【メイドインアビス】ミオがかわいい！正体や7年ごとにオースに来ている理由を考察

ミオの正体を考察し、リコとレグとの関係をネタバレしていく前に、ミオの登場する『ハウアーユードコカ』について解説していきます。また、謎の多いミオですが、かわいい魅力もご紹介です。さらに、『メイドインアビス』のあらすじや作品概要も解説しますので、ぜひご覧になってみて下さい！

『メイドインアビス』はつくしあきひとによる漫画作品で、コミック配信サイト『WEBコミックガンマ』にて2012年から連載されています。年に2回程度の不定期連載となっており、単行本は2022年7月現在10巻までが発売中です。主人公は12歳の少女で、かわいい絵柄が特徴ですが、作品のジャンルはダークファンタジーとなっており、残虐な描写も目立ちます。

12歳の少女・リコはアビス孤児院で生活をしながら探窟家見習いとして精進する毎日です。アビスとは人類最後の秘境と言われる直径約1000メートルの大穴で、現代の人類の技術を遥かに超越した遺物が発掘出来る事から多くの探窟家が挑戦し続けてきました。リコの母は白笛と呼ばれる最高ランクの探窟家で、リコはそんな母に憧れていましたが、10年前にアビスに潜ってから生死不明と状態となっています。

ミオは『ハウアーユードコカ』に登場するキャラクターです。『メイドインアビス』のメインストーリーはリコとレグの冒険を中心に描いた『ハローアビス』ですが、『ハウアーユードコカ』はオースの人々を描く『メイドインアビス』の外伝的作品となっています。『ハウアーユードコカ』にて登場したミオの職業は船団キャラバンの薬剤師で、誕生日にかかる病にて苦しんでいたキウイを助けるために奮闘していました。

出身はオースではなく外国からきているようで、7年ごとにオースに訪れているようです。しっかりした性格をしており、オースに来ると何か物憂げに考えている様子が描かれていますが、食べる事も好きで何を食べるのか考えているシーンも多くあります。そんなミオが登場する『ハウアーユードコカ』は4話で、そのうちの3話は『メイドインアビス』の単行本第6巻に収録されています。

ミオは『メイドインアビス』の本編には登場せず、出番が少ないにも関わらずかわいい見た目から人気キャラとなっています。髪型はピンクの髪を三つ編みにしており、オースの街を歩いている時にはツバが広くオシャレな麦わら帽子を被っていました。メガネの似合うかわいいルックスにこの髪型と帽子が絶妙にマッチしており、彼女が人気となっている大きな理由の1つとなっています。

かわいいルックスで『メイドインアビス』ファンから大人気のミオですが、ここからはそんなミオの正体を考察していきます。7年ごとにオースにやってきているミオは薬剤師としての仕事をしていると考えられますが、なぜ7年なのでしょうか？また、7年前にやって来たミオの見た目が変わらない理由も気になるところです。

ミオはアビスの大穴を見つめながら『7年前に見た時より深い』と発言していました。これはアビスが時が経つごとに深くなるという伏線にもつながりますが、何より気になるのはなぜミオがその事に気付いたかという事です。アビスは深さ不明の大穴であり、見ただけでは深さが変わった事に気付く事など不可能となっています。この事から、ミオは普通の人が持っていない感覚器官や特殊能力を持っていると考察出来ます。

もしくは、ミオはアビスを見つめながら『この白い花の匂い』『穴から吹き上げてくる冷たい風』とも発言している事から、もしかすると『花の匂い』と『風の冷たさ』で穴の深さを感じ取ったのかもしれません。どちらにしても常人にはとても出来ない芸当となっている為、ミオの正体が気になります。しかし、2022年7月現在『メイドインアビス』ではミオの正体については言及されていない状態です。

ミオは7年ごとにオースを訪れています。しかし、なぜ7年という時期なのかという事や、オースにどんな用事があるのかなど『メイドインアビス』の作中では一切語られていません。そこで『メイドインアビス』の原作者であるつくしあきひとが同人誌として出版した『のこぎり怪獣と少女』という作品の名前を出します。実はミオは『のこぎり怪獣と少女』の登場キャラなのです。

もしも『メイドインアビス』と『のこぎり怪獣と少女』の世界観が繋がっているならば、ミオはティノと一緒にキャラバン隊に入隊してジーマを探し続けていると考察出来ます。ミオは7年ごとにオースにジーマを探しに来ているのかもしれません。

ミオは7年前にオースに来た時と見た目の変化が無く若いままです。それを語っていたのは黒笛であるハボルグの妻・ラフィーです。オースに来る度に美味しいものが食べたいと言っているミオは、毎回ラフィーが経営している香辛店で食事をしています。ラフィーはその時にミオが7年前と全然変わっていない事に驚いており、『そういうお薬でもあるのかねぇ』と少し羨ましそうにしていました。

しかし、7年前のミオは裸眼で、7年後はメガネをかけていた事から年数が経つ事で肉体能力は落ちていると考えられます。そこで『のこぎり怪獣と少女』の話ですが、ミオは長い時間をかけてジーマを探し出すために老いない薬の開発に成功したのかもしれません。

『メイドインアビス』の6巻に収録されている『ハウアーユードコカ』ですが、そこでミオはリコとレグに出会っています。出会ったと言ってもミオだけが一方的に知っているだけとなっていますが、ここではその事をネタバレしていきます。

レグと言えば『メイドインアビス』に欠かせないメインキャラですが、名前を付けたのはリコで、その名前の由来はリコが過去に飼っていた犬の名前です。レグは大型犬でかなり賢かったようで、作中では幼いリコがレグを躾けていました。そんな様子を見たミオはレグの賢さに感心していましたが、ジルオに呼ばれた事でその場を立ち去ります。その際にミオは心の中で『しっかり守ってやれよレグ』とつぶやくのでした。

7年前にリコと犬のレグを見たミオは、7年後にまたオースを訪れます。その際にミオはリコとロボットのレグをたまたま見かけ、リコが少年に向かってレグと言っている事に少し驚きます。2人に話しかける事はしなかったミオですが、今度は心の中で『犬じゃなくなっちゃったけどしっかり守ってやれよレグ』とつぶやくのでした。以上がミオとリコとレグの関係のネタバレとなります。

アニメ版『メイドインアビス』でミオの声を担当した声優は日高里菜です。千葉県出身で1994年6月15日生まれの2022年7月現在28歳で、事務所は『大沢事務所』に所属しています。幼稚園の頃からエキストラとして芸能界入りを果たし、その後『あっぱれさんま大先生』にオーディションに合格した事で本格的に女優活動を開始します。声優デビューを果たしたのは2008年で、『ペンギン娘はぁと』がデビュー作となりました。

『メイドインアビス』でミオの声を担当した日高里菜は、2021年に放送されたアニメ『戦闘員、派遣します!』に登場するベリアルの担当声優としても知られています。ベリアルは主人公である戦闘員六号が所属する秘密結社キサラギの最高幹部の1人で、『業火のベリアル』という通称で呼ばれています。通称の通り、炎を操る事が出来ます。

『メイドインアビス』のミオがかわいいというファンの感想があります。『メイドインアビス』にはナナチやヴエコなど多くのかわいいキャラが登場しますが、ミオが一番かわいいというファンの意見も少なくありません。

『ハウアーユードコカ』にてミオが犬のレグに出会ったという事は前述でネタバレしましたが、アニメ版『メイドインアビス』の1期ではカットされていました。その事を残念がる方も多い中で、2期で見れる事を期待するファンも多くいます。

7年前にメガネをかけていなかったミオが7年後にはメガネをかけていましたが、これはミオの社会的地位の向上を意味しているのではないかと考察しているファンがいます。確かにメガネと同時に高そうな帽子を被っていた事から、可能性の高い考察と言えます。

『メイドインアビス』に登場するミオの正体やリコとの関係などをネタバレしてきましたが、謎が多いものの原作者の作品『のこぎり怪獣と少女』が関わっている可能性がある事が分かりました。今回のネタバレ記事を読んだ後にもう一度、かわいいミオが登場する『ハウアーユードコカ』を読んでみるというのはいかがでしょうか？