17歳の肖像のネタバレあらすじ!映画の結末とキャストは?【キャリー・マリガン】

映画『17歳の肖像』は、イギリスの人気ジャーナリストである“リン・ハーバー”の自叙伝を原題にし、ベストセラー作家の“ニック・ハーンビィ”が脚本を手掛けた甘く切ないラブストーリです。映画『17歳の肖像』はタイトルにもあるように17歳の少女が年上の男性と出会い、恋をして、それまで生きて来た人生が180度一転してしまう程の心の成長を描く映画作品です。映画『17歳の肖像』で注目の高い素敵なファッションとネタバレあらすじ、結末を紹介すると共に、感想や評価も紹介していきます。

17歳の肖像のネタバレあらすじ!映画の結末とキャストは?【キャリー・マリガン】のイメージ

目次

  1. 17歳の肖像とは?
  2. 17歳の肖像の映画あらすじネタバレ
  3. 17歳の肖像の映画結末ネタバレ
  4. 17歳の肖像の登場人物・キャスト
  5. 17歳の肖像のファッション・衣装
  6. 17歳の肖像に関する感想や評価は?
  7. 17歳の肖像の映画ネタバレまとめ

17歳の肖像とは?

『17歳の肖像』とはイギリスの人気ジャーナリストである”リン・バーバー”の自叙伝を映画化した作品で、2009年10月にイギリスで公開され翌年の2010年4月に日本で公開されました。映画『17歳の肖像』は第63回英国アカデミー賞主演女優賞受賞・第12回英国インディペンデント映画賞英国主演女優賞受賞した他、第82回アカデミー賞では作品賞・主演女優賞・脚色賞にノミネートされました。

17歳の肖像の映画作品情報

映画『17歳の肖像』の舞台は1961年のロンドン郊外で暮らす16歳の少女“ジェニー”の物語です。“ジェニー”はごく平均的な家庭で生まれ育ち、パリに憧れ、趣味はこっそりシャンソンを聴くこと。そしてオックスフォード大学を目指す成績優秀な少女です。しかし、そのオックスフォード大学には自分のためでなく、実は厳格な父親のために目指しているだけなのです。

ある日、その日は土砂降りの雨の日でした。ジェニーは傘を忘れてしまい、チェロケースを必死で持ちながら下校していました。その姿に「君ごと家に送ろうか?」と声を掛けて来たのが、年上の”デイヴィッド・ゴールドマン”でした。デイヴィッドと出会ってしまったジェニーの甘く切ない恋が始まっていくのですが、結末はどうなるのでしょうか。

17歳の肖像の予告編動画

映画『17歳の肖像』の予告編です。厳格な父親の元、パリに憧れ大好きなシャンソンを密かに聞く楽しみを持ちながら、オックスフォード大学と言う一流大学を目指していた少女“ジェニー”が一人の男性と出会い、運命を変えて行く。映画『17歳の肖像』は1961年の時代風景と共に描かれています。

17歳の肖像の映画あらすじネタバレ

ここからは映画『17歳の肖像』のあらすじネタバレをしていきたいです。映画の主人公”ジェニー”と年上の男性”デイヴィッド”がどの様にして出会い、惹かれあい、恋に落ちて行くのかを深堀して紹介していきます。

あらすじネタバレ:デイヴィッドとの出会い

1961年イギリス郊外の平凡な家庭で生まれ育つ“ジェニー”。パリに憧れ、父に内緒でシャンソンを聴いたり、趣味でチェロを弾いたりしています。厳格な父親はジェニーにオックスフォード大学を目指せさせます。父親は大学入試のためにジェニーが弾いているチェロも辞めろと言ってきます。ジェニーはそんな父に対して「楽団も辞めるの?」と聞き返します。

大学に入るのには何もしていないことの方がマイナス。父親は思いを留めチェロと楽団は許可をしました。そんなある土砂降りの雨の日、傘を持っていなかったジェニーがチェロのケースを必死で持ちながら帰ろうとしていた時です。「君のチェロが心配だな。君ごと家まで送ろうか?」と声を掛けて来た男性がいました。

その声を掛けて来た男性こそが”デイヴィッド”だったのです。デイビットは高級車に乗り、見た目は洗練され、ジェニーよりもかなり年上のた男性でした。車に乗ったジェニーは彼の話す内容がどれも新鮮で面白く、また対応も紳士的だったので家までの道のりがとても楽しい時間になりました。

あらすじネタバレ:音楽会

それから幾日か経ったあるひ、ジェニーは街角で偶然デイヴィットを見かけ声を掛けます。そしてデイヴィットは今度の週末に行われる音楽会にジェニーを誘いました。ジェニーはその誘いを喜んで受けましたが、厳格な父は当然の如く反対します。ジェニーを連れ出したいデイヴィッドは、ジェニーの父親を一生懸命説得します。

デイヴィッドの説得もあり、父親の許可下りたジェニーは、初めての正装で胸をドキドキさせながら音楽会に出掛けます。会場に到着するとデイヴィッドの友だちである“ダニー”とその恋人”ヘレン”も居ました。

その後もジェニーはクラブに行き、芸術について語り合います。そして今度はオークションにも一緒に行こうと誘われ、ジェニーはすっかり大人のデイヴィッドに舞い上がり嵌っていくのです。

あらすじネタバレ:怒ったジェニー

ある日、デイヴィッドがジェニーの両親に「オックスフォード大学にコネがあり、教授にジェニーを会わせたい」と言いに来ます。その為、遠出になるので泊りがけになり、宿泊先はオックスフォード大学内に在ると言って嘘をつきジェニーの父親を騙し、許可を貰います。ジェニーの父は実際のオックスフォード大学が分からない為騙されてしまうのです。

パリに憧れ出掛けた旅先でデイヴィッドとジェニーは同じ部屋で泊まりますが、ジェニーの「17歳までは処女でいたい」というジェニーの言葉を受け入れます。そして、この旅行でジェニーはデイヴィッドがしている仕事が何かを知るのです。ある時仕事だと言い「売家」にデイヴィットと友だちのダニーが入っていきます。

「売家」から出て来たデイヴィットとダニーはその家の高価な絵画や美術品を盗んでいたのです。そして、その盗品を売買に出し、お金を手にしていたのです。それを知ったジェニーは怒りだし『家に帰る」と言い出しますが、大人の振りをしていても子どものジェニーはデイヴィッドに説得されます。

家に戻ったジェニーは両親にオックスフォード大学に行ったという証拠のため、オックスフォード大学の教授で作家をして人のサインを見せます。オックスフォード大学の教授と知り合いだというデイヴィッドにジェニーの両親は気を良くしますが、実はこのサインもデイヴィットが書いた偽物だったのです。

17歳の肖像の映画結末ネタバレ

映画『17歳の肖像』のあらすじでは、デイヴィットの本当の姿が明るみに出て来ています。デイヴィットが紳士でもオックスフォード大学の教授の知り合いでもなく、「詐欺師」だったことを知るジェニーですが、この後どういった結末を迎えて行くのか、あらすじネタバレ紹介していきます。

結末ネタバレ:誕生日パーティー

それはジェニーの17歳の誕生日パーティーが行われている日でした。高校でのボーイフレンド”グラハム”がお祝いに来てくれていたのですが、デイヴィットが大量のプレゼントと現れ、グラハムは気落ちして帰ります。そして、この日、デイヴィットはジェニーにフランスに行くことの許可をもらいます。

デイヴィッドとの旅行に心を躍らされ、余りの嬉しさに友だちにその事を話してしまうのです。そして、たちまち学校中に広まってしまうのです。ジェニーを心配したウォルターズ校長は「このままでは学業が疎かになってしまう」とオックスフォード大学を目指すジェニーに忠告しました。

ウォルターズ校長の言葉にも耳を傾けなかったジェニーはフランスに。そしてパリでの夜に『17歳』を迎えていたジェニーとデイビッドは結ばれることに。デイビッドはジェニーとパリ旅行に酔いしれてジェニーにプロポーズをします。ジェニーと両親はそのプロポーズを受け入れ、ジェニーの父親に至るには「大学進学」もしなくて良いと言ったのです。

デイヴィッドと婚約したジェニーは嬉しさの余り、学校にまで婚約指輪をして行っていました。そして、その事を注意されたジェニーはウォルターズ校長と意見が合わずに自主退学することにしました。

結末ネタバレ:大学合格

結婚が決まり、心嬉しくデイヴィッドとジェニー、そして両親との食事会に出掛ける途中のことです。ガソリンスタンドに立ち寄った時、車の中に置かれていたデイヴィットへの手紙を見つけました。その手紙のあて名は「ゴールドマン夫妻」となっていました。ジェニーは説明を求めましたが、デイヴィットは逃げ出して去っていきました。

ジェニーは訳が分からなくなり、答えを求める為に彼の暮らす家を尋ねました。尋ねた先にはデイビッドの奥さんと、息子がいたのです。そしてデイヴィットが浮気性でジェニーが初めてではなかったことも知らされるのです。ジェニーはその事実を受け入れ反省し、ウォルターズ校長に高校復帰を願うも断られます。

ジェニーは失意に打ちひしがれます。しかし、そんなジェニーに助けの手を差し伸べ、救ったのは英文学の”スタッブズ先生”だったのです。ジェニーは過去に先生に酷いことを言い、険悪な関係になっていたのですが、力になってくれました。

もともとオックスフォード大学を目指すほど、成績優秀だったこともあり、再起を狙って勉強に励んだ結果、大学に見事合格しました。そしてオックスフォード大学に入学したジェニーは至って普通の女子大生として暮らします。大学で出来たボーイフレンドにフランスに行こうと誘われ「死ぬほど行きたい」と演技で答える結末を迎えるのでした。

17歳の肖像の登場人物・キャスト

映画『17歳の肖像』のあらすじネタバレ、結末紹介は如何でしたでしょうか。ここからは実力派揃いの映画『17歳の肖像』に出演いている登場人物とキャストの紹介をして行きます。

ジェニー・メラー/キャリー・マリガン

映画『17歳の肖像』のあらすじで主人公ジェニー・メラー役にキャストされていたのは、イギリス・ロンドンで1985年5月28日に生まれた女優「キャリー・マリガン」です。高校の時に「ジュリアン・フェロウズ」の講演を観たのをきっかけに演技に興味を持ち、大学進学が決定していたにも関わらず『プライドと偏見』で見事役を勝ち取るのでした。

2005年に映画『プライドと偏見』でデビューしたキャリー・マリガンは2009年には第59回ベルリン国際映画祭でシューティング・スター賞を受賞し、2009年公開の映画『17歳の肖像』では英国アカデミー賞主演女優賞を受賞、アカデミー賞では主演女優賞にノミネートされました。その後2013年『華麗なるギャッビー』『未来を花束にして』『ワイルドライフ』などに出演し、確実に実力を付けて、今後益々楽しみな女優です。

デイヴィッド・ゴールドマン/ピーター・サースガード

映画『17歳の肖像』のあらすじの中でジェニーに詐欺を働き、心を奪うデイヴィッド・ゴールドマン役にキャストされていたのは、アメリカ・イリノイ州で1971年3月7日に生まれた「ピーター・サースガード」です。1995年にテレビ『ロー&オーダー』でデビューします。そして2003年の映画『ニュースの天才』で注目を浴び、全米映画批評家協会賞の助演男優賞を受賞しました。

その後、大作映画のオファーも増え、アカデミー賞女優のジュディ・フォスターと映画『フライトプラン』で共演を果たしました。また近年では2017年に公開された映画「アイヒマンの後継者ミルグラム博士の恐るべき告発』や映画『ジャッキー/ファーストレディ最後の使命』にも出演されていて、今後も目の離せない俳優です。

ダニー/ドミニク・クーパー

映画『17歳の肖像』のあらすじでは、デイビッドの友だちで仕事仲間のダニー役にキャストされていたのは、ロンドンで1978年6月2日に生まれた「ドミニク・クーパー」です。ロンドンの演劇学校で学び、2001年に映画『フロム・ヘル』でデビューします。
 

その後も舞台、映画に精力的に出演し、2011年に公開された映画『デビルズ・ダブル‐ある影武者の物語‐』では一人二役という大業も成し遂げました。2008年・2018年に公開されたミュージカル映画『マンマ・ミーア!』ではドナ(メリルストリープ)の一人娘・ソフィの恋人「スカイ」として演じ注目を浴びます。今後も俳優としての活躍に楽しみです。

ヘレン/ロザムンド・パイク

映画『17歳の肖像』のあらすじでは、ダニーの恋人ヘレン役キャストされていたのは、ロンドンで1979年1月27日に生まれた「ロザムンド・パイク」です。父親はオペラ歌手、母親はヴァイオリニストという芸術一家に生まれ、ロザムンド自身は映画『17歳の肖像』の主人公が目指すオックスフォード大学出身でピアノとチェロを趣味としています。

ロザムンドは大学在学中にデビューを果たし、2002年には映画『007ダイ・アナザー・デイ』でボンドガールに選ばれています。また2014年に公開された『ゴーン・ガール』では最高の評価を受け数々の賞を獲得。名実ともに名女優の座に付きました。アカデミー賞主演女優賞を手にする日も近いロザムンド・パイロンの今後の活躍に大いに期待したいです。

ウォルターズ校長/エマ・トンプソン

映画『17歳の肖像』のあらすじでは、ジェニーの通う高校のウォルターズ校長役にキャストされていたのは、イギリスで1959年4月15日生まれの大女優「エマ・トンプソン」です。エマ・トンプソンは1989年「彼が素敵な理由」で映画デビューをしています。1992年には映画「ハワーズ・エンド」ではウィルコックス家の後妻に入ったマーガレット・シューゲルを見事に演じアカデミー賞主演女優賞を受賞し、知名度を広げます。

その後もエマ・トンプソンは出演する映画で数々の賞を受賞し、イギリスを代表する大女優として現在まで活躍されています。2007年には世界的大ヒット映画『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』ではトレローニ先生の役として出演。2013年には映画『ウォルト・ディズニーの約束』でパメラ・トラバース役で出演しています。

また、近年では「メン・イン・ブラック:インターナショナル』に出演し、シリアスな役柄からコミカルな役までと幅広く活躍されています。そんな大女優のエマ・トンプソンのこれからの出演作品も楽しみにしたいです。

17歳の肖像のファッション・衣装

映画『17歳の肖像』でジェニーが着用しているファッションへの感想が「可愛い」と話題になっています。1960年代のイギリスファッション。少女と大人の狭間を歩くジェニーの心を映すファッションを画像などと共に紹介します。

17歳の肖像のファッションが可愛いと話題に

先ず最初のファッションはデイヴィッドと憧れの地、パリに旅行に行った時に着用したブルーを基調とし、白い花束の模様が描かれているワンピース。ポスターにも使われている服装です。

胸元が大きくスクエアにカットされたノースリーブなのですが、髪をキリリとアップにしているため、気品あふれるスタイルになっています。胸元に光る華奢なネックレスも品格をあげています。

次に紹介するのは、1960年代に流行ったイギリスの伝統的な「タータンチェック」の生地を彷彿させる模様が少女らしさを映し出しているワンピースです。生地は少し厚みのあるしっかりした素材で、深い緑色のグラデーションが入っています。正統派「高校生」の印象が残ります。

この金の糸で施された薔薇模様。ジェニーは泣いていますが、この品格の高いワンピースと浮彫模様のカーディガンを身に纏っているだけで、この涙が女性の強さを現わす涙に見えます。後、前髪が眉毛よりも上なのが、大人っぽさを強調して見えるポイントです。

ジェニーとヘレンのこのスタイルは「可愛い」という感想より、気品ある大人な女性とゴージャスなマダムと言った雰囲気です。ジェニーが来ている真っ黒なワンピースにオフホワイトのコート、それに合したかのようにお揃いのカラーになっている手袋。お洒落の上級者でなければ装えません。そしてポイントがヘレンのコートに合わせたバッグ。

一見ちぐはぐに見える2人のショットですが、小物でゴージャスなヘレンとお揃いにしてあるため、2人に統一感が出ています。親しい人と出掛けるときに、ドレスコードとしてお手本にしたいファッションです。

17歳の肖像に関する感想や評価は?

映画『17歳の肖像』を観た方の感想や評価をTwitterで調べてみました。17歳という大人と子どもの狭間で揺れ動く乙女心に共感し、感動された方が多く見えました。映画の結末に驚きの感想を持たれた方も見えました。そして、映画を観てジェニーと一心同体になってしまったtokoさんはこの結末を暫く引きづってしまわれたそうです。

映画『17歳の肖像』には学校の勉強だけでなく、芸術や音楽への学び、そして何より大人の世界に足を踏み入れてしまった本当の意味での少女の「AN EDUCATION」(原題)(直訳すると≪学び≫」だったという感想を持たれています。『17歳』の少女たちがこの映画で疑似体験して学ぶこともお薦めです。

厳格な父親の元で過ごす『17歳』の多感な少女の気持ちを、詩のような文章で感想を述べて下さっています。「背伸びをして訪れるパリ」の言葉の中には、その後の苦い現実への感想が詰まって聞こえます。

『17歳』…自分は大人だと錯覚をして、大人の恋愛をしているつもりが、実は子どもだから選択していた恋愛で、最後には現実を突きつけられてしまう。でも、現実には余り直面したくない恋愛ですが、ジェニーにとっては必要な体験だったようです。

映画『17歳の肖像』の映像の美しさ、お洒落なファッションへの感想を述べて下さっています。今回の記事で紹介したのはジェニー中心の4点のファッションでした。IMANO.KさんのTwitterにも掲載されているグレーの制服も高校生らしいお洒落な出で立ちになっています。

17歳の肖像の映画ネタバレまとめ

今回お届けしましたイギリスの人気ジャーナリスト”リン・バーバー”の自叙伝「『17歳の肖像』のネタバレあらすじ!映画の結末とキャストは?」は如何でしたでしょうか。大人と子どもの狭間で揺れ動きながら体験する恋愛模様。

実在する”リン・バーバー”を見事に演じ切られたキャリー・マリガンはジェニーの憧れはパリ。自分はニューヨーク。と、「ここではないどこか」に行きたい気持ちは共感できたと感想を述べています。甘く切ない恋の物語を映画でもう一度経験してみませんか?映画『17歳の肖像』ぜひご覧ください!

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