2018年12月26日公開
2018年12月26日更新
水曜どうでしょうサイコロの旅とは?名物企画の第一弾やゴールデンでの名言も紹介
今回は人気ローカル番組「水曜どうでしょう」のサイコロの旅第1弾の内容とサイコロの旅ゴールデンスペシャルで飛び出した名言をまとめました。水曜どうでしょうはローカル番組であり既に放送が終了している番組ですが、現在では全国各地で再放送や再々放送が放映されている人気番組です。また、TV以外にも色々なメディアで関連企画も行われています。そんな「水曜どうでしょう」の第1弾であるサイコロの旅をご紹介していきます。
目次
水曜どうでしょうサイコロの旅はどんな企画?
今回は1996年に放送を開始した伝説のローカル番組・水曜どうでしょうの人気企画で唯一ゴールデンに進出したサイコロの旅についてまとめてみました。水曜どうでしょうは既にレギュラー放送が終了している番組なのにもかかわらず熱狂的なファンのいる番組です。TV業界関係者や芸能人にもファンが多く、色々な特集が組まれることもあり番組単体以外に番組関連企画が多く行われています。
水曜どうでしょうの番組概要
水曜どうでしょうは、1996年10月10日に放送を開始しました。元は北海道テレビでのみ放送されていたローカル番組でしたが、現在では再放送である「水曜どうでしょうリターンズ」や「水曜どうでしょうClassic」などが全国各地で順次放送されています。水曜どうでしょう自体の新作も随時制作されており、こちらも全国各地で順次放送されておりいます。番組を再構成・再編集した「水曜どうでしょうDVD全集」も発売されています。
水曜どうでしょうにはレギュラー出演として鈴井貴之と大泉洋、そしてディレクターの藤村忠寿と嬉野雅道がいます。番組はこの4人がが様々な企画の無謀な旅に挑みその様子を放送するという内容です。放送当時は旅以外にも様々な企画を放送していましたが、鈴井と大泉の旅番組が人気となり1997年に完全な旅番組になりました。番組では低予算、低姿勢、低カロリーの3低をモットーとして番組の撮影・作成がなされています。
サイコロの旅はどんな企画?
水曜どうでしょうの人気番組の一つが大泉洋・鈴井貴之他2名のディレクター達で行くサイコロの旅です。サイコロの旅は水曜どうでしょうの放送当時に唯一ゴールデンに進出した企画です。数々の名言が飛び出した今企画の内容はシンプルでサイコロの目にそれぞれ行き先と交通機関を設定しておき、サイコロを振って出た目に該当する場所に指定された交通機関で向かいます。
タイムリミットが設定されており、その時間までに目的地に到達することを目標にしています。目的地に到着するまでは、交通機関がある限り常に移動続けるため、かなりハードな企画となっています。現在は大物タレントになっている大泉洋、しかしこの放送当時は大学生で、初々しくあまりTV慣れしていないテンパリ気味の姿を見ることが出来ます。大泉洋の出世作と言えるのではないでしょうか。
水曜どうでしょうサイコロの旅の第一弾を紹介!
ここでは水曜どうでしょうの人気企画サイコロの旅の記念すべき第一弾の内容をご紹介していきます。後に伝説となる出演陣4人の絶望ぶりを見ることが出来ます。
第1の選択:松山行き
- ラ・フォーレ 青森行き
- Weライナー 新潟行き
- オレンジライナー 松山行き
- らくちん 盛岡行き
- ドリームふくふく 下関行き
- エアポートリムジン 羽田行き
水曜どうでしょうの人気企画サイコロの旅の記念すべき第一投の行き先リストは上記の様になっており、サイコロを振ったのは放送作家の鈴井貴之さんです。最初ということで北海道へ近づく選択肢が3つもあり楽勝という様子でサイコロを振った鈴井さんでしたが、出た目は「3」つまり松山です。東京から西に900キロメートル、完全に北海道とは逆側に行くことになってしまいます。
初っ端にこんな最悪の目を出した鈴井貴之さんは後に「ダメ人間」の称号を得ることになります。閑話休題、松山に行くことになったメンバー4人。新宿から松山まではバスで12時間の長丁場、既に鈴井さんは弱音を吐き始めてしまっています。12時間が経過し午前7時55分、松山に到着します。
一応旅番組の体裁として道後温泉に入ることになり、荷物を取りに言った大泉さんはカメラからフレームアウトした瞬間盛大にコケてしまいます。音のみしか映っていませんが直後の大泉さんは放送されました。そんな事もありながら、温泉に入り疲れを癒やしたメンバーは次のサイコロを振り始めます。
第2の選択:臼杵
- 夢の直行便 札幌
- ふぐが食べたい! 下関
- ふりだしに戻る オレンジライナー新宿行
- 魅惑のアイランド 小豆島
- 同じ島でもこれは遠いぞ 鹿児島
- 謎のまち 臼杵
第2の選択を投げるのはまた鈴井さん。選択肢は上記の6つ、この内北海道に近づく選択肢は2つしかありません。意を決してサイコロを振って出た目は「6」つまり白杵。なんと白杵は九州の地名です。その出目に対して大泉さんは若干キレてしまいます。北海道どころか本州からも離れてしまったメンバー達。電車とフェリーを乗り継いで、醤油と石仏で有名な大分の地・白杵に到着します。旅番組ですが特に観光もせず次の選択へ続きます。
第3の選択:小倉
- 夢の直行便 千歳
- 地獄の深夜バス「ぶんご号」 名古屋
- 一回休み 別府温泉
- 振り出しに戻る 寝台特急「富士」 東京
- まだまだ九州 小倉
- たっぷり九州 鹿児島
第3の選択の選択肢は上記の通りです。サイコロを振るのはまたまた鈴井さん。サイコロを振って出た目は「5」つまりまたまた九州の福岡県の北九州市の小倉です。ここで大泉さんは番組史上唯一の暴挙であるサイコロを蹴り飛ばして出た目をなかったことにしようとします。しかし結局、特急で小倉に向かうことになります。
小倉へ向かう車内で大泉さんは軽く説教を受けることになります。そこで「サイコロの目が絶対なの。出た所に行くしかない」という名言(?)が飛び出します。一行は小倉に到着し次の選択に向かうことになります。
第4の選択:新幹線大阪
- ふりだしに戻る 寝台特急「さくら」東京
- 未知のまち 出雲
- 地獄の深夜バス「げんかい号」 名古屋
- スタッフも疲れたここで一泊 小倉東急イン
- 案外いいかも 新幹線大阪
- 夢の福岡発最終便 千歳
午後5時に小倉に到着したメンバーは早速、第4の選択をすることになります。その選択肢は上記の通り、さすがに九州までくるとそれより西に行く選択肢はないようです。今回は鈴井さんでは無く大泉さんがサイコロをふることになります。出た目は「5」新幹線で大阪への移動となります。
ここにきてようやく少し北海道に近づくことになるメンバー達。なんと、この時大泉さんは新幹線に初乗車だったようです。九州をもっと見たかったとぼやく大泉さんでしたが、無情にも新幹線は大阪へと向かうことになります。
第5の選択:寝台特急きたぐに
- 寝台特急「あさかぜ」 東京
- 寝台特急「きたぐに」 新潟
- 深夜バス「アルペン」 長野
- 頼むから出して 大阪一泊
- 直行便 10時間待ち 千歳
- 新幹線 8時間待ち 名古屋
大阪へとついた一行は第5の選択を迎えます。選択肢は上記の通りです。数時間待ちの交通機関が2つもあり今回もなかなかハードな選択です。今回もサイコロを振るのは大泉さん。出た目は「2」一気に北海道に近づくことができる上に寝台で眠ることができる選択でなかなか良い出目かと思われましたが、緊急事態が起こります。なんと翌日が3連休なため、寝台券が3枚しか取れなかったのです。
4人いるのに3枚しか取れなかったということは、1人は自由席で9時間座ったまま、ということです。大泉さんはプライドを捨てて痔であることをカミングアウトしますが、無情にも大泉さんは自由席で新潟まで向かうこととなります。
第6の選択:一気に北海道
- ふりだしに戻る 東京
- ちょっと戻る 金沢
- ちょっと進む 山形
- 太平洋を見よう 仙台
- 北海道はすぐそこ 青森
- いよいよ上陸 一気に北海道
9時間後の9月14日午前9時30分、新潟駅に到着します。眠気もとれスッキリとした面持ちの寝台組に反して、不機嫌な大泉さんですが、第6の選択となります。サイコロを振ったのは鈴井さん。選択肢は上記の通りです。出た目はなんと「6」です。ついに北海道上陸となったのです。しかし問題が一つあるのです。それはフェリーで18時間かけて帰らなければいけないということです。
新潟観光もせずすぐにフェリーへ向かう一同は18時間後の9月15日午前4時に北海道の小樽へ到着することが出来ました。
水曜どうでしょうサイコロの旅の第一弾にかかる費用は?
ここでは、水曜どうでしょうのサイコロの旅第1弾でかかった費用をご紹介していきます。水曜どうでしょうは低予算、低姿勢、低カロリ―を標榜する番組ですのでかかった費用が気になるところです。早速かかった費用を見ていきましょう。
第1の選択の費用(予想)
一行が最初に居たのは六本木です。そこから、深夜バスで松山の道後温泉まで行くことになります。六本木駅から新宿駅のバスターミナルまでは都営大江戸線で210円となります。深夜バスは12,000円なので最初の選択では合計で1人12,210円かかった見込みです。4人では48,840円となります
第2の選択の費用(予想)
第2の選択では松山・道後温泉から大分県の白杵まで行きます。まず道後温泉から松山駅まで行くのに伊予鉄道市内線で150円、松山駅から八幡駅までJR特急宇和海で2,900円かかります。その後八幡駅からフェリーに乗る八幡浜港までタクシーを使うと720円、港から九四オレンジフェリーで白杵港まで2,250円ですので第2の選択では合計で1人6,020円かかった見込みです。4人では24,080円となります
第3の選択の費用(予想)
第3の選択では福岡の小倉までなので白杵港から白杵駅までタクシーで行ったとすると620円。白杵駅から小倉駅まではJR特急で5,000円なので第3の選択では1人5,620円かかったことになり、4人で22,480円となります。
第4の選択の費用(予想)
第4の選択では小倉から一気に大阪まで行くことになるので、小倉駅から新幹線で新大坂駅まで1人14,050円です。4人では56,200円となります。
第5の選択の費用(予想)
第5の選択も大阪から新潟まで一気に行くので、新大阪駅から新潟駅までJR寝台特急きたぐにで1人15,440円かかり、4人で61,760円となります。
第6の選択の費用(予想)
第6の選択では新潟から北海道へフェリーで向かうので、新潟駅から新潟港まで、タクシーで向かうとすると1320円。その後新潟港から新日本海フェリー・らいらっくで小樽港まで行くために6,300円かかります。結果、第6の選択では合計で1人7,620円かかったことになり、4人で30,480円となります。
トータルでかかった費用(予想)は?
- 第1の選択の費用合計48,840円
- 第2の選択の費用合計24,080円
- 第3の選択の費用合計22,480円
- 第4の選択の費用合計56,200円
- 第5の選択の費用合計61,760円
- 第6の選択の費用合計30,480円
トータルでかかった費用は上記をすべて合計したものですので、トータル費用は243,840円となります。これを高いと見るかか安いと見るかは人次第です。
水曜どうでしょうサイコロの旅のゴールデンでの名言
ここでは、水曜どうでしょうがゴールデンに進出した際のサイコロの旅企画第6弾で飛び出した名言をご紹介していきます。深夜番組としては大人気な水曜どうでしょうですが、ゴールデンに進出した際の視聴率はあまり振るわ無かったようです。
ゴールデンでの名言①今のこの威圧的な音ね。プシューパシー
「今のこの威圧的な音ね。プシューパシー」は四国から大阪へと向かう深夜バスよさこい号で飛び出した名言です。今までのサイコロ企画で相当深夜バスに恨みが溜まっていたのでしょう。大泉さんは深夜バスが到着するときの音が憎たらしいと感じてつい言ってしまったようです。
ゴールデンでの名言②バカ野郎!!!
後一投で北海道へ帰れると言う所で鈴井さんが高知行きの出目を出してしまった時に大泉さんがつい万感の意を込めて大声で言ってしまったのが「バカ野郎!!!」という罵声です。容赦なく所属する事務所の会長の鈴井さんに罵声を浴びせています。
ゴールデンでの名言③負けはしないだろう。最悪でも五分には
「負けはしないだろう。最悪でも五分には」これも四国から大阪へ向かう深夜バスのよさこい号で出た名言です。鈴井さんが深夜バスに対して勝ち負けを予想した時に発言した名言です。深夜バスに対して勝ち負けを予想する様は水曜どうでしょうの特異性をよく表しています。
水曜どうでしょうサイコロの旅を観た感想や評価は?
休憩中に"水曜どうでしょう"のサイコロの旅を見て思わず爆笑。
— さんぷるさん (@chibiryo_sample) December 23, 2018
周りはドン引き。
どうも私です。
あ、Netflixに"水曜どうでしょう"のサイコロの旅が配信開始されました。
いつもNetflixさんにはお世話になっております。#水曜どうでしょう #Netflix
ここでは水曜どうでしょうのサイコロの旅を観た人の感想をご紹介していきます。水曜どうでしょうを観て爆笑してドン引きされた人もいるほど面白い番組なのがよく分かります。
「母さん、僕は松山にいます。」
— ( o_ n ) (@onchan03151) December 15, 2018
水曜どうでしょうサイコロ1より。
私、若かりし大泉さんもやってきた道後温泉に来ております。
松山空港で蛇口をひねったらみかんジュースでてきました!しっかりお金取られました💰#水曜どうでしょう #サイコロの旅 #道後温泉 pic.twitter.com/34XPFoTeWI
また、最近ではその人気のためNetflixで配信され、更に見やすくなったようです。水曜どうでしょうのサイコロ企画で訪れた場所へ聖地巡礼に言っている人もいるようです。20年経っても色褪せない番組なのでしょう。
水曜どうでしょうサイコロの旅まとめ!
今回は水曜どうでしょうの人気企画で当時唯一ゴールデンに進出したサイコロの旅についてご紹介しました。第1弾の頃は大泉さんも大学生で初々しい姿を見せています。ゴールデンに進出したサイコロの旅第6弾ではかずかずの名言も飛び出しました。現在ではNetflixで見ることも出来ますので、気になる方はぜひご覧になってみてはいかがでしょうか?