ハリーポッターと不死鳥の騎士団をネタバレ紹介！キャストやあらすじまとめ

世界的人気を誇る大人気長編映画であるハリーポッターシリーズ。全8作品にわたる長編シリーズであり、世界興行収入も初代で8.79億ドルという日本円にして約829億円と世界歴代興行収入で28位になるほどです。今回はそんなハリーポッターシリーズの『ハリーポッターと不死鳥の騎士団』のネタバレあらすじや出演キャストについて紹介します。

第1作目の『ハリーポッターと賢者の石』から始まり第5作目となるシリーズ『ハリーポッターと不死鳥の騎士団』2007年7月20日に映画が公開された大人気作品で世界興行収入では9.40億ドルと日本円にして約977憶円もの数字を記録したハリーポッターシリーズです。

ハリーポッターが魔法魔術学校の5年生になり、ヴォルデモートの復活やヴォルデモートの復活を信じようとせず魔法省との間に出来た溝などこの先の重要なファクターとなってくる作品でもあります。

ホグワーツ魔法魔術学校の5年生になる前の夏休みに路地を歩いていたハリーとハリーの従兄でいじめっ子のダドリー・ダーズリーは突如現れたディメンター(吸血鬼)に襲われます。ハリーは魔法を使いディメンターとの戦闘で戦闘魔法を使い窮地を脱しますが、魔法の世界での法律である『未成年の魔法使いは、自営以外の魔法の使用を禁ずる』を犯してしまい、魔法省はハリーをホグワーツ魔法魔術学校から退学させようとします。

ハリーを魔法魔術学校から退学させようとする魔法省ですが、魔法省とホグワーツ魔法魔術学校の校長であるアルバス・ダンブルドア校長の話し合いの結果、退学処分の是非は後日に持ち越しとなり、魔法省で行われる懲戒尋問によって処分が下されることとなりました。

この事態にハリーの引き取り親であるダーズリー家のおじさんとおばさんに怒られたハリーは、外に出るなと命令され落胆していました。そんな中、部屋に戻るとマッドアイ先生ら不死鳥の騎士団のメンバーに迎えられハリーは不死鳥の騎士団メンバーと共に、ダーズリー家を後にします。

不死鳥の騎士団メンバーと共に着いたのはマグル(人間)界のビルとビルの間にあるシリアス・ブラックの家でした。シリアス・ブラックの家は不死鳥の騎士団の集まりの場となっており、そこにロンやハーマイオニーにロンの両親やスネイプ先生、マッドアイ先生などもいました。そこでハリーは不死鳥の騎士団メンバーからヴォルデモートは「極秘にしか手に入らない物」を探している事を聞かされます。

ヴォルデモートの復活を見たのはハリーだけであり、世間はそんなことは信じれないと言った様子であり、魔法世界の新聞ではハリーは嘘をついた少年として扱われており、魔法省の魔法大臣のコーネリアス・ファッジはハリーの言ったヴォルデモートの復活を信じたくありませんでした。そして8月12日、ハリーはロンの父親であるアーサーに連れられてハリーの裁判が行われる魔法省へ向かいます。

そして裁判が開始し法廷にハリーが立たされます。尋問官として、魔法大臣であるコーネリアス・ファッジと魔法法執行部部長アメリア・ボーンズ、上級次官ドローレス・アンブリッジが立ち、被告人のハリー側にはダンブルドアとディメンターが現れたのを目撃したアラベラ・フィックスが出席し、その証言もあり結果ハリーは無罪放免となり、魔法魔術学校の退学も取り消されることとなりました。

魔法魔術学校の5年生になる新学期に列車で向かうハリーはヴォルデモートの夢を見ました。ハリーはヴォルデモートが復活してから度々ハリーの夢にヴォルデモートを見るようになっていたのです。

そして列車から学校までの道にハリーは荷車を曳くドラゴンが見え、そのことを口にすると周囲から嘘つき呼ばわりをされてしまいますが、一人の少女だけは「あたしにも見える」と言い、それと同時に「死を見た人にだけ見られるのではないか」と言いました。彼女もハリーと同様9歳の時に母親を亡くしていました。

一方のホグワーツ魔法魔術学校でも少しの変化があり、魔法生物の先生であるハグリットが教師の任を解かれ森に帰っていきますが姿をくらませ、闇の魔術の先生が新たに魔法省から派遣されてきた女性のローレス・アンブリッジが就きます。

同級生たちは新聞に書かれていた嘘つき少年であるハリーの事を噂しますが、ハリーはヴォルデモートは自分しか見ていないために証明することも言い返すこともできずにいました。そして眠るとヴォルデモートの悪夢にうなされ、同級生からは嘘つき扱いされるハリーを同室であるロンが心配します。

そして今年度は普通レベル魔法試験が開催されるとアンブリッジが生徒に伝え、防衛術の理論のみを学び実技は行わないというスタイルで授業を進めることにしました。「実技などを行わなくとも襲われる心配などない」という魔法省のヴォルデモート復活を否定し安全だと言わんばかりの授業内容にハリーが反論します。

反論したハリーは後に呼び出しをされ、特別な羽根ペンで「嘘はいけない」と書かされます。すると左の手の甲に文字が傷で浮かび上がり、手の甲の傷に気づいたハーマイオニーはダンブルドアに知らせようとしますが、ハリーはそれを止めます。忙しいダンブルドアの手間をかけさせまいと言った思いもありましたが、今年度はなぜかダンブルドアがハリーを避けている事に気づいており、無用な接触はしたくなかったのです。

魔法省からの派遣であるアンブリッジは次第に魔法学校で幅をきかせるようになり、マクゴナガル先生と衝突し、アンブリッジは「魔法省への冒涜」だと言い放ち、自らを魔法学校での高等尋問官に任命します。そこからというもの魔法学校には魔法省が介入することとなり、学校での規律や罰則などをたくさん作ります。

防衛術の理論ばかりで役に立たないと思っていたハーマイオニーは、防衛術の実技を学ぶために一部でも同じことを考えていた有志を募り『ダンブルドア軍団』を結成します。そのメンバーにはネビルやロンの妹ジニーやハリーの初恋の人物であるチョウの姿もあります。しかし問題となったのは練習場所でした。様々な条例が出来て、その中には「学生による組織は禁止」という条例もあり、公には練習が出来なかったのです。

そんな中、ネビルが「必要の部屋」というのを見つけます。それは必要とする者の前に現れる幻の部屋であり、ハリーが持つ「忍びの地図」にも表示される事のない場所だったのです。必要の部屋を見つけた事により、そこで防衛術の実技を練習することに決まりました。

夜中には有志が集まり練習に励みますが、管理人のフィルチがダンブルドア軍団の尻尾を掴もうと躍起になって目を光らせます。アンブリッジもより規則を厳しくしつつ、ドラコなどの一部の生徒に尋問官としての命令を言い渡します。

クリスマス休暇前の日に、防衛術の練習をしていたハリーとチョウは居残り練習をし、ハリーとキスをしましたがチョウは泣いていました。そして夢ではヴォルデモートがある物を探して、誘拐した人を拷問している夢を見たハリーは、ダンブルドアにその夢の出来事を伝えます。それと共になぜこんな夢を見てしまうのかを問いました。

ダンブルドアは無言でしたが、代わりにスネイプが答えます。前回の戦いで呪文の杖が繋がった時に、ヴォルデモートとハリーの間に絆が出来てしまったと告げられ、ハリーがヴォルデモートの行動を夢で見るように、ヴォルデモートもハリーの考えが分かっている恐れがあるとのことでした。そしてスネイプはハリーに考えを読まれないために「閉心術」を教えます。

クリスマス休暇をシリウス・ブラックの家でハリーは過ごしていました。そしてブラックの従姉妹にはベラトリックスという女性がおり、ボルデモート側に付いていることも知ります。ブラックは今回の騒動が解決すればまたいつもの家族に戻れるといい、ハリーもその気持ちに賛同します。

魔法使いの世界では大ニュースがありました。アズガバンの監獄から10人の囚人が脱獄したのです。その中にはブラックの従妹姉妹であるベラトリックスの名もあり、ベラトリックスはネビルの両親を「磔の呪文」で殺害した容疑で収監されていました。この騒動を新聞はまたシリウス・ブラックのせいだと報道をします。

ハリー側ではダンブルドア集団が練習している現場がついにアンブリッジに見つかってしまいます。アンブリッジは「魔法省に逆らうためだ」と主張し制裁を加えようとしますが、ダンブルドアが自分の指示での行動だと罪をかぶり逃亡します。ダンブルドアが逃亡したことにより、ホグワーツ魔法魔術学校で力をつけていたアンブリッジが次の校長の座におさまります。

この出来事でハリー達はダンブルドア軍団を解散します。そのころ行方知れずだったハグリットがハリー、ロン、ハーマイオニーの3人呼び出し、禁じられた森へ連れていきます。その先にはハグリットの弟である巨人のグロウピーがおり、ハグリットは3人に紹介されます。そこでの話はハグリットが魔法学校を追い出されたら弟の事を頼むと言った内容でした。

ハリーのスネイプとの閉心術の練習は続いており、スネイプは容赦なくハリーを鍛え上げます。感情を抑制してすべてを制御することで完成する閉心術で、ハリーは一瞬だけスネイプの心の中を読むことに成功しました。しかしそれはスネイプが学生時代にハリーの父であるジェームズにイジメられていた過去でした。この日はそこで練習を終了します。

アンブリッジ制度の窮屈な学校に嫌気がさした双子のフレッドとジョージは学校を去る事にしました。しかしこのままアンブリッジの言いなりになり立ち去るのは癪だと考えた二人は試験の真っただ中に派手な花火を打ち上げ、試験を台無しにして放棄で去っていきます。フレッドとジョージの行動に押さえつけられていた生徒たちは喜びますが、騒動の中ハリーは倒れてしまいました。

倒れたハリーはある夢を見ます。「俺様は予言が欲しい」と言いながらヴォルデモートがシリウス・ブラックを拷問している様子でした。そして目覚めたハリーはその場所が裁判の時に訪れた魔法省の神秘部であることに気づきます。ブラックの身の危険をしったハリーはハーマイオニーに罠の可能性を指摘されますが、それでも行くと強行しようとしますが、アンブリッジに捕まってしまい、磔にされそうになり何とか逃げ切ります。

ハリーはスネイプにパッドフット(ブラックの別名)が捕まったと伝えます。ハーマイオニーはアンブリッジの知りたがっている情報であるダンブルドアの武器のありかを言うと告げるとアンブリッジを森に案内しました。そしてアンブリッジによって住処を狭められて怒ったケンタウロスや巨人などの森の住民に捕まり散々な目にあいます。

ハリーは1人で行こうとしますが、ハリーを心配した仲間のロン、ハーマイオニー、ネビル、ジニー、ルーナも共に同行し、神秘部に向かいます。神秘部にはハリーの名前が書かれた球があり、それを見ると予言が分かるようになっていました。

ハリーは球を持ち見てみると予言が現れ、そして「自分がヴォルデモートの知らない才能を持ち、一方が生きる限り、他方は生きられない」という予言を知ります。その時、部屋の奥からデス・イーター(死喰い人)の一派がやってきます。その中にはドラコの父親であるシリウス・マルフォイやベラトリックスなどの顔もあります。

周りを囲まれたハリー達は、予言の球を持ち逃げていきます。しかしそれを見逃してくれる訳がなく、追い詰められたハリーは仲間を人質に取られ、シリウスに予言の球を渡しました。そこへ「不死鳥の騎士団」のメンバーも駆け付け、シリウスはハリー予言が見れる予言の球を落として割ってしまいます。そして不死鳥の騎士団とデス・イーターとの戦闘が開始されました。

不死鳥の騎士団とデス・イーターとの激しい戦いの中でブラックはハリーをかばい、ベラトリックスに「死の呪い」をかけられ死んでしまいます。ブラックの死に怒りで我を忘れたハリーはベラトリックスを追い詰め、そこへヴォルデモートが現れ「死の呪いをかけろ」とハリーに使うと罪に問われ、悪の道に進ませるためにそそのかします。

その時、ダンブルドアが姿を現し闇払いを呼び、じきに来ると不死鳥の騎士団達に伝えます。その間にベラトリックスは逃亡し、ダンブルドアとヴォルデモートの戦いが始まりました。ダンブルドアとヴォルデモートの壮絶な戦闘の末、追い詰められたヴォルデモートは撤退。そしてハリーの内部でヴォルデモートの一面との戦いがハリーの内部で始まります。

倒れて苦しむハリーはヴォルデモートの戦いに「弱いのはお前だ。友だちもいない、愛も知らない。哀れな奴め」とヴォルデモートに言い放ち、撃退しました。ハリーの内部から姿を現したヴォルデモートですが、その時に魔法省のコーネリアス・ファッジらが駆けつけ、ヴォルデモートの姿を目撃し。ヴォルデモートを目の当たりにした魔法省はヴォルデモート復活を認めざるを得ないようになってしまいます。

この出来事でハリーの容疑は晴れ、アンブリッジはホグワーツ魔法魔術学校を追放されることになり、ダンブルドアが校長の座に復帰しました。ダンブルドアはハリーを呼び出すと、今までハリーを避けていたことを謝り、ヴォルデモートに見られる恐れがあるからだったと言います。そしてダンブルドアはヴォルデモートとハリーの間の絆をこれから利用するだろうと告げました。

そしてハリーは名付け親であるブラックの死を慰め、帰りの列車でハリーは「僕はヴォルデモートにないものを持っている。それはなくしてはならないものだ」とロンとハーマイオニーに言いました。

ハリーポッターシリーズの主人公であるハリーポッターを演じたキャストはダニエル・ラドクリフ。幼いころから協調運動障害を抱えており、俳優を目指すきっかけもこの障害で学校生活が上手くいかず、学校以外での活躍の場を見つけるためだったのです。現在は映画出演はあまりせず、舞台俳優としての才能を持ち様々なタイプの役柄をこなしています。

ハリーの親友として登場するロン・ウィーズリー役を演じたキャストはルパート・グリント。現在のキャリアはかなり厳しいようで、ハリーポッターのイメージが強すぎるようで、数々の舞台に出演をしていますが特別評価を受けることはありませんでした。

ハーマイオニー・グレンジャー役を演じたキャストはエマ・ワトソン。作中ではしっかり者の優しい女性の役を演じていました。現在は数々の映画で活躍しており、国連の親善大使に抜擢されるなどの功績や美女と野獣の主人公ベルの役を演じるなど、多岐にわたり活躍しています。

ホグワーツ魔法魔術学校の校長、アルバス・ダンブルドア役キャストはマイケル・ガンボン。アルバス・ダンブルドア役はもともとリチャード・ハリスという俳優が演じていましたが、2002年10月25日に亡くなり、代わりの俳優としてマイケル・ガンボンが抜擢されました。

ハリーの名付け親であり、従姉妹のベアトリックスに殺されてしまう今作の重要人物の1人であるシリウス・ブラック役キャストのは数々の作品で狂気を含んだような悪役を演じることの多いゲイリー・オールドマン。1997年には初監督作品として『ニル・バイ・マウス』を完成させ、カンヌ国際映画祭パルムドールにてノミネートされた経歴を持ちます。

魔法省からの派遣のドローレス・アンブリッジ役を演じたキャストは様々な舞台で活躍しているイメルダ・スタウントンです。舞台ではこれまでに2度のローレンス・オリヴィエ賞を受賞し、映画ではマイク・リー監督の『ヴェラ・ドレイク』に出演し、ヴェネツィア国際映画祭女優賞をなどを受賞した経歴を持ちます。

復活してしまったヴォルデモートを倒すために己のすべてをかけて戦っている不死鳥の騎士団の戦うシーンがカッコよかったなどの感想があります。

本作ではルーナやベラトリックス、アンブリッジなどの女性陣が大活躍でそれぞれのキャラクターがすごくよかったという感想があります。

以上、ハリーポッターと不死鳥の騎士団をネタバレ紹介やキャストやあらすじまとめを紹介しましたが、今作ではハリーの恋愛模様やシリウス・ブラック死、魔法省との対立やヴォルデモートとの戦闘などかなり濃い内容となっており、次回作への重要な出来事がたくさん盛り込まれた作品です。見所満載の作品なので、これを機にハリーポッターと不死鳥の騎士団を映画でもお楽しみください。