2018年07月18日公開
2018年07月18日更新
スターウォーズのライトセーバーの種類は?7つのフォームや色の意味まとめ
世界的大ヒット映画「スターウォーズは皆さん知っていると思います。現在までもスターウォーズは続編があり、いまだに熱狂的なファンが多く、世界中で愛されています。そんなスターウォーズの中に出てくる武器「ライトセーバー」、近代的でカッコよく、男の子であればは誰しもがライトセーバーを使って敵を倒す妄想を繰り広げたことでしょう。そんあライトセーバー、実は種類があると知っていましたか?色やフォームなど様々な種類分けがされているライトセーバー、その魅力を紹介していきます。
目次
スターウォーズのライトセーバーの種類は?型(フォーム)や色の意味にも迫る!
スターウォーズといえば宇宙を舞台にした壮大なバトルアクションです。そのスターウォーズを語る上では絶対に外せない物が「ライトセーバー」です。スターウォーズのエピソードを詳しく知らない人でもライトセーバーの存在やカッコよさを知っている人は多いです。SF感満載のライトセーバーによる戦闘シーンは多くの人を熱中させています。
そんなライトセーバーですが、映画の中では緑色や青色、赤色など様々な色が登場します。さらにアニメ版スターウォーズではより多くの色のライトセーバーが登場していますが、実はこのライトセーバーの色もスターウォーズでは意味を持たされており、あえて分けられていたのです。
さらにジェダイはライトセーバーを用いて敵と戦うのですが、スターウォーズではジェダイの戦い方にもこだわりをもって描かれており、その剣術の型(フォーム)にもさまざまな種類があったことを知っていましたか?そこで今回、スターウォーズを語る上で外せないライトセーバーの色や型(フォーム)の種類などライトセーバーに隠された秘密を紹介します。
スターウォーズのライトセーバーとは?
ライトセーバーはどんな形?特徴は?
ライトセーバーは何も起動していないときは日本刀でいう柄の部分しかなく、その全長はおよそ30㎝ほどの金属製のパーツで構成されています。起動すると長さ約1mの光の刃が現れます。この光の刃は鉄の扉など何かの物体に触れるととてつもない熱を放出して、その物体を溶かして切断します。またレーザービームや銃弾なども弾くなど特徴を活かして多種多様な戦い方が可能となっています。
ジェダイの象徴
何故ジェダイの騎士はライトセーバーにこだわるのでしょうか?その理由はライトセーバーはフォースの加護が無ければ、最大限に駆使することが困難となっており、ライトセーバーを自由自在に扱えるようになることは、フォースとの調和につながると考えられています。そのためライトセーバーはジェダイの象徴として神聖な物として扱われています。
またライトセーバーがジェダイの象徴として扱われているもう一つの理由が、ライトセーバーの作り方にあります。自立したジェダイとなるためには自力でライトセーバーの部品を集めて、フォースに導かれるままに心の中に浮かんだ設計図を元に、自分専用のライトセーバーを作り上げることが必要になります。
スターウォーズ初期では父のライトセーバーを失った主人公のルーク・スカイウォーカーは、ヨーダのアドバイスから、師匠であるオビ=ワン・ケノービーの家から資料を探し出して、それからライトセーバーの材料を集めて、足りない部品はフォースに導かれながら自力で作って完成させました。そのことからもスターウォーズではライトセーバーをジェダイの象徴として扱っています。
スターウォーズのライトセーバーは色に種類と意味がある!
ジェダイとシス
スターウォーズで登場するライトセーバーに色にも種類がある、しっかりと意味があります。その意味を理解するためにはまずジェダイとシスを知る必要があります。同じライトセーバーでも違う色を操り、敵対するジェダイとシスの違いは何なのでしょうか。
スターウォーズでは銀河の万物を包み込んでいるエネルギーのフォースが中心に描かれています。そのフォースにも種類があり、ジェダイの騎士はは穏やかな感情から生み出される「ライトサイド(光明面)」のフォースを用いています。相反する存在であるシスの暗黒卿は怒りや憎しみなど強い負の感情を元にした攻撃的な「ダークサイド(暗黒面)」のフォースを用いています。
ライトサイド、ダークサイド、どちらのフォースを用いているかと違いがあるのですが、本質的には同じで、ジェダイの騎士もシスの暗黒卿もフォースに導かれてライトセーバーを作り上げていきます。ライトセーバーを作るときに光る源となるクリスタルを使用します。そのクリスタルがジェダイは天然クリスタルのため、青色や緑色に、シスは人工クリスタルのため赤色のライトセーバーとなります。
スターウォーズで唯一、紫色のライトセーバーを操るジェダイの騎士
基本的には青、緑、赤しかないライトセーバーですが、スターウォーズ中で唯一例外の紫のライトセーバーを使用するキャラクターがいます。サミュエル・L・ジャクソン演じるジェダイの騎士メイス・ウィンドゥです。何故彼だけ紫かというとサミュエル・L・ジャクソンが紫が好きで監督のジョージ・ルーカスに直談判することで、渋々紫になったと言われています。スターウォーズ中では特殊なクリスタルを使用したことになっています。
スターウォーズのライトセーバーの型(フォーム)とは?
ライトセーバーには型(フォーム)がある
ライトセーバーを操る際に大きく7つの型(フォーム)が存在します。ジェダイの歴史の中で多くの種類のフォームが生み出されてきましたが、紆余曲折ありクローン大戦の頃には7つのフォームに落ち着きました。また個々のジェダイの判断によりフォームを応用して弱点を補う派生したタイプや戦況に合わせるため複数のフォームを習得しているジェダイも多いです。ではどのようなフォームがあるのか早速紹介します。
シャイ=チョー
スターウォーズ、ジェダイの騎士の一番基本的なフォームがこのシャイ=チョーです。約2万5千年前にジェダイの武器がライトセーバーに移行した時に編み出され、現在では若きジェダイやパダワンたちは数ある種類のフォームの中から必ずこのフォームを最初に訓練します。
昔ながらのフェンシングに基づいており、攻撃や防御の基本、その練習法がすべて集約された最もシンプルなフォームです。一番最初に練習しますが、完全に習得すると全く無駄のない洗練されたフォームになり、熟練したジェダイにも使用者が多いです。別名をサルラックの型、決まりのフォームとも言います。
マカーシ/マカシ
このフォームはライトセーバーを使用する相手との戦闘を想定して編み出されたフォームです。剣術を極めることに特化しており、剣捌きの制度は非常に高く、数ある種類のフォームの中でも最高レベルの剣術です。ジェダイとしてはシスの暗黒卿がしばらく姿を消していた時期があったため、実戦で使用する機会が無く、このフォームを習得する意味が無くなっていました。
しかし、シスの暗黒卿はジェダイの騎士との戦いを想定しているため、このマカーシのフォームを徹底的に鍛え上げ、対ライトセーバーとして強力な剣術となっています。こういったことから圧倒的にシスの暗黒卿がこのフォームを使用することが多く、中でもドゥーク伯爵はこのフォームと合わせてライトセーバーも曲がっており、変則的な攻撃に強力さが増しています。別名をイサラミリの型、競いのフォームとも言います。
ソーレス/ソレス
数あるフォームの中で最も防御力の高いフォームがこのソーレスです。ライトセーバーを持つ手は大きく後ろに引いて、空いている手は人差し指と中指を伸ばして前に突き出す弓を射るような構えで待ち構えます。武器の主流がブラスターへ変わってくるときにジェダイの中でも広まりました。相手の攻撃を予測して、反射神経を活かしてレーザーによる攻撃を偏向、光刃による攻撃を受け流して己の身を守ります。
また相手の攻撃を防御するだけでなく、わずかなスキを見て反撃するカウンター攻撃も得意なフォームです。このフォームを鍛錬して極めると集団攻撃にも対応することができ、対ドロイドに包囲されても対応できます。理論上はこのフォームを極めたジェダイに攻撃を当てることは不可能とも言われています。別名をマイノックの型、跳ね返しのフォームとも言います。
アタール/アタロ
スターウォーズ中で唯一、このフォームは剣を扱うフォームの中で唯一体術を重点に置いた最もアクロバティックな種類のフォームです。ボクシングなどでもよく耳にする「ヒット&アウェイ」をイメージさせるような戦闘スタイルのフォームであり、全身の柔らかさとフォースを駆使したアクロバティックな跳躍で飛び回り、様々な方向から素早く相手に攻撃することができます。
そのアクロバティックな動きから体格差のある相手ともハンディキャップを埋め合わせることができます。しかし動きが大きくなってしまうためスキも生じやすくなり、守りがおろそかになりがちな諸刃の剣のようなフォームです。八双の構えから戦い始めることが多く、ヨーダ、ダース・シディアス、クワイ=ガン・ジンが主に使用します。別名をホーク=バットの型、攻めのフォームとも言います。
シエン/ドジェム・ソ
ソーレス、アタールから派生したフォームであり、ライトセーバーと力による攻撃を追求した種類のフォームです。力強い剣の振りが特徴となっており、基本的にはライトセーバーを振りぬいて強打する、連続攻撃で押し通すなど力で相手の守りを崩していきます。防御に特化したソーレスとは相反するフォームであり、お互いの長所を消すため、戦闘が長引きやすいです。別名をクレイト・ドラゴンの型、粘りのフォームと言います。
ドジェム・ソはシエンの変形したフォームで、圧倒的なスピードと力を特徴として攻撃に徹するフォームです。関節の可動域を最大限に活かした強烈な攻撃力を持っていますが、反対に体を支える足元がおろそかになり、弱点となっています。
ニマーン
今までの5つの種類のフォームを組み合わせたバランス良いフォームです。総合力を重視しているため修行には10年ほどかかるが、他のフォームに比べると負担が少ないです。しかし広く浅く学ぶと器用貧乏になってしまいがちなフォームで、クローン大戦でこのフォームを用いたジェダイは早々に戦死してしまいます。フォームの利点を組み合わせているのですが、学ぶことが多すぎて極めるまで至らなかったのが原因と言われています。
このフォームが発展した背景には平和な時代のジェダイが長く続く平和のため戦闘よりも対話を重要と考えて、外交の片手間に修行するため負担の少ないニーマンを安易に取り入れてしまいます。そのため戦闘で使いこなせるレベルまで至らないジェダイが多数いたと考えられます。ニーマン自体は極めることができれば各フォームの利点を最大限に活かした最強のフォームになります。別名ランコアの型、緩めのフォームと言います。
ジュヨー
最も習得困難なフォームがジュヨーです。すべてのフォームを極めたジェダイのみ制御可能な究極のフォームです。静・動の相反する特性を持ち、動きが極めて予測困難です。しかしフォースのダークサイドに近づいていしまい、感情の制御が重要で危険性の高い技術です。シスが使用する分にはすでにダークサイドに堕ちており、リスクなく最強のフォームの使用が可能です。別名ヴォーンスカーの型、猛りのフォームと言います。
スターウォーズのライトセーバーは持ち主で紹介!
アナキン・スカイウォーカーのライトセーバー
スターウォーズエピソード1~3の主役、エピソード4からはダークサイドに堕ちたダース・ベイダーとして登場するアナキン・スカイウォーカーはスターウォーズの中核的な存在です。ジェダイ史上最も才能に溢れた逸材でしたが、精神が弱くシス卿の策略によりダークサイドの堕ちてしまいます。ジェダイ時代とダース・ベイダー時代でライトセーバーも異なります。
通常1本目のライトセーバーは師匠に酷似するものですが、アナキンの1本目は師匠のオビ=ワン・ケノービーと全く異っており、性格や未来をフォースが暗示していたのかもしれません。このライトセーバーは約7年使用され、惑星ジオノーシスで壊れてしまったため、2本目を新たに作ります。この2本目が息子であるルーク・スカイウォーカーに受け継がれていきます。
ルーク・スカイウォーカーのライトセーバー
スターウォーズエピソード4~6の主人公であるルーク・スカイウォーカーはアナキン・スカイウォーカーの息子です。1本目のライトセーバーは父であるアナキンの形見としてオビ=ワン・ケノービーから渡されたもので、色は青色です。しかしルークはこのライトセーバーごと右腕を切り落とされ、ライトセーバーを紛失します。
2本目はルークがオビ=ワン・ケノービーの隠れ家で見つけた設計図を元に自作したライトセーバーです。1本目は青色でしたが2本目は緑色のライトセーバーです。これはライトセーバーに内蔵されたクリスタルが光の刃の色を決定するため、使用したクリスタルの影響です。
オビ=ワン・ケノービーのライトセーバー
スターウォーズの主人公アナキン・スカイウォーカーとその息子ルーク・スカイウォーカーの師匠であり、銀河系の歴史に大きな影響を与えたジェダイマスターです。1本目はエピソード1、2で使用されエピソード2でドゥーク伯爵につかまった際に手放します。エピソード3,4にて2本目が登場し、このライトセーバーでアナキン・スカイウォーカーを倒し、ルークを守り、ダース・ベイダーと戦いました。
マスター・ヨーダのライトセーバー
マスター・ヨーダは8世紀以上、多くのジェダイの育成に関わった最高のジェダイ・マスターです。優れた洞察力と知恵を持ち、ライトセーバーの技術も極めていました。またフォースの道を究めるため銀河を旅していたことから、直観力が優れていました。ライトセーバーは小柄な体形に合わせて短いが、戦闘力が群を抜いていました。また最後にライトセーバーを使用したのは遥か昔との逸話も残っています。
スターウォーズのライトセーバーのおもちゃがすごい!
光る!音が出る!エレクトロニックライトセーバー
タカラトミー社から発売されているエレクトロニックライトセーバーシリーズは、剣の部分がプラスチック製でスイッチを入れると光ります。また光るだけでなくスターウォーズの劇中での聞こえるライトセーバーを操る音も同時に鳴ります。子どもがケガをしないよう配慮しながら楽しめる、エレクトロニックライトセーバーシリーズはオススメです。
リーズナブルがウリ!ベーシックライトセーバー
一番リーズナブルで買いやすいのがベーシックライトセーバーシリーズです。光は内蔵されていませんが、色が付いており、子どもが遊んで壊す可能性があるので、まず試しに購入してみようという際にはおすすめです。しかし、光と音が無いため、エレクトロニックライトセーバーシリーズに迫力は劣ります。
超本格的!ブラックシリーズ
こちらのライトセーバーは25000円と値段はしますが非常に満足感の高い「アルティメイトFXライトセーバー」シリーズです。映画と同じような質感で、スイッチを入れると根元から光って刃が伸びていきます。また振る、剣がぶつかると音が鳴るなど、実際にライトセーバーを使っているような感覚を体験することができます。こちらは大人が欲しくなるおもちゃです。
スターウォーズのライトセーバーにはたくさんの種類があった!
いかがでしたか?ジェダイやシスは一人一人、フォースに導かれて各々に合わせたライトセーバーを作るため、様々な種類があります。しかしフォームは洗練されて大きく7つに分けられており、それぞれ個性があります。今後のライトセーバーによる戦闘シーンの見方が変わった視点で見ることが楽しみです。みなさんも今後続編も期待されるスターウォーズ、ライトセーバーに注目してみましょう。