2018年09月02日公開
2018年09月02日更新
マッドマックス2は最高傑作映画?あらすじや結末をネタバレ紹介
激しいアクションシーンが人気を生んだ「マッドマックス2」。マッドマックスシリーズはこの第二作目でその人気を確固たるものとしました。他に類を見ない演出とストーリーは、日頃のストレスを吹き飛ばしてくれる映画だということでこれまで数多くの映画ファンを虜にしてきました。今回はこの「マッドマックス2」のあらすじを結末までネタバレ解説させていただきます。果たしてこの唯一無二の映画「マッドマックス2」はどのような結末を迎えたのでしょうか。あらすじと共にお楽しみください。
目次
マッドマックス2は最高傑作映画?あらすじや結末もネタバレ!
「マッドマックス2」は、公開されたと同時に世界中で大ヒットを記録し、前作「マッドマックス」の約10倍の費用をかけて製作されたバイオレンス・アクション映画です。1981年12月24日に公開された映画ですが、現在でも非常に高い人気を誇ります。そんな「マッドマックス2」は何故これほどまでに人気なのか?その理由となるあらすじを結末までネタバレ解説していきます。
「マッドマックス2」は、独特なストーリーもそうですが、演出やアクションに対しての評価が非常に高く、何も考えずに鑑賞することが出来る最強の娯楽映画です。ネタバレ解説はあらすじを中心に紹介していきますが、このような演出やアクションにも目を向けて見ると「マッドマックス2」という映画の魅力をより感じることが出来ます。お楽しみください。
マッドマックスシリーズとは?
「マッドマックス」(映題:Mad Max)シリーズとは、監督ジョージ・ミラー(George Miller)によって、1979年に最初のタイトルが公開されたオーストラリアのアクション映画です。その他に類の無い世界観は、後発の映画や漫画など、映画界にとどまらず多くの方面に影響を与えているシリーズです。
初代「マッドマックス」のヒットを受け、2作目として1981年12月24日に公開されたタイトルが今回ご紹介する「マッドマックス2」です。これまでマッドマックスシリーズは4作発表されており、最新作「マッドマックス怒りのデス・ロード」が2015年5月15日に公開され、話題を呼びました。
近未来の荒廃した世界を舞台としています。現在ではこの世界観が人気の理由でもありますが、元々は低予算で制作される映画という事で、セットなど費用のかかる物を極力抑えた舞台を考案した結果この「近未来の荒廃した世界」という設定が生まれました。撮影のほとんどで既存の建物を利用しており、近年までは「制作費と興行収入の差が最も大きい映画」としてギネスに認定されていました。
また、「マッドマックス」シリーズはド派手な車両が非常に人気であり、ファンは自分でマッドマックス仕様に車を改造してしまうほどの熱狂っぷりです。ド派手な車とド派手なカーアクションは観るものを釘付けにして離しません。そういったクレイジーな発想も「マッドマックス」シリーズの魅力と言えるでしょう。
マッドマックス2のあらすじをネタバレ!
シリーズの説明は以上にいたしまして、ここからは「マッドマックス2」のあらすじを結末までネタバレ解説していきます。前作を見ていなくても問題無いストーリーなので、あらすじもすんなりと理解することができます。シンプルなストーリーですが、いつの間にかこの世界観に引き込まれていくのがこの映画の特徴です。シリーズの人気を決定付けた「マッドマックス2」がどのような結末を迎えたか。ぜひお楽しみください。
荒廃した世界
視力も記憶も衰えたとある部族の長老。しかしそんな年齢を迎えた今でもハッキリと思い出すことができる「マックス」という名前の男と出会った話の回想から「マッドマックス2」のストーリーは始まります。「マッドマックス2」の舞台は、初代の直後に二大国間で勃発した世界大戦により文明は崩壊し、資源を争って略奪を繰り広げる荒廃した世界へと変わり果てていました。
そんな荒廃した世界の中、元警官である主人公マックスは、前作「マッドマックス」で愛する妻と子どもを殺された悲しみから生きる意味も希望も失い、相棒である犬(名前は出てこない)と一緒にカスタムした愛車「V8ブラック・インターセプター」に乗って荒れ果てた世界をひたすら走り続ける日々を送っていました。
精製所との出会い
ある日、マックスは「V8ブラック・インターセプター」の燃料を狙っていたウェズ率いる暴走族のグループを追い払った後、また襲撃された敵から近くに石油精製所があることを教えられます。マックスは彼の道案内でその石油精製所へと辿り着きますが、そこは周辺区域を牛耳る暴走族の襲撃に日々脅かされている精製所でした。その暴走族の中にマックスを襲撃していてたウェズの姿もありました。
その暴走族が石油精製所を支配しており、マックスは簡単に近づくこともできませんでした。そんな状況の中、石油精製所に近づく方法を模索するため張り込みを始めて数日が経ち、精製所を牛耳る暴走族のリーダー、ヒューマンガスらが精製所から出た住民を磔にしながら接近すると「精製所を手放して立ち退けば命は保証する」という提案を住民に叩きつけました。
一致団結
ヒューマンガスらの要求に住民の中でも意見が割れていました。マックスはヒューマンガス達の妨害を受けつつも、仲間の協力を得て住民たちが所望していたトレーラーを精製所に運び込み、住民からの信頼を得ることに成功しました。
その日の夜、ヒューマンガスが捕虜の処刑を行う中、住民から脱出遂行への共闘を持ちかけられましたが、マックスは夜明けと共にそのまま精製所を後にします。しかし、精製所から出発したのを知ったウェズの追撃を受け、「V8ブラック・インターセプター」は大破してしまいます。瀕死のマックスを精製所にマックスを連れてきた張本人、ジャイロ・キャプテンが救出し、精製所に戻って手当てを受け、マックスは一命を取り留めます。
見事復活したマックスは、一度断った作戦でありましたが、住民の作戦に協力することを決意します。作戦の要となるトレーラーの運転を任されたマックスは、ジャイロ・キャプテンら護衛のメンバーと一緒に精製所を出発し、同時に精製所を爆破しました。
マッドマックス2の結末をネタバレ!
支配からの脱出
燃料タンクに襲いかかるヒューマンガスの手下を迎撃していくも、護衛のメンバーは次々と撃たれ、ジャイロ・キャプテンも撃ち落されてしまいます。マックス自身もも深手を負い窮地に陥ってしまう中、マックスの運転するトレーラーはバンパーにしがみつくウェズもろともヒューマンガスの車両と正面衝突し大破してしまいます。
出典: https://coub.com
敵の手下たちが立ち去っていく中、辛うじて助かったマックス達は、タンク内に入っているはずの燃料の代わりに乾いた赤土が出てくるのを見て、トレーラーとマックスを囮とした陽動作戦だった事に気付きます。肝心の燃料はドラム缶に小分けし、別ルートで脱出した住民がバスで運び出していたのです。作戦の内容に気付いた直後、運良く生き延びていたジャイロ・キャプテンと再会し、マックスは今まで忘れていた笑顔を取り戻します。
マッドマックス2完結
その後、新しい土地に向かった住民たちは、ジャイロ・キャプテンをリーダーとして新たな生活を始めました。しかし、マックスは孤独に生きる道を選択し、ここで住民たちとは別れました。それから、マックスを行方を知るものは誰もいませんでした。これにて「マッドマックス2」は完結です。
マッドマックス2が最高傑作映画だと言われる理由とは?
あらすじのネタバレ解説はここまでです。名作映画「マッドマックス2」のあらすじ、そしてどのような結末を迎えたのかを知った所で、ここからは「マッドマックス2」が何故これほどまでに人気なのか、どのようなエピソードや秘密が隠されているのかをご紹介させていただきます。
独創的な世界観がすごい!
「マッドマックス2」がこれほどまでの人気を誇る理由として、独創的な世界観を持つ映画だからという事が挙げられるでしょう。大戦後の荒れ果てた世界という当時は斬新であった舞台設定、モヒカンヘアーやド派手な衣装で暴れまわる暴走族などを描いたその世界観は、数多くの作品に大きな影響を与えました。
日本の作品であれば、「北斗の拳」がこの「マッドマックス2」の世界観に大きな影響を受けたと言われています。時代背景や舞台設定、登場人物の衣装など、数多くの部分で「マッドマックス2」を参考にしています。主人公のケンシロウのキャラクターも寡黙なマックスと瓜二つです。ちなみにマックスは劇中で17回しかセリフを発しておりません。それであの存在感とは、メル・ギブソン、やはり素晴らしい演技力ですね。
リアルな映像がすごい!
「マッドマックス2」の映像はとにかくリアルです。CGを一切使用せず、ド派手なアクションを全てスタントで本物の人間が行うので、リアルにこだわった映像を楽しむことができます。カーチェイスやクラッシュなど、危険なアクションシーンも全てスタントです。あまりの迫力に視聴者は本当に現場は大丈夫だったのか心配になりますが、映画を撮るにあたって命を落とした人は一人も出なかったそうです。
また、迫力のあるシーンを撮影するために、カメラマンをトレーラーの前面部分に括り付け、そのまま猛スピードで爆走するという撮影を行っていたそうです。このように「マッドマックス2」はとことんリアルにこだわり続けました。リアルにこだわった結果歴史に名を残すとんでもないアクション映画が生まれまることとなったのです。
このリアルにこだわり続けた事が功を奏して、「マッドマックス2」は、初めから結末まで、全く退屈しなかったという感想が非常に多い作品です。上映時間は2時間ほどですが、その中のどれもが観客の注目を誘う映像ばかりで、ストーリーもわかりやすく、難しいことを考える必要がなく見られる映画です。派手なアクションと爽快感のあるストーリーを見てストレス発散をしたい方には特におすすめです。
キャラクターの個性がすごい!
「マッドマックス2」のキャラクターはどれも個性豊かでそれぞれが魅力的なキャラクター達です。今回はあらすじのネタバレ解説なため、キャラクターを深く紹介することはできませんが、主役のマックスはもちろん、悪役のウェズやヒューマンガスなど出で立ちもキャラクター性も非常に個性的で魅力的です。世界中のファンがこのマッドなキャラクター達に胸を躍らせました。
登場する車両がすごい!
「マッドマックス2」は前作と比較して、より激しいカーチェイスを前面に押し出したアクション映画として制作されました。「マッドマックス2」の製作費は前作の約10倍ですが、その大部分は車両などマシーンの改造費に当てられていました。ド派手に改造された車がド派手なカーアクションを演出する映像はまさに目が釘付けになること間違いなしです。
また、マックスたちが乗っていた車に乗ってみたいという人も多いのではないでしょうか。一部のファンは自分で車をマッドマックス仕様に改造してしまうほどの熱狂ぶりを見せており、まるで世紀末の世界に迷い込んだかのようなクオリティの高いチューニングを見せてくれます。やはりどんな作品であってもファンの支えがあってこその名作映画ですね。
負のジンクスを覆した映画!
映画ファンの中ではよく話題にあがることですが、一般的に続編映画はつまらないといったジンクスがあります。せっかく第一作目は歴史に残る名作となったものが、続編は何処か物足りない結末に終わってしまう事はよくありますよね。第一作が大人気だったが故に続編の制作が決定するのですから、そのハードルも非常に高いものとなり、見る側の期待を超えられない場合が数多くあります。作る側からすれば大きなプレッシャーでしょう。
しかし、「マッドマックス2」は前作でも評判の良かったド派手なアクションシーンをさらにパワーアップさせ、一作目の迫力を遥かに上回るものを生み出しました。その結果、視聴者の目は釘付けとなり、「マッドマックス2」は前作を超えた人気を獲得し負のジンクスを打ち破るような名作となったのです。
ちなみに、前作の舞台はオーストラリアの片田舎でしたが、「マッドマックス2」からは荒野に変わり、マックス以外の登場人物も全て一新されています。予算が十倍になったのもあり、自分たちのやりたい放題に撮影して、キャラクターもアクションも舞台設定も全て一新したことが功を奏したのでしょう。思い切りの良さも名作を生み出すには必要な力なのですね。
マッドマックス2は本当に最高傑作映画だった!
「マッドマックス2」は、序盤から結末まで一瞬たりとも目を離すことができないド派手で息を吞むようなアクションのオンパレードで、初めてこのシリーズを見る人でも非常に楽しむことができる映画です。興行収入や、「マッドマックス」シリーズの現在の立ち位置を決定づけた点からも、「マッドマックス2」が本当に最高傑作映画なのは間違いない事実です。
今回はそんな「マッドマックス2」のあらすじを結末までネタバレ解説しましたが、このド派手なアクションシーンはネタバレ解説によるあらすじではなく実際に見てみないとわからない魅力です。これを読んで興味を持った方は是非「マッドマックス2」を見てください。きっと忘れられない映画になること間違いなしです。