マッドマックスシリーズを見る順番のおすすめは？あらすじや世界観を公開順に紹介

マッドマックスシリーズは1979年に公開されたオーストラリアのアクション映画作品です。本作では、暴走族による凶悪事件が多発する近未来のオーストラリアを舞台に、M.F.P.迎撃担当官の警察官として活動する主人公マックス・ロカタンスキーが高度なドライビングテクニックと、戦闘技術で敵を追い詰めていく姿が描かれています。

マッドマックスシリーズの舞台となった近未来のオーストラリアは、文明崩壊、石油の枯渇、凶悪な暴走族がさまざまな事件を引き起こすなどあらゆる問題を抱え、まさに荒廃の一途を辿る状態でした。このような荒廃した世界観以外にも、特徴的なのが改造車です。

本作のどのシリーズにおいても特殊なパトカーが登場しています。そのパトカーはV8インターセプターといい、1973年製フォード・ファルコンXB GT351のモデルを改造したものでした。さらに、その他にもさまざまな改造が施された車やバイクも登場しています。

マッドマックスシリーズは、全体を通して世界観とキャラクター設定が共通しています。では、マッドマックスシリーズに繋がりはあるのでしょうか？結論から言うと、シリーズのあらすじには繋がりがありません。そのため、基本的にはシリーズの公開順から見るのがおすすめです。ここからは、マッドマックスシリーズを見る上でおすすめの順番を具体的に紹介していきます。

マッドマックスシリーズを見るおすすめの順番として、まず最初に1作目となる映画『マッドマックス』が挙げられます。1作目の映画『マッドマックス』は公開から40年以上が経っていますが、特殊撮影技術や世界観の演出などは時代を感じさせないため、しっかりと世界観を掴むことができます。

そして次に公開した順番で『マッドマックス2』から『マッドマックス/サンダードーム』、そして最後に『マッドマックス 怒りのデス・ロード』と見ていくのをおすすめします。

マッドマックスシリーズの1作目『マッドマックス』は、暴走族による凶悪事件が多発しているオーストラリアが舞台となっています。物語は、暴走族専門の特殊警察M.F.P.に所属するマックス・ロカタンスキーが凶悪犯ナイトライダーを追い詰めた結果、彼が運転を誤って事故死した時から始まりました。マックスはそのことを逆恨みしたトッカーター率いる暴走族に命を狙われるようになったのです…

マッドマックスシリーズの2作目『マッドマックス』は、中東戦争によって石油が貴重品となった結果、各地で人々が強奪を繰り返す世界が舞台となっています。前作でマックスはトラッカー一味に家族の命を奪われて生きる意味を失い、V8インターセプターに給油するガソリンを求めてさまよっていました。その後、マックスはまたもや暴走族の抗争に遭遇したことで、暴走族との苛烈な戦いへと身を投じることになります…

マッドマックスシリーズの3作目『マッドマックス/サンダードーム』は、核戦争を経験した世界が舞台となっています。そこでは、謎の親子連れに乗り物と装備を奪われたことで、ひとりさまようマックスの姿がありました。

それから徒歩でさまよい続けていると、“バータータウン”を発見します。その街は物々交換で社会が形成されている状態だったため、マックスは支配者に物々交換の腕前を買われました。そして、街の裏の支配者マスター・ブラスターと戦うことになります…

マッドマックスシリーズの4作目『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は、核兵器による大量殺戮戦争が勃発したことで汚染された生活環境と、武力を用いて資源を奪い合う生存者など荒廃した世界が舞台となっています。

マックスは生きる希望も愛する者も失い、絶望したまま日々を生きていました。そんなある日、砂漠を牛耳るイモータン・ジョーの一団に捕らえられたことで、ジョーの部下であるフュリオサ大隊長と出会います。そして彼女の計画に巻き込まれてしまうのでした…

1つ目のマッドマックスシリーズと『北斗の拳』の共通点は「世界観」です。両作ともなんらかの理由によって、荒廃した世界が舞台となっていました。そしてSFとは違って「世界の謎」という設定がないため、どちらとも深く考えず、純粋にアクションを楽しめるエンターテインメント作品と言えるでしょう。

2つ目のマッドマックスシリーズと『北斗の拳』の共通点は「暴走族」です。シリーズのあらすじで紹介したように、マッドマックスでは社会が不安定な財政状況に陥ったことで、その不安から暴力的な人間が集団で暴走行為を繰り返していました。いわゆる暴走族ですが、このような存在も『北斗の拳』に登場しています。また、暴走行為だけでなく「悪」としての描かれ方も共通していると言えるでしょう。

3つ目のマッドマックスシリーズと『北斗の拳』の共通点は「主人公」です。マッドマックスシリーズの主人公・マックスと『北斗の拳』の主人公・ケンシロウには一見すると共通点がないように思われますが、彼らの内面に注目すると共通点が見えてきます。

それは根が優しいことと、大事な存在が傷つけられたことがきっかけで悪を倒す決意をすることの2つです。興味を持たれた方は、2人の性格に焦点を当てて共通部分をチェックしてみると良いでしょう。

4つ目のマッドマックスシリーズと『北斗の拳』の共通点は「恋人(妻)」です。両作の主人公であるマックスとケンシロウは、どちらも恋人・妻を傷つけられたことがきっかけで戦いに身を投じることになっています。そして、自らの大切な存在に手を出されたことに激怒し、徹底的な報復を仕掛けていきました。

5つ目のマッドマックスシリーズと『北斗の拳』の共通点は「ストーリー展開」です。マッドマックスシリーズのあらすじを見ると分かりますが、一作品が終了したと同時にマックスの戦いも終わりを迎えています。その後、新たな敵と出会って戦いに明け暮れることになるのですが、このストーリー展開は『北斗の拳』の特徴と同じです。『マッドマックス』の場合は計4作品で、『北斗の拳』の場合はユリアの奪還後も終章と話が続いていました。

こちらはマッドマックスシリーズの1作目『マッドマックス』に関する感想と評価です。感想では「低予算で荒削りなところが魅力」と言われています。どうやらディストピア感はまだ確立されていない所も魅力に感じているようなので、1作目が一番魅力に感じる方もいらっしゃるかもしれません。

こちらはマッドマックスシリーズの4作目『マッド・マックス 怒りのデスロード』に関する感想です。感想では敵に魅力を感じているようなので、主人公・マックス以外にも注目してみるとより一層作品を楽しめるのかもしれません。

こちらはマッドマックスシリーズの4作目『マッド・マックス 怒りのデスロード』に登場したフュリオサ大隊長に関する感想です。こちらの方は「身体の一部を犠牲にして能力を得た」というところに魅力を関しているようなので、『マッド・マックス 怒りのデスロード』をご覧になった際は該当シーンに注目してみてください。

マッドマックスシリーズを見る順番のおすすめは？ということで、シリーズのあらすじや世界観を公開順に紹介してきましたがいかがでしたか？マッドマックスシリーズを見るおすすめの順番は、公開順に1作目『マッドマックス』、2作目『マッドマックス2』、3作目『マッドマックス／サンダードーム』、4作目『マッドマックス 怒りのデスロード』となりました。

今回はマッドマックスシリーズと『北斗の拳』が似ている？という疑問に対して共通点を挙げながら疑問におこたえしていますので、ぜひマッドマックスシリーズだけでなく『北斗の拳』も鑑賞し共通点をチェックしてみてください。