2021年01月05日公開
2021年01月05日更新
シャイニングの名言・名セリフまとめ!名シーンで登場した印象的な言葉を一挙紹介
1980年に公開された恐怖映画の傑作『シャイニング』。完璧主義で有名なスタンリー・キューブリック監督が手掛けた作品です。観客を少しずつ狂気的な世界へと引き込んでいくようなシーンが特徴的で、その時に残される名言・セリフもかなり印象的なものになっていました。当記事では、『シャイニング』の名言・名セリフを紹介。名言・名セリフをジャックやダニーなど登場人物別に紹介しています。また、有名な名シーンも紹介していますので是非最後までご覧ください。
目次
シャイニングとは?
シャイニングの映画の概要
- 監督:スタンリー・キューブリック
- 出演者:ジャック・ニコルソン、シェリー・デュヴァル、スキャットマン・クローザース、ダニー・ロイド
- 配給:ワーナー・ブラザース
『シャイニング(The Shining)』とは、1980年に制作されたスタンリー・キューブリックによるホラー映画です。スティーブン・キング原作の同名小説を基に映画化されています。イギリスとアメリカ合衆国で共同制作され、約100億円の興行収入を生み出すなど大人気の映画となりました。
シャイニングのあらすじ
ここでは『シャイニング』のあらすじを簡単に紹介していきます。物語は小説家志望であるジャック・トランスが妻のウェンディと息子のダニーを引き連れて、コロラド州のロッキー山にあるオーバールック・ホテルに訪れた時からスタートしました。
このホテルは雪が深く冬季には閉鎖されるため、ホテルに住む人は誰もいませんでした。ダニーは不思議な能力「シャイニング」を持つ少年。そんな彼はその能力によって、さまざまな超常現象を目撃することになります…
シャイニングの名セリフや名言集~ジャック・トランス~
ジャックの名言①「ウェンディ、はっきり言っとく…」
「ウェンディ、はっきり言っとく。君が来るたびに仕事が中断される、気が散るんだ。元に戻るまでに時間が掛かる、分かったか!」
『シャイニング』のジャック・トランスは、ホテルに常駐して1カ月が過ぎた頃から様子に変化が現れ始めました。そんな時にウェンディ・トランスがジャックに話しかけたのですが、そこでジャックが上記の名言・名セリフを放っています。明らかにイラついているジャック。彼の中で何かが狂い始めているのが分かる名言となりました。
ジャックの名言②「ああ、酒が欲しい…」
ジャックはウェンディと息子のダニーを殺害してしまう悪夢を見ていました。その後、ダニーが首に傷を負ったまま2人の前に現れているのですが、それをウェンディはジャックがやったと思い込みます。そしてジャックを罵倒して部屋に戻るウェンディとダニー。
「ああ、酒が欲しい。酒が飲めるなら何だって捧げる。1杯のビールのためなら俺の魂だって捧げる」
1人部屋に残されたジャックは怒りで我を忘れそうになり、気を紛らわすために誰もいないはずのバーに行きました。当然、そこには誰もいるはずがありません。ところが、なぜかバーカウンターにロイドの姿が見えました。このシーンでジャックがこの名言を放っており、名言から彼の狂気が少しづつ顔を出していく様子が分かります。
ジャックの名言③「見つけたぞ…」
「見つけたぞー、ジョニー!」
ウェンディはダニーをバスルームの窓から逃し、自分は窓から抜け出せない状況でした。そこで遂にジャックが現れます。ジャックはバスルームのドアを斧で突き破り、ウェンディを発見。ジャックが目の前に迫っているのにも関わらず、どこにも逃れられないような鬼気迫るシーンが息もできないほどの緊張感を演出しています。
シャイニングの名セリフや名言集~ダニー・トランス~
ダニーの名言①「トニー、僕怖いんだ…」
「トニー、僕、怖いんだ。」
上記の名言はトニーが惨殺された双子を見た後に放ったセリフです。鏡に映ったもう1人の人格のトニーに話しかけていました。ダニーは不思議な能力「シャイニング(Shining)」を持っているのですが、この名言からその能力が発揮され、ホテル内の異変を感じ取っていることがよく分かります。
ダニーの名言②「REDRUM…」
ウェンディが居眠りをしている間に、ダニーはサイドテーブルに置いてあったナイフを手にしていました。そしてウェンディの口紅を持ち出し、「REDRUM(レッドラム-殺人の逆さ文字)」と口ずさみながらドアに下記の文字を書き出しています。
「REDRUM(レッドラム-殺人の逆さ文字)」
その後、ウェンディはダニーの狂気に満ちた声を聞き飛び起きたのですが、彼女が目にしたものは、ダニーが書いた文字が鏡によって逆になった「MURDER(殺人)」でした。恐怖で鳥肌が立つシーンとなっています。
シャイニングの名セリフや名言集~その他~
名言①「聞いてないだろうな…」
「聞いてないだろうな、1970年の冬の惨劇を・・・。」
上記の名言はホテルの支配人スチュアート・アルマンが映画の冒頭シーンで放ったセリフです。ジャックは仕事の面接のためにホテルを訪れているのですが、その時にこのように打ち明けられました。この名言から、すでに何か起こりそうな予感を持たせています。
名言②「いくつかの場所は…」
「いくつかの場所は、そう、人みたいなんだよ。僕たちのような能力を持っているものもいれば、そうじゃないものもあるってことさ。」
料理長ディック・ハロランは、キッチンでダニーに自分達の不思議な能力「シャイニング(Shining)」について話していました。その時にこの名言を放っており、それを聞いたダニーはホテルで何か良からぬことが起きていることを予感します。その後、ホテルについてハロランに確かめようとしましたが、ハロランはお茶を濁しました。ホテルに何かしら言えない何かが存在していることを予感させられる名言となっています。
名言③「一緒に遊びましょう…」
出典: https://note.com
「一緒に遊びましょう、ダニー。これからもずっと、ずっと、ずーっと。」
ダニーはホテルの中を三輪車で走り回っていました。すると、廊下の奥に水色のワンピースを着た双子の姉妹が待ち構えていました。双子の姉妹はダニーに上記の名言を放ちます。その瞬間、ダニーは双子が血まみれで横たわっているシーンをフラッシュバックで見てしまいました。
シャイニングの有名な名シーン
名シーン①壁から覗き込むジャック
『シャイニング』の有名な名シーンとして挙げられるのが「壁から覗き込むジャック」です。このシーンは映画のポスターとしても用いられており、映画『シャイニング』を観たことが無い人でもこの顔を見たことがあるかもしれません。
ジャックが斧でドアを叩き続け、逃げられない状況から上記のような狂気的な顔を隙間から覗かせているため、かなりの緊張感を演出していました。スタンリー・キューブリック監督は、なんとこのシーンにおよそ2週間もかけたようです。完璧主義な監督の性格が分かるエピソードでした。
名シーン②衝撃的な双子
『シャイニング』の有名な名シーンとして挙げられるのが「衝撃的な双子」です。キューブリック監督の映像の構図は左右対称になっていることが多いです。その一例がシャイニングに登場する双子。双子は幽霊ですが、幽霊までも左右対称にしてしまうアイデアが素晴らしいと言えるのではないでしょうか?
名シーン③エレベーター
『シャイニング』の有名な名シーンとして挙げられるのが「エレベーター」です。エレベーターから血が流れてくるシーンとなっているのですが、映像で見るとかなりグロテスクな印象を受けます。「家族を血濡れにしてやる!」と間接的に言われているような恐怖が襲ってくるのではないでしょうか?
名シーン④三輪車でホテル内を一周
『シャイニング』の有名な名シーンとして挙げられるのが「三輪車でホテル内を一周」です。ダニーは三輪車に乗ってホテルを一周する様子を変化もなく、ただ追いかけているだけのシーンなのですが、観ていて心が躍るような不思議な感覚になります。
このカメラワークが独創的で、ダニーに迫る恐怖を表現しているような名シーンとなりました。撮影方法も画期的で、当時最先端の手ブレ防止装置「ステディカム」を使用しており、さらに床下6㎝という床スレスレの状態で撮影しているのです。
名シーン⑤迷路で凍りつくジャック
『シャイニング』の有名な名シーンとして挙げられるのが「迷路で凍りつくジャック」です。ジャックはダニーを追いかけている内に外の迷路で迷っていました。そして最後には凍り付いているのですが、その時のジャックの表情に違和感を感じます。
これまでは狂気的な顔で相手を追い詰める人物だったのですが、凍った時の表情がギャグを演出しているような顔をしていました。このシーンから、キューブリック監督が『シャイニング』を単純なホラー映画として制作していないことが分かります。
シャイニングに関する感想や評価
好きな映画名言ベスト3
— いべちゃん(・Д・)ノ (@9_nkm) November 1, 2018
3位 ハウルの動く城
ようやく守らなければならないものができたんだ…君だ
2位 世界の中心で愛を叫ぶ
サクがこの世に生まれてから私がいなかったことは1秒だってないんだよ
1位 シャイニング
「Here's Johnny!」
こちらは『シャイニング』の名言・名セリフに関する感想です。好きな映画の名言ベスト3として『シャイニング』の名前が挙がっているのですが、そこで作中に登場する名言「見つけたぞー、ジョニー!」が1位に輝いています。この名言が放たれたのは有名なシーンでもあるため、ぜひこの機会に映画を観てチェックしてみてください。
#シャイニング
— Saitoh Masaya (@MS3110) November 25, 2019
「ジャケットにも採用された、この映画の象徴ともいえる『叩き割ったドアの裂け目から顔を出したジャック・ニコルソンの狂気に満ちた表情』を撮るためにキューブリックはわずか2秒程度のシーンを2週間かけ、190以上のテイクを費やした」。まさに狂気。 pic.twitter.com/qljXQzEDXU
こちらは『シャイニング』の名言と共に有名なシーンとなったジャックの表情に関する感想です。キューブリック監督の完璧主義に対して、まさに狂気という感想を抱いています。狂的的ですが、だからこそ歴史的な名シーンが誕生したのかもしれません。
今日は冬の映画「シャイニング」を久しぶりに見ました
— moco (@moco0420) December 30, 2020
40年前の映画なのに面白い😆
色んな意味でw
レディ・プレイヤー1で本作のシーン見て完全に再現されてるって思ったけど結構違いますね😅
途中までの不気味な雰囲気とか今でもいい感じですね😊
プライムビデオでオススメ映画あれば教えてください😄 pic.twitter.com/e9G6hyJiGz
こちらは『シャイニング』を観た感想が上がっています。途中までの不気味な雰囲気が良いと感じたようです。当記事で挙げた有名なシーンのほとんどが不気味さを演出しているので、興味を持たれた方は映画視聴の参考にしてみてください。
シャイニングの名言や名セリフ集まとめ
『シャイニング』の名シーンで登場した印象的な名言・名セリフを紹介してきましたが、いかがでしたか?『シャイニング』の名シーンは、当作を知らない人でも知っていると言っても過言ではないほど有名です。さらに、独創的なカメラワークやさまざまなシーンで多様性を持たせているため、印象的な名言・名セリフも生まれました。まだ『シャイニング』を観たことが無い方はぜひご覧ください。