マッドマックス サンダードームのあらすじネタバレ!駄作・評価が低い理由は?

27年ぶりに制作された、2015年の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が極めて高い評価を得て、『マッドマックス』シリーズは再び注目を集めました。しかし、3作目にあたる『マッドマックスサンダードーム』はシリーズで、最も評価が低いと言われています。一体なぜでしょうか?この記事では『マッドマックスサンダードーム』の結末までのあらすじのネタバレ紹介はもちろん、なぜ『マッドマックスサンダードーム』は評価が低いのかも調べてまとめました。

マッドマックス サンダードームのあらすじネタバレ!駄作・評価が低い理由は?のイメージ

目次

  1. マッドマックスサンダードームのあらすじをネタバレ紹介!評価が低い理由とは?
  2. マッドマックスシリーズとは?
  3. マッドマックスサンダードームのあらすじをネタバレ!
  4. マッドマックスサンダードームのメインキャストを紹介!
  5. マッドマックスサンダードームは駄作?評価が低い理由とは?
  6. マッドマックスサンダードームのあらすじネタバレまとめ!

マッドマックスサンダードームのあらすじをネタバレ紹介!評価が低い理由とは?

2015年の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が極めて高い評価を得たことにより、再び注目を集めた『マッドマックス』シリーズ。この記事では『マッドマックス』シリーズの中でも評価が低い『マッドマックスサンダードーム』についてまとめてあります。ネタバレあらすじの結末までの紹介はもちろん、なぜ『マッドマックスサンダードーム』は評価が低いのかも調べました。

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マッドマックスシリーズとは?

ネタバレあらすじの紹介の前に、まずは『マッドマックス』シリーズについて概要を紹介します。『マッドマックス』は1979年4月12日にオーストラリアで公開されたSF映画です。監督であるジョージ・ミラーと、主演のメル・ギブソンは高く評価され、シリーズ化されました。かなりの低予算で作られたことが知られており、暴走族役にはオーストラリアの本物の暴走族が起用されているといった逸話の多い映画です。

続編である『マッドマックス2』はさらに高い評価を受け、他のエンターテイメント作品に強い影響を与えました。よく知られているのは日本の漫画作品『北斗の拳』です。『北斗の拳』は『マッドマックス』の世界にブルース・リーを登場させたような作品と評価されています。『マッドマックス』で描かれた世紀末の狂気や、激しいカーアクションなどに影響を受けた作品は非常に多いと言われています。

『マッドマックスサンダードーム』はそんな『マッドマックス』シリーズの3作目に当たります。評価が低く、シリーズは長らく途絶えていましたが、2015年に4作目である『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が公開され、見た人の多くから高く評価されました。このような歴史を持つシリーズですが、この記事では『マッドマックスサンダードーム』をくわしくネタバレ紹介します。

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マッドマックスサンダードームのあらすじをネタバレ!

ここからは『マッドマックスサンダードーム』のネタバレあらすじを結末まで紹介していきます。『マッドマックスサンダードーム』は『マッドマックス』シリーズの3作目にあたります。しかし、前作を見ていなくても理解のできるあらすじです。ただし、これまでの『マッドマックス』シリーズの特徴であったカーアクションが少ないことなどから、『マッドマックス』シリーズの中では評価が低いです。

簡単に『マッドマックスサンダードーム』のあらすじをネタバレ紹介します。放浪の旅をするマックスはバーハータウンでサンダードームの殺し合いに参加させられます。その後バーハータウンを追放されたマックスは砂漠で子供たちの部族と出会いました。子供たちを救うために行動するうちに再びバーハータウンの住民と戦うことになります。ここでは『マッドマックスサンダードーム』のネタバレあらすじを最後までまとめました。

バータータウン

まずは『マッドマックスサンダードーム』の序盤のネタバレあらすじ紹介です。荒廃した世界で放浪の旅を続けるマックスは、謎の親子が操縦する航空機に襲われ、物資を乗せたキャメルワゴンを奪われます。荷物を取り戻そうとするマックスが辿り着いたのはバータータウンと呼ばれる町でした。バータータウンはあらゆる物資を物々交換する町でした。親子を探す道中、マックスは町の支配者アウンティに出会います。

アウンティの前で実力を見せつけたマックスは、アウンティに対立するマスターとブラスターを倒すように依頼されます。旅に必要な物資と引き換えに、マックスはアウンティの依頼を受けました。ふたりで一人前として行動するマスター・ブラスターはメタン・ガスを生み出す豚の飼育工場を支配していました。マックスは豚の糞集めとして施設に潜入します。そこで、かつての愛車インターセプターを発見しました。

町の動力を牛耳っているマスター・ブラスターは電力の供給を止め、アウンティに真の支配者はマスアー・ブラスターであると言わせます。マスアー・ブラスターは支配欲を満たしますが、突然高い音が鳴るとブラスターは苦しみ始めました。マックスはブラスターの弱点を知ります。その後、アウンティのもとに戻ったマックスはサンダードームを紹介されました。

サンダードーム

サンダードームはふたりの男が中に入って戦う殺し合いの闘技場でした。マックスはマスター・ブラスターを挑発し、サンダードームで決闘することになります。「2人が入り、1人が出る」という掟に従いマックスとブラスターがサンダードームに入りました。マスターは外で待っています。サンダードームの殺し合いは娯楽でもあるため、アウンティを含めた多くの観客がサンダードームに張り付くように観戦します。

マックスとブラスターの身体はゴムで繋がれ、宙吊りの状態で戦いが始まります。ブラスターの怪力の前にマックスは手も足も出ません。マックスは隠し持っていた笛を吹こうとしますが、ブラスター激しい攻撃によって笛を落としてしまいます。ブラスターは武器を持ち、マックスもチェーンソーを手に入れます。しかし、チェーンソーは上手く動きません。

その後も武器を取り換えながら戦うふたりは、互いにゴム紐を切り、地上での戦いになります。そこでマックスは落とした笛をみつけて拾いました。勢いよく笛を吹くとブラスターは苦しみます。有利になったマックスは一方的に攻撃してブラスターの仮面がはずれます。止めを刺そうとしたマックスですが、ブラスターは実は子供でした。あどけない表情を見たマックスは殺せません。

運命のルーレット

マスターが乱入し、ブラスターの命を救うように願いました。マックスは真相を知らさなかったアウンティに対して怒りを感じます。しかし、アウンティの手下がボウガンでブラスターに止めを刺しました。サンダードームを出ようとするマックスでしたが、観客は納得しません。観客を鎮めるためにアウンティがサンダードームの中に入り、「運命のルーレットで決めよう」と言います。

運命のルーレットとは死刑、釈放、重労働、アウンティの裁きといった文字の並ぶ、鉄の円盤でした。マックスはそのルーレットを回します。ルーレットは死の追放と書かれた文字盤で止まりました。バータータウンの外に連れ出されたマックスは拘束されたまま馬に乗せられ、砂漠に解き放たれました。マスターはアウンティに服従します。こうして、アウンティはバータータウンの真の支配者となりました。

最後の部族

砂漠に追放されたマックスは馬が力尽きたことで拘束を解かれます。そこへ現れたのはマックスの相棒のサルでした。サルはキャメルワゴンが盗まれた時にはぐれていましたが、バータータウンのピッグキラーという男によって解放されていたのです。マックスはサルが持ってきた水を飲んで砂漠をさ迷いますが、再び倒れてしまいます。倒れたマックスを救ったのはサバンナという若い女性でした。

サバンナは「最後の部族」と呼ばれる子どもたちの部族の長老でした。サバンナはマックスのことを伝説のキャプテン・ウォーカーだと勘違いしてオアシスに運んで丁重に扱います。目を覚ましたマックスは子供たちに囲まれた状況に戸惑いました。サバンナは部族に伝わっている「明日の国」(トゥモローランド)の伝説を語りました。しかし、それは世界の文明の崩壊を知らない最後の部族の幻想でした。

マックスは自分はキャプテン・ウォーカーではないと言いました。そして、世界は核戦争によって滅んだことを告げます。しかし最後の部族の子供たちはマックスの話を信じることができません。サバンナはオアシスを旅立つことを決めます。部族の青年スレイクはマックスの言う通りトゥモローランドは無いといいますが、サバンナは聞きません。

オアシスを旅立つ

「外に出てもバータータウンに着くだけだ」とマックスは言い、強引にサバンナを止めます。サバンナは拘束されますが、志を共にする仲間たちと一緒にオアシスを脱走しました。助けを求められたマックスは少女アンナと、仕方なくついていくことになった少年・スカイフィッシュを連れて旅立ちます。少し遅れてエディーという少年も合流しました。

マックスが追いついた時、サバンナたちは流砂に飲まれて危険な状態でした。ゲッコーという少年は流砂に飲まれて死亡します。夜になり、寝ていたマックスは「トゥモローランドを見つけた」と起こされます。しかし、それはバータータウンの明かりでした。マックスは潜入してマスターを探します。マスターの知恵が役に立つと思ったからでした。

再びバータータウンへ

マックスは部族の子供たちの力を借りてマスターを救います。マックスに気付いたピッグキラーも力を貸しました。しかし、マックスたちの行動はアウンティにも知られてしまいます。バータータウンのあちこちで爆発が起こる中、マックスたちは地下施設にあった列車に乗り込み逃げ出します。バータータウンは大混乱となり、住民たちは逃げ出します。

アウンティは町の崩壊を食い止めるために演説し、マスターの奪還と、マックスへの制裁を命じました。逃げるマックスたちを多くの自動車が追いかけます。追いつかれたマックスたちは列車を走らせながら戦いました。追跡者の中にはアウンティの姿もあります。激しい戦いの末、マックスたちはなんとかアウンティたちを引き離しました。

線路の終点

戦いは終わったものの、列車の行く先は行き止まりになっていました。そこにいたのは冒頭でマックスからキャメルワゴンを奪った少年です。しかし、アウンティたちが追撃してきたので少年は逃げました。マックスたちも列車を降ります。少年の後を追うと秘密の地下施設を見つけました。そこで再会したキャメルワゴンを盗んだ男に、「命と引き換えに航空機に乗せろ」とマックスは告げました。

アウンティたちはまだ諦めずに追跡してきます。航空機が飛び立てるように、マックスは自らが囮となって敵集団に突っ込みました。そのおかげで航空機は飛び立ちます。サバンナたちはマックスの勇姿を目に焼き付けました。その後、倒れたマックスに銃口が突き付けられます。しかし、アウンティは「あんたもなかなかやるじゃないの」とマックスに告げ、何も咎めることなく去っていきました。

トゥモローランドのネタバレ

飛び立ったサバンナたちはやがて崩壊したビル群を目にします。マックスが言った通り、世界の文明は滅んでいました。それでもサバンナは伝承を語り継ぎます。そこにはサバンナたちを救った男のことが付け加えられていました。そして、マックスはひとり、放浪の旅を続けるのでした。

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マッドマックスサンダードームのメインキャストを紹介!

ここでは『マッドマックスサンダードーム』のメインキャストを紹介します。とはいえ、『マッドマックスサンダードーム』はあらすじを見てもわかるように、マックスとアウンティ以外はあまり重要なキャストではありません。サバンナも後半になってからしか出てきませんでした。現在も俳優を続けている有名なキャストはいないので、ここでは主要の3人についての情報だけ簡単にまとめています。

メル・ギブソン/マックス役

『マッドマックスサンダードーム』で主人公のマックスのキャストを務めたのはメル・ギブソンです。メル・ギブソンは1956年1月3日にアメリカで生まれました。幼い頃にオーストラリアに移住したため、オーストラリアで演劇を学びます。演劇学校で学んでいた頃に出演した『マッドマックス』で一躍知られるようになりました。当時はケンカをしたあとそのままオーディションに参加し、主役に抜擢されたという逸話が残っています。

後にアメリカ映画界に進出し、主演を務めた『リーサル・ウェポン』シリーズなどもヒットします。1995年の『ブレイブハート』では監督・主演を務め、メル・ギブソンはアカデミー監督賞を受賞しました。俳優としての主演作には2000年の『パトリオット』などもあります。監督としては2006年の『アポカリプト』や、アカデミー賞にもノミネートされた2016年の『ハクソー・リッジ』などが有名です。

また、メル・ギブソンは敬虔なカトリック教徒として知られています。自宅の近くにチャペルを建てるほどです。2004年に制作した『パッション』はイエス・キリストの最期の12時間を詳細に描きました。凄惨な拷問シーンを見た人がショック死するという衝撃的な事件も起こり、賛否両論の映画となりました。

ティナ・ターナー/アウンティ・エンティティ役

『マッドマックスサンダードーム』でバータータウンの支配者アウンティのキャストを務めたのはティナ・ターナーです。ティナ・ターナーは1939年11月26日にアメリカで生まれました。1950年代、アイク・ターナーとのデュオが人気となります。「ア・フール・イン・ラヴ」や「プラウド・メアリー」などのヒット曲を生み出しました。

その後、ティナ・ターナーはソロ活動をスタートさせます。「愛の魔力(ホワッツ・ラヴ・ゴット・トゥ・ドゥ・ウィズ・イット)」や「ティピカル・メイル」といった楽曲をヒットさせました。また、自身の自伝を原作とした映画『TINA/ティナ』が1993年に公開されています。ロック界の女王として極めて高い評価を受けています。

ヘレン・バディ/サバンナ役

『マッドマックスサンダードーム』で最後の部族のリーダー・サバンナのキャストを務めたのはヘレン・バディです。ヘレン・バディは1962年にオーストラリアのメルボルンで生まれています。『マッドマックスサンダードーム』以外の出演作には1995年の『ディンゴ』などがありますが、それ以外には役者として目立った活躍は確認できません。

マッドマックスサンダードームは駄作?評価が低い理由とは?

『マッドマックスサンダードーム』は『マッドマックス』シリーズの中でも評価が低い作品です。『マッドマックスサンダードーム』の評価が低い理由には『マッドマックス』と『マッドマックス2』よりもカーアクションが少ないといった感想が挙げられていました。低い評価の理由をいくつかまとめて紹介します。

カーアクションが少ない

『マッドマックスサンダードーム』の評価が低い理由の1つは「カーアクションが少ないから」という感想があります。『マッドマックス』は独特の世界観やカーアクションが人気でした。しかし、『マッドマックスサンダードーム』ではマックスの愛車として人気のあったインターセプターが走りません。インターセプターの活躍を期待していたファンからは「マッドマックスじゃない!」と言われるほど低い評価が下されました。

『マッドマックスサンダードーム』でカーアクションが減った理由には、シリーズ作品なので変化を狙ったと言われています。最後のカーチェイスでは車同士ではなく、列車vs車という構図になりました。しかし、こうした変化も『マッドマックス』ファンにはあまりウケが良くなかったようです。『マッドマックス』シリーズに期待するものが見られなかったことから低い評価に繋がり、その反省は続編に活かされたようです。

ストーリーが複雑

『マッドマックスサンダードーム』の評価が低い理由の1つに上がるのが「ストーリーが複雑」という感想です。『マッドマックスサンダードーム』ではストーリーが前編と後編のように別れています。まずは副題にもあるサンダードームでの決闘までのあらすじが展開されます。しかし、サンダードームの決闘後は、砂漠の子供たちをマックスが助けるあらすじが展開されます。

サンダードームという言葉が副題になっているにも関わらず、後半はサンダードームは全く関係ないあらすじになっています。こうしたふたつのあらすじが展開されているため、「あらすじがぶつ切りになっている」という印象を持つ人も多いようです。あらすじの構造が複雑になったことでシンプルなあらすじが魅力だった『マッドマックス』シリーズに比べて評価が低くなったようです。

過激さが足りない

『マッドマックスサンダードーム』の評価が低い理由の1つに「過激なバイオレンス要素が足りない」といった意見がありました。『マッドマックス』シリーズは世紀末を舞台とした狂気的な登場人物が魅力のひとつです。しかし、『マッドマックスサンダードーム』ではあまり人が死ぬシーンはありません。というのも、舞台となっているバータータウンでは、サンダードームの掟により、一応の秩序が保たれているからです。

そして、『マッドマックスサンダードーム』の後半では、マックスは子供たちと行動するようになります。このような展開から「マックスがただのいい人にしか見えない」と狂気の世界で奮闘するマックスを見たいファンからは物足りなく感じられたようです。ネタバレですが、敵役のアウンティも最後は何もせずにマックスを解放しているので平和過ぎると感じられた人もいるようでした。

アウンティに関しては「ティナ・ターナーが演じたから無残な死に方をさせられなかった」と考えるファンもいます。ティナ・ターナーは前述の通り、幅広い層のファンを持つロック界のスーパースターです。そのティナを完全なる悪役として描き切ることは大人の事情でできなかったのではと考える人もいました。この反省は続編『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のイモータン・ジョー(上の画像)に活かされていると言われます。

マッドマックスサンダードームのあらすじネタバレまとめ!

『マッドマックスサンダードーム』のネタバレあらすじや、評価の低い理由についてまとめました。『マッドマックスサンダードーム』はシリーズでの評価が低い作品ですが、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の成功に活かされていると、再評価される動きもあります。まだ見ていないという人は、ぜひ一度『マッドマックスサンダードーム』をご覧ください。

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