シャイニングの名シーン集!不朽の名作ホラーの名場面・あらすじをまとめて紹介

映画『シャイニング』には怖い名シーン・セリフがたくさん存在します。その名シーンの数々は、何度観ても色褪せない、そう言えるでしょう。この記事で、映画『シャイニング』のネタバレを読み、気になった怖い名シーンがあった場合は、実際に映画でそのシーンを観て、その怖さに触れてみることをおすすめします。映画『シャイニング』が大好きな方も、この記事で紹介する名シーンや、あらすじ・結末ネタバレを読んで、映画の魅力をおさらいできれば幸いです!

シャイニングの名シーン集!不朽の名作ホラーの名場面・あらすじをまとめて紹介のイメージ

目次

  1. シャイニングとは?
  2. シャイニングの怖い名シーンやカットシーン
  3. シャイニングのあらすじネタバレ
  4. シャイニングの結末ネタバレ
  5. シャイニングのキャスト一覧
  6. シャイニングに関する感想や評価
  7. シャイニングの名シーンまとめ

シャイニングとは?

映画『シャイニング』には、映画史に刻まれた数多くの怖い名シーン・セリフが登場します。その恐ろしい名シーンは、何度観たとしても色褪せません。この記事では、映画『シャイニング』の怖い名シーン集やあらすじ・結末ネタバレ、映画を彩るキャストなどをまとめてお届けします。

シャイニングの映画の概要

映画『シャイニング』(英題:The Shining)は、イギリス・アメリカのホラー映画です。アメリカでは1980年5月23日、日本では1980年12月13日に上映されました。原作はスティーヴン・キングの同名小説で、『時計じかけのオレンジ』『2001年宇宙の旅』などを手掛けたスタンリー・キューブリックが監督を務めました。

シャイニングの原作情報

『シャイニング』(英題:The Shining)の原作は、アメリカの著名な小説家・スティーヴン・キングが、1977年1月28日に発表したホラー小説です。作品の内容は、小説家志望のジャックが、自分の妻子を惨殺する強迫観念に襲われ、狂っていく…という恐ろしいストーリーです。続編としては『ドクター・スリープ』という作品が存在します。

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シャイニングの怖い名シーンやカットシーン

主人公・ジャック・トランスの狂気を描いた映画『シャイニング』には、強烈すぎるホラー描写が至る所に散りばめられています。映画『シャイニング』の良いところは、初見の方はもちろん、リピーターの方でも怖いと思う名シーンがたくさんあることです。この項目では、映画『シャイニング』の怖い名シーンを紹介します。

名シーン①不吉な幕開け

森林を抜けて高い山奥のホテルを目指す車。主人公・ジャック・トランスは、管理人の面接を受けるために、オーバールックホテルへ訪れました。面接官の男性は、「前の管理人は、孤独に耐え切れず、自我を失くし、自身の妻と双子の娘を斧で殺した後、猟銃を口に咥えて自殺してしまった」と笑顔で語りました。何とも怖いセリフですね。

面接官の次のセリフは「君は大丈夫かい?」というものでした。ジャックは笑いながら「自分なら、そんなことになりません」と言います。笑顔を見せる両者は、これが恐ろしい惨劇の始まりだとは知りもしませんでした。『シャイニング』は映画序盤から、不吉の連鎖がセリフによって示されています。

名シーン②ホテルに向かう車中

車でホテルへ向かうジャックと妻・ウェンディ、そして息子・ダニー。ジャックは管理人として正式に採用されたのです。ホテルへの道中でジャックは、「以前、雪山で遭難してしまった幌馬車隊が生存するために、仲間の人肉を食べた」と、淡々と話しました。しかし、幼いダニーはそのセリフに対して、怖がる様子もありません。

父親がこんなセリフを言っていたら怖いものですが、この家族の場合は他愛のない雑談、不思議とそう見えます。しかし、ジャックの眼差しは、一瞬だけギラつき、どこか危ない感じを醸し出すのでした。この時からジャック・ニコルソンの表情が少しずつ怖いものへと変化します。

名シーン③エレベーター

オーバールックホテルへ到着すると、ダニーの脳内には、血液の洪水がエレベーターや廊下を流れるヴィジョンが現れました。ちなみに、『シャイニング』の象徴でもあるこの怖いシーンは、映画の中でなんと3回も登場します。怖いけれど、どこか引き込まれてしまう名シーンです。1~2回目はダニーの脳内で映された光景です。少しネタバレですが、3度目だけは違うようです…。

名シーン④「ママや僕をいじめないでね」のセリフ

息子・ダニーを抱きしめるジャック。優しい名シーン…かと思いきや、ジャックは「このホテルにずっと住みたい」という怖いセリフをサラッと言います。段々とホテルの魔力に憑りつかれ、異常性を見せだすジャック。ダニーは「怖い」という感情を、父親・ジャックに抱き始めるのでした。「愛しい家族を傷つけたりしない」という旨のセリフを語るジャック。さらっとネタバレしますと、このセリフは嘘です。

名シーン⑤ジャックの悪夢

ベッドで寝ているジャックは苦しそうにもがきます。どうやら悪夢を見ているようです。妻・ウェンディはそんな夫を心配しました。ジャックは起きると、「(夢の中で)君とダニーを殺害した後、切り刻んでしまった」と涙を流して言いました。自分の精神が得体の知れない何かにどんどんと浸食されている、ジャックはそのことに恐怖を覚えます。この名シーンは、後の惨劇を暗示するシーンの1つです。

名シーン⑥現れては消える双子の女の子

ホテルに来る前からダニーには不吉なものが見えていました。特に気になるのは、現れてはすぐ消えてしまう双子の女の子達でした。ダニーは2人から「一緒に遊ぼう」と不気味な表情で誘われます。しかし、双子が現れると同時に、ある光景が広がります。それは、血まみれで廊下に倒れている双子でした。

この双子の正体は、元管理人の娘達だったのです。ダニーはそのヴィジョンを見て、彼女達は気が触れた父親(元管理人)によって、斧で惨殺されたのだと確信します。視聴者もダニーと一緒に、恐ろしい事実に気がついてしまう名シーンです。

名シーン⑦近寄ってはいけない237号室の浴室

ホテルの料理人・ディック・ハロランから、「237号室には、絶対に近づいてはならない」と警告されたダニー。しかし、ダニーは呼ばれるように237号室へ入ってしまいます。その後、ダニーは怪我を負ってしまい、部屋から去りました。それに気がついたジャックは、少し怯えつつも、237号室へ入ります。その部屋の浴槽には美女がおり、ゆっくりとジャックの元へ近づいて来ました。

ジャックと美女は愛し合うように抱き合います。しかし、美女の姿は水死体に変わり、「アハハ!」とジャックを嘲り笑いました。ジャックはもちろんその場から離れます。醜い姿で笑い続ける女は、映画『シャイニング』における一番のトラウマシーンだという声も少なくありません。

名シーン⑧グレーディーの囁く言葉

呪われたホテルによる精神攻撃で弱ってきたジャック。宴会場へ向かうと、パーティーを楽しむ大勢の人々がいました。会場内には、妻子の殺害後に自殺した元管理人・グレーディーもいました。これらの人物は皆この世の者ではありません。ジャックは段々と見えてきたのです。グレーディーは、ジャックに「あなたも妻子を厳しく躾けるべきだ」と囁きました。それを聴いたジャックは、狂気の制御ができなくなりました。

名シーン⑨何行も書き連ねられた紙の束

ジャックが何か変だと感じたウェンディは、彼の書斎へ行きました。そこでウェンディは、「遊ばないで仕事ばかり、今にもジャックは気が狂う」という旨が書かれた紙の束を見つけます。強迫観念によってなのか、紙の束には何度も同じ言葉が書かれていました。

精神的に追い詰められたジャックは狂気に駆られてしまった、ウェンディはそう確信しました。紙の束も怖いですが、ウェンディの背後から迫るジャックもとても恐ろしいです。この名シーンで、ジャックの狂気がさらに増え、確実なものとなりました。

名シーン⑩我が子を守ろうとするウェンディ

完全に気が触れてしまったジャックは、グレーディーのように斧で妻子を殺害しようとします。ジャックに追いかけられる中、ウェンディはパニック状態となりました。しかし、息子・ダニーを守ろうと必死に逃げます。映画『シャイニング』は、妻・ウェンディがいてこそ恐怖が成り立ちます。

ウェンディ役のシェリー・デュヴァルは、狂った夫に殺されそうになる妻という難しい役柄を、見事に演じ切ったのです。「むしろウェンディの方が怖い」と言われるほど、恐怖する描写(表情)がリアルでした。

名シーン⑪犬のきぐるみの男

狂気に駆られた夫から逃げるウェンディ。ホテルの奥側にある部屋には、スーツ姿の男性と犬のきぐるみ姿の男性がおり、良いムードになってベッドインする瞬間でした。この2人は謎の存在で、ウェンディに何か危害を加えることもなく、数秒間しか登場しません。不気味なので、印象に残りやすいのですが、何を伝えたかったのでしょうか…。

名シーン⑫食料庫に閉じ込められたジャック

ウェンディを襲う際に木製バッドにて殴られ、ジャックは食料庫に閉じ込められます。ですが、狂人となったジャックは、こういうこともあろうかと、車と無線機を壊し、ウェンディとダニーが逃げられないようにしたと高笑いしながら語りました。もう狂気MAXですね。ドア越しにジャックが荒々しく話すシーンは、特殊なカメラワークとジャック・ニコルソンの迫真の演技で、恐怖が引き立てられています。

シャイニングのカットシーン

カットシーンその1は、ホテルへ向かう前に、自宅で妻・ウェンディが、夫・ジャックによる家庭内暴力のいきさつを、小児科医に伝えるシーンです。酒を飲んだ際、夫・ジャックは息子・ダニーに暴力をふるったという旨でした。自己中心的なジャックは、やはりDV夫だったのですね。

もう1つのカットシーンは、ベットで朝ごはんを食べているジャックが、「面接で初めてこのホテルに来た時、前にも訪れたことがあるような気がした」とウェンディに語るシーンです。このシーンは、後述する結末の伏線だったのかもしれません。

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シャイニングのあらすじネタバレ

上記の名シーンでもネタバレがありましたが、ここからはあらすじを追っていくことにします。映画『シャイニング』のあらすじは、ストーリーが進むに連れて、一段と怖いものになるので、結末までざっとおさらいしましょう。

あらすじネタバレ①ホテルの管理人

ジャック・トランスはホテルの管理人の面接を受けに、オーバールックホテルへ訪れました。小説家志望のジャックは、ホテルの冬季休業の間、管理人の仕事をしながら、静かなホテル内で小説を書きたかったのです。

ジャックは面接官にいくつかホテルの注意点を告げられます。しかし、彼は何も気にしない素振りでした。こうして、ジャックはホテルの管理人の仕事をゲットし、妻・ウェンディと息子・ダニーを連れて、ホテルでの新しい生活が始まりました。

あらすじネタバレ②不思議な力

ジャックの息子・ダニーは不思議な力を持つ少年でした。ダニーは仲良くなったコックのハロランから、君の不思議な力は「シャイニング」と呼ばれていると告げられます。ホテルに来る前から、ダニーは悪い予感を感じ取っていました。

この生活はいずれ破綻し、自分達の身に何かとてつもない不幸が起こる気がしたのです。ダニーの予感の通り、父親・ジャックは日に日に精神が疲弊し、「妻子を躾ける」という強迫観念に駆られます。ジャックはホテルで狂気に憑りつかれてしまったのです。

あらすじネタバレ③MURDER

妻子を殺さなくてはならない、気が触れたジャックはそう思わずにはいられませんでした。ジャックは、まずはウェンディを追いかけ回し、彼女を亡き者にしようとします。しかし、ウェンディにバットで殴られ、ジャックは食糧庫に閉じ込められてしまいました。一方、ダニーは「REDRUM」という文字をドアに書いていました。「REDRUM」の文字を鏡で見ると「MURDER」、つまり「殺人」となり、ウェンディは戦慄します。

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シャイニングの結末ネタバレ

映画のあらすじネタバレも、いよいよクライマックスを迎えます。映画『シャイニング』の怖い名シーンは後半にも…いえ、後半こそたくさん詰まっているので、「どうなるの?」とドキドキしながら、結末ネタバレを読んで頂けたら幸いです。

結末ネタバレ①ウェンディの悲鳴

「もし妻子が反抗してきたら、『お仕置き』すれば良い」ジャックの脳裏にそんな言葉が過りました。抵抗されたものの、ウェンディとダニーが逃げた部屋まで追ってきたジャック。体の小さなダニーは窓から外へ逃げ出せたものの、ウェンディは逃げ出すことができません。ジャックは斧でドアを何度も切りつけ、隙間から顔を覗かせました。恐怖心から、ウェンディは悲鳴をあげ続けます。

結末ネタバレ②凍死

ダニーは雪の迷路内を走り回りながら、自分の足跡に細工をして、何とかジャックから逃げ出すことができ、ウェンディと合流することができました。雪上車に乗った2人は、無事にホテルから逃げ出しました。恐怖の逃亡劇は幕を閉じたのです。ジャックは雪の迷路で迷い続けた結果、凍死してしまうのでした。しかし、ホテルに飾られている写真の中に笑顔のジャックの姿が現れ、物語は終わります。

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シャイニングのキャスト一覧

上記では序盤~結末までのあらすじを述べました。次は、映画『シャイニング』の名シーンをより恐ろしく表現してくれたキャストの情報をお届けします。ジャック・トランスを演じたジャック・ニコルソンを始めとした個性的なキャストに注目です。

ジャック・トランス役/ジャック・ニコルソン

ジャック・ニコルソン(Jack Nicholson)は、アメリカ合衆国の俳優・映画監督・プロデューサーです。1937年4月22日生まれ、アメリカ合衆国・ニュージャージー州出身。『シャイニング』以外の主な代表作としては、『バットマン』(1989年版)のジャック・ネーピア/ジョーカー役、『ディパーテッド』のフランシス・フランク・コステロ役などがあります。

ウェンディ・トランス役/シェリー・デュヴァル

シェリー・デュヴァル(Shelley Duvall)は、アメリカ合衆国の女優です。1949年7月7日生まれ、アメリカ合衆国・テキサス州出身。『シャイニング』以外の主な代表作としては、『フランケンウィニー』(1984年版)のスーザン・フランケンシュタイン役、『ポパイ』のオリーブ・オイル役などがあります。

ダニー・トランス役/ダニー・ロイド

ダニー・ロイド(Danny Edward Lloyd)は、アメリカ合衆国の元子役です。1973年1月1日生まれ、アメリカ合衆国・イリノイ州・シカゴ出身。『シャイニング』のダニー役以降も、少しの間だけ子役活動をしていましたが、その後引退しています。現在はケンタッキー州の大学にて、生物学の教授をしています。

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シャイニングに関する感想や評価

映画『シャイニング』は、人によっては中毒性のある作品ですが、説明不足なところがあり、「意味不明」という意見も少なくありません。おそらく、「考えるな、感じろ」の精神で観れば、何とか楽しめるかもしれません。

『シャイニング』の原作小説は、どうやら映画版よりも人気があるようです。映画をきっかけに、原作小説を読む方も少なくありません。原作小説を読んで、その面白さに触れると、映画版では物足りなくなってしまうと言われています。

上記で「意味不明」「物足りない」という感想を紹介しましたが、「それでもやはり好き!」という意見もあります。じわじわと追い詰められるジャックの狂気が、俳優・ジャック・ニコルソンによって巧みに演じられ、不気味な映像美も相まって、映画版の虜になるファンも多く存在します。

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シャイニングの名シーンまとめ

この記事では、映画『シャイニング』の怖い名シーン・セリフや、あらすじ・結末ネタバレ、映画の出演キャスト一覧をお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?確かに、映画『シャイニング』には恐ろしい名シーンが多数存在しています。しかし、その恐怖もまるで芸術に思えるくらい、素晴らしい描き方をされた作品です。映画『シャイニング』が気になった方は、是非本編をご覧になってください!

 

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