の能力や強さ、そして「一度死亡して復活した」などのトリビア情報、映画でサイロックを演じた女優の情報などをお届けしてきました。いかがでしたでしょうか？

メーベルコミックの中でも珍しい女性忍者というキャラのサイロック。東洋的な雰囲気を漂わせた美人であり、その類まれなる戦闘能力も含めて一見の価値ありと言えるでしょう。この記事でサイロックに興味を持った方は、実際に映画をご覧になって彼女の魅力に触れてみてはいかがでしょうか？このユニークなキャラクターの凄さを実体験することができるかも知れません。