マッドマックスに登場した車一覧!インターセプターなど車両の名前・車種まとめ

ジョージ・ミラー監督と主演のメル・ギブソンを一躍にしたオーストラリアの映画『マッドマックス』。現在でもその人気は高く、続編やゲームが販売されるほど、メディアコンテンツとしても盛んに行われています。その『マッドマックス』で登場するのが、斬新なデザインに改造された車両や車種。『インターセプター』と呼ばれる主人公マックスの愛車を始め、カーマニアにはたまらない名車が次々と登場します。映画の名前を知らなくても楽しめる作品。マッドマックスの世界観を紐解いていき、マッドマックスの世界観へご案内しましょう。

マッドマックスに登場した車一覧!インターセプターなど車両の名前・車種まとめのイメージ

目次

  1. マッドマックスに登場した車両一覧!インターセプターなど名前を紹介
  2. マッドマックスの重要アイテムは車!世界観を解説
  3. マッドマックスの車両一覧!画像や名前を紹介
  4. マッドマックスのインターセプターは製作・販売されている?
  5. マッドマックスにはバイクも登場!車種を調査!
  6. マッドマックス怒りのデスロードでも数多くのバイクが登場!
  7. マッドマックスに登場する車情報まとめ

マッドマックスに登場した車両一覧!インターセプターなど名前を紹介

『マッドマックス』は1979年に、オーストラリアで製作されたメル・ギブソンさん主演の映画です。凶悪事件が多発した近未来のオーストラリアが舞台であり、ギブソンさんは主人公の警察官、マックス・ロカタンスキーを演じています。ちなみに映画の名前は、主人公のマックスと最高潮の行動、心情を表したものを「MAD(マッド)』を組み合わせたものとなっています。

ギプソンさんは、1956年1月3日生まれで、アメリカのニューヨーク州出身のハリウッド俳優です。演劇学校卒業後、この『マッドマックス』で主役に大抜擢され、一躍ハリウッドスターの仲間入りをします。

以降続編の『マッドマックス2』、『マッドマックス/サンダードーム』をはじめ、1995年では自身が出演、メガホンを取った『ブレイブハート』にて第68回アカデミー賞監督賞も受賞しています。

マッドマックスの重要アイテムは車!世界観を解説

『マッドマックス』は荒れ果てた近未来となってしまったオーストラリアを舞台としており、現場への移動は「インターセプター」をはじめとした数々の車がメインとして使われています。まずは『マッドマックス』のあらすじを紹介していきます。

荒れ果てた近未来での主人公の復讐劇

マッドマックスの舞台は。暴走族による凶悪犯罪が多発する社会となってしまった近未来のオーストラリア。暴走族の凶悪犯ナイトライダーは、「インターセプター」と呼ばれる追跡用パトカーを奪い逃走。主人公のマックスはインターセプタ―を発見しナイトライダーを追い詰めましたが、インターセプタ―の運転操作を誤ってしまい、事故死します。

友人だったナイトライダーの詩をしったト―カッター率いる暴走族は、報復としてマックスが所属する「M.F.P.(Main Force Patrol)」を襲撃すべく行動開始。マックスの友人であった友人ジム・グースを殺害。さらに、マックスの妻子もト―カッター一味に襲われ、息子の命が奪われ、妻は重体となってしまいます。

愛する者や友人を奪われたマックスの怒りは頂点に達し、復讐を決意。チューンアップしたインタ―セプターに乗り込み、ト―カッター一味と対決。壮絶な死闘を繰り広げ、ト―カッター一味を撲滅。マックスはM.F.P.を退職し地平線の彼方へ続く一本道へと突き進みます。

実は低予算で製作!後にギネス記録に!

『マッドマックス』は数多くの自動車が登場し、また車やバイクなどの車種が登場します。ところで『マッドマックス』は低予算で製作された映画だという事はご存知でしょうか。

当時大学の医学部を卒業したばかりのジョージ・ミラー監督は、病院で勤務しつつも構想を練りつつ、地元の友人たちから製作資金を集めました。その金額は37万5000ドル、日本円にすると約4000万円ほどですから、日本の家が一件買えるぐらいです。

ちなみに日本のドラマや映画を作るのには、平均で5000から1億円ぐらい。高くても約5億円ぐらいかかるそうです。日本の映画で一番高額の製作費は故・高畑勲監督の遺作となった『かぐや姫の物語』で50億円かかりました。

ちなみにアメリカの映画製作費は、ドラマ制作だけでも1エピソード10億円。超大作になると300億円という費用で製作されます。3Dシーンやセットを作るだけでも高額になりますから、スケールの大きいアメリカならではの話です。

なお、アメリカ映画でもっとも高額の製作費となったのは、『パイレーツ・オブ・カリビアン』で340億円かかりました。

なぜ、マッドマックスが低予算で製作されたのか理由があります。それはオーストラリアでは、暴力的なジャンルの映画のサポートが断られてしまったからです。そこで、撮影現場を既存の施設を利用し、往来の少ない地区や路上を探して撮影を行いました。

また、衣装は危険が伴う俳優さん以外は、ビニールで作られた衣装を着用。使われた車や破壊された車もミラー監督の個人的な所有物を含み、中古車両を探したりなどして撮影しました。

結果、大きなカースタントやアクションシーンが話題となり、劇場公開するやいなや興行収入は世界全体で110億円を超える大ヒット作品となり、1999年製作『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』に抜かれるまで、『製作費と興行収入の差が最も大きい映画』としてギネスブックに掲載されました。

マッドマックス2で影響を受けた北斗の拳

人気を受けて続編が2作品作られることとなった、『マッドマックス』。実はあの人気漫画『北斗の拳』が、2作目の『マッドマックス2』をオマージュをして作られていたのは、ご存知でしょうか。マッドマックス2は1981年公開、北斗の拳は1983年から連載がスタートしましたから、公開時期と連載時期が重なります。

まず写真を見てその影響をどう受けているか確認してみましょう。上の画像は『マッドマックス2』でのマックスです。北斗の拳の主人公、ケンシロウに雰囲気が似ています。

そしてこれが、北斗の拳の主人公『ケンシロウ』です。よく見てみると、マッドマックス2でマックスが来ている衣装とよく似ています。ちなみに北斗の拳ではマッドマックス以外でも故・ブルース・リー主演のカンフー映画にも影響を得て、作品を作られています。

ちなみに『北斗の拳』でケンシロウにやられるザコ集団も、『マッドマックス2』に影響をしているところがあります。上の画像はマッドマックス2でマックスを追いかける暴走族の一員。モヒカン刈りが特徴的です。

そしてこれが、北斗の拳でのモヒカン頭のザコ集団を描いたシーンです。どうでしょう、『マッドマックス2』をオマージュしている部分がお分かりになりましたでしょうか。『マッドマックス』は日本の人気漫画作品でも、大きな影響を与えていたのです。つながりというのは不思議です。

マッドマックスの車両一覧!画像や名前を紹介

『マッドマックス』は1979年の公開以降、「インターセプター」をはじめ、数多くの車種が劇中に登場します。シリーズ4作目の最新作『マッドマックス 怒りのデスロード』でもインターセプタ―をはじめとした、車両が登場します。ここでは、『マッドマックス』シリーズで登場する数々の車両を紹介します。

マッドマックスのメインカーインターセプター

「インターセプター」は、『マッドマックスシリーズ』で主人公マックスが乗車する、「M.F.P.」の特別車両です。種車はフォード・オーストラリアが生産していた『フォード・ファルコン』で、1973年に発売された、「ファルコンXB GT351 ハードトップ 限定モデル」を映画製作のために改造したものです。

フォード・ファルコンは、4ドアセダン、2ドアHT、バン、ワゴン等様々な車体が製造されました。マッドマックスにはこの他にも別型のファルコンを、オーストラリア連邦警察のパトロールカーとして改造した車両も劇中に登場しています。

インターセプタ―の脇を固める名車

インターセプター以外にも、マッドマックスシリーズには様々な多種多様の車両が登場します。いくつかご紹介しましょう。まずは、第1作の冒頭でナイトライダーが乗っていた「パーシュートスペシャル」。車両は「ホールデン モナー HQ」を改造して使われています。

次は、『マッドマックス2』の終盤で登場した、「マックR-600 クールパワー」というタンカートレーラーです。前作が低予算で製作されたのに対し、本作品からは予算も多く増えたので、大型タンカーという車種を使えるようになりました。スケールの大きいアメリカは、トレーラーもビッグサイズだという事が分かります。

こちらは、『マッドマックス怒りのデス・ロード』に登場する、クランキー・フランクという車種です。車両はホールデン50-2106を種車として、改造されたものです。車両も原型をさらにボリューム感アップを出した感があって印象に残ります。

マッドマックスのインターセプターは製作・販売されている?

マッドマックスのメイン車両であるインターセプター。このインターセプターは、1979年の映画製作の際に生まれた車両です。映画のように、インターセプタ―に乗ったり見たりするというのはさすがに難しいです。実際にインターセプタ―に触れ合う機会はあるのでしょうか?

インターセプターはファンの方がカスタム車が多い

こちらは『2018年東北カーフェスティバルin仙台』にて展示されたレプリカのインターセプタ―です。日本でインターセプタ―に触れ合う機会は、カスタムカーを展示するイベントやレプリカで製作されたものが多く、公道で走れるものも多数あります。

インターセプタ―に改造した『ファルコンXB』は日本に流通されている事は少ないです。さらに40年以上前の車のため状態の良い個体を入手するものも難しく、ファンの方々はファルコンXBに似たセダンタイプの車種を購入して、カスタマイズを行っているようです。

改造費用はピンからキリまでありますが、およそ約1000万円ほどかけて改造を施すようです。ファルコンXBは40年前のものなので、車体が老朽化している事と、エンジン等の部品等も取り寄せなくてはいけないので、改造費用も高額になってしまいます。

とは言ったものの、インターセプタ―という名前は、『マッドマックス』ファンだけでなくカーマニアでも憧れる車両。カーマニアの方々が大金をつぎ込んで、インターセプターに憧れてカスタマイズするのも、映画を観ていた人達の憧れかもしれません。

もっと手軽にインターセプターを楽しみたい

改造して公道を走らせるお金もないし、運転免許も持っていないしペーパードライバーだというマッドマックスファンの方には、模型でインターセプタ―を楽しむのも良いでしょう。日本をはじめ、世界各地にはインターセプタ―の模型が発売されています。

こちらは、1/64サイズ(ミニカータイプ)のインターセプターです。ミニカーというとどうしても簡略化されてしまいがちになってしまいそうですが、こちらのインターセプタ―は精密で、小さいながらワイパーやミラー室内のパトライトなどをつけて、映画そのものの重厚感を出しています。

こちらは1/24サイズのインターセプタ―。ミニカーサイズと違って、サイズが大きくなった分、再限度が高くなっています。自作できる根気が無いと、このような良い模型は作れないという事が言えます。

インターセプタ―以外にも『マッドマックスシリーズ』で登場した車は、数多くの模型店でキットとして販売しています。自分が作りたいと思った車の名前が思い浮かんだら、ぜひ検索サイトで調べて購入を検討してみると良いかもしれません。是非自分のあったマッドマックスシリーズで出てきた自動車の数々を楽しみましょう。

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マッドマックスにはバイクも登場!車種を調査!

『マッドマックスシリーズ』では、1970年代のセダンやトレーラーだけでなく、70年代に誕生した数多くのオートバイも劇中に登場します。バイクにも様々な車種が登場していますので、紹介しましょう。

カワサキ・Z1000とZ900

第1作の『マッドマックス』で使用されていたバイクは、『カワサキℤ1000』。企業の名前がカワサキとついているという事は、日本の川崎重工業が製作したバイクとなります。実はこのカワサキℤ1000は、現在でも製造販売されているモデルで、映画で使用されたものは1976年の初期タイプZ1000Aになります。

さらに、Z1000をベースにしたZ900(通称:Z1)も劇中に登場しています。Z1は1972年に川崎重工業が欧州および北米市場向けに作られたオートバイです。日本のバイク市場は世界でも有名になってきましたので、車種問わず高性能、しかも海外でも人気だった事もあり、採用されました。

ホンダ・ドリームCB750FOUR

カワサキ・Z1000だけでなく、『マッドマックスシリーズ』では数多くの日本のバイクが劇中に登場しています。こちらは『ホンダ・ドリームCB750FOUR』。本田技研工業が1969年から1978年まで製造して車種となります。こちらも海外向けに製造されたモデルもあるので、日本のバイクが海外で愛される証拠にもなります。

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マッドマックス怒りのデスロードでも数多くのバイクが登場!

2015年公開の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』でも、数多くのバイクが登場しています。もちろん日本からの車種も数多く登場しております。名前を聞いたらバイクファンにはたまらない車両ばかりですので、こちらも紹介します。

ホンダ・GL1200

まずは、ホンダ・GL(ゴールドウイング)1200。本田技研工業が製造した北米向けに作られたゴールドウイングシリーズの3代目モデルとなります。ドリームCB750FOURよりも大型になっており、まさにマッドマックスの名前にふさわしい、巨体を感じるバイクとなっています。

ヤマハ・XT660

『ヤマハ・XT』は、ヤマハ発動機が製造販売しているオフロードバイクです。劇中では2004年に販売された660というタイプが映画の中で使用されました。こちらもホンダや川崎重工同様、日本のバイクメーカーとして名前が知られている企業なので、日本の技術の結晶が映画でも生かされた証明にもなりました。

BMW・R1100GS

『BMW・R1100GS』は、ドイツの自動車メーカーBMWのオートバイ専門部門、BMWモトラッドが製造販売したオートバイです。このRシリーズは戦前の1923年から改良をし続けて、現在でも販売し続けています。映画で使用されたR1100GSは1994年に製造されたモデルです。

BMW・R100

『BMW・R100』も、BMWモトラッドが製造販売したオートバイです。1976年に製造販売されましたが、ファンの要望により1986年から製造を再開しました。やはりオートバイの車種の名前と使いやすさによって、乗りやすいという所がこのバイクの良い点でしょう。

というわけで、マッドマックスシリーズに登場したオートバイの車種を紹介してきましたが、この写真のように、映画では原型をとどめていないので、バイクファンの皆様でもわからないのではと感じます。しかし、バイク好きにもたまらないシーンが出てくるのが『マッドマックスシリーズ』の魅力でしょう。

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マッドマックスに登場する車情報まとめ

1979年に低予算で製作されながらも、爆発的大ヒットを生み出した『マッドマックス』。それはカーチェイスやスタントのアクションシーンが、見る人の心をがっちりつかみ、世界観だけではなく、車やバイクファン、そして日本の人気ある漫画史にも影響を及ぼしました。

映画については続編が製作される予定があります。映画ファンだけでなく、車、バイクファンの方も今後のマッドマックスシリーズに注目し、世界観を楽しんでいきましょう。

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