2019年07月17日公開
2019年07月17日更新
【Netflix】ROMA/ローマがアカデミー賞受賞!映画の魅力とあらすじは?
動画配信サービスNetflixで鑑賞できる映画「ROMA/ローマ」がアカデミー賞受賞しました!メキシコシティで育ったアルフォンソ・キュアロンの半自伝的な物語となっており、激動の1970年代メキシコが舞台です。学生デモが起きる中で、一人の家政婦とその雇い主による「家族の形」、映像は全編モノクロにも関わらず荘厳な神話を思い起こさせる描写はまさに圧巻。そんなROMA/ローマの魅力をあらすじや感想を通して紹介しています。そして、なぜ劇場公開せずNetflixにしたのか?気になる情報もお見逃しなく!
目次
Netflix映画ROMA/ローマがアカデミー賞受賞!
Netflixで配信される映画ROMA/ローマが世界的な人気を博しています。圧倒的な映像美と胸を打つ感動ストーリーで作られた世界は、決して派手ではないものの、劇場公開されていない段階でもすでに全世界の映画ファンを熱狂の渦に持ち込むほど。そして、アカデミー賞受賞作品だというので、ROMA/ローマの概要からあらすじを通して、映画の魅力に迫ります!
アカデミー賞受賞したROMA/ローマ
ROMA/ローマの概要
ROMA/ローマは、アルフォンソ・キュアロン監督の脚本、共同制作、共同編集による米墨合作のドラマ映画です。1970年と1971年のメキシコシティで育ったキュアロンの半自伝的な物語となっており、中流階級の家庭とその家の家政婦との日常が描かれています。タイトルの「ROMA/ローマ」は、メキシコシティ近郊のコロニア・ローマに基づいています。
アカデミー賞3部門受賞
第91回アカデミー賞外国語賞にメキシコ代表作として出品され、同賞および作品賞を含んだ同年最多の10部門にノミネートし、アカデミー賞3部門(外国語映画賞・監督賞・撮影賞)を受賞しています。また、アカデミー賞以外にも76回ゴールデングローブ賞で、「万引き家族」を抑えて外国語映画賞・脚本賞・監督賞にノミネートされ、外国語映画賞と監督賞を受賞と、現在賞レースを圧巻中です。
史上初が多い
ROMA/ローマは、公開前から映画界で議論を呼んだ作品です。それは「劇場公開をせずして映画と呼べるのか」というもの。そのため、カンヌ国際映画祭では、フランス国内で劇場公開をしていないのが原因で、映画「ROMA/ローマ」の選出はできませんでした。しかし、これらの要因を跳ね除け、ベネチア映画祭では最高賞である金獅子賞を受賞します。さらには、上述したアカデミー賞に最多の10部門にノミネート。
初のNetflix動画配信サービスに加えて、もし作品賞を受賞するのであれば外国語映画としては初の受賞となります。特に、アカデミー賞会員は保守的だと言われており、動画配信サービスなどは認めないという声がありそうなのですが、それを押しのけてのノミネート。どれほど本作が素晴らしいのかが窺えます。
監督がNetflixを選んだ理由
アルフォンソ・キュアロンの発言
アルフォンソ・キュアロンはメキシコ出身の映画監督です近年の映画においてメキシコブームを牽引する一人です。ROMA/ローマ以外にも、宇宙映画「ゼロ・グラビティ」や「ハリーポッター アズカバンの囚人」の監督も務めるなどかなりの実力派。
そんなアルフォンソ・キュアロンですが、オーディオ・ビジュアル的にかなりの野心家のようで、「ROMA/ローマ」が劇場公開となるのを想定して監督しています。しかし、結果はNetflixでの配信となりましたが、このことについてアルフォンソ・キュアロンの発言は、「可能な限り世界に映画を届けるのであれば、Netflixによる配給は説得力があった」と述べています。
ROMA/ローマは映画好きにしか愛されない映画となったはずですが、アルフォンソ・キュアロンは多くの人に届けたかったようです。そして、あらすじで見受けられる通り、例えば映画館のない地域の人がNetflixを通じてこの映画に出会い、人生への力強いきっかけを与える…、そんな理由も想像できます。
動画配信サービスNetflixの台頭
Netflixも含む動画配信サービスによる映画界の流れは今に始まったことではありません。2018年アカデミー賞においては、Amazon配給の「マンチェスター・バイ・ザ・シー」が脚本賞を受賞し、さらに主演を務めたケイシー・アフレックも主演男優賞を受賞しています。それに対して、Netflixも台頭し「ホワイト・ヘルメット シリアの民間防衛隊」を短編ドキュメンタリー賞へと送り出します。
ROMA/ローマから垣間見るNetflixの思惑とは?
ROMA/ローマは白黒映像も含めたアートであり、非英語言語の映画、さらには有名なキャストも出ない。そのような映画に対してNetflixは莫大な額の宣伝費を使っています。2010年代からNetflixを含む動画配信サービスの台頭から、新作映画を見る機会は映画館だけではなくなりました。しかし、映画館の利点は大画面と音響にあります。
それらを重視しない人であれば、動画配信サービスで十分だということです。これによって、映画館が持つ独占的な循環は崩されていきます。そこで、Netflixが映画界最高の栄誉、アカデミー賞受賞作品を獲得することで、映画ファンの行動を決定的なものに転換しようとする思惑が垣間見えます。
Netflix映画ROMA/ローマの魅力
後述するあらすじの前に、ROMA/ローマの魅力をお伝えします!優しく温もり溢れる一人の女性によって描かれた物語です。なぜ、アカデミー賞3部門で受賞したのか、魅力を知ることで納得のいく作品だと言えるでしょう。
魅力①女性の自立
ROMA/ローマを観た感想が「登場する男が気に入らない!」というのが多く挙がっています。本作は意図的に男性のエゴに焦点を当てたことで、女性の自立というテーマを確立していることに魅力を感じます。というのも、あらすじ中に登場する青年は、引き気味のクレオの前にも関わらず、謎の舞踏を繰り広げるシーン。これはどう見てもくだらない。承認欲求を満たすために女性を踏み台にするな、ということになります。
魅力②オープニング
あらすじのラストもさることながら、オープニングも素晴らしいとの感想が挙がっています。オープニングはスタットとキャストのクレジットの裏で、床面のタイルが映されています。その映像は、遠くで波の音がしたかと思えば、次第に泡立った水はタイルを覆いつくし、反射した空に飛行機が飛んでいます。そして、映画のタイトル「ROMA/ローマ」が出てくるのです。
魅力③家族の形
ROMA/ローマの映画の舞台は1970年と1971年のメキシコを舞台し、あらすじでは様々な出来事が繰り広げられました。学生運動や確実に国が変わる前の地震(前触れ)などがあります。これらは、そのまま現代の世界に置き換えることができ、時代に合わせた多様な「家族の形」を認めていくという姿勢が多くの人の心を魅了したようです。
魅力④荘厳な神話
ROMA/ローマの世界は、どこかにあふれている日常を切り取ったような映画となっています。しかし、映像が生み出す世界はどこか神秘的で荘厳さを感じるのが本作の魅力。神話のような世界感を生み出す超絶技巧ともいえるほどのテクニックは、アルフォンソ・キュアロンのカメラによるものですが、そのテクニックが分からない素人でも何となく凄いと思わせます。
魅力⑤圧巻のラスト
ROMA/ローマのラストは、波に飲み込まれた子供たちをクレオが助けるシーンです。クレオが衝撃の発言をするのですが、それに対して家族全員がクレオを抱きかかえます。あらすじだけでは分かりずらいのですが、このシーンは5分ほどの長回しで、なんと家族の後ろで落ちる夕日が後光のように差し込んでいるのです。
もちろん合成ではなく、おそらく一度きりのチャンスで撮影された信じがたき映像が、圧巻のラスト、そして奇跡のようなシーンを生み出しているのでしょう。
Netflix映画ROMA/ローマのあらすじネタバレ
あらすじネタバレ①フェルミンの改心
舞台は1970年代のメキシコ。祖母のテレサと白人のソフィ夫婦が住む家でクレオという家政婦がいます。クレオはソフィ夫婦の子供たちに好かれ、毎日充実した日々を過ごしていました。ある日、休日に友達と一緒に映画を見に行く予定ができましたが、男友達のフェルミンは散歩に行きたいとクレオに言います。
そこで、他の友達と別れたクレオは2人でフェルミンの家で過ごすことに。その時、フェルミンは武術を披露。フェルミンが武術に人生を助けられたと言いました。フェルミンの母が亡くなってからは不良仲間とつるむようになり、シンナーを吸う、酒を飲むの毎日で死にかけますが、そんな時に武術と出会うことでフェルミンは改心したと言います。
その後、ソフィの旦那アントニオは多くの荷物を持って出かけていきます。仕事でしばらくは帰ってこれないと言い、ソフィに見送られながら出かけていきました。そんな状況にソフィは嫌な予感が止まらず、その当てつけかのようにホールに落ちている糞を片付けるよう怒りながらクレオに頼みます。
あらすじネタバレ②クレオの妊娠
クレオはしばらく生理がきていないことに気づき、妊娠が発覚。フェルミンに映画デートで不安げに告白しました。クレオは妊娠を拒否されるのかと心配している様子でしたが、フェルミンは「それはいいことじゃない?」と言い安堵したクレオだったのですが…。フェルミンは上着を置いて、トイレに行ったきり戻ることはありませんでした。
そして、クレオはソフィに申し訳なさそうに妊娠していることを告げ、「クビですか?」と涙を流して聞くと、「そんなことはないよ。」と言ってクレオを優しく抱きしめます。それからクレオとソフィは赤ちゃんの様子を確かめるため一緒に病院に行くと、赤ちゃんは順調に育っていることが分かりました。
そんな時、ソフィは病院の知り合いに対して夫が子供にさえ電話してくれないと愚痴を吐いている様子で、まだ話足りないのかクレオに新生児を見てくるよう伝えます。クレオは新生児を見て微笑みますが、そんな時に地震が起こりました。危機的な状況の中、新生児はケースの中にいたことで、瓦礫の影響を受けずに済みます。
それから日が経ったクリスマス。アントニオはクリスマスになっても仕事から帰ってくる様子もなかったので、ソフィは一緒に知り合いの家で年末を過ごしました。昼間は銃を撃ちまくり、そして夜はパーティー三昧。しかし、ある夜のパーティーでのこと、森で火事が起こってしまいます。大人に限らず子供も必死になって火を消すのですが、そんな中でも酒を飲みながらのんきに見物している大人もいました。
知り合いの家から帰ってきたところで、クレオの付き添いでソフィの子供と友達は映画に行くことになります。映画に行く途中の出来事、なんとクリスマスにも全く帰る様子を見せなかったアントニオが、知らない女とはしゃいでいるのを見かけてしまいます。ソフィの子供たちの友達から「あれはお前のお父さんじゃないか?」と言われても、ソフィの子供たちは違うと言い張る。そんな様子をクレオは心配そうにみつめていました。
あらすじネタバレ③銃撃戦
クレオは上着を返しに来たという口実で、武術の練習中のフェルミンを訪ねます。その練習が終わったころ、クレオは改めて妊娠していることをフェルミンに告げるのですが、「冗談じゃない、二度と会いに来るな」と言い放たれます。さらに、「召使が」と吐き捨てられ、クレオの元を去っていくのでした。
それからの様子は、ソフィ―が電話相手に「アントニオは愛人とアカプルコに行ってしまった、それから6カ月一銭も仕送りをしてくれない。」と言い泣きじゃくる。子供たちはそれを盗み聞きしており、それに怒ったソフィは思わず子供を叩いてしまいます。子供たちはすぐに謝りますが、次は盗み聞きを止めなかったクレオも怒鳴る始末。
そんなさなか、学生デモが起こっている状況でクレオとテレサはベビーベッドの買いに行く。二人が家具屋にいるところで学生でもはヒートアップし,銃撃戦になってしまいました。さらに、クレオたちがいる家具屋でも銃撃戦になり、それに巻き込まれる…。そして、クレオたちに銃口を向けたのは、なんとフェルミンだったのです。フェルミンが立ち去ると、クレオは破水してしまいます。
病院に運ばれたクレオでしたが、銃撃戦によって病院の中は大混乱に陥っています。クレオの状態は悪いようで、すぐに奥に運ばれていきました。看護師が付き添うテレサにクレオの情報を聞き出しますが、テレサは「知らない。」としか言うことが出来ません。なんとかクレオから赤ちゃんを出すことに成功したのですが、出す前の様子から悪い予感が的中、赤ちゃんは全く泣きません。
そこで、心臓マッサージを繰り返しますが、赤ちゃんは息をしませんでした。死産の現実を突きつけられ、息を引き取った赤ちゃんを抱きしめながら涙を流すクレオの姿があります。
Netflix映画ROMA/ローマの結末ネタバレ
結末ネタバレ①家族旅行へ
今まで使ってきた車ギャラクシーを売り、新しい車に乗り換えようとするソフィ。その前にギャラクシーに乗って家族旅行をしようと、落ち込むクレオに提案します。もちろん、クレオは乗り気になれません。そこで、周りから「気晴らしになる」と後押しされたので、渋々行くことになりました。旅行先では、ソフィが子供たちにパパは帰ってこないと告げます。
衝撃的な発言に困惑する子供たちですが、「この変化は冒険の始まり、皆で支え合っていこう。」とソフィは子供たちを励ましています。
結末ネタバレ②旅行最終日
そして、あらすじは旅行最終日。子供たちは海で泳いでいたのですが、波に飲み込まれてしまいます。クレオはとっさに子供たちを助けに行き、子供たちは無事救出されます。浜辺に戻ったクレオでしたが、急に泣き出します。クレオは「本当は子供に生まれてきてほしくなかった」と告白。しかし、ソフィは「皆クレオのことが大好きだよ」と言い、子供たちと一緒にクレオを抱きしめます。
それから家に帰り、旅行の出来事で話が持ち切りになる中、クレオは旅行の片付けを始めます。ソフィと子供たちはクレオを家政婦としてではなく、家族の一員として接する様子が描かれていました。これからは新しい家族、そして新たな家族の生活が始まる予感をさせ、あらすじは幕を閉じます。
Netflix映画ROMA/ローマのアカデミー賞ノミネートしたキャスト
キャスト①ヤリッツァ・アパリシオ
ROMA/ローマの主人公クレオを演じ、アカデミー賞にノミネートしたキャストは、ヤリッツァ・アパリシオです。アパリシオは、演技の訓練を受けておらず、ROMA/ローマに起用されるまでは保育学校に通っていました。さらに、父がミシュテカ育ち、母はトリケ族と先住民族の両親を持ち、メキシコで育ったために話すのは得意ではなかったようです。
つまり、本作が初演技、初主演となったのです。そして、アルフォンソ・キュアロンの監督作まで一切鑑賞することなく臨んだようで、ROMA/ローマのために、ひらすら言語の勉強に励んでいたといいます。ただ、家政婦役は家政婦で働くシングルマザーによって育てられた経験から、少なからずその実情を知っていることが分かります。
キャスト②マリーナ・デ・タビラ
続いて、ROMA/ローマでソフィを演じ、アカデミー賞にノミネートしたキャストは、マリーナ・デ・タビラです。メキシコ本国で舞台界でキャリアを積み、デヴィット・マメットやハロルド・ピンター、ベルトルト・ブレヒトなどの脚本の作品に出演していました。ダビラもアパリシオと同様に日本では知名度の低いメキシコ女優だったのですが、ROMA/ローマへの出演後は国際的な知名度を上げています。
日本で他の作品を鑑賞するならば、ROMA/ローマと同じNetflix作品の「インゴベルナブレ」があります。
Netflix映画ROMA/ローマに関する感想や評価
感想:登場する全てのものに命が宿っている
昨日はイオンシネマ茨木にて『ROMA/ローマ』鑑賞。一日置いたらびしっと感想書けるかと思ったけど無理だ。聞こえる音、見えるもの、全てに命が宿っている。それはきっとわたしが住む世界もきっと同じ。この映画の世界だけじゃなく、誰の人生もきっと美しい。わたしを生かしてくれる全ての命に感謝を。 pic.twitter.com/nkfbv2IPyj
— dita (@ditagrapefruit) March 12, 2019
ROMA/ローマの感想では、全ての命が宿っていると挙がっています。普段あまり気にすることのない音、見えるもの。これは映画に限ったことではありません。しかし、感想の通りどれも見方によって、素晴らしいものだと思い起こされる映画だと言えるでしょう。
感想:胸にジワジワ広がる静かな感動
2019年1本目の映画。小さな日常的な出来事が積み重なって、ゆっくりと人と人を繋いで行く。胸にジワジワと広がる静かな感動のある映画でした。すごいな。
— 保科由里子 yuriko hoshina (@YURIKOHOSHINA) January 1, 2019
映画『ROMA/ローマ』の感想・レビュー [1354件] | Filmarks #Filmarks #映画 https://t.co/UNf0sC1k2O
ROMA/ローマを観た感想では、胸にジワジワと広がる静かな感動があったと挙がっています。この感想も上述に似て、小さな出来事が積み重なることで大切な繋がりを生み出すことに気付く作品だったようです。
感想:モノクロ映像の中に確かな「色」がある
ROMA/ローマ、超絶大傑作。激動の70年代メキシコに生きるひとりの女中の物語。モノクロの映像と繊細な音でスケッチされたクレオの日常には、たしかに鮮やかな「色」がある。タイルを滑る水、子どもを飲み込む波、家の庭から見上げる空。「母」として家族を支えるクレオの温もりと優しさに溢れた作品。 pic.twitter.com/fKn9derhE3
— じゅぺ (@silverlinings63) December 14, 2018
ROMA/ローマを観た感想では、クレオの温もりと優しさに溢れた作品だと挙げられています。モノクロの映像の中には、確かな「色」があると言われています。タイルを滑る水といい、家の庭から見上げる空といい、これらを繊細な音でスケッチすることで描き出した荘厳な世界観。感想から素晴らしい作品だということが分かります。
Netflix映画ROMA/ローマの魅力まとめ
アカデミー賞3部門を受賞したROMA/ローマの魅力をあらすじを通して紹介しましたが、いかがでしたか?多くの感想は、ささいな日常でも聞こえる「音」や見える「もの」など全てのものに命が宿っていると思わせる作品だと挙げられています。
1970年代の激動の世界が舞台となっていたのですが、「家族の形」というのは時代に合わせて移り変わりつつも、なお温かな繋がりと優しさは大切だと思い起されます。劇場公開が積極的に展開されなかったのが惜しいのですが、Netflixで観れるからこそ、多くの人に届く作品になるのかもしれません。ぜひ、感想でみられたように自宅でゆっくりと「ROMA/ローマ」を鑑賞して映画に酔いしれてはいかがでしょうか?