2019年03月16日公開
2019年03月16日更新
映画1922のあらすじをネタバレ!結末や感想は?【スティーヴン・キング原作】
映画1922はスティーブン・キングが手掛けた小説を原作とした2017年のアメリカの映画です。映画1922はスティーブン・キングの小説を原作にし、Netflixが映画化したことから話題を集めました。映画1922は1920年代のネブラスカ州の田舎を舞台に、息子を巻き込んで妻を殺害した男性の生涯を描いた物語となっています。本記事ではスティーブン・キング原作の映画1922について結末までのあらすじネタバレやスティーブン・キングが手掛けた原作小説のネタバレ情報などを映画に関する感想を交えてまとめました。
目次
映画1922とは?
映画1922の作品情報
映画1922は2017年にアメリカが制作・公開したミステリー映画作品です。映画1922はモダンホラーの帝王と称されている小説家スティーブン・キングが手掛けた小説を原作にした映画であり、Netflixで配信されたことから話題を集めました。映画1922の物語は息子を巻き込んで妻を殺害した男性が地獄を体験していくといった内容となっているのですが、サスペンス要素が強いので、ホラーが苦手な人でも楽しめる作品となっています。
またスティーブン・キング原作の映画1922は主人公の男性が語り手となって結末まで物語が進む形式となっており、その中で数多くの謎が浮上していく様子は非常にスティーブン・キングらしい作品となっています。さらに映画1922はスティーブン・キングならではの特徴が数多く取り入れている作品であり、まさにスティーブン・キングファンにはたまらない映画作品といえるでしょう。
また映画1922に出演するキャスト陣にはスティーブン・キング原作の作品に出演している俳優を起用しており、物語の世界に入り込んでしまう素晴らしい演技を見せつけてくれます。ネタバレになるのですが、映画1922の結末では少し涙してしまう場面が登場し、結末まで飽きさせない工夫が数多く取り入れてあります。このことからスティーブン・キングファン以外の方でも非常に楽しめる映画作品となっています。
本記事ではそんなスティーブン・キング原作の映画1922について物語の結末までのあらすじネタバレや映画に出演するキャストのネタバレ情報などをまとめました。また本記事の後半では映画1922に寄せられた感想もご紹介していくので、映画1922を観ようと考えている方は是非本記事を最後までご覧ください。
映画1922の監督
スティーブン・キング原作の映画1922の監督を務めたのはザック・ヒルディッチという人物です。ザック・ヒルディッチは本記事の1922以外で2013年の映画「ファイナル・アワーズ」や2007年の映画「Plum Role」などの作品で監督を務めている人物なのですが、どれも日本ではあまり知られていない映画作品となっており、日本でザック・ヒルディッチの知名度はあまり高くありません。
しかし映画1922で注目して頂きたいのは監督を務めたザック・ヒルディッチの優れた手腕です。スティーブン・キングが手掛ける小説はどれも難しい内容となっており、これまであまり完全に理解することが出来ない作品となっていました。しかし映画1922で監督を務めたザック・ヒルディッチは原作となったスティーブン・キングの小説を分かりやすく描き、誰が観ても楽しめる映画作品に仕上げました。
このザック・ヒルディッチが監督を務めた映画1922を観た原作者のスティーブン・キングは自身のtwitterで好評な感想を述べ、絶賛しました。これまで数多くスティーブン・キング原作の映画が制作されてきましたが、その中でも映画1922は最高の出来栄えと言っても過言ではない作品となっています。
映画1922の予告動画
映画1922の予告動画では主人公の男性が息子と共に妻を殺害する過程とその後の苦悩が描かれています。では簡単な映画1922において物語のあらすじのネタバレをご紹介します。時は1920年代、主人公のウィルフレッドは妻のアルレットと息子のヘンリーと共に田舎で農場を営んでいました。ある日妻は都会に住みたいと提案し、ウィルフレッドに黙って都会へ移り住む手続きを行ってしまいます。
この妻の行動に腹を立てたウィルフレッドは息子のヘンリーを脅して妻を殺害し、死体を井戸に投げ込んで処分してしまいます。そしてウィフレッドは証拠隠滅を行うために妻が家出をしたという事にし、妻の持ち物も井戸へ投げ込みます。しかしウィルフレッドが起こした妻殺害事件はだんだんと悪い方向に流れていき、ウィルフレッドと息子ヘンリーは恐ろし悪夢を体験することになっていきます。
映画1922のあらすじネタバレ
あらすじネタバレ:1922年
出典: https://note.mu
これから映画1922について結末に至るまでのあらすじをネタバレ紹介していきます。映画の主人公となるウィルフレッドは過去に犯した罪について独白を行っていました。ウィルフレッドは広い農場を持つ農家であり、妻アルレットと息子ヘンリーと共に生活を送っていました。1922年のアメリカでは息子と土地は男の誇りであり、ウィルフレッドは息子に農家を引き継ぐための技術を教えていました。
そんなある日妻のアルレットは都会に暮らすために農場を高値で売ろうとし、ウィルフレッドと対立してしまいます。一方息子のヘンリーにはシャノンという恋人が出来、それを知ったアルレットはシャノンとの関係を卑猥な言葉でけなしてしまいます。実はこれはウィルフレッドがヘンリーを農場に残すための作戦であり、案の定ヘンリーはアルレットに強い憎しみを持つようになります。
あらすじネタバレ:殺害計画
ウィルフレッドは妻を殺害することを決意し、息子ヘンリーにこのことを打ち明けます。シャノンと関係を維持したいヘンリーは父の計画に協力することになります。そしてウィルフレッドは妻に都会へ行くことを決めたと言い、共に飲むことでアルレットを酔わせます。酔って眠ったアルレットの顔をヘンリーがタオルで押さえつけ、ウィルフレッドがアルレットの首を切り裂いて殺害します。
そしてウィルフレッドは部屋の血を洗い流し、アルレットの遺体を井戸に投げ入れます。その後家に弁護士が訪れ、ウィルフレッドはアルレットは家出したと嘘をつくと弁護士はそんなはずはないと言って帰っていきます。その後ウィルフレッドは保安官が来ると予想し、井戸に牛を投げ入れることで事件を隠ぺいします。その頃アルレットの死体は腐敗し、ねずみがアルレットの死体に群がっていました。
あらすじネタバレ:ネズミ
ウィルフレッドの予想通り家に保安官がやってきて、ウィルフレッドとヘンリーは誤魔化して井戸を見せようとします。しかし保安官は井戸を見ずに帰ってしまいます。その後シャノンの父が家を訪れ、シャノンがヘンリーの子供を妊娠したからヘンリーと別れさせ、出産した子供を養子に出すと話します。このことを聞いたヘンリーはシャノンと共に家を出て、どこかに行ってしまいます。
一人になったウィルフレッドは死んだアルレットの幻覚を見るようになり、ネズミまみれのアルレットがヘンリーの居場所をささやいてきます。一方ヘンリーは強盗から逃亡している途中にシャノンが射殺されてしまい、ヘンリーは自殺してしまいます。その頃家ではねずみが大量発生し、ウィルフレッドはねずみに噛まれてしまい、左手を切断してしまいます。
保安官は病院を訪れ、ある女性の遺体が道路沿いで発見されたことを明かします。この死体はアルレットのものでは無いのですが、ウィルフレッドは妻の殺害を隠ぺいするために発見された死体はアルレットのものだと話します。
映画1922の結末ネタバレ
映画1922について結末に至るまでのあらすじをネタバレ紹介させて頂きました。息子と共に妻を殺害したウィルフレッドは精神を病んでしまい、妻の亡霊を目にするようになってしまいます。一方ヘンリーも自殺してしまい、妻アルレット殺害が二人を不幸へと導いていくことになっていきます。次は映画1922について結末のあらすじをネタバレ紹介していきます。
結末ネタバレ:葬儀
ある日ウィルフレッドの元に自殺したヘンリーの死体が帰ってきました。ヘンリーの死体はネズミに食べられたことで無残な姿へと変貌を遂げていました。ヘンリーの葬儀はシャノンとは全く逆でウィルフレッドと死んだ妻アルレットしか参列しませんでした。妻と息子を失って一人きりとなったウィルフレッドの生活は荒れ果てたものとなり、生活を送るためのお金も無くなってしまいます。
お金が無くなったウィルフレッドは牛を家に入れることで何とか生活できていました。そこでウィルフレッドは危機感を感じ、家の土地を売ることを決断します。しかし最初妻が売ろうとしていた金額で売ることはできず、結局格安の値段で家の土地を売ることになるのでした。
結末ネタバレ:幻覚
家を売ったウィルフレッドはヘンリーが死ぬまでの足取りを追うことにしました。ウィルフレッドはヘンリーが住もうとしていた街で働くことにし、酒を煽る日々を送っていました。そして土地を売ったことで得たお金を使い果たしたウィルフレッドは自らを犯した罪について書き記すことにします。ウィルフレッドが抱えていた幻覚症状は未だ完治しておらず、ウィルフレッドはアルレットの幻覚を見続けていました。
ウィルフレッドが自らの罪を独白している部屋にネズミが群がったアルレットとヘンリー、シャノンの三人がナイフを持ってウィルフレッドに迫るのでした。こうして映画1922は結末を迎え、奇妙なシーンで物語の幕が下りていくのでした。
映画1922を観た人の感想や評価は?
スティーブン・キング原作Netflix映画「1922」観てる。妻を殺した男が、バレないようにあれやこれやと工作する‥という如何にもキングっぽい話。キング氏はこういう物語の細かい描写を何百ページも書いてて気が滅入らないのかな。それともそれを書くのがカタルシスなんかな
— gock (@gock45) October 16, 2018
映画1922に関する感想ではスティーブン・キングが手掛けた小説らしい内容だという感想が多く寄せられました。映画1922の原作者であるスティーブン・キングは映画1922のような謎が多い小説を数多く手掛ける小説家です。特に映画1922はスティーブン・キングらしさが存分に発揮されている作品であり、スティーブン・キングファンの方にはたまらない映画作品となっています。
Netflixで配信されているスティーヴン・キング原作の映画、1922を見ていた。
— 脂肪の盆踊り:Orgy of the FAT (@Fat128) December 22, 2017
全編に渡る重苦しさが最高に良い。
ショートストーリーからの抜粋としてはお時間少々長めか。
映画1922の感想では上記の感想の通り重苦しいストーリーが続いたという感想も見受けられました。映画1922の物語は結末までシリアスな展開が続き、重苦しい空気で奇妙な世界観を表現しています。シリアスな物語が展開される映画が好きな方におすすめの一本といえるでしょう。
ネトフリのオリジナル映画「1922」見た
— chiba (@chibaday) August 25, 2018
気味の悪さと後味の悪さがすごい…さすがスティーヴン・キング原作…
映画1922の感想では他に気味が悪いといった感想も寄せられました。映画1922は結末まで奇妙な物語が展開され、上記のあらすじネタバレでご紹介しましたが、結末となるシーンは非常に後味の悪いものになっています。この幽霊でもない人間の心情に潜む恐怖を描いているのもスティーブン・キングらしいといえるでしょう。
映画1922のキャスト・登場人物
トーマス・ジェーン/ウィルフレッド・ジェームズ
映画1922の主人公であるウィルフレッドは腹を立てたという理由で妻を殺害してしまう人物です。映画1922の物語は彼の独白で展開されていきます。映画1922で主人公ウィルフレッドを演じたのはスティーブン・キング原作の映画「ドリームキャッチャー」で主役を演じたトーマス・ジェーンです。トーマス・ジェーンは映画1922において役作りのために痩せこけた姿で出演しています。
モリー・パーカー/アルレット
アルレットは映画1922の主人公ウィルフレッドの妻にあたる人物であり、殺害されたことでウィルフレッドを苦しめます。映画1922でアルレットを演じたキャストは1991年にデビューしたカナダの女優であるもリー・パーカーです。モリー・パーカーは1996年にジェニー賞で最優秀女優賞を受賞した人物であり、映画1922においても圧巻の演技を見せつけてくれます。
ディラン・シュミット/ヘンリー
ヘンリーは映画1922においてウィルフレッドの息子にあたる人物であり、ウィルフレッドと協力してアルレットを殺害します。映画1922でヘンリーを映画「ホーンズ容疑者と告白の角」や映画「ゾンビキャンプ」などに出演しているディラン・シュミットがキャストを務めました。
映画1922に関する2つのこと
考察:妻の死体場所について
妻を殺害したウィルフレッドの元に保安官が訪ねてきた際、保安官は道路の排水溝で死体を発見したと話します。そこでウィルフレッドはその死体は妻アルレットのものだと述べます。しかし妻アルレットの死体は井戸にあるため、道路になぜ落ちていたのか疑問が残ります。死体が誰のものかは判明していないのですが、単純に考えればアルレットの死体だという発言は罪を免れるために思いついたウィルフレッドの嘘だと考えられます。
原作はスティーヴン・キング
上述でご紹介しましたが、映画1922はスティーブン・キング原作の映画作品です。映画1922には主人公が語り手となって物語が進行したり、終始疑問が続くなど非常にスティーブン・キングらしい物語となっています。また登場人物達もスティーブン・キングらしい設定となっており、スティーブン・キングの魅力をふんだんに取り入れた映画作品となっています。
映画1922のネタバレまとめ
本記事では映画1922について物語の結末までのあらすじや映画に関する感想などをまとめてご紹介しました。スティーブン・キング原作の映画1922はスティーブン・キングの魅力が詰め込まれている作品となっており、奇妙で怖い物語が展開されていきます。また映画1922はスティーブン・キングの作品でも良作品として有名であり、スティーブン・キングファンは一度チェックしてみてはいかがでしょうか。