【メイドインアビス】ハリウッドで実写映画化が決定！あらすじやキャストを予想

「ハリウッドで映画化決定！」と話題になった日本の漫画作品「メイドインアビス（MADE IN ABYSS）」。漫画家つくしあきひとによるファンタジー漫画で、竹書房のWeb配信サイト「WEBコミックガンマ」にて2012年より配信中の作品です。配信開始から足かけ10年になりますが、配信は年2回ほどの不定期配信となっています。

単行本は、2022年7月末現在11巻まで刊行され、シリーズの累計発行部数は333万部を超えています。またテレビアニメが制作され、TOKYO MX、AT-Xほかにて放送されました。（第1期全13話：2017年7月から9月、第2期「メイドインアビス 烈日の黄金郷」：2022年7月より放送中）。その他、劇場版アニメやゲームなどのメディアミックス展開が行われています。

続いてあらすじを紹介します。地中深く通じる巨大な縦穴・アビス。穴の淵に沿って造られた街の孤児院に暮らす探窟家見習いの少女リコ。初の探窟に出かけますが、早くも命の危機に見舞われます。巨大生物が襲いかかってきたのです。万事休すかと思われた次の瞬間、謎の光が巨大生物を撃退します。リコが命の恩人である光源を辿ると、そこには少年の姿をしたロボットが倒れていました。

可愛さと不可思議なダークさをあわせもつファンタジー漫画「メイドインアビス」は、アニメ化でも大成功を収めています。そして2021年6月、米オンラインマガジンDeadlineが、メイドインアビスの次なる飛躍を報じます。アメリカ映画産業の中心地・ハリウッドにて実写映画化されることが決定したの言うのです。

この報を受けて、日本のメイドインアビス・ファンの間では、あの独特の世界観が実写映画でどのように描かれるのか話題になっています。次に、Deadlineが報じたメイドインアビス・実写版映画の詳細内容を整理してお届けします。

まず、メイドインアビス・実写版映画を手掛けるハリウッドの映画制作会社についての情報からになります。実写版メイドインアビスの制作を担当するのは、アメリカの映画制作会社「コロンビア・ピクチャーズ・インダストリーズ（Columbia Pictures Industries, Inc.）」です。

コロンビア・ピクチャーズ・インダストリーズは、現在は日本の多国籍コングロマリット企業、ソニーグループの子会社となっています。過去には「未知との遭遇」をはじめ、「クレイマー、クレイマー」や「タクシードライバー」、「スタンドバイミー」など映画史に残る名作を多数制作してきました。

他にも、スパイダーマンシリーズやメン・イン・ブラックシリーズ、ブレードランナー2049など枚挙にいとまがありません。メイドインアビスのようなSF作品やホラー、アクションはもとより心温まるヒューマンドラマまで幅広いジャンルの作品を提供し続けています。

次に、メイドインアビスのハリウッド実写版映画のスタッフ、脚色担当とプロデューサーを紹介します。

実写版映画メイドインアビスの脚色担当には、映画監督ケビン・マクマリン（Kevin McMullin）の名前が挙がっています。ケビンは、毎年ニューヨーク・マンハッタンで開かれるトライベッカ映画祭のコンペティション部門で高く評価された、2019年のスリラー映画「Low Ride」では監督・脚本を担当しました。

またプロデューサーは、韓国系アメリカ人の映画プロデューサー、ロイ・リー（Roy Lee）とアメリカで活躍する日本人の俳優兼プロデューサーのマシ・オカ（岡政偉）が務めます。ロイ・リーは「IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。」や「ザ・リング」シリーズなど、超自然的ホラー映画作品を数多くプロデュースしています。

もう1人のプロデューサー、マシ・オカは、日本生まれのアメリカ・ロサンジェルス育ちで、NBCのドラマ「HEROES」でヒロ・ナカムラ役を演じ一躍有名になりました。その後、CBSの人気ドラマ「HAWAII FIVE-0」でもDr.マックス・バーグマン役で活躍しています。

独特の世界観を持つ漫画メイドインアビスの実写映画化は、映画関係者やファンの間で大きな話題となったことは前述のとおりです。ここからは、気になる映画公開がいつになるのか、そしてあらすじはどのようになるのかについて予想していきます。

まず最初の話題からですが、メイドインアビスのハリウッド実写映画の公開日はいつになるのでしょうか？気になる映画公開時期がいつになるかという問題ですが、映画は制作決定から公開まで数年かかると言われています。いつ頃の公開を目指しているのか、おおよその計画はあるでしょうが、現時点で公開がいつになるのかは残念ながら未定のようです。

例えば、メイドインアビスと同じようにハリウッド映画化が決定した進撃の巨人ですが、映画化決定が報じられた2018年10月30日からもうすぐ4年になります。当初は2020年夏の公開が予想されていましたが、コロナ禍での制作遅れもあり、いまだ公開がいつになるのかわかっていません。

メイドインアビスのハリウッド実写映画化が発表されたのは2021年6月です。公開日がいつになるかと言うと、早くても2023年夏以降という予想が多いようです。

続いて、メイドインアビスのハリウッド実写映画化のあらすじを予想していきます。まずは、原作漫画のあらすじをおさらいしてみましょう。

どこまで続くのかわからないほど深く巨大な縦穴、通称アビス。いまだ謎に包まれたアビスの真実を探るため、勇敢な探窟家たちが日々縦穴の探検に挑んでいました。そんな探窟家の中でも今や伝説の人物となっているのが主人公リコの母ライザです。

ある日アビスに向かったライザは行方不明になり、独り残されたリコは孤児院に収容されることになります。母のような探窟家を目指すリコは、初のアビス探検で巨大生物に襲われますが、少年の姿をしたロボット（リコが後にレグと命名）に命を救われます。その後、リコとレグは無二の親友となります。

数カ月が過ぎたある日のこと、リコのもとに音信不通だった母ライザから手紙が届きます。驚くリコでしたが、母に会うためレグを伴いアビスの地下深く降りていきます。ところが、地下深く進めば進むほど、上に戻る時人体に異常を来たす「アビスの呪い」の負荷が強くなります。六層から下に進むことは一生をアビスで送ることを意味すると言われていました。しかしリコたちはこの「絶界行」を恐れず進んでいくのでした。

以上が原作漫画メイドインアビスのおおまかなあらすじとなります。次は、いよいよ実写映画のあらすじ予想となります。もし映画1本でメイドインアビスの世界を描くのであれば、現在配信済のストーリーでのクライマックスを中心に描くことが考えられます。つまり、リコたちと黎明卿ボンドルドとの一騎打ちを中心に物語が進行するのでは？と予想されるのです。

しかし一方で、ボンドルドとの対決が中心だと、リコとレグの目的が果たされず消化不良に終わってしまうという懸念も生じて来ることでしょう。そう考えると、記憶を失ったレグに関連して深階6層に存在する「成れ果て村」をメインに描くという方法も考えられます。そうすれば、リコとレグの冒険は今後も続いていくという、余韻のある終わり方にすることも可能となるでしょう。

メイドインアビスのハリウッド実写映画のキャストを予想していきます。最初は主人公・リコ役からになります。

主人公リコは、原作漫画では12歳の少女です。実写映画のキャストも同年齢の少女が適役ではないでしょうか？そうなると真っ先に浮かぶのが、現在13歳のアメリカ合衆国の子役俳優ジュリア・バターズです。

2019年の映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」では、おませな子役俳優トルディ・フレイザー役を演じ、特に主人公役のレオナルド・ディカプリオとの劇中劇における演技は批評家たちに絶賛されています。彼女であれば、魅力あふれる美少女リコを演じてくれることでしょう。

続いては、準主役のロボット・レグ役のキャスト予想になります。火葬砲（インシネレーター）など高い戦闘能力を有するレグですが、その反面恐がりで泣きべそ、純粋無垢で豊かな感受性を持っています。

そんなレグのキャスト予想として、現在14歳のアメリカ合衆国の子役俳優イライアス・ハーガーを挙げてみました。彼は、Netfliが独占配信しているドラマ「フラーハウス」でマックス役を演じ絶賛されました。リコ役のジュリア・バターズとは素敵なコンビを演じてくれるのではないでしょうか？

オースの西区にあるリコたちが暮らしている孤児院の院長ベルチェロ。昔は女性探窟家として活躍していました。膝の故障が原因で探窟家を引退し、現在はベルチェロ孤児院を運営しています。

そんなベルチェロ役のキャストには、アメリカ合衆国の女優メリル・ストリープを予想しました。メリル・ストリープは、オードリー・ヘプバーンの記録を抜くアカデミー賞ノミネート21回を誇る大女優です。1982年の「ソフィーの選択」と2011年の「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」では見事オスカー像を手にしました。

伝説級英雄探窟家・白笛の1人で、不動卿とか動かざるオーゼンといった異名を持つオーゼン。探窟隊「地臥せり」のリーダーを務めています。オーゼン役のキャスト予想ですが、オーストラリア出身の女優ケイト・ブランシェットを挙げてみました。

ケイトは、映画「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのガラドリエル役が特に有名で、実力派・演技派女優として知られています。

オーゼンと同じく白笛の1人で、黎明卿とか新しきボンドルドと呼ばれているボルドルド。仮面で顔を隠し、パワードスーツを身に纏っています。ボンドルド役のキャストとして挙げたのは、イギリス出身のアメリカ合衆国の俳優クリスチャン・ベールです。

2010年の「ザ・ファイター」ではゴールデングローブ賞助演男優賞やアカデミー賞助演男優賞を受賞、2013年の「アメリカン・ハッスル」では主役のアーヴィンを演じアカデミー賞主演男優賞に輝いています。また、声の出演になりますが、宮崎駿監督の「ハウルの動く城」のアメリカ版では主人公ハウル役を担当しています。

こちらも白笛の1人で、伝説の探窟家の女性で、殲滅卿あるいは殲滅のライザの異名を持つライザ。主人公リコの母親です。10年前に絶界行（ラストダイブ）を行ったことを最後に消息を絶っています。

このライザ役のキャストには、今を時めくアメリカの女優、ジェニファー・ローレンスを予想してみました。「メリル・ストリープの再来」とも言われるジェニファーの代表作には、「ウィンターズ・ボーン」や「ハンガー・ゲーム」、「世界にひとつのプレイブック」など大ヒット作品が並びます。このうち「ウィンターズ・ボーン」と「世界にひとつのプレイブック」ではオスカー（アカデミー賞）の栄光を手にしました。

ここまでメイドインアビスのハリウッド実写映画化特集をお届けしてきましたが、最後にTwitterより感想や評価を紹介します。

最初に紹介する感想・評価は、ハリウッド実写映画化に期待する反面、危惧をつぶやいているツイートからです。残酷なシーンの多い本作ですから、子役ではなく大人の俳優をキャスティングするということでしょうか？

続いて紹介する感想・評価は、ハリウッド実写映画化を多少ネガティブに捉えているツイートからです。原作の良さが失われ、ハリウッドオリジナル作品になってしまわないか心配しているようでした。

最後に紹介するのは、ハリウッド実写映画化に期待半分・心配半分のようなツイートからです。メイドインアビスは実写化によりどうなってしまうかわからない作品だと言います。最後に原作の好きなシーンを挙げ、実写映画でも忠実に再現されることを期待しているようでした。

ここまで、「メイドインアビスのハリウッド実写映画化が決定！」と題して、実写映画の公開がいつになるかやあらすじ・キャストを予想してきました。いかがでしたでしょうか？

アビスを取り巻く独特な世界観を持つ原作漫画「メイドインアビス」。ハリウッド実写映画化には賛否両論ありますが、世界最高峰のハリウッドの技術力が、原作漫画の世界観をどう描くのか期待も大きいようです。まだ公開がいつになるのかわからない状況ですが、今後の情報に注目していきましょう。