2018年08月25日公開
2018年08月25日更新
マッドマックスに出てくるバイクは?グースが乗ってる車種やかっこいい画像を紹介
カー&バイク好きにとってバイブルとも言うべき映画、マッドマックス。バイク好き、特に旧車好きの人の間で、人気の高い作品となっており、現在最新作を製作中との事です。中でもグースのバイクは永遠の憧れとなっています。今回はそんなグースバイクや、その他究極改造を施されたバイクの数々をベースとなった車種やかっこいい画像を交えながら、マッドマックスの魅力と共に紹介します。
目次
マッドマックスに登場するバイクは?グースのバイクの車種も画像と共に紹介!
車&バイク好きにはたまらない映画「マッドマックス」。特にバイクに関しては普段公道では絶対走れないような究極改造を施したマシンが多数登場します。今回はその中でも特に人気の高いグースのバイクを中心に、マッドマックスのカッコいいバイクの数々を画像やベースとなった車種と共に紹介していきます。
マッドマックスとは?
マッドマックスは1978年にオーストラリアで制作され、翌年には日本で公開されました。その過激なカー&バイクアクションは公開と同時に話題沸騰となり、10億円の興行収入を稼ぎました。実はこの映画は約37万ドルとかなりの低予算で制作されており、少し前まで予算と収益の差が最も多い映画としてギネスブックに記録されていました。
マッドマックスは、暴走族による凶悪犯罪が多発する荒廃したオーストラリアが舞台です。暴走族専門の特殊警察「M.F.P」の隊員である主人公マックス・ロカタンスキーは特殊警察専用車両「インターセプター」を盗んで逃走したナイトライダーと名乗る男を追跡します。
マックスは高度な運転スキルで、ナイトライダーを追い詰めます。弱気になったナイトライダーは、運転を誤り事故死してしまいます。仲間を殺されたトーカッター一味は、報復としてマックスと同じ特殊警察のグースを罠にかけ殺害し、マックスの妻子にも手をかけます。大事なものを奪われたマックスは特別な改造をした「インターセプター」に乗り込み、捨て身の復讐を開始する、というのが初代マッドマックスのおおまかなあらすじです。
その後はシリーズ化されており、2015年には最新作「マッドマックス怒りのデス・ロード」が公開されている人気作です。ちなみにですが、主演のメル・ギブソンは第1作目の撮影当時は街の不良少年でしたが、この作品で一気にトップスターの仲間入りを果たしました。
またマッドマックス怒りのデス・ロードは、アカデミー賞で6部門を受賞しています。現在、そのマッドマックス怒りのデス・ロードの続編を制作中とのことで映画のほうも注目されています。
マッドマックスに登場するバイクを画像付きで紹介!
マッドマックスには、特徴的なカスタムバイクが多数登場します。原型をとどめていないほどの改造が施されており、まったく新しいバイクとも言えるでしょう。ベースとなったバイクの車種や改造について考察しつつ、画像とともにカスタムバイクを紹介していきます。
マッドマックスの世界観は、北斗の拳のようないわゆる世紀末が舞台となっており、登場人物のファッションや、マシン等もその世界観で作られています。道路に関してはもちろん現代のような整備された舗装ではなく、荒れ果てて砂漠化した荒野なので、そういった荒れた道を走る事も考慮されたマシンカスタムが施されています。
BMWのR90
こちらのバイク、マッドマックスのバイクの中では比較的原型を留めており、バイクに詳しい人ならばすぐわかるでしょう。このバイクのベースはBMWの「R90」です。アウトバーン最速の称号をほしいままにし、BMWを代表する名車の一つとして今でも多くのファンから支持されています。
HONDAのGR1200
マッドマックス本編ではフロントのカラスの羽のカウルが印象的なバイク、元はHONDAのGL1200というバイクです。こちらもマッドマックスのバイクの中では、比較的原型を留めた一台となっています。
YAMAHAのYZF-R1
こちらのロングスイングアームと印象的な装飾でかなり大幅に改造されたバイク、フレームやクラッチ形状からYAMAHAのR1がベースでしょう。YAMAHAのスーパースポーツの代名詞となっている一台です。
YAMAHAのXT660テネレ
鉄馬の女たちのバイクのなかでただ一つソリを引いていたこのバイク、形状からYAMAHAのXT660テネレがベースだというのが分かります。かなり後ろまで延ばされたロングスイングアームやパドルタイヤ、そしてソリ。マッドマックスの世界観に相応しいバイクとなっています。
YAMAHAのYZ450F
軽くパワフルで、海外でも流行ったYAMAHAの傑作4ストロークモトクロッサーです。マッドマックスではこちらのバイクをベースにしたマシンが大量に出てきます。その中でも特に印象的なバイクを紹介していきます。
バイクの倍はあろうかというサンダースティックが特徴的です。カバーやマフラー遮熱版も改造しているので分かりづらいですが、その他の形状からして同じバイクだというのが分かります。こういった振り切った改造もマッドマックスの魅力の一つです。
シートの部分が自転車のサドルになっていたり、タンクの場所にガスボンベがあったりと遊び心満載なマシンです。ある意味一番マッドマックスらしいバイクといえるでしょう。
一見すると、原型は保っているし、そんな変わった部分もない、と思いそうなこのマシンですが、実はよく見てみると全く関係のないガラクタばかりがつけられており、意味の分からない装飾が施されています。マッドマックスらしいといえばマッドマックスらしいバイクです。
どこから待ってきたのかわからないようなラッパ状のマフラーと、ただ上に乗せただけの燃料タンクが印象的なバイクです。ハンドメイド感満載でこちらもマッドマックスらしい一台です。
GASGASのトライアル300
イワオニ族の愛車の一台、かなりシンプルな形状をしています。ベースとなったバイクは、スペイン製のトライアルバイクで、初期のものはシンプルかつ強靭に出来ていたモデルです。こちらのバイクも比較的原型を保っているマシンです。
その他にも、こちらのツーリングバイクの名機、BMWのR100をカスタムしたマシン等が多数登場します。マッドマックスのバイクに関しては、YAMAHAが正式協力していて、エンドロールにも名前がでてきます。それにしても日本製のバイクが多く、オートバイ市場において日本車の人気の高さがうかがえます。
マッドマックスのグースのバイクの車種と画像を調査!
マッドマックスのバイクの中でも特に人気の高いのがグースのバイクです。そのグースのバイクのベースとなったマシンの車種などを、画像と共に紹介していきます。その前にグースというキャラクターを少し紹介します。
グースことジム・グース・レインズはM.F.Pと呼ばれる暴走族専門の特殊警察の隊員で、隊1番の荒くれ者です。コードネームは「ゴスリング1」。大仰な行動や言動が特徴となっています。「不死身のグース」の異名を持ちますが、待ち伏せをしていた族の急襲を受けてしまい、焚刑に処せられ病院に搬送されるも死亡してしまいます。
車種はKAWASAKIのZ1000
このジム・グースの乗っていたバイクは作中屈指の人気を誇っています。このバイク、ベースはKAWASAKIのZ1000という車種のバイクです。現行ではなく、70年代のモデルのものがベースとなっています。大きなフェアリングとシングルシートを装着したM.F.P仕様が、グースのバイクと特徴で、このバイクのレプリカを自作するファンは多く、日本でも多数います。
ちなみにですが2016年に開催された第3回「マッドマックス・コンベンション」という茨城・筑波サーキットで行われたイベントで、グース役のスティーブ・ビズリーさんがゲストで出演しました。このイベントでは、ゲストと有志のファンが共にサーキットを走るコーナーがあり、思い思いのグースバイクに乗り、グースと共に走るというグースとマッドマックス愛に溢れた企画がありました。
ちなみにですが、グース役のスティーブ・ビズリーさんは、このイベントで「日本のファンが世界で一番素晴らしい」と発言しており、サーキットを走る企画では、一周の予定のところ、テンションがあがり二周走っています。
マッドマックスに登場するバイクがかっこよすぎた!
過激なカー&バイクアクションや暴力の描写で初代マッドマックスが出た当初は、スタントマンが亡くなったという噂が流れたり、エキストラに本物の暴走族を起用したりと、様々な部分で話題となったマッドマックス。荒廃した世紀末という分野を確立させた本編の内容も素晴らしいですが、やはりその世界観を作る上で、極限までカスタムされたマシンというのが一役買っています。実際、製作費のほとんどがマシンの改造費にあてられました。
そうした製作陣の努力によりライダーやバイク、特に旧車好きの人にとって、マッドマックスはバイブルとも言うべき映画の一つとなっています。ただバイクを改造しているというだけではなく、造形にとことんこだわり抜いた改造は、やはりかっこよく、マッドマックスの代名詞の一つとなっています。
今回はマッドマックスに登場するバイクや車種などを紹介していきましたがいかがだったでしょうか?マッドマックスは独自の世界観とストーリー構成から人気を博した作品ですが登場するバイクなどにもこだわりが強い作品です。この記事をよんでマッドマックスに興味が出た方は是非ご覧ください。