【ザ・ファブル】ボスの目的とファブルとの関係は?実写キャストの佐藤浩市の評価は?

「ザ・ファブル」の主人公ファブルは裏社会で凄腕の殺し屋として恐れられています。このファブルが所属している組織のボスがファブルに「人を殺さない」という約束をさせて1年間、大阪へ行かせました。ここでは、ボスがファブルに約束させた目的と、ボスとファブルの関係について考察していきます。また「ザ・ファブル」の実写映画ではボス役のキャストは佐藤浩市ですが、ボスを演じる佐藤浩市の評価についても紹介します。

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目次

  1. ザ・ファブルのボスとは?
  2. ザ・ファブルのボスの目的やファブルとの関係を考察
  3. ザ・ファブルのボス役の実写映画キャスト
  4. ザ・ファブルの明が休業する理由
  5. ザ・ファブルのボスに関する感想や評価
  6. ザ・ファブルのボスまとめ

ザ・ファブルのボスとは?

ザ・ファブルの作品情報

「ザ・ファブル」は、作者・南勝久による漫画「ザ・ファブル」が原作の実写映画です。主演は岡田准一で、2019年に公開されました。監督は映像ディレクターとして多数の広告賞を受賞している江口カン、脚本は「GANTZ」シリーズ」や「ST 警視庁科学特捜班」シリーズなどを手掛けた渡辺雄介です。

実写映画「ザ・ファブル」は、主演・岡田准一、ボス役の佐藤浩市ほか、木村文乃、柳楽優弥、安田顕、佐藤二朗など豪華キャストによるアクション・コメディ娯楽作品となっています。この実写映画・第1作の満足度96.5%を受けて、新キャストも登場する第2作「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」が2021年6月に公開されました。

ザ・ファブルの概要

「ザ・ファブル」の原作漫画は2014年から2019年まで週刊ヤングマガジンで連載されており、コミックは第22巻まで発売中です。2021年7月から第2部「ザ・ファブル The second contact」というタイトルで、連載が開始されました。実写映画「ザ・ファブル」の主人公のファブル(佐藤明)役のキャスト・岡田准一は、まさにファブルにぴったりと言われており、また、キレのあるアクションも見どころの一つと言われています。

ザ・ファブルのあらすじ

東京の裏社会に伝説の殺し屋「ファブル」と呼ばれる男がいます。ファブルは子どもの頃から殺し屋になるための訓練を受け、これまでに殺した人数は70人以上という凄腕です。ファブルを殺し屋として育てたボスが「1年間、誰も殺さず、普通の人として暮らせ」と命じ、佐藤明という名前をファブルに与えました。こうして、ボスの古い友人で暴力団の「真黒組」の世話になりながら、普通の暮らしを始めるのでした。

ボスのプロフィール

「ザ・ファブル」のボスのプロフィールについて見ていくと、ボスの本名は明らかになっていません。ファブルとヨウコを幼い頃に引き取り、殺し屋としての技術を教えました。かつては殺し屋で、今は暗殺集団「組織」の長として部下の殺し屋を管理しており、新人の殺し屋が使い物にならなければ殺してしまいます。表の仕事は整体院を経営しています。

映画『ザ・ファブル』 公式サイト

ザ・ファブルのボスの目的やファブルとの関係を考察

「ザ・ファブル」のボス(役・佐藤浩市)はファブルに、佐藤明という名前を与えて1年間普通の人として暮らせと命じます。ここでは、このような命令を下したボスの目的についてと、ファブルとの関係を考察していきます。

考察①ボスの目的

ボスがファブルに、殺し屋稼業の1年間の活動休止を命じた目的について見ていくと、ボスが訓練したファブルは、どんな相手であってもたった6秒以内で殺すことができる超人的な能力の持ち主です。ボスはこの能力について、「サヴァン症候群」のようなものであると考察しています。「サヴァン症候群」は主に記憶、数字、芸術などにおいて天才的な能力を発揮します。

つまり、ボスはファブルの殺し屋としての能力は、単に訓練したからといって身につけられるものではなく、「サヴァン症候群」による特殊な能力によって成し遂げられたものだと考えています。この「サヴァン症候群」には次のような事例が過去にあったということです。それは、1年ほど能力を使わなければ普通の人と同じように生活できるという事例です。ボスはファブルにもそれが当てはまるかもしれないと考えます。

ボスの目的は、1年間、ファブルに普通の暮らしをさせることで、彼の殺し屋としての技術を衰えさせることでした。さらに、ファブルがこの暮らしに馴染むことができれば、殺し屋を辞めさせて、普通の社会人として生きさせることがボスの目的です。もし、能力が変わらず、普通に暮らしていくことができなければ、その時はボスが自身の手でファブルを殺そうと決意しています。

考察②ファブルは殺さない約束を守る

ファブルを普通の社会人にする目的のもと、ボスはファブルを大阪に行かせました。大阪にはボスと旧知の間柄である「真黒組(真黒カンパニー)」があり、ファブルは若頭の海老原剛士の世話で一軒家を借りて住み始めます。仕事を探していたファブルは、偶然出会ったミサキという女性にデザイン会社を紹介してもらいます。

会社では配送やその他雑用などの仕事を真面目に頑張っていたファブルですが、絵心が認められ、次第にイラストを描かせてもらうようになります。こうして社会人として平凡に暮らしていたファブルですが、ミサキが借金トラブルで危機に陥ります。1年間、人を殺さないというボスとの約束が頭をよぎりますが、海老原が言った「普通の人間なら友達を助けに行く」という言葉を受けて、敵のアジトに向かいました。

圧倒的な力で敵を制していくファブル。しかし、致命傷を与えることだけは避けており、結果、誰も殺すことはありませんでした。ファブルは社会人として普通に暮らし、トラブルに巻き込まれても誰も殺さずに過ごし、ボスとの約束を守ることに成功しました。

考察③ファブルとボスの出会いや関係

実写映画では、幼い頃のファブルとボスの過去に触れていますが、二人がどのように出会ったかについては明らかになっておらず、原作の方でも詳しい経緯は描かれていないということです。分かっていることは、ファブルとボスに血のつながりはなく、ボスが幼いファブルを引き取り、殺し屋としての訓練を施したことです。

ファブルはボスのもとで、厳しい訓練を積み、その能力を思う存分発揮する場所を与えられました。ボスはファブルにとって育ての親という関係だと考えられます。

考察④ボスの原作のその後

ボスは自身が率いる暗殺集団を「組織」と呼び、世間に隠れて手下である構成員たちの現状を把握し、管理をしています。しかし、時代の流れと共に「組織」の在り方も変えていかなければならないと考え、暗殺という裏の仕事を廃業しようとしています。ファブルに1年間の約束をさせたことも、最終的に殺し屋が普通の人間として生きることができるのかを見極めることが目的だったということです。

しっかりと約束を守ったファブルにボスは満足しています。そして、ファブルの特殊な能力を、今後は社会に役立てるように努めるべきだと諭すのでした。ここまで、実写映画「ザ・ファブル」のボスの目的とファブルとの関係についての考察と、原作でのボスの今後について紹介しました。

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ザ・ファブルのボス役の実写映画キャスト

ここまで、実写映画「ザ・ファブル」のボスの目的とファブルとの関係について考察してきました。ボスは「殺し屋ファブル」を1年間休ませて、普通の暮らしをさせる目的で大阪へと旅立たせました。物語の重要な役割を担うボス役を演じたキャストは、佐藤浩市です。ここからは、ボス役のキャスト・佐藤浩市のプロフィール、主な出演作品を紹介していきます。

佐藤浩市のプロフィール

実写映画「ザ・ファブル」のボス役のキャスト・佐藤浩市は、生年月日・1960年12月10日、東京都出身で「テアトル・ド・ポッシュ」に所属する俳優です。父は名俳優と称された三國連太郎です。俳優デビューは多摩美術大学の学生時代で、1980年のNHKドラマ「続・続事件」です。翌1981年に、映画「青春の門」で主役の息子役を演じ、「ブルーリボン賞」の新人賞を獲得。この作品をきっかけに本格的に俳優業に目覚めます。

1986年に映画「人間の約束」で、父で俳優の三國連太郎と共演しました。しかし、当時は父と母が離婚し、父との関係はよくありませんでした。その後、二人の関係は良くなり、ANAのコマーシャルで共演しました。ゴルフが大好きで「フジサンケイクラシック」などの大会への出場経験が多く、大会ではアマチュア部門で優勝するなど、かなりの実力だということです。

佐藤浩市の主な出演作品

実写映画「ザ・ファブル」のボス役のキャスト・佐藤浩市の主な出演作は、ドラマでは2002年「天国への階段」柏木圭一、2004年NHK大河ドラマ「新選組!」芹沢鴨、2009年「官僚たちの夏」風越信吾、映画では1996年「美味しんぼ」山岡士郎、1998年「あ、春」韮崎紘、2005年「亡国のイージス」渥美大輔、2006年「THE 有頂天ホテル」武藤田勝利 、2008年「ザ・マジックアワー」村田大樹。

2009年「誰も守ってくれない」勝浦卓美、「アマルフィ 女神の報酬」藤井昌樹、2010年「最後の忠臣蔵」寺坂吉右衛門、2011年「ステキな金縛り」村田大樹、2012年「のぼうの城」正木丹波守利英、2013年「清須会議」池田恒興、2015年「愛を積むひと」小林篤史、「HERO」松葉圭介、「起終点駅 ターミナル」鷲田完治、2016年「64-ロクヨン-前編/後編」三上義信、2020年「サイレント・トーキョー」朝比奈仁。

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ザ・ファブルの明が休業する理由

ここまで、実写映画「ザ・ファブル」でボス役を演じている佐藤浩市について紹介しました。ここからは、「ザ・ファブル」のファブル(佐藤明)が殺し屋稼業を休業する理由について見ていきます。

理由①殺し屋が有名になった

ファブルが殺し屋稼業を休業することになった理由について見ていくと、ファブルが有名になってしまったからです。ファブルはどんな相手でも6秒以内で息の根を止めてしまう、という超人的な技術を持った殺し屋です。そんなファブルを裏の社会の住人は「殺し屋ファブル」と呼んで恐れています。

殺し屋がその名前や素顔をさらされてしまうことなどあってはならないことです。しかし、ファブルに襲われた者の中には、今にも死にそうな時にスマホを取り出し、写真を撮ろうとする者まで現れる始末です。近年、ファブルによる暗殺が増えており、「殺し屋ファブル」の名前はもはや伝説となってしまいました。いつ正体が暴かれてもおかしくない状況に、ボスは頭を悩ませることになりました。

そこでボスが考えたのは、しばらくファブルを殺し屋稼業から離れさせることでした。1年間、普通の社会人として暮らすことをファブルに命じたのです。

理由②普通の感覚を学ぶため

ボスは、1年間ファブルを休ませることで殺し屋としての技術が衰えるなら、それでいいと考えています。その理由は、普通の人として生きる感覚を養わせるためです。ファブルは幼い頃から殺し屋になるために訓練されてきました。山奥でたった一人にされるなど、普通では考えられない生活をしてきたファブルは、普通という意味が分からないのです。

そんな暮らしをさせてきたのがボスなのですが、ファブルが一人の社会人として働き、恋や趣味を楽しむという普通の感覚を学ばせようとしたのです。さらにボスは、ファブルを大阪へ行かせる際、ペットを飼育させようとしてインコを与えました。これまで多くの人を殺してきた殺し屋に生き物を育てさせることで、命というものを考えさせようとしました。

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ザ・ファブルのボスに関する感想や評価

「ザ・ファブル」のボスについて、実写映画でボス役を演じたキャストは佐藤浩市さんでした。ファブルは伝説の殺し屋と言われる凄腕ですが、彼を育てたボスも相当な凄腕だったと思わせる存在感と、その存在だけで場面が引き締まるところが凄いという感想です。

実写映画「ザ・ファブル」のボスを演じた佐藤浩市さんについての感想です。伝説の殺し屋・ファブルを育てたという説得力のある演技だったということと、ファブル(佐藤明)が約束を守らなかった場合、ボスは容赦なく殺すという怖さが見えるという感想です。

実写映画「ザ・ファブル」のボス役のキャスト・佐藤浩市さんについての感想です。佐藤浩市さんが演じたボスが、映画の中で一番かっこ良かったという感想です。

実写映画「ザ・ファブル」についての感想です。「ザ・ファブル」は本格的なアクションとコメディ要素もちりばめられた娯楽作品です。ファブルを演じた岡田准一さんは、アクションを作る段階から参加しており、キレのあるアクションが見どころの一つと言われています。そんなファブルが時折見せる可愛さとボスのかっこ良いところ、ファブルとボスの関係が良いという感想です。

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ザ・ファブルのボスまとめ

いかがでしたか?実写映画「ザ・ファブル」のボスについて紹介してきました。ボスが、1年間誰も殺すなと言ってファブルを大阪へ行かせた目的は、ファブルに普通の暮らしをさせ、普通の社会人になって欲しかったからでした。それというのも、時代の移り変わりと共に殺し屋という稼業は廃業したほうがよいと考えたからでした。ここでは、実写映画でボス役のキャスト・佐藤浩市についても紹介しました。

ボス役のキャスト・佐藤浩市は数々のドラマ、映画に主演、出演しており、今回の「ザ・ファブル」のボス役でも、その存在感やかっこ良さが凄いという感想が寄せられていました。今後もボスというキャラクターに注目して、「ザ・ファブル」を原作漫画、実写映画共にお楽しみください。

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