オーバーボードはアンナ・ファリス主演のラブコメディ映画！あらすじや結末ネタバレ

オーバーボードはロマンチック・コメディ映画です。1987年にアメリカで公開された「潮風のいたずら」という映画のリメイク作品です。オーバーボードは日本では劇場公開されませんでしたが、Amazon Prime Videoでは字幕版と吹替版が配信されています。

オーバーボードはロマンチック・コメディ映画なので、とても楽しく観ることができます。難しい話ではないので、疲れている時など元気を出したい時に観ると楽しめる映画です。

オーバーボードの主役のケイトを演じたのはアンナ・ファリスです。ケイトは3人の娘の母で、子育てをしながら必死に働いていました。シングルマザーとしての大変さを表現しつつ、コメディとして軽快さのある演技を見せています。

アンナ・ファリスはアメリカの女優です。幼いころから演技に興味があり、9歳には初舞台に立ちました。ロンドンで演劇を学び、1999年に映画デビューします。デビューから1年後の2000年に出演した「最終絶叫計画」というホラー・コメディ映画ではヒロインを務めて人気を博しました。

アンナ・ファリスの主な出演作品には、「最終絶叫計画」のシンディ・キャンベル役、「MAY-メイ-」のポリー役、「オブザーブ・アンド・レポート」のブランディ役などがあります。

アンナ・ファリスは女優として映画に出演するだけでなく、声優としてアニメ作品にも出演しています。声優としての出演作品には、「くもりときどきミートボール」のサム・スパークス役、「アルビン4それいけ!シマリス大作戦」のジャネットミラー役などがあります。

人気コメディドラマシリーズ「フレンズ」にも出演しており、アンナ・ファリスはレギュラー出演ではありませんでしたが、ゲスト出演として双子の実の母親を演じました。

オーバーボードがどのようなあらすじなのか、まずは冒頭部分のあらすじのネタバレを紹介します。ケイトは3人の娘を育てながらピザ屋と清掃の仕事を掛け持ちしていました。その日清掃を依頼されたのはとても豪華なクルーザーでした。このクルーザーの所有者はレオナルドという、金持ちの御曹司だったのです。

ケイトは豪華なクルーザーに興奮します。そこにベッドから起き上がったレオナルドに遭遇しました。レオナルドはプレイボーイでとても傲慢な性格をしていました。ケイトは最初こそ我慢していたものの、理不尽な言い分にレオナルドに怒鳴りつけます。するとレオナルドは出発してしまったクルーザーから、ケイトと清掃機材を突き落としました。

レオナルドは清掃料金を払ってもくれず、ケイトは清掃機材を壊してしまったことで借金を背負い、さらには清掃業をクビになってしまいました。またケイトの家は、家賃を払う事ができずに立ち退き命令の紙が貼られてしまいます。

ここからはレオナルドがトラブルに巻き込まれてしまいます。一体どのようなトラブルが起きたのか、あらすじのネタバレを紹介します。レオナルドはクルージングを楽しんでいました。しかし部屋の外に出ていたレオナルドは、クルーザーから落ちてしまいます。レオナルドは必死に助けを呼びましたが、誰もレオナルドが海に落ちたことに気づきませんでした。

レオナルドが目を覚ますと、そこは砂浜でした。砂浜から移動し、町をさまよい歩いているところを保護され、病院で治療を受けます。レオナルドは記憶を失っていました。記憶を失ってもなおその傲慢な態度は治らず、病院食にまでも細かく文句をつけます。

一方、クルーザーではレオナルドが居なくなっていることにやっと気が付きます。そしてレオナルドらしき男が保護されたという連絡を受けた妹のマグダが、確認のために病院にやってきました。マグダは兄と後継者争いをしており、この記憶喪失を使ってレオナルドの死を偽装することを思いつきました。

レオナルドとケイトは偽りの夫婦になります。なぜそうなってしまったのか、あらすじのネタバレを紹介します。家の立ち退き命令が出されたケイトは、友人のテレサのところにやってきていました。テレサに話しをしている時、ピザ屋の同僚が記憶喪失になった男のニュースが面白いと話題に出します。

写真を見たケイトはその記憶喪失の男がレオナルドだということに気が付きました。ケイトは病院に行ってレオナルドに清掃代と清掃機材代を要求しようと考えます。しかし、テレサは知らない人にお金を渡すとは思えないと言い、この状況を逆に利用してみてはどうかと提案します。

テレサとケイトは偽造書類を作って、レオナルドにケイトの夫だと偽ったのです。レオナルドは最初は信じませんでしたが、証拠を見せてレオナルドを信じ込ませました。ケイトの娘達もレオナルドに対しては痛い目を見ればいいと言っており、偽りの夫婦を演じるのに一役買います。ケイトは試験勉強をしている間、レオナルドに家事全般を任せることにしました。

ここからはケイトの家で暮らすことになったレオナルドについてのあらすじのネタバレを紹介します。ケイトは過酷な仕事や家事に参っていました。記憶喪失になった後、こんなにもここでの生活を嫌がったのは、今まで過酷な生活をしていたからだったのだと思いました。

しかし、暮らしていくうちにもっと父親として頑張ろうとも思いはじめており、子供たちも次第に面倒見の良いレオナルドを慕うようになっていきました。レオナルドに家事や子守を任せたことでケイトは無事に試験を終え、レオナルドの手もいらなくなります。

レオナルドに本当のことを言わなければならなくなりますが、ショックを受けるのではないかと心配していました。しかしテレサ達は、貧乏な暮らしから大富豪になれるのだからショックを受けるはずがないと言いました。

ここからはオーバーボードの結末までのネタバレのあらすじを紹介します。ケイトはレオナルドに本当のことを打ち明けようと話を持ちかけましたが、どうしても言うことができず思わず「結婚記念日」と偽ってしまいます。このことでますます本当のことを言えなくなってしまいました。その頃クルーザーでは、マグダの嘘が父にバレてレオナルドが生きていることが分かります。

父はすぐにレオナルドを迎えに行きます。レオナルドは家族を見た瞬間に記憶を取り戻しました。レオナルドは記憶を取り戻したことに喜びますが、同時にケイトがあの時の清掃員だということも思い出しました。レオナルドはショックを受け、そのまま父の車に乗って去っていきました。子供たちは泣きながらレオナルドを追いかけました。

子ども達はケイトになぜ止めなかったのかと責められますが、騙していた手前止めることなど出来ませんでした。レオナルドはクルーザーで久々に家族との食事を楽しんでいました。父から会社を任せると言われ、建設業に務めていた経験から、今後どんな製品が必要なのかを語ります。

また執事には自分が建設現場で働いていた時、自分のような金持ちが嫌いだったと言います。そして自分の居場所に悩んでいると告白しました。執事からアドバイスをもらったレオナルドはケイトの元に戻ろうと思いましたが、父に大反対されてしまいます。その時三回の汽笛が聞こえてきます。ケイト達がレオナルドに会いに、ホビーの船を借りてやってきたのです。

しかし船は父が操っており、どんどん遠ざかっていきます。レオナルドは「ケイト愛してる」と言って船の上から飛び込みました。それを見たケイトも海に飛び込みます。泳いで互いの元へ向かっていましたが、レオナルドは父からの「遺産は一銭もやらない」という言葉を聞いて泳ぐのを辞めてしまいます。

ケイトは「もっとロマンチックになると思っていたのに」とショックを受けますが、レオナルドは「愛か金かを選ぶことは楽じゃない」と言って海の中で父と交渉します。全て遺産がもらえないと分かるとレオナルドはケイトの方に振り向き、「君を選ぶ」と言いました。

レオナルドは貧しいけど金がある時よりも豊かな暮らしだったと言って、二人はキスしました。その後、レオナルドは貧乏ながらも有意義な生活をしていました。ケイトは既に看護師として働いています。ある時レオナルドの秘書だったコリンが自宅に訪ねて来ました。コリンは「質の高いベビーシッターは探していないか？」と言いました。

しかし貧乏なので雇うお金がありません。するとコリンはレオナルドの父からプレゼントを預かってきていると言いました。あの豪華なクルーザーをレオナルド名義でプレゼントしたのです。父は二人を認めました。クルーザーを売れば6000万ドルを手に入れる事もできます。物語の結末に、二人はクルーザーの上で正式に結婚式を挙げました。

オーバーボードに登場するケイトは3人の娘を育てるシングルマザーです。貧乏で働きながら看護師試験の勉強をしていました。しかし試験が近づく中、子育ても仕事も上手くいっていませんでした。そんな時にレオナルドが記憶喪失になったことを知り、復讐を企みます。

オーバーボードに登場するレオナルドは大富豪の息子で典型的な嫌味な金持ちでした。働かなくても毎日遊んで暮らしています。少しでも気に入らないことがあるとすぐに従業員をクビにしていました。しかし映画の結末には、金よりも愛が大事だということに気づきました。

オーバーボードに登場するケイトの娘達は、レオナルドのことを嫌悪しておらず、むしろ父親が出来たことを喜んでいました。レオナルドが美味しい料理を作った時も素直に褒めています。

オーバーボードに登場するホビーはテレサの夫です。レオナルドが記憶喪失でケイトの家で暮らすことになった時、テレサの紹介でホビーの建設業者に就職しました。物語の結末には、レオナルドを追いかけるためにケイト達に船を貸しています。

オーバーボードに登場するテレサはケイトの友人で、ピザ屋のオーナーです。レオナルドの記憶喪失を使い、ケイトの夫だと騙す作戦を考えたのはテレサでした。テレサは偽りの夫婦だとしても、レオナルドとケイトはお似合いだと言って二人の仲を応援していました。

オーバーボードに登場するコリンはレオナルドの秘書で、ヨットの管理者でもあります。秘書でありながらも、レオナルドのお世話のようなこともしていました。オーバーボードの結末で記憶を取り戻したレオナルドにはアドバイスをしています。また二人の結婚式にも呼ばれており、酔っぱらいながらも祝辞を述べていました。

オーバーボードに登場するマグダはレオナルドの妹で、継承者争いをしていました。あらすじのネタバレでもあったように、継承権を獲得するために、記憶喪失の兄を見つけても知らぬフリをして死を偽装します。映画の結末には兄の偽装がバレて継承権を剥奪されてしまいました。

オーバーボードに登場するレオナルドはマグダの兄で、いつも酒を飲み女と遊んで暮らしていました。傲慢な性格のため従業員達からはよく思われていません。記憶喪失になった後はケイトとその娘たちと一緒に暮らすことになります。

オーバーボードに登場するパピはレオナルドの父親です。ベッドで寝たきりの生活をしており、長くないと判断されていました。レオナルドが亡くなったと聞いた時は泣いて悲しんでいました。レオナルドが記憶を取り戻してからはケイトとの結婚に反対していましたが、映画の結末にはクルーザーをプレゼントして結婚式にも参加しています。

オーバーボードにはホビーが雇っている建設業者の従業員が登場しました。レオナルドが就職した時は、あまりの仕事の出来なさに笑って冷やかしていました。

オーバーボードは海外の評論サイトではあまり点数は良くないものの、思っていた以上に面白かったという声が多くありました。コメディ作品といってもわざとらしさは全くなく、楽しく観れたという感想もありました。

オーバーボードを観て幸せな気持ちになったという方もいました。お金で買えないものを学んでいくレオナルドや、結末の展開に感動したという声もありました。

オーバーボードはコメディ要素だけでなく感動できるシーンもあり、その結末に思わず涙ぐんだ方もいたようです。

オーバーボードは大笑いできるコメディ映画というよりも、見ていて楽しくなるようなコメディ映画です。実際に映画を鑑賞した方の感想には、その結末に幸せな気持ちになったという感想がありました。オーバーボードは海外の評論サイトでは評価が低いものの、Amazonでは星5のうち4.5を獲得している映画です。良作コメディ映画を楽しみたいという方はぜひ観てみて下さい。