スターウォーズのレイア姫役キャリー・フィッシャーを紹介！その生涯や画像まとめ

スターウォーズのレイア姫役のキャリー・フィッシャーは1956年にハリウッドで生まれ、そしてハリウッドで育ちます。女優というよりも、「職業がスターウォーズ」と言っていいほどの生涯を過ごすことになります。映画の実質的な映画デビューは「シャンプー」でしたが、チョイ役で出演していたのでキャストで紹介されないこともしばしばあったそうです。まだ初々しい画像だと評判です。

こちらが実質的なデビュー作となった、1975年の映画「シャンプー」でのローナ役のキャリー・フィッシャーです。まだ19歳のキャリー・フィッシャーの画像です。ビバリーヒルズのお嬢様役です。役柄もありますが、レイア姫と比べると幼い印象があると言われています。

映画「シャンプー」は、ビバリーヒルズに暮らす上流階級の女性客を相手に仕事をしているモテモテのプレイボーイの美容師ジョージの話です。その「シャンプー」に出演しているキャリー・フィッシャーです。43秒ああたりで登場します。後姿でセリフはありませんが、両親共にスターだけに堂々とした演技です。背中だけで演技することはそうそう出来ません。こうして女優としての生涯が花開いていくのです。

1977年にスターウォーズエピソード4/新たなる希望でレイア・オーガンの役をオーディションで勝ち取ります。最後に残ったのはキャリー・フィッシャーとジョディ・フォスターでした。「有名人の娘で、他人に命令することに慣れている」のを、ジョージ・ルーカスが気に入り抜擢されました。女優としての生涯の始まりです。画像でも凛々しさがあふれていると評判です。

遥か彼方の銀河系を舞台に繰りひろげられる善と悪の壮大な戦いを描いた作品です。スターウォーズは現在8作品が公開され、2019年の全米公開に向けて制作中です。1番最初に公開されたのは「スターウォーズエピソード4/新たなる希望」です。その後エピソード5/帝国の逆襲、エピソード6/ジェダイの帰還と続きます。ルーク・スカイウォーカーを主人公とするシリーズで旧三部作と呼ばれています。

その後1999年公開エピソード1/ファントム・メナス、2002年公開エピソード2/クローンの逆襲、2005年公開エピソード3/シスの復讐と続きます。こちらはアナキン・スカイウォーカーを主人公とするシリーズで新三部作と呼ばれています。2015年公開エピソード7/フォースの覚醒、2017年公開エピソード８/最後のジェダイ、2019年未発表エピソード9はレイを主人公とするシリーズで続三部作と呼ばれています。

レイア・オーガナは元老院議員パドメ・アダミラとジェダイの騎士アナキン・スカイウォーカーの実の娘で、ルーク・スカイウォーカーは双子の兄にあたります。レイア姫が産まれた日は銀河帝国が誕生した日であり、双子の命は危険晒されていました。ヨーダとオビ＝ワン・ケノービは双子を別々に育てることを決意します。

レイア姫は惑星オルデラン王室のベイル・プレスター・オーガナとその妻であるブレハに預けられます。レイア姫は実母パドメと同じく、美しさと力強い性格を併せ持った聡明な女性に成長します。18歳の時に惑星オルデランの女王に選出されます。王室の子として育てられたため、幼少より礼儀作法や伝統、多くの学問を習得し、さらに護身術の指導もされておりブラスターなどの武器の扱いにも長けています。

レイア姫の画像を検索すると、ほとんどが白い服を着ています。実は白いガウンは義理の両親のオルデラン王室の伝統であるガウンなのです。オルデラン王室の姫であるレイア姫はいつも身につけていたのです。レイア姫は実母パドメと同じく美しさと力強い性格を併せ持った聡明な女性です。
 

エピソード6/ジェダイの帰還でジャバ・ザ・ハットの奴隷になった時の衣装です。中東のベリーダンスの衣装に似ています。しかし、この衣装は画像では解りませんが、体にフィットしていなかった為、体から浮くので横になるといつも丸見えになってしまうという問題もあり、キャリー・フィッシャーは嫌いな衣装だと言っていました。

こちらがベリーダンスの衣装です。やはり露出度は高いですが、体にはフィットしているので横から見えることはありません。ジョージ・ルーカス総監督が当時、この衣装を知っていたのかは不明です。

ジャバ・ザ・ハットの奴隷になった時の動画です。横になるといつも丸見えになると毛嫌いしていた衣装ですが、その衣装でジャバ・ザ・ハットを倒して、脱走までしています。女優魂をみせたシーンとしてファンには知られています。

スターウォーズのレイア姫といえば、まずこの画像のヘアスタイルを誰もが思い出します。しかし、レイア姫は時々ヘアスタイルが変わります。それを追って観るのも楽しめるという声も高く、コスプレイヤーの方も白い衣装にこのヘアスタイルが多くみられます。

スペインのバレンシアの民族衣装の画像です。この髪型をみてすぐに気が付くのがレイア姫です。髪型の特徴は、モニョスと呼ばれる飾り用の付け毛です。まん丸の渦巻き状のものを両耳を覆うように付け、楕円形のものを頭の後ろ後方に付けます。このモニョスは、伸ばしていた自分の髪を切って作る女性もいるそうです。

エピソード5/帝国の逆襲での、ハン・ソロとの甘い時間の時のヘアスタイルです。シンプルでありながらも個性的です。レイア姫のへスタイルはとても魅力的で、レイア姫のヘアスタイルの作り方の動画が数多く上げらえています。当時は動画などない時代です。画像を見て考えながら真似をした女性も多いです。いまから40年近く前のヘアスタイルですが、時を感じさせないという声が多いです。

エピソード6/ジェダイの帰還の時のレイア姫のヘアスタイルです。この時は珍しく髪を下していました。この画像の様に紐や毛糸などを髪を編み込むことは、今ではあまり珍しくありません。しかしこの画像のヘアスタイルはくどいようですが40年ほど前のものです。その為スターウォーズという作品は時代を感じさせない作品なのです。

エピソード6/ジェダイの帰還でジャバ・ザ・ハットの奴隷になった時のヘアスタイルです。三つ編みが多いです。キャリー・フィッシャーが毛嫌いしていた衣装でのヘアスタイルです。こちらのヘアスタイルも今でも違和感を感じないヘアスタイルです。いまではエクステンションなどでこのようなヘアスタイルを作ることは簡単ですが、当時は大変だったと見受けられます。エピソード4/新たなる希望のラストシーンのヘアスタイルです。

やはり三つ編みが多く使われています。そしてこのヘアスタイルはかなり大変なのがと見受けられます。三つ編みがメインですが、アップにしている部分の三つ編みは相当の数の三つ編みの数が必要です。そしてさらに後ろへと三つ編みされた髪が映っています。このヘアスタイルを作るのはかなりの労力が必要されるでしょう。またセットしてもらうキャリー・フィッシャーも大変だったのではないでしょうか。

レイア姫のつけているシルバーのネックレスはフィンランドのLAPPONIA（ラポーニア）のBJORN WECKSTROM（ビョルン・ウェクストロム）がデザインしました。映画は1977年公開ですので、その時から今でも販売され続けている、時代の先をいくデザインのネックレスです。

実はこの二人は身長差があり、このようなラブシーンでは、キャリー・フィッシャーが台に乗って撮影したそうです。レイア姫役キャリー・フィッシャーの身長は152cm、ハン・ソロ役ハリソン・フォードの身長は183cmと30cmも身長差がありました。

キャリー・フィッシャーの父は歌手のエディ・フィッシャー、母は女優のデビー・レイノルズです。1955年に結婚して両親は益々有名になっていきます。子供も2人生まれてエディ・フィッシャーとデビー・レイノルズは「アメリカで一番素敵なカップル」と呼ばれていました。キャリー・フィッシャーには弟トッド・フィッシャーがいます。

キャリー・フィッシャーの父であるエディ・フィッシャーはアメリカ人歌手です。ペンシルバニア州フィアデルフィア出身で、両親はロシア系ユダヤ人移民でした。甘いマスクと甘い歌声で「オー・マイ・パパ」や「シンディ」などヒット曲を連発しました。アメリカンポップスの華やかなりしの頃の大スターでした。

プライベートも華やかで1955年デビー・レイノルズと結婚し、その間にキャリー・フィッシャーが生まれます。将来のレイア姫の誕生です。その後デビーの親友であった、エリザベス・テイラー（リズ）と不倫の末、デビーと離婚、リズと再婚をしています。しかしリズとも離婚、コニー・スティーブンスと再婚をしています。人生で5回の結婚と4回の離婚を経験しています。

キャリー・フィッシャーの母であるデビー・レイノルズはテキサス州エルパソ出身の女優、歌手、声優です。16歳の時に、当時住んでいたカルフォルニア州バーバンクでミス・バーバンクに選ばれ、ワーナー・ブラザースと契約します。ここで映画2本で端役を演じた後、メトロ・ゴールドウィン・メイヤーと契約をします。

1950年にフレッド・アステアの映画に出演し、その2年後「雨に歌えば」の抜擢され一躍スターとなりました。1957年「タミーと独身者」の主題歌「タミー」を歌い、全米5週連続1位の大ヒットとなります。そしてますます有名になっていきます。

その後も「年頃ですもの！」「恋に税金はかからない」「ママは二挺拳銃」などヒット映画に多く出演し、タイタニック号の実在の生存者であるモリー・ブラウンを演じた「不沈のモリー・ブラウン」ではアカデミー主演女優賞にノミネートされました。プライベートでは3回結婚しています。2016年12月28日に脳梗塞で病院に救急搬送されましたが亡くなられました。その前日に娘のキャリー・フィッシャーが亡くなっています。

キャリー・フィッシャーはエディ・フィッシャーとでデビー・レイノルズの娘として1956年10月21日に生まれました。父・エディ・フィッシャーは1958年に親友でプロデューサーのマイク・トッドが亡くなると、未亡人のエリザベス・テイラーと再婚しました。その為デビー・レイノルズは靴のチェーン店を経営していたハリー・カールと再婚しました。

子供の頃のキャリー・フィッシャーは「本の虫」呼ばれるほど本が好きでした。特に古典文学などを読み漁っていました。この画像を見ると本当に本が好きなのが解ります。ビバリーヒルズ高校在学中にリバイバルされたミュージカル「アイリーン」で「母親役」」としてデビューしています。高校は中退し、セントラル・スクール・オブ・スピーチ・ドラマへ1年半通います。その後「シャンプー」で銀幕デビューをします。

その後は藝術分野を学ぶ為にサラ・ローレンス大学へ入学します。しかし映画「スターウォーズ」の撮影の為、卒業は出来ませんでした。18歳で銀幕デビュー、19歳でスターウォーズ第1作目となる「スターウォーズエピソード4/新たなる希望」でレイア姫役をオーディションで勝ち取り、母親と同じ道を歩む生涯を歩むことになりました。

レイア姫のオーディションで残ったのはジョディ・フォスターとキャリー・フィッシャーでした。ジョージ・ルーカスが「実はジョディ・フォスターを熱望していた」だったなど、憶測が飛びまわっていますが、「キャリー・フィッシャーのレイア姫がいい！」とのファンの声が高いです。もしこの時、ジョディ・フォスターがレイア姫になっていたらどうなったのか？それは謎です。そして二人の生涯も変わっていったのも想像できます。

キャリー・フィッシャーのレイア姫の登場のシーンです。堂々とした演技はとても19歳のまだ女優になったばかりの演技ではありません。上からものをいう演技はまさに強いお姫様です。オーディションの時は、ジョディ・フォスターは15歳でした。2歳から子役として活躍してきましたが、他人に命令することが身についていて、自然に出せることを考慮するとキャリー・フィッシャーに軍配が上がります。

キャリー・フィッシャーは文字通り、歌手エディー・フィッシャーと女優デビー・レイノルズの間に生まれた「プリンセス」でした。スターウォーズが空前の大ヒットとなり、まだ19～20歳の若さで瞬く間にトップ女優に駆け上がるのです。そしてシリーズ化されて1980年に「スターウォーズエピソード5/帝国の逆襲」、1983年に「スターウォーズエピソード6/ジェダイの帰還」にも出演します。

レイア姫の父はダークサイドに転落したダースベイダーですが、キャリー・フィッシャーの父もこの画像の様にダークサイドに転落していきます。13年間にもおよぶ薬物「スピード」の使用により、精神を病んでしまいます。父であるエディー・フィッシャーはプライベートも波乱で結婚と離婚を繰り返す生涯でした。しかし、2010年9月22日に臀部手術後の合併症で亡くなります。

実母のデビー・レイノルズの生涯も波乱でした。リズとデビーは仲良しでした。しかし、リズの夫が事故死をしてから、エディとリズは不倫関係になります。エディが自分を捨ててリズと結婚した時に「何故振られたかわかるわ。相手は世界一美しい女性（リズ・テイラー）ですもの。」とデビーは言いました。その後2度再婚をしています。そして薬の副作用で入院もありました。

「シリーズの悪役ダース・ベイダーの生き別れとなった娘レイア姫としての自分と、50年代のスーパースターを両親に持ちユニークな少女時代を送った自分との間には相通ずるものがある」とキャリー・フィッシャーは言っています。大々的に報道される実母のスキャンダルや実父の薬物乱用問題を、耐え忍ぶ日々でした。しかしキャリー・フィッシャーは実父が薬物中毒で精神を病んでいても、「本当に優しい人」と言っています。

「スターウォーズ」での成功のプレッシャーから、自分が双極性障害、つまり躁鬱病であると診断されて、心の病と闘っていることも隠さずに公表しました。さらにドラッグにも手を出して、「スターウォーズエピソード5/帝国の逆襲」の撮影中にコカインや処方されていた薬を摂っていたことも告白しました。2001年に「ドラッグで正気を保っている状態だった」と明かしています。

その後「スターウォーズ旧三部作」と2015年の「スター・ウォーズエピソード7/フォースの覚醒」や「ブルース・ブラザース」「恋人たちの予感」「メイフィールドの怪人たち」、ウディ・アレンの「ハンナとその姉妹」などにも出演しています。その一方で薬物・アルコール依存症や双極性障害との闘いや、母との難しい関係について半自伝的な小説「Postcards from the Edge（邦題「崖っぷちからのはがき」）」を発表しました。

小説はその後同名映画、邦題では「ハリウッドの口づけ」として発表されました。母であるデビー・レイノルズとは数年間音信不通状態でしたが、関係を修復出来ました。ラジオのインタビューでキャリー・フィッシャーは自分の母の事を「とてつもなく力強い女性で、そんな母親をひたすら尊敬している」と語っていました。

2015年に伝説的な役への復帰についてローリングストーン誌の取材で「最初はとても緊張してセリフ覚えにも問題があったけれど、だんだん良くなっていって、すぐに慣れたわ」とに語っていました。そして「今の私なんか前の作品からまだたった40年しか経っていないし、期待に応えられるかどうかは自分次第。だから＂また挑戦してみよう＂って気になったの。」と語ります。

キャリー・フィッシャーはハリウッド社会での人生経験と人間観察から、ウィットの効いた名言を生涯の中で多く残しています。TV番組『The Late Show with Stephen Colbert』に出演した際に「レイア姫がフォースを持っていながらも、他の騎士のようにライトセーバーは使っていないのはなぜか？」と聞かれ、「それは女性にとって悪いことよね。宇宙にだって、ダブルスタンダードがあるってことよ。」と答えています。

スターウォーズエピソード6/ジェダイの帰還では敵に囚われて、奴隷となり露出度の高い金属製のビキニを着用します。これについてスターウォーズエピソード7/フォースの覚醒でヒロインを演じたデイジー・リドリーとの対談でこのように語っていました。

キャリーフィッシャーはデイジー・リドリーに、自分の衣装と戦い続けなければいけない事、そして奴隷になってもいけないと語ります。こうした発言からもわかるように、彼女はフェミニストとして強い意見を持っていました。
 

結婚1年で離婚した夫ポール・フレデリク・サイモンとの関係について「私は女性が求められているほど協力的じゃないのよ。思うに、男って誰でも、少なくとも私が見つけた男たちには、同等の配偶者なんてものはなかったわ。男はみんな王様、それが私の発見ね。」と語っています。
 

そしてこう続きます。「本当に、男のファンタジーって、知的なゲイシャを自分のものにすることなんだと思ったわ。だから私は料理を勉強してマッサージの講座に通ったの。でもそれが全部じゃなかった。従わなきゃいけないのよ。」こうした発言からキャリー・フィッシャーは本当のフェミニストと解ります。

そして、自分自身も双極性障害を持ち、薬物に依存した時期もあっただけに、心の病や弱い人を助けるための活動を精力的に取り組んでいました。精神疾患の治療施設で講演したときは、心の問題を理由に夢を追うことを躊躇する人をこう励ましています。「怖がっていてもいいの、でもとにかくやってしまうことね。大事なのは行動よ。自信がつくまで待つ必要はないの。やってみて、自信はあとからついてくるのよ。」と語りかけます。

レイア姫役のキャリー・フィッシャーとハン・ソロ役のハリソン・フォードがスクリーンの外でも恋愛関係でした。当時キャリー・フィッシャーは19歳、ハリソン・フォードは33歳で不倫関係は3か月続きました。当時ハリソン・フォードは妻子持ちでした。キャリーは回顧録で、ハリソンとの不倫を懐かしく思い、「私は未熟だったけれど、どこかハリソンには信用できるところがあった。彼は優しかったわ」と記しています。

レイア姫のイメージが強いキャリー・フィッシャーですが執筆業や脚本監修、自身の経験を綴ったコラムや書籍、舞台脚本などの執筆活動にも力をいれていました。キャリー・フィッシャー自身も自分を「女優」ではなく脚本家として見ているようで、スター・ウォーズエピソード7/フォースの覚醒で復帰した時、「脚本家」ではなく「女優」として見られることに戸惑ったと言われています。

キャリー・フィッシャーは2016年12月23日に心臓発作を起こして緊急入院しますが、一時小康状態になるも、12月27日に死亡しました。60歳でした。正式な検死結果が翌年6月16日に発表されました。心臓の問題だけでなく、睡眠時無呼吸症候群（Sleep Apnea Syndrome:SAS）と複数の要因による要因が原因だと伝えています。

睡眠時無呼吸症候群（SAS：Sleep Apnea Syndrome）は、気道の閉塞などの原因で、睡眠中に何回も呼吸が止まり、睡眠中の血中酸素飽和度（SpO2）が低下する病気です。そのため、いびき、日中の傾眠、熟睡感の欠如など睡眠に関する症状に加え、高血圧や脳血管障害、心機能の低下を合併することが知られています。肥満が原因の閉塞性無呼吸が多いのですが、様々な病気と相まって中枢性無呼吸や混合性無呼吸があります。

症状が重たくなると上記の様に様々な合併症を引き起こします。またQOL（Quality of Life）の低下も引き起こします。重症なSASになりますと、就寝時のSpO2が下がり、まるで富士山の山頂で寝ている状態になります。ちなみにSpO2の基準値は98～100％ですが、SASの患者さんだと80％を下回ります。寝ているため気付かないだけです。1分息を止めてもSpO2は98％を下回ることはありません。その為治療が必要になってきます。

睡眠時無呼吸症候群の患者さんを軽症の群と、中等症～重症の群に分けて、その後の生存率を比較したグラフです。中等症から重症の群では寿命が短くなり、治療をしないと７～８年後には２０％～３０％の人が死亡すると報告されており、その死亡の原因の多くは、心筋梗塞や脳梗塞です。心不全や薬剤耐性高血圧の患者さんの合併率が高いです。睡眠時無呼吸症候群は肥満国家であるアメリカで多くみられます。

薬物検査の結果も報道されました。生前のキャリー・フィッシャーが、コカイン、アヘン、エクスタシー、ヘロインといった薬物が検出されました。コカインに関しては、倒れる3日前から摂取したことも解っていますが、これらの薬物摂取が、直接キャリーの死因にどういった影響を与えたかは、依然として定かではないと報告されています。

日本と違いアメリカは薬物が蔓延しています。勿論、手に入りやすいという状態も影響しています。薬物を摂取することにより、気持ちがリラックスする、現実逃避出来るなど様々な症状が現れます。キャリー・フィッシャーは19歳で一気にスターダムに駆け上がる生涯を過ごした人です。重いプレッシャーとの戦いの日々の中で薬物に手を出してしまいました。しかし薬物は中毒を生み出します。そして体を蝕んでいくのです。

スターウォーズエピソード9に登場する予定となっていましたが2016年12月にキャリー・フィッシャーが急逝した為に計画は白紙に戻ります。制作陣はキャリー・フィッシャーの家族に掛け合いＣＧ画像で彼女を出演させる許可を得ていました。この画像のようなシーンはもう撮影できないのでしょうか？

しかしながら、これをルーカスフィルムのキャスリーン・ケネディー社長は否定し、レイア姫はエピソード9では残念ながら登場しないと断言しています。エピソード8でレイアはその役目を全うし、キャリーはとても素晴らしかったと語っています。残念ながらキャリー・フィッシャーのレイア姫にはもう会うことが出来なくなってしまいました。

キャリー・フィッシャーとメリル・ストリープは良き友人同士でもあり、キャリー・フィッシャー自身による自伝的小説『崖っぷりからのはがき』を原作とする、映画「ハリウッドにくちづけ」で、キャリー・フィッシャーの生涯を投影した主人公スザンヌ・ヴェールを演じています。このことからふたりの深い親交があったからこそ実現できたと言われてます。

「レイア姫を殺すわけにはいかない、メリル・ストリープなら良きプリンセスになってくれそう」「キャリー・フィッシャーのためにも、代役を立てることが重要だ」「メリル・ストリープなら間違いない」と続々と賛成が集まっている模様です。2018年4月2日13時時点で8,500以上の署名が集まっています。

僅か60歳という年齢で急逝してしまったキャリー・フィッシャーの生涯は、まるで宇宙を駆け抜ける星のような生涯でした。19歳から一気にスターの座に駆け上がり、重いプレッシャーとの戦いの生涯でもありました。ドラッグに逃げてしまいましたが、それを経験として心の弱い人を励ます活動もしていました。そして脚本家としての生涯もありました。星になったキャリー・フィッシャーに会いたいとの声が高いです。

キャリー・フィッシャーが死去した翌日に、息子で撮影監督のトッド・フィッシャーの家で倒れ搬送先で脳梗塞により亡くなりました。2人は27日に亡くなったキャリーの葬儀について相談していたところでした。息子であるトッド・フィッシャーは「キャリーを失った悲しみやストレスを感じていたんです」と語っています。まるで追いかけるように亡くなります。本当に星になってしまったスターの母娘に多くの人が冥福を祈っています。