好きだった君へのラブレターのあらすじネタバレ！Netflixラブコメ映画の結末は？

「好きだった君へのラブレター」は2018年配信のNetflixオリジナル映画です。原作は2014年に出版されたジェニー・ハンの小説「To All the Boys I've Loved Before」。主演はベトナム系アメリカ人女優のラナ・コンドルが務めました。恋した男の子たちへのラブレターを投函せず、秘密の箱にしまっていたララ・ジーン。ある日、ラブレターが勝手に投函されてしまいます。

手紙を受け取った男子からは次々と反応が。その中の一人、彼女と別れたばかりのピーターは「元カノを嫉妬させるため、付き合ってるフリをしてくれないか」と頼んできました。契約書を作り「ニセの恋人」になることをOKしたララ・ジーン。しかし優しくて本音で語り合えるピーターへの想いは、次第に「本当の恋」へと変化します。彼女の恋は成就するのでしょうか。

Netflix映画「好きだった君へのラブレター」は、口コミでじわじわ視聴者数を伸ばし大ヒット。甘酸っぱい青春ストーリーと高校生活のリアルな描写で人気を呼びました。作品に影響され、ネット上では「渡せなかったラブレター」を公開するユーザーが続々登場。登場人物たちが飲んだ「ヤクルト」の知名度は急上昇し、品薄状態となりました。

「好きだった君へのラブレター」の監督は、アメリカ合衆国アリゾナ州出身のスーザン・ジョンソンです。1970年12月18日生まれ。南カリフォルニア大学卒業後、WMEエンターテイメントでキャリアをスタート。1992年にミュージックビデオ制作会社を立ち上げ、監督・プロデューサーを務めました。その後、アメリカン・フィルム・インスティテュートを卒業。2016年「マイ・プレシャス・リスト」で長編映画を初監督しました。

Netflix映画「好きだった君へのラブレター」の予告編動画です。BGMはLauvの「I Like Me Better」。本編でも若手アーティストたちによるお洒落な楽曲が多数使用されています。本記事では「好きだった君へのラブレター」のあらすじを結末までネタバレ解説します。キャスト情報や視聴者の感想もご紹介します。

ララJ(ジーン)はラブロマンス小説が大好きな高校生。産科医の父、頼りになる姉マーゴット、おしゃまな妹キティと暮らしています。ララJは物語の恋には夢中になれますが、母を亡くした悲しみが癒えておらず、実際の恋愛には奥手。大切な人をまた失うことを恐れ、引っ込み思案になっていました。

マーゴットがスコットランドの大学に留学する日が近づいてきました。マーゴットの恋人ジョシュが一家の食事に同席します。ララJは気まずい気分。ジョシュはララJの親友であり、初恋の人。しかし、それに気づいたのは彼がマーゴットと付き合いだしてからでした。姉の恋人に想いは打ち明けられません。

ララJは恋をすると、ひそかに相手へのラブレターを書いていました。自分の気持ちを整理するためですが、そこには情熱的な想いがしたためられています。投函はせず、秘密の箱の中にしまって隠すだけ。恋の相手は学校一の人気者ピーター、キャンプで出会ったケニー、同窓会で再会したルーカス、模擬国連に出ていたジョン、そしてジョシュ。今日も書いた手紙を懐かしく読み返します。

就寝の直前、突然マーゴットに「ジョシュと別れた」と告白され、ララJは驚きます。家のことをララJに託し、マーゴットは旅立ちました。数日後、ララJも高校二年生の新学期を迎えました。登校早々、いじわるなジェンに絡まれます。ジェンとは昔親友でしたが、高校に入学してからジェンが人気者グループに入り不仲になっていました。

そこに、秘密のラブレターの二通目の相手であるピーターが現れます。ララJとピーターは、中一の時にパーティのゲームでキスした事がありました。しかし今はジェンの彼氏です。ララJの親友は、変わり者のクリスただ一人です。

ある日のこと。ララJは突然ピーターに「気持ちは嬉しいけど付き合えない」と言われます。彼の手には、秘密のラブレターが。なぜか本人が受け取ってしまったのです。ララJはショックで気が遠くなり、倒れます。意識を取り戻すと、ジョシュが近づいてきました。彼にも手紙が届いたと知ったララJは、とっさにジョシュを遠ざけるためピーターを押し倒してキスします。

三人目の相手ルーカスはゲイでした。四人目の相手ケニーへの宛先はキャンプなので、手紙は多分届いていません。ララJは事のいきさつを全てピーターに打ち明けました。ピーターは、このまま周囲に二人が付き合っていると思わせようと提案します。そうすればララJはジョシュを遠ざけられます。ピーターはジェンに嫉妬させ、振り向かせることができます。ララJは悩みますが、彼の作戦に乗ります。

二人はルールを決めて「ニセの恋人」の契約書を作りました。もうキスしないこと、この関係が芝居だと誰にもバレないこと、スキー修学旅行に二人で行くこと、など。ピーターはララJに毎日手紙を書くと約束しました。

​​​​​翌日から、毎朝ピーターが車で迎えに来ました。キティーはピーターにヤクルトを教えます。昼休みもピーターと一緒。地味だったララJは注目の的になります。しかしマーゴットに本当のことを話すことができません。ララJはマーゴットとの連絡を避けるようになりました。

ある日、ピーターにクラスメイトたちのパーティに誘われます。しぶしぶ同行したララJ。ピーターは髪を降ろした方がいいと、ララJのシュシュを取ります。本当のカップルのようにふるまう二人。ルーカスに声をかけられ、ララJは談笑します。その隙にジェンはピーターに絡み、「借りる」と言ってララJのシュシュを取り上げてしまいました。

パーティが終わりました。別れたのにジェンにこだわっているピーターに、ララJは軽蔑の目を向けます。ピーターはララJに、なぜ彼氏を作らないのか聞きます。ララJは母を亡くした悲しみを打ち明けます。ピーターは共感し、彼の父が家を出て行ったことを話しました。ララJは、ピーターになら本音で話ができることに気付きます。

11月。ニセの関係は日常となっていました。キティ―もピーターに懐いています。ジョシュは二人の交際に反対しますが、ララJは「ピーターが本当の恋人ならいいのに」と思い始めていました。ジェンはピーターと復縁したがっています。ララJは本気になることを恐れ、自分からピーターに「この関係をやめよう」と切り出します。ピーターはスキー修学旅行に一緒に行く約束だと断りました。

スキー旅行出発日。ララJはピーターを避けてしまい、バスで彼の隣の席にはジェンが座りました。宿泊先に到着後もピーターを避けるララJ。部屋を交換し合うことになり、ルーカスと同じ部屋に泊まりました。ルーカスは「ピーターはララJのことが本気で好きだ」とアドバイスします。ララJはピーターの元に向かい、避けたことを謝りました。二人は仲直りし、バスタブの中でキス。

出発の日。バスに乗り込むと、なぜか周囲から冷やかしを受けます。ジェンからは「ピーターは昨日私の部屋に泊まった」と告げられます。ジェンの髪にはララJのシュシュが。ピーターに遊ばれたのだと思い、ララJは彼に別れを切り出しました。

帰宅すると、マーゴットがサプライズで帰省していました。そこにピーターとジョシュが鉢合わせ。二人はララJを取り合って喧嘩します。ララJがジョシュを好きだと勘違いしたマーゴットは、怒って部屋に行ってしまいます。

ピーターとジョシュを追い返し、落ち込むララJ。追い討ちをかけるようにクリスから連絡が。ララJとピーターがロマンチックにキスする動画がSNS上に拡散。ララJはマーゴットに相談し、これまでの全てを打ち明けます。マーゴットは優しくララJを元気づけます。キティーも加わり、三人は姉妹の絆を確かめ合いました。キティーはラブレターを勝手に投函したのは自分だと告白。怒り狂うララJをマーゴットがなだめました。

キス動画はマーゴットの通報で消されました。平穏を取り戻したララJ。しかし、ロッカーにキス写真を貼られる嫌がらせを受けます。ピーターは周囲に大声で「ララJに嫌がらせするヤツはただじゃおかない」と宣言しました。

ララJはジェンの仕業だと思い文句を言います。ジェンは否定しますが、中学のときパーティでララJがピーターとキスしたことを恨んでいると告白します。ララJは、自分は地味で誰にも影響を与えていないと思い込んでいましたが、実は意外と見られていたことに気付きます。

ララJはジョシュを呼び、彼に恋していたことを打ち明けました。今はピーターを愛していることも。ジョシュは、気持ちを伝えるようアドバイスしました。キティーはララJが捨てたピーターの手紙の山を、拾って保管していました。そこにはピーターの、不器用ながら愛に溢れた言葉が書かれていました。

ララJはピーターの元へ向かいました。彼に演技ではなく、本心から好きだと告白。ピーターも同じ気持ちでした。二人はラクロスコートの中心でキス。ララJが夢見た草原の告白ではありませんでしたが、愛を手に入れました。エンドクレジット後、ララJの元をたずねて来たのは四人目のジョン。彼女をめぐる三角関係はまだまだ続くのかも知れません。

1997年5月11日生まれ。ベトナム・カントー出身。生後4か月でアメリカ人夫妻の養子になり、イリノイ州シカゴに移り住みました。2016年映画『X-MEN: アポカリプス』にジュビリー役で出演。その他の代表作に『アリータ: バトル・エンジェル』のコヨミ役、テレビドラマ『Deadly Class』のサヤ・クロキ役など。

1996年5月9日生まれ。アメリカ合衆国フロリダ州マイアミ出身。映画プロデューサーの両親の元で育ちました。代表作はNetflix映画『パーフェクト・デート』、ディズニー・チャンネル映画『カンペキ・ボーイ』のジェイデン役など。

1994年8月4日生まれ。カナダ、バンクーバー出身。9歳から子役デビューし、テレビドラマなどで活躍。2017年のNetflixドラマ『リバーデイル』のミッジ役で一躍知名度を上げました。

1994年8月22日生まれ。 アメリカ合衆国ミシシッピ州ガルフポート出身です。2010年、コメディ映画『Flipped』で映画デビュー。代表作は『ブリング・リング』『ハッピー・デス・デイ』など。

1988年10月30日生まれ。アメリカ合衆国ハワイ州オアフ出身。中国系の母と白人の父の元に育ちました。1996年にミュージカル『レ・ミゼラブル』のリトル・コゼット役でデビュー。2010年からテレビドラマ『プリティ・リトル・ライアーズ』でモナ役を演じ人気に。ティーン・チョイス・アワードを四回受賞しました。

2003年6月16日生まれ。カナダ、バンクーバー出身。カナダの子ども向け教育番組などで活躍。2017年にはディズニー・チャンネルの映画『ディセンダント2』でシンデレラの意地悪な姉の娘ディジー・トレメイン役を演じました。

1988年6月26日生まれ。カナダ、オンタリオ州トロント出身。コメディアンとしても活躍しています。2015年に「Vineで最もフォローされている人」の称号を獲得しました。出演作は映画『理想の男になる方法』、Netflix映画『ザ・ベビーシッター』など。

1961年5月9日生まれ。アメリカ合衆国ウェストバージニア州ホイーリング出身。1988年、テレビシリーズ『素晴らしき日々』で俳優デビューしました。代表作はテレビドラマ『たどりつけばアラスカ』、『セックス・アンド・ザ・シティ』など。

「好きだった君へのラブレター」で甘酸っぱい青春を演じたラナとノア。SNS上には二人のあまりにも仲睦まじいオフショットに「もしかして本当に付き合っているの!?」とときめくファンが急増しました。しかしラナは『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』などに出演している俳優のアンソニー・デ・ラ・トーレと交際中。ノアとの仲はただの友達だと"現状は"明言しています。

「好きだった君へのラブレター」の大ヒットを受け、Netflixは続編の制作を決定しました。続編のティーザー予告をご紹介します。ラナとノアとしてテレビ通話を楽しむ二人が「クリスマス契約」について話しています。二人からのクリスマスプレゼントは「続編の決定」でした。

「好きだった君へのラブレター」の原作は三部作です。続編がどこまで映像化されるか現時点では不明ですが、原作ではジョンが物語に絡み、ララJの家族にも変化が起こる模様。「好きだった君へのラブレター2」の公開は2020年が予定されています。

ここからは「好きだった君へのラブレター」を観た方の感想や評価をご紹介します。「好きだった君へのラブレター」の評価に多かったのは「甘酸っぱい」という言葉。ララJとピーターの本当は互いを好きなのに言えない、もどかしい関係は、非常に甘酸っぱく魅力的でした。

続いて「好きだった君へのラブレター」の感想に多く見られたのは「キャストが可愛い」という評価。ラナ・コンドルとノア・センティネオを始め、たくさんの若手スター候補が出演している本作。視聴者は初々しくチャーミングなキャストたちに魅了されました。

「好きだった君へのラブレター」で評価されているのは、ストーリーとキャストだけではありません。カラフルでお洒落なインテリア、青春を淡く彩るような音楽も高く評価されています。使用されているのはBlood Orange、Twinsmith、Wild Nothingなどのロマンチックな楽曲ばかり。

「好きだった君へのラブレター」は「その後が気になって仕方ない」「続きが見たい」という感想が多く上がっていました。ララJをめぐる三角関係のその後や、結末の後に登場したジョンが気になったという視聴者が多数見られました。

今回はNetflix映画「好きだった君へのラブレター」の作品情報、あらすじネタバレ、キャスト詳細、視聴者の感想についてご紹介しました。「好きだった君へのラブレター」のあらすじは、フェイクから始まった関係がやがて本当の恋に。主人公がなかなか素直な気持ちを言えない、甘酸っぱい映画でした。結末は二人が本当のカップルになりハッピーエンドとなりました。

「好きだった君へのラブレター」は国内外問わず大反響を呼び、ネット上には「魅力的でキュート」「音楽もロマンチック」という感想や、「観てて癒される」「キュンキュンしっぱなし」などの感想が上がっていました。「好きだった君へのラブレター」のあらすじを読まれて気になった方は、是非ご覧になってみてはいかがでしょうか。