【進撃の巨人】シキシマはどんな人物?人類最強の男?リヴァイが登場しない理由も考察

実写映画「進撃の巨人」は、2015年に前篇・後篇の2部作で公開されました。本作に調査兵団のリヴァイは登場しませんが、代わりとしてオリジナルキャラクターのシキシマという調査兵団隊長が登場しています。シキシマ役は、2020年の大河ドラマ「麒麟がくる」の明智光秀役でも知られる長谷川博己が演じました。この記事では、実写映画「進撃の巨人」に登場するシキシマとは誰なのか詳しく解説していきます。

【進撃の巨人】シキシマはどんな人物?人類最強の男?リヴァイが登場しない理由も考察のイメージ

目次

  1. 進撃の巨人の実写映画版とは?
  2. 進撃の巨人のシキシマはどんな人物?人類最強の男?
  3. 進撃の巨人の実写版にリヴァイが登場しない理由
  4. 進撃の巨人のシキシマ役の実写映画のキャストは誰?
  5. 進撃の巨人のシキシマに関する感想や評価
  6. 進撃の巨人のシキシマまとめ

進撃の巨人の実写映画版とは?

進撃の巨人の原作情報

「進撃の巨人」は、講談社が刊行する少年誌「別冊少年マガジン」で2009年から連載されている作品です。2020年4月には、コミックス31巻が発売されました。人間を食べる巨人によって人類は、長年壁の内側での生活を余儀なくされていました。

主人公のエレンは、真の敵は誰なのか調べ、自由を勝ち取るため兵士となり巨人に立ち向かいます。アメリカや韓国でもベストセラーとなりました。2013年にはアニメ第1期、2017年にはアニメ第2期、2018年にはアニメ第3期パート1、2019年にはパート2、2020年にも続編の放送が予定されています。

進撃の巨人の実写映画版の概要

実写映画「進撃の巨人」は、前篇の「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」、後篇の「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド」と2部構成で制作され、2015年に公開されました。撮影は主に、長崎県の軍艦島で行われました。主役のエレン役には三浦春馬、エレンの幼なじみでヒロインのミカサ役は水原希子が演じています。脚本には渡辺雄介と町山智浩、監督は樋口真嗣が務めています。

進撃の巨人 作品公式サイト

進撃の巨人のシキシマはどんな人物?人類最強の男?

シキシマは人類最強の男?

実写映画「進撃の巨人」にリヴァイは登場しません。リヴァイは、一般的な兵士の4000人ほどの実力を持つと評されており、クールで冷静沈着な判断ができることから、周囲からも一目置かれています。低迷していた民衆の調査兵団への期待を高めたのも、リヴァイの存在が大きいとされています。実写映画「進撃の巨人」に登場するシキシマは、原作にはいないため誰なのか困惑する声も多くありました。

実写映画「進撃の巨人」の長谷川博己演じるシキシマは、全滅したとされていた調査兵団の隊長を務める人物です。リヴァイと同じく人類最強の男という異名を持つため、彼がリヴァイの代わりとして登場したキャラクターであるとされています。

壁の外にいる巨人は軍が人工的に作りあげた存在であり、正体が人間であることを知っていました。鎧の巨人の力を持つ人物であり、内地の壁を壊して政府にクーデターを起こそうと目論んでいました。

シキシマの作中での活躍

登場シーン

モンゼン地区の壁が超大型巨人に破壊された後、ミカサと行き別れたエレンは、兵士になります。農業が盛んだったモンゼン地区が陥落したことで、住人は食糧難に苦しんでいました。すぐにでもモンゼン地区を取り戻す必要があり、外壁修復作戦が決行されることになります。オモテマチ地区にある爆薬を利用して、穴の開いた壁の上部を破壊し、その破片で埋めるという作戦でした。

外壁修復作戦は、先鋭部隊とされていた調査兵団も失敗して全滅した作戦でした。今回この作戦を遂行するのは、寄せ集めの兵であり、状況は絶望的に思われました。外壁修復作戦に参加する兵士たちは、夜中に爆薬のあるオモテマチへと向かいます。オモテマチより先には、人類最強の男・シキシマと女神という異名を持つ女性兵士がいるといいます。女神とされる誰かわからない兵士は、短期間で凄まじい巨人討伐数を誇っていました。

赤ん坊の鳴き声を聞いたヒアナは、1人部隊から離れて助けに向かい、それをエレンも追いました。しかし、赤ん坊の声の正体は巨人であり、驚いたヒアナは悲鳴をあげ周囲の巨人を呼び寄せてしまいます。巨人から逃げる中、シキシマが駆けつけ、巨人のうなじの肉を削ぎ落としました。シキシマは、亡くなったと思われていたミカサと一緒にいました。女神と呼ばれる兵士の正体は、ミカサでした。

ラブシーン

外壁修復作戦を結構するため、エレンたち兵士は、オモテマチにある爆薬をとりにいきます。しかし、爆薬は反乱を阻止するためクバル主管が別の場所に隠していました。シキシマは、エレンに真の敵は巨人ではないと口にします。しかし、真の敵は誰なのかその場では教えてくれませんでした。2年前、モンゼン地区が陥落した時、ミカサは地面に落ちた赤ん坊を助けるために逃げ遅れ、消息がわからなくなっていました。

エレンはミカサは死んだと思っていましたが、彼女は、シキシマと共に登場し巨人を倒す兵士となっていました。1人ピアノを弾くミカサに声をかけ、生きていたことを喜びます。しかし、ミカサが当時助けようとした赤ん坊は亡くなり、ミカサも腹に大きな傷を残すこととなりました。

そこへシキシマが登場し、かじったりんごを彼女に差し出します。ミカサは、シキシマから差し出されたりんごを口にしました。恋人のようなやりとりに、エレンは悔しながらにその場を後にします。

シキシマの目的

巨人化したエレンは、警戒されクバル主管に殺されそうになります。ミカサやアルミン、ソウダは、エレンを庇いますが、クバル主管は決定を変えようとはしませんでした。そこへ鎧の巨人が現れ、エレンを連れて外へと逃げ出します。目覚めたエレンは、真っ白い部屋におり、そこにはワインのボトルとグラスを持ったシキシマの姿もありました。シキシマは、鎧の巨人からエレンを救出したのだと説明します。

シキシマは、なぜ世の中に巨人が出没したのかをエレンに説明します。巨人の正体は、人間でした。もともと軍が人体実験を経て人工的に作られたものでしたが、ある時原因不明の暴走を起こし、巨人が世に大量に出現してしまったといいます。いつどこで誰が巨人になるのかわからず、人々は懐疑的になり争って殺し合ったのでした。巨人になれる因子を持っていなかった人は、壁を作りその中で生活するようになります。

壁の中では、強者や弱者、支配階級が誕生したのだといいます。2年前、超大型巨人が出現してモンゼン地区の壁を破壊したのも、壁外調査を中止するために政府が行ったことでした。抑圧的だった政府に向かっていた不満を、巨人に向けさせる狙いもありました。シキシマは、今回の外壁修復作戦も、成功せず終わるだろうと考えていました。シキシマは、政府にクーデターを起こす計画があり、エレンを仲間に引き入れようとします。

シキシマの正体

シキシマは、エレンに巨人がこの世に蔓延る理由や、政府の思惑を話して聞かせます。そして、全滅したと思われていた調査兵団の元へ連れていきました。シキシマの考えに賛同した調査兵団は、裏でクーデターに備えて動いており、武器や爆薬も十分用意されていました。クーデターの計画内容は、政府の役人たちがいる内地の壁を破壊して、外にいる巨人を向かわせようというものでした。

一方、外壁修復作戦班は、モンゼンにある不発弾を利用して壁の穴を塞ごうと考えていました。エレンは、誰彼構わず死者が出るであろうシキシマのやろうとしていることには賛同できないとして、外壁修復作戦班側につきました。シキシマは、自身の胸に武器を刺し、鎧の巨人になり、不発弾を手にして内地の壁に向かおうとします。巨人化したエレンは、シキシマを止めるべく戦いました。

シキシマを倒した後、エレンたちは外壁修復作戦を実行に移します。そこへ、作戦を邪魔するため死んだと思われていたクバル主管が現れます。クバル主管は、内地での生活を提供する代わりに、壁を守ることと、エレンを引き渡すことを要求します。

エレンたちは、要求を拒否し超大型巨人になったクバル主管と戦うことになります。戦いが激化し、エレンがピンチに陥る中、爆弾を抱えた鎧の巨人・シキシマが駆けつけます。シキシマは、持っていた爆弾を超大型巨人の口の中へ投げ入れ、自爆し命を落としました。

シキシマは戦艦から名前を取った?

「進撃の巨人」のヒロインのミカサは、日本海軍が日露戦争で使った敷島型戦艦の三笠が名前の由来となっています。実写映画「進撃の巨人」のシキシマの名前の由良は、この敷島型戦艦なのではないかと推測されています。

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進撃の巨人の実写版にリヴァイが登場しない理由

リヴァイが登場しない理由は苦情を避けるため?

実写映画「進撃の巨人」には、最強の兵士・リヴァイが登場しません。そのため、原作には登場しないシキシマとは誰なのか疑問の声が多く上がりました。「進撃の巨人」では、公式で人気キャラクター投票を過去3回行ってきました。リヴァイの順位は、1回目と2回目が1位、3回目が2位といずれもトップ2にランクインしています。一般的に実写映画は、ハードルが高いとされています。

すでに原作ファンがついており、登場キャラクターや作品のイメージを崩してしまうと、批判の対象となりえます。リヴァイは、特に高い人気を誇るキャラクターであるため、原作ファンの苦情や批判を回避するため、あえて登場させず代役となる全く別のキャラクターを登場させたという可能性もあります。

映画評論家・町山智浩が語る真実

『ヴ』って日本っていうか、東洋の方の音にないもの

引用元は、映画評論家であり本作の脚本も務めた町山智浩が、実写映画「進撃の巨人」について語った一部分です。ヴの発音が東洋にはないということで、不自然さを感じさせないためにリヴァイを登場させず、代役となる別キャラクター・シキシマを登場させた可能性もあります。

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進撃の巨人のシキシマ役の実写映画のキャストは誰?

長谷川博己のプロフィール

実写映画「進撃の巨人」でシキシマ役を演じた俳優は、ハセヒロの愛称で親しまれる長谷川博己でした。映画やドラマの他に、舞台でも活躍しています。長谷川博己は、1977年3月7日生まれ、東京都の出身です。舞台俳優として活動後、2007年にフォスターの所属タレントになり、その後芸能事務所・ヒラタオフィスに移籍しました。

2011年に妄想癖があるけれど生徒の悩みに真摯に向き合う教師を主人公にしたドラマ「鈴木先生」で主演に抜擢され、高視聴率を記録した人気ドラマ「家政婦のミタ」で阿須田恵一役を演じ一躍注目を集めます。その後も数々の主要キャストに抜擢され、2020年にはNHK大河ドラマ「麒麟がくる」で主演の明智光秀役を演じました。

長谷川博己の主な出演作品

長谷川博己の代表的な出演作に、「海月姫」鯉淵修役、「記憶の中のミライ」竜崎徹役、「BOSS」川野昭夫役、「七瀬ふたたび」武田雄司役、「運命の人」鯉沼玲役、「夏目漱石の妻」夏目金之助役、「小さな巨人」香坂真一郎役、「まんぷく」立花萬平役、「サムライマラソン」板倉勝明役、「散歩する侵略者」桜井役、「二重生活」石坂史郎役、「ラブ&ピース」鈴木良一役、「舞妓はレディ」京野法嗣役などがあります。

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進撃の巨人のシキシマに関する感想や評価

実写映画「進撃の巨人」に登場する長谷川博己演じるシキシマの評価や感想を紹介していきます。シキシマは、世に蔓延る巨人が、人工的に作りあげられた存在であり、その正体が人間であることも知っていました。当初から、含みのある物言いをしており、ミステリアスな雰囲気を醸し出していました。シキシマ役の長谷川博己の演技が迫力があってよかったという感想も多くありました。

実写映画「進撃の巨人」に登場するシキシマは、リヴァイの代わりとして登場する全く異なるキャラクターです。リヴァイが好きという人の感想の中でも、長谷川博己演じたシキシマがかっこよかったといった感想も多くありました。

外壁修復作戦を遂行するため、巨人化したエレンは不発弾を持って穴のあいた壁に向かい、壁によじ登って爆弾をセットします。しかし、そこへ超大型巨人の能力を持つクバル主管が現れました。鎧の巨人となったシキシマは、超大型巨人の口の中に持っていた爆弾を投げ込み共に自爆して亡くなります。ラストシーンが泣けたといった感想もありました。

シキシマは、原作には登場しないため、誰なのかという疑問の声が多く見られたキャラクターでした。シキシマは、作中で人類最強の男とされており、華麗なアクションシーンがあります。シキシマ役を演じた長谷川博己の演技に迫力があったといった感想も多くありました。

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進撃の巨人のシキシマまとめ

実写映画「進撃の巨人」に登場する人気俳優の長谷川博己が演じたシキシマとは、誰なのか解説してきました。巨人が人工的に作られた存在であり、正体が人間であることも知っていました。そして、政府にクーデターを仕掛けることを目論んでいました。作中での活躍や、ラストにもご注目ください。

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