2018年07月31日公開
2018年07月31日更新
パイレーツオブカリビアンのバルボッサとは?演じている俳優や最後を紹介
パイレーツオブカリビアンのヘクター・バルボッサ、ジャックとはライバルであったり仲間にもなったりしています。劇中の重要な場面で何度も登場し重要な役割をはたします。バルボッサは「伝説の海賊」の1人で豪快かつ勇敢な人物です。ここではそんな魅力的な人物、ヘクター・バルボッサについて紹介します。パイレーツオブカリビアンを観た方も観ていない方もまた違った観点で楽しめます。バルボッサの役を演じている俳優、劇中のバルボッサの名言から最後までを紹介していきます。
目次
パイレーツオブカリビアンのバルボッサに迫る!演じた俳優は誰?
パイレーツオブカリビアンのバルボッサ役の俳優は、ジェフリー・ラッシュさん1951年7月6日生まれで、オーストラリアクィーンズランド州トゥーバ出身の俳優です。俳優としてのキャリアは1975年大学卒業後からです。1979年に舞台で共演した事で、俳優メル・ギブソンと4か月間ルームシェアをしていた期間もあります。1981年に映画デビューし、数多くの舞台に出演し今でも舞台に立っています。
パイレーツオブカリビアンとは?
パイレーツオブカリビアンとは、ディズニーランドの「カリブの海賊」をモチーフに制作された映画です。2003年公開のパイレーツオブカリビアン「呪われた海賊たち」から始まり、2006年公開の2作目パイレーツオブカリビアン「デッドマンズ・チェスト」が公開されました。
翌年3作目のパイレーツオブカリビアン「ワールド・エンド」、4作目は2011年「パイレーツオブカリビアン「生命の泉」、5作目は2017年に公開されたパイレーツオブカリビアン「最後の海賊」のシリーズ5作品です。世界中で大ヒットした映画です。
パイレーツオブカリビアンのバルボッサについて
パイレーツオブカリビアンのヘクター・バルボッサはカスピ海の海賊長で相棒のペットはジャック・ザ・モンキーといい、カスピ海のキャビアとリンゴが好物なのです。そんなヘクター・バルボッサについて詳しく見ていきます。
9人の伝説の海賊の1人
3作目のパイレーツオブカリビアン「ワールドエンド」における世界各地を治める選ばれし9人の伝説の海賊達です。その9人の伝説の海賊の1人でヘクター・バルボッサはカスピ海の王です。伝説の海賊の証である「銀貨」は部下であるラゲッティの義眼です。児童向けのディズニー小説では義眼ではなく指輪に中に入っている「歯」が「銀貨」なのです。
ペットのジャック・ザ・モンキーをつれている
ヘクター・バルボッサの肩にのっている猿は、ジャック・ザ・モンキーというペットです。この猿はシロガオオマキザルという種類でアマゾン周辺に生息しています。知能が高く監督や俳優達に信頼されていましたが、メイクさんの耳を噛んでしまいます。動物愛護団体は監督にオマキザルは神経質なので自然がない環境は避けるべきで撮影に使う危険性もあると指摘していました。ですから、本物なのかCGなのかは定かではないのです。
ヘクター・バルボッサのモデル
ヘクター・バルボッサにはモデルとなった人物がいます。実在した海賊、エドワード・ティーチです。18世紀にカリブ海や西インド諸島を荒らし周り「黒ひげ」と恐れられました。40門の大砲を積んでおり、最強の海賊船で略奪を繰り返していました。少しでも抵抗すれば乗員全てを殺害したり、船倉に逃げ込んだ時は火のついた硫黄を投げ込み、苦しんで出てきたところを殺害するのです。その残忍な手口は悪魔のようだったのです。
ヘクター・バルボッサの懸賞金
ヘクター・バルボッサは10000ギニーの懸賞金がかけられています。こんなに高い懸賞金が懸けられていたのです。さすがカスピ海の海賊長です。パイレーツオブカリビアンの10000ギニーは換算すると約3~4億円です。ちなみにジャック・スパロウが10001ギニーです。
パイレーツオブカリビアンのバルボッサを演じた俳優は?
パイレーツオブカリビアンの中でヘクター・バルボッサ役を演じた俳優ジェフリー・ラッシュ、主演のジョニーデップを喰うほどの演技力、彼の名前や経歴などが気になった方も数多くいらっしゃると思いますので、ここで詳しく紹介します。
バルボッサ役のジェフリー・ラッシュ
バルボッサ役のジェフリー・ラッシュは1996年に「シャイン」ピアニストのデイヴィッド・ヘルフゴッド役でアカデミー主演男優賞を受賞しています。演技部門のオスカー受賞はオーストラリア人では初めての快挙です。2004年の「ライフ・イズ・コメディ!ピーター・セラーズの愛し方」ピーター・セラーズ役でエミー賞主演男優賞を受賞しています。
2009年には舞台「瀕死の王」でトニー賞主演男優賞を受賞します。この3つの賞で「TripleCrownofActing」の一員になっています。2012年には長年の功績が評価されオーストラリアン・オブ・ザ・イヤーを受賞、俳優で受賞するのは3人目なのです。
パイレーツオブカリビアンのバルボッサが出演したエピソードは?
パイレーツオブカリビアンのヘクター・バルボッサが出演したエピソードについて第1作品目の「呪われた海賊たち」で敵となって出演してから第5作品目まで出演していますが、どんな活躍を見せたのかを紹介します。
パイレーツオブカリビアン第1作「呪われた海賊たち」
パイレーツオブカリビアン第1作「呪われた海賊たち」で登場するヘクター・バルボッサは悪役です。ブラックパール号の船長として自らにかけられた不死の呪いを解くためにエリザベスと黄金のメダル(アステカの金貨)を奪います。そして、この黄金のメダルを巡りジャックとウィルが奮闘します。
バルボッサは因縁のライバルであるジャックとの一騎打ちとなり、優勢に攻め立てますが、ウィルにより不死の呪いが解かれ生身の人間に戻ります。喜びも束の間、ジャックの放った一発の銃弾が胸を貫きバルボッサは最後を迎えるのです。皮肉にも最後の弾丸は彼がジャックに残してあげた一発の銃弾でした。
パイレーツオブカリビアン第2作「デッドマンズ・チェスト」
第2作品であるパイレーツオブカリビアン「デッドマンズ・チェスト」でヘクター・バルボッサは本作品の最後に登場します。実は、他の俳優達には「呪われた海賊たち」に出演していたアナマリアが出演すると伝えられており、誰一人としてヘクター・バルボッサが登場するとは知らなかった。最後のシーンで出演者達の驚いた顔は自然なリアクションです。この最後のシーンは自然なリアクションが見れるので貴重なシーンといえます。
パイレーツオブカリビアン第3作「ワールドエンド」
へクター・バルボッサはティアダルマと「女神カリプソ」の解放と引き換えに復活します。女神を解放する為には海賊長による評議会を開かなければならなかったのです。海賊長の1人ジャック・スパロウはディヴィ・ジョーンズの墓場に送られて錯乱の日々を送っていたのです。ヘクター・バルボッサは再びブラックパール号の船長として世界の果てを目指します。そしてジャック・スパロウを救出します。
もとの世界(聖者の世界)では、ディヴィ・ジョーンズの心臓を手に入れ制海権を自らの物にしようと企むベケット卿がいました。ヘクター・バルボッサの狙いはペケット卿や東インド貿易会社を退けるという事もあったので評議会を開かなければならないが、海賊長の1人サオ・フェンが命を落とします。
変わりにエリザベスが海賊長を引き継ぎます。その後バルボッサ司会のもと評議会が開かれますがまとまりません。結局、海賊王の意見でエリザベスのベケット卿との決戦に挑む事に決まりました。約束通りバルボッサは女神カリプソを解放します。
しかしディヴィ・ジョーンズに裏切られ大渦を作り出し、敵味方入り混じる戦闘のなかウィルはエリザベスにプロポーズします。バルボッサが神父役となり「船長として2人が夫婦であることを!」で結びつけました。ベケット卿との決戦に勝利を収めブラックパール号を奪い不死身になれる「生命の泉」のありかを示す海図を広げますが、地図の真ん中はジャック・スパロウにより切り取られていたのです。
パイレーツオブカリビアン第4作「生命の泉」
第4作でヘクター・バルボッサは黒ひげとの戦闘に敗れブラックパール号と片足を失ってしまいます。黒ひげへの復讐の為、英国王ジョージ2世に仕える私掠海賊になります。スペイン王よりも早く命の泉を発見する為ジャック・スパロウの持っていた地図を覚えていたギブスと共に航海に出ます。
島に到着しジャック・スパロウと共闘しスペイン人を撃退、そして自分がなぜ英国王に仕えているか本当の理由を明らかにします。そして、「生命の泉」の戦いでカエルの毒を塗った剣で黒ひげを倒します。黒ひげなきあとアン女王の復讐号の船長となります。
パイレーツオブカリビアン第5作「最後の海賊」
出典: https://ciatr.jp
第5作では海賊たちがサラザールによって襲撃され始めたので、自分の地位を守るためにサラザールを倒そうとします。ジャック・スパロウを生贄に取引を持ち掛けますが、失敗に終わります。サラザールを倒すのには「ポセイドンの槍」が必要となったので、「ポセイドンの槍」を探すべくジャック・スパロウと共闘します。
カリーナの助けで「ポセイドンの槍」が眠る島を発見する事が出来ます。カリーナに渡したルビーの欠片を島のルビーに納めて封印を解きます。サラザールに襲われ間一髪でカリーナを守ります。その時、腕の入れ墨が見えカリーナは父親と気づきます。最後はサラザールと共に海の中へ消えていきます。
パイレーツオブカリビアンのバルボッサの名言がかっこいい!
パイレーツオブカリビアンのキャプテン、ヘクター・バルボッサですが、冷酷な海賊だと思いきや主役を喰うほどの役どころ、またかっこいい海賊だからこそ心に残ります。数ある作品の中からヘクター・バルボッサの名言を紹介します。
「名誉の死で俺たちの最期を飾ろう!」
戦いが始まり前に部下の船員達を勇気づけ奮起させた言葉です。さすがヘクター・バルボッサといったところです。カスピ海の海賊長は勇猛果敢で死をも恐れぬ覚悟を決めた名言だといえます。
聞かせてもらおうか、俺の船はどうなった?
死んだはずのヘクター・バルボッサが現れたラストシーンです。好物のリンゴをかじりながら高笑いする姿はやっぱりカッコイイです。蘇ってすぐ自分の船を思う所はさすがカスピ海の海賊長です。
無駄な事はしない
呪いを解くために連れて来られたエリザベスですが、持っている金貨とエリザベスの血が必要で、血を奉げる為に残酷な行為が行われそうだったが、ヘクター・バルボッサはエリザベスの手のひらを少し切り血を奉げた時の名言です。ヘクター・バルボッサの優しい一面が伺えたシーンです。
パイレーツオブカリビアンのバルボッサはかっこいい男だった!
出典: https://prcm.jp
パイレーツオブカリビアンの主役のジャック・スパロウを喰うほどの、かっこいい男ヘクター・バルボッサ。カスピ海の海賊長の初期は残虐な海賊でしたが、ジャック・スパロウと共闘したり幾度となく結果的に救っています。特に「最後の海賊」では、娘を宝だと言って自らの命と引き換えに子供を守る最後の姿は海賊ではないようでした。ヘクター・バルボッサはかっこいい男と評価される男でした。