2018年07月30日公開
2018年07月30日更新
パイレーツオブカリビアン・デッドマンズチェストのあらすじ!謎もネタバレ考察
パイレーツオブカリビアンとは、アメリカで製作されたファンタジー映画で、デッドマンズチェストは、パイレーツオブカリビアンシリーズの第2作目として発表されました。デッドマンズチェストは、1作目に引き続き豪華キャストが勢ぞろいした人気作で、2006年の全世界興行成績の第1位を記録しています。今回は、そのパイレーツオブカリビアン・デッドマンズチェストのあらすじを紹介しながら、謎を考察したりネタバレしていきます。
目次
パイレーツオブカリビアン・デッドマンズチェストのあらすじとは?謎についても考察!
パイレーツオブカリビアン・デッドマンズチェストは、パイレーツオブカリビアンシリーズの第2弾として、2006年に公開されました。前作の「呪われた海賊たち」に引き続き、豪華キャストが勢ぞろいした今作は、シリーズの中でも絶大な人気を誇り、全世界合計で10億6600万ドルの興行成績を納めました。第79回アカデミー賞では視覚効果賞を受賞、その他MTVのムービーアワードでは最優秀作品賞に選ばれました。
パイレーツオブカリビアンは、主人公のジャック・スパロウをジョニー・デップが演じ、脇を固めるのはオーランド・ブルームとキーラ・ナイトレイという豪華キャストです。スタッフも、監督にゴア・ヴァービンスキー、製作にジェリー・ブラッカイマーと、人気作を生み出しているメンバーが集まっています。さらに、前作を上回る製作費を投入していただけあって、デッドマンズチェストは全世界で成功を収める作品となりました。
パイレーツオブカリビアンシリーズの第2弾となったデッドマンズチェストですが、前作よりもさらに深いストーリー展開となっており、ジャックを中心に、各キャラクターが様々な要素を担っています。いくつもの設定や謎が織り込まれており、視聴したファンは展開やサプライズに心躍らされました。今回は、そんなパイレーツオブカリビアン・デッドマンズチェストのあらすじ紹介と、謎について考察やネタバレをしていきます。
パイレーツオブカリビアン・デッドマンズチェストのあらすじをネタバレ!
まずは、パイレーツオブカリビアン・デッドマンズチェストのあらすじをネタバレしていきます。第一弾となった前作よりも、ストーリーは大幅にボリュームアップされているので、あらすじも分かりやすく小分けにしてネタバレしていきましょう。
ウィルとエリザベスが逮捕される幕開け
前作、「パイレーツオブカリビアン・呪われた海賊たち」にて思いが通じ合ったウィルとエリザベスは、身分の違いを乗り越えて、愛を育み続けていました。結婚式を目前に控え、忙しくしている2人でしたが、そんな時、突如として東インド貿易会社のベケット卿が二人の前に現れ、ウィルを捕縛してしまいます。罪状は、「海賊ジャック・スパロウの逃亡を見逃したこと」で、その場で猛抗議したエリザベスも逮捕されてしまいます。
ベケット卿は、逮捕したウィルを呼びつけ、ある提案をします。それは、ジャックの持っているコンパスを手に入れてくれば、ウィルとエリザベスの2人を解放するというものでした。ベケット卿は東インド貿易会社を急成長させており、その中で海賊という存在は邪魔なものでした。ウィルが、ジャックのコンパスは壊れていることを教えます。それでもベケット卿はジャックのコンパスを欲し、ある企みを成し遂げようと考えていたのです。
ジャックとデイヴィ・ジョーンズの契約
その頃ジャックは、部下に急かされ新しい目標を掲げていました。それは、デッドマンズチェストの鍵を探すことです。部下の士気も高まり、いつものようにコンパスを出して船の進路を見定めるジャックでしたが、コンパスは壊れたように行き先を示しません。その夜、ジャックの元へウィルの父親であるビル・ターナーがやってきます。ビルは、デイヴィ・ジョーンズの使いで、ジャックにある予告をしにきました。
ジャックは、13年前に「ブラックパール号の船長になる」という願いをデイヴィ・ジョーンズに叶えてもらいました。しかしそれは、願いの代わりに、13年後にはデイヴィ・ジョーンズの手下としてフライング・ダッチマン号の奴隷いなる、という「血の契約」でした。その期限が迫っていたのです。ビルはジャックの手のひらに黒い痣を残し、「期限内にデイヴィ・ジョーンズの元へ戻らないと怪物に襲われる」、と告げて去ります。
原住民の島で再会するジャックとウィル
手のひらの痣は、怪物をおびき寄せる目印となるものでした。身震いをするジャックは、急いで鍵を見つけなければなりません。しかし、ブラックパール号はある島に立ち寄ります。そこは、神様を崇め体内に取り込む=食べることで、神様と一体化する、という特殊な宗教観を持った原住民の島でした。ジャックは原住民に神と崇められ、儀式に強制参加させられます。ジャックの部下は、全員捕えられて谷間に吊るされてしまいます。
そこに運が良いのか悪いのか、ブラックパール号を発見したウィルが乗り込んできます。彼はジャックを見つけるなり、エリザベスのことを説明してコンパスを渡すように言います。ジャックはジャックで、これから自分が食べられることを予測してしまい、助けてくれるよう言います。意見の合わない二人が言い争うその間に、ウィルも捕えられてしまい、ジャックの部下と同じところに吊るされてしまいます。
ジャックの部下と合流したウィルは、ジャックが危険であることを伝え、全員で協力して吊るされた檻から脱出します。その知らせを受けた原住民は、今にも焼いてしまうところだったジャックを放り出して、ウィル達の元へ向かいます。その隙にジャックも逃走し、一足先にブラックパール号に戻っていた部下を合流しますが、その後ろには大勢の原住民が押し寄せていました。
行動力のあるエリザベス
囚われていたエリザベスですが、前作に引き続き、彼女の行動力も立派なものでした。父のスワン提督がエリザベスと逃がそうとし、馬車に押し込めました。エリザベスはその場を何とか逃げおおせましたが、スワン提督は捕まってしまいます。改めてベケット卿の元へ乗り込んだエリザベスは、ウィル同様にコンパスが壊れていることを伝えます。さらに、ベケット卿を銃で脅したエリザベスは、名前のない釈放書を作らせます。
釈放書を持ったエリザベスは、自らもコンパスとウィルを探すため、男装して船に乗り込むのでした。途中、女性が船にいることを、自身の脱ぎ捨てたドレスで知らせてしまうピンチもありました。しかし、上手く密航を果たしたエリザベスは、ウィルと同じ足を辿り、トルトゥーガへ向かいます。
ティア・ダルマという謎の女性
ジャックと合流したウィルは、再度事情を説明します。それを聞いたジャックは、ベケット卿が本当に欲しているのはコンパスではなくそれを使って探し出す鍵だ、とウィルに教え、自分に同行するように言います。ジャックとウィルはともに鍵を探すため、預言者ティア・ダルマの元へと向かいます。ボロボロのドレスを着たその女性は、非常に不思議な雰囲気を纏い、ジャックとも顔なじみであるようでした。
ティア・ダルマは、ジャック達に鍵の物語を伝えます。彼のデイヴィ・ジョーンズは、その昔ある女性に恋をしました。しかしその恋は成就せず、悲しみから胸の痛みに耐えられなかったジョーンズは、自ら心臓を抉り出して隠しました。そう、その箱こそがデッドマンズ・チェストだったのです。ティア・ダルマは、箱の鍵は、ジョーンズが肌身離さず身に着けていることを教えます。
さらに、呪われたフライング・ダッチマン号の船長は、10年に一度しか陸に上がれないことを教えます。なので、ティアは「陸を持ち歩くと良い」、と砂の入った瓶をジャックに預けます。ジャックの手のひらの痣も、彼女が取り去ってくれました。ジャックは、ベケット卿が鍵を手に入れジョーンズの心臓を人質にフライング・ダッチマン号を乗っ取るつもりだ、とウィルに吹き込み、鍵を手に入れるよう唆します。
人質ウィルが大活躍
ジャックに言われた通り、ウィルはエリザベスを助けたい一心で、デイヴィ・ジョーンズの待つフライング・ダッチマン号に乗り込みます。ウィルを寄越したジャックに苛立ったジョーンズは、すぐさまジャックの元へ行き、13年前の契約を破棄したければ100人の奴隷を集めるように言います。ウィルはそのまま人質として囚われてしまいます。
ジャックは人の集まる自由港トルトゥーガにて奴隷探しを始めますが、そこで意外ない人物に再会します。それは、ジャックを逃がしたせいで辞職に追われたノリントン元提督でした。それと同時に、トルトゥーガへ単身密航していたエリザベスも合流します。エリザベスはジャックに詰め寄りウィルの行方を尋ねます。ジャックは、エリザベスにデッドマンズチェストの話を聞かせ、コンパスを使いフライング・ダッチマン号へ向かいます。
一方、人質となったウィルは、フライング・ダッチマン号の中で実の父ビル・ターナーに出会います。ビルはジョーンズに近づくことは危険だと教えますが、ウィルは自分の目的を伝え、ジョーンズに賭けを挑みます。その最中、ジョーンズが髭の下に隠し持っている、デッドマンズチェストの鍵を目にします。その夜、オルガンを弾きながらうたた寝していたジョーンズを出し抜いて、ウィルは鍵を奪取することに成功します。
鍵が無くなったことに気付いたジョーンズは、船を抜け出したウィル目掛けて、怪物クラーケンを放ちます。ウィルが保護されていた船を、クラーケンはいとも簡単に沈没させてしまい、ウィルは何とかフライング・ダッチマン号にしがみついて生き延びます。鍵を取り返すことできなかったジョーンズは、デッドマンズチェストの隠してある十字架島に急いで向かいます。しかしそこには、すでにブラックパール号の姿がありました。
ジョーンズの心臓が入った小箱を探せ
十字架島の砂浜では、ジャックとエリザベス、そしてノリントンが、コンパスを頼りにデッドマンズチェストを探していました。ようやく掘り当てた頃、フライング・ダッチマン号からウィルが先着し、ジャック対ウィル対ノリントンの三竦みとなります。ジャックは血の契約解除のため、ウィルは父ビルをジョーンズから解放するため、ノリントンはベケット卿に取り入るため、それぞれ剣を交えることとなります。
それを見ていたジャックの手下は、チャンスと思いデッドマンズチェストを盗みます。エリザベスは慌ててジャックの手下を負いますが、そこにフライング・ダッチマン号からジョーンズの手下が到着します。ジョーンズは呪いのため砂浜(陸)に上がることができるのは10年に一度なので、代わりに手下たちがエリザベス達を追い詰めます。エリザベス達は何とか協力して、ジョーンズの手下を振り切ることに成功します。
ジャック達は、デッドマンズチェストの鍵を争っていましたが、何とかジャックが手に入れ、隙を見てデッドマンズチェストを開けます。中にはジョーンズの動く心臓が入っており、ジャックはすぐさまそれをティア・ダルマからもらった土入りの瓶の中へ隠します。ジャックを追っていたノリントンは、土入り瓶の中に心臓が入っていることに気付き、エリザベスの釈放書とともに、ベケット卿の元へ向かうのでした。
パイレーツオブカリビアン・デッドマンズチェストのラストをネタバレ!
パイレーツオブカリビアン・デッドマンズチェストの怒涛のあらすじを紹介しました。ラストは一体どのような展開を迎えるのでしょうか?ここでネタバレしておくと、実は今作は2部作となっており、次作の第3弾へと、ストーリーは続いていきます。ここからは、そのラストへ向けてのあらすじを紹介していきます。
ジョーンズの心臓がついにベケット卿の手に渡る
ノリントンは、ベケット卿の元へ向かい、ジョーンズの心臓を差し出しました。そもそもベケット卿は、ジャックのコンパスを用いてジョーンズの心臓を手に入れ、ジョーンズを支配することが目的でした。満点の成果を得たノリントンは、爵位を取り戻すことに成功します。その頃、十字架島から逃れたブラックパール号は、フライング・ダッチマン号に追いかけられていたのです。
クラーケンの狙いはジャックひとり
ジョーンズは、クラーケンを放ちブラックパール号を襲います。そして手下が持ち帰ってきたデッドマンズチェストを確認しますが、そこに心臓はありません。怒り狂ったジョーンズを前に、ジャックは自分が心臓を持っていると告げます。しかし、クラーケンに襲われる船内で土入りの瓶が割れてしまうと、ジャックもまた心臓を持っていないことに気付くのです。慌てたジャックは、一人で船を脱出しようとボートを出します。
ブラックパール号の上では、ウィルやエリザベスを中心に、クラーケン相手に砲弾や爆薬で応戦していました。しかし致命的なダメージは与えられず、見る間に船は壊れていきます。それを見たジャックは後ろめたくなってしまい、またブラックパール号に戻るのでした。それに気付いたエリザベスは、ジャックに駆け寄ります。ウィルと婚約しているはずなのに、ジャックにも揺れている自分の心を無視できなかったのです。
戻ってきたジャックにお礼を言い、エリザベスはジャックにキスをします。そして、その隙にジャックの手に手錠をかけ、船のマストに繋いだのです。そうです、エリザベスが気付いていたのは、自身の気持ちだけではなく、クラーケンが狙っているのはジャックであることと、自身の気持ちを絶つためにジャック置き去りにする方法でした。しかし、その光景を、ウィルは目撃してしまいます。
エリザベスは、船員と逃げだそうとしていたボートに戻り、ジャックは自ら犠牲になると言った、を嘘をついて、その場から逃げおおせます。自身と仲間に嘘をつきジャックを犠牲にした心残りを抱えたエリザベスと、エリザベスの気持ちと行動に気付いてしまったウィルは、お互い気まずい空気の中避難していきます。
船上のジャックは、どうやって手錠を外して逃げようかと必死でした。ランタンのオイルで滑らせ、腕を抜くことには成功しますが、その目の前にクラーケンが立ちはだかります。剣を抜いたジャックに向かい、大きな口を開けて、クラーケンは襲い掛かります。そして、ジャックはそのまま、クラーケンに飲み込まれてしまうのでした。
ジャックを救う方法とは?
ジャックを失ったウィルたちは、犠牲になったジャックをどうにか助けることができないかと、預言者ティア・ダルマの元へ向かいます。彼女は、ジャックが今「生と死のはざま」に居ることを教えてくれます。そして、ジャックを助けるためには、海を良く知る人物が必要だと呟きます。そこで、彼女の後ろから登場したのは、前作「パイレーツオブカリビアン・呪われた海賊たち」で死んだはずのバルボッサでした。
パイレーツオブカリビアン・デッドマンズチェストの謎をネタバレ考察!
パイレーツオブカリビアン・デッドマンズチェストのあらすじとラストを紹介しました。ここからは、拾いきれなかった謎や設定について、ネタバレ考察していきます。視聴時にはあらすじを追うだけで発見できなかったネタも、このネタバレ考察で、しっかりと確認してみてください。
ジャックのコンパスは壊れていたのかを考察
パイレーツオブカリビアン・デッドマンズチェストで、ベケット卿の欲しがっていたジャックのコンパスを、ウィルやエリザベスは口々に「壊れている」と言っていました。しかしそれでもベケット卿は、コンパスを欲しがっていました。一体コンパスはどうなっているのでしょうか?
本来、コンパスとは北の方角を指すことで、自分の居る位置や行きたい方角を調べるものです。ところが、ジャックのコンパスは北を指しません。そのことをウィルとエリザベスは知っていました。ですが、実はジャックのコンパスの機能は、北を指すことではありません。それは、「持ち主が欲しいと思っている物がある方角を指す」という機能です。それにより、ジャックはエリザベスの欲しい物=ウィルの居所を突き止めました。
最初、ジャックがデッドマンズチェストの鍵を探そうと言った時、コンパスはくるくると回っていました。これを見て、コンパスが壊れている、と考察した視聴者もいるでしょう。しかし、この時のジャックは、臆病な気持ちからジョーンズには関わりたくないと思っていました。なので、鍵を探すことにものり気になれず、コンパスは方角を示さなかった、と考察されます。
バルボッサが生き返った謎を考察
パイレーツオブカリビアン・デッドマンズチェストのラストで、まさかの人物が復活を果たします。バルボッサです。前作「パイレーツオブカリビアン・呪われた海賊たち」では、ジャックを裏切りブラックパール号の船長となっていましたが、ラストで命を落としています。豪快でいかにも海賊らしく、悪役の似合っている彼にはファンも多くいます。そんな彼が、なぜ今作で復活を果たしたのか、考察していきます。
これは、預言者ティア・ダルマの力でした。ティア・ダルマは、ブードゥー教の呪いを行うことができます。ブードゥー教は黒魔術などと呼ばれることもあり、死者を蘇らせることができると言われています。ティア・ダルマは預言者でもあるので、ジャックの身に起こることを予言できていたし、そのためにバルボッサを復活させていたと考察できます。
パイレーツオブカリビアン・デッドマンズチェストのあらすじネタバレまとめ
パイレーツオブカリビアン・デッドマンズチェストのあらすじを紹介し、謎の考察やネタバレをしていきましたが、いかがでしたでしょうか?前作に引き続き、デッドマンズチェストも多くの見どころがあり、細かいネタに考察を巡らせたり、ネタバレを検索したファンも多いはずです。そして、今作のラストには驚かれたファン方も多いことでしょう。今作の続きとなる第3弾は「パイレーツオブカリビアン・ワールドエンド」です。
「パイレーツオブカリビアン・ワールドエンド」のあらすじをネタバレすると、ブラックパール号とともに、怪物クラーケンに食べられてしまったジャックは、デイヴィ・ジョーンズの墓場にいました。そして、ジャックをウィル達が助け出し、ベケット卿の支配する海を舞台に新たな戦いへ挑みます。なんと、ジャックの父親も登場します。ぜひ、「パイレーツオブカリビアン・ワールドエンド」もチェックしてみてください。
パイレーツオブカリビアンシリーズは、全部で5作あります。その中でも今作は、前作の豪華なキャストをそのままに、ストーリーのボリュームもあり、多くのファンを魅了して大成功を納めました。この機会に、ぜひパイレーツオブカリビアンの全シリーズを、チェックしてみてはいかがでしょうか?考察やネタバレを知ることで、また新しい発見や楽しみ方があるかもしれません。