【進撃の巨人】地下室にグリシャが残した謎をネタバレ!衝撃の真実と世界の真相とは?

『進撃の巨人』の主人公・エレンはいつも鍵を持ち歩いていました。その鍵はエレンの父・グリシャのもので、巨人の謎や真実について知るために重要なものだといわれていました。調査兵団はその鍵が使える地下室を目指して命がけでシガンシナ区を奪還しました。この記事では、『進撃の巨人』で地下室に到達したエレン達は何を知ったのかネタバレを紹介します。また、ネタバレを紹介しながら考察などもまとめています。

【進撃の巨人】地下室にグリシャが残した謎をネタバレ!衝撃の真実と世界の真相とは?のイメージ

目次

  1. 進撃の巨人とは?
  2. 進撃の巨人の地下室にグリシャが残した謎や真実・世界の真相1つ目
  3. 進撃の巨人の地下室にグリシャが残した謎や真実・世界の真相2つ目
  4. 進撃の巨人の地下室にグリシャが残した謎や真実・世界の真相3つ目
  5. 進撃の巨人の地下室にグリシャが残した謎や真実・世界の真相4つ目
  6. 進撃の巨人の地下室にグリシャが残した謎や真実・世界の真相5つ目
  7. 進撃の巨人の地下室にグリシャが残した謎や鍵が明かされるのは何話?今後は?
  8. 進撃の巨人の地下室にグリシャが残した謎に関する感想や評価
  9. 進撃の巨人の地下室にグリシャが残した謎ネタバレまとめ

進撃の巨人とは?

進撃の巨人の概要

『進撃の巨人』とは巨人と人間の戦いを描いた作品です。別冊少年マガジンで2009年から連載されており、アニメ化や映画化を果たすほどの人気作品です。アニメ化をきっかけに全国的に人気となり、メディアで紹介されるなど社会現象を巻き起こしました。2011年には第35回講談社漫画賞の少年部門を受賞するなど業界でも高評価されている漫画です。

進撃の巨人のあらすじ

『進撃の巨人』の主人公のエレン・イェーガーは、50mの壁に囲まれて暮らしていました。壁の向こうには人間を捕食する巨人がいて危険なのですが、エレンはいつか壁の外へ出たいと思っていました。しかしある時壁が破壊されて巨人が侵入し、人々を蹂躙しました。エレンはこの時に目の前で母を亡くし、巨人への憎しみをつのらせます。しかしその5年後、2度目の巨人の侵攻でエレン自身が巨人になってしまうのでした。

TVアニメ「進撃の巨人」Season 3

進撃の巨人の地下室にグリシャが残した謎や真実・世界の真相1つ目

ネタバレ考察①エルディア人の始祖・ユミルが「大地の悪魔」と契約

『進撃の巨人』のエレンの地下室の鍵で発見された手記には始祖ユミルについて書かれていました。それまで始祖ユミルに関してはそこまで詳しく描かれることはありませんでした。地下室にあった手記にはグリシャが父からエルディア人の起源を聞いているところで詳しく説明されています。グリシャの父の説明では、1820年前にユミルが大地の悪魔と契約して巨人の力を得たと語っています。

ユミルはエルディア帝国を築き、マーレを滅ぼして大陸を支配します。力を手に入れたユミルの民は他の人種を下等生物とみなして弾圧したのです。エルディア人は民族浄化を目的として他の国の人々に無理やり子供を産ませるなどの暗黒時代が1700年続きました。このような過去を持つことから、エルディア人はマーレだけでなく他の国々から嫌われているのです。

しかしその後グリシャはエルディア復権派へと所属し、マーレ軍にスパイとして潜入しているフクロウからユミルに関する新しい資料を手に入れます。その資料は古代文字で書かれているため解読できませんでしたが、グリシャ達はきっとユミルは戦争ではなく人々に富をもたらしたのだと都合よく解釈しました。

地下室の手記だけではどちらが本当の歴史なのか謎のままでしたが、その後『進撃の巨人』の30巻でユミルの過去が明らかになります。ユミルは元々奴隷で、悪魔と契約したわけではなくたまたま謎の生物によって巨人の力を与えられます。それを利用したのがその時ユミルを奴隷として扱っていた王でした。王はユミルを妻として迎えますが、その後もユミルのことを奴隷扱いして戦いに利用しました。

確かにユミルの巨人の力によって戦争に勝ち、民には富を与えました。しかしそれはすべて王による指示で、ユミルが望んでやったことではなかったようです。実際にユミルの過去が明らかになった後、「お前は奴隷じゃない 神でもない ただの人だ」という人として受け入れるようなエレンの言葉にユミルは突き動かされます。

ネタバレ考察②ユミルの死後

エレンの地下室の鍵で手に入れた手記にはユミルの死後についても語られました。グリシャの父の説明では、ユミルは死後「九つの巨人」に魂を分けたと説明しています。それが鎧の巨人や超大型巨人などの知性の巨人といわれる巨人達です。民族浄化などはユミルの死後に行われたといわれています。このマーレに伝わるユミルの死後も真実とは異なる点があります。

『進撃の巨人』の30巻で描かれたユミルの過去では、心臓を貫かれても巨人の力によって無事だったユミルがついに亡くなってしまいます。ユミルはマリア・ローゼ・シーナという娘を授かっていました。王は娘たちに能力を引き継がせるために、ユミルの死体を捌いて背骨を娘たちに食べさせたのです。そして娘たちにユミルの血を絶やさないように言いました。

娘だけでなくその孫も背骨を食べ続けたことで、最終的に能力が9つに分かれたようです。その瞬間からユミルは座標の中でずっと奴隷として縛られ続けてきました。死後もフリッツ家の言いなりにならなければならず、1800年以上ユミルは奴隷としてされるがままでした。

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進撃の巨人の地下室にグリシャが残した謎や真実・世界の真相2つ目

ネタバレ考察①エルディア国は内戦状態に

エレンが持っていた地下室の鍵で手に入れた手記によって、エルディア国がどのようにして滅んでいったのかその謎が明らかになりました。まず手記に書かれていたグリシャの父の説明では、マーレがエルディアへ内部工作をして内戦をもたらしたと語っています。こうしてエルディアを内部から弱体化させ、マーレは「九つの巨人」のうち7体を味方につけることができました。

そして80年前に勃発した巨人大戦でついにマーレは勝利を収めました。敗北したフリッツ王はパラディ島に高い壁を築いてそこに国民と共に逃げ込みました。その時エルディア人全員が逃げたわけではなく、非マーレ派の残党は敵地に残されました。それがマーレや各国に残るエルディア人です。その後グリシャがエルディア復権派に入り、ダイナとの出会いで新たなる真実が判明します。

ダイナは始祖の巨人を持つフリッツ王は全ての巨人を支配できると言いました。しかし不戦の契によってフリッツ王は戦うことを拒みます。ダイナはそんな王の意向に反対した王家の血筋の者でした。ここでマーレに伝わっているフリッツ王とダイナが語るフリッツ王の人物像が違う事がわかります。マーレはフリッツ王は好戦的であるかのように話していましたが、ダイナはフリッツ王は戦いを拒んだと語っています。

どちらが正しいのかその真実が明らかになったのは『進撃の巨人』25巻で描かれたタイバー家の演説です。マーレでは英雄へーロスと戦鎚の巨人を持つタイバー家が手を組み、フリッツ王をパラディ島へと追いやったと信じられてきました。しかし実際に戦争を終結させて平和をもたらしたのはフリッツ王だったことが判明します。

戦いに疲弊したフリッツ王はタイバー家と手を組み、マーレ人のへーロスを英雄に仕立て上げました。実は同族同士の内戦はへーロスが活躍する前にも勃発していました。フリッツ王は残虐な歴史や同族同士の戦争を悲しんでいたのです。これにより、マーレで伝わっていた歴史は覆されることになります。

ネタバレ考察②3つの壁が作られた

グリシャの父の解説でも登場しましたが、フリッツ王は戦争に負けた後3つの壁を作りました。マーレでは3つの壁を作って逃げ込んだと伝えられてきましたが、タイバー家の演説によるとエルディアが同士討ちをしたタイミングで出来る限りのエルディア人を連れてパラディ島に向かったと語っています。

フリッツ王はもし他の国々がエルディア人の殲滅を願うのであればそれに従うと言いました。それまで壁の中で争いのない平和な国を築かせてほしいと言って3つの壁を築いたのです。マーレでは壁の中の超大型巨人が襲ってくるという言い伝えがあったのでパラディ島に手が出せませんでしたが、それは間違いだったのです。

フリッツ王は不戦の契りを生み出してまでも戦いを拒み、罰を受ける覚悟を持っていました。しかし、エレンの存在によってマーレが恐れていた壁の中の超大型巨人による地鳴らしが実現してしまいます。ちなみにフリッツ王がなぜ幾千もの超大型巨人を使って壁を築いたのかは明らかになっていません。

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進撃の巨人の地下室にグリシャが残した謎や真実・世界の真相3つ目

ネタバレ考察①壁内人類は記憶を改ざんされた

『進撃の巨人』ではシガンシナ区を奪還し、グリシャの地下室の鍵によって始祖の巨人の能力についての謎が明らかになりました。実は以前から、始祖の巨人は人々の記憶を改ざんできるのではないかと考察されていました。なぜかというと、壁の中の文明が100年間全く変わっていなかったからです。そして人々は100年前の記憶や歴史を持っていません。

また、外の世界について描かれた本などは全て処分されていました。技術の進歩も重罪となり、気球で空に上がろうとしたアルミンの両親は中央第一憲兵団に殺されています。国は頑なに外に出ることを禁止していました。このことからパラディ島の人々は記憶を失い、技術が進展しない文明の中で生きているといわれていました。そしてレイス家の過去によって実際に記憶の改ざんが行われたことが判明します。

その過去改ざんの影響を受けないのがアッカーマン家と東洋人でした。記憶を失わないアッカーマン家と王の思想に反対した東洋人は危険視され、長い間人種差別されてきました。それに対してパラディ島の外で育ったグリシャは100年以上前の資料を手に入れており、エルディア人がパラディ島に逃げ込んだ話など当たり前のように知っていました。

これはマーレの洗脳教育によるものでもありますが、唯一中立の立場に居たタイバー家にも100年以上前の真実が語り継がれていました。このことから記憶改ざんの影響を受けたのはパラディ島のエルディア人のみだということが分かります。ちなみにマーレの洗脳教育を受けてきたエルディア人は、パラディ島にいるエルディア人を「悪魔」と呼んでいました。

ライナー達はパラディ島には「悪魔」がいると信じて潜入してきたので、真実を知らずに普通の人間と変わらず生きている人々に驚きました。ライナーに至っては、マーレの戦士として調査兵団の仲間を殺さなければならないという重圧により2重人格のようになってしまいました。

ネタバレ考察②壁外の人類は滅亡していない

『進撃の巨人』ではまだ壁外調査をしていた頃は巨人によって人類は滅亡し、生き残った人類だけが壁を築いて平和に暮らしていると信じられてきました。しかし、それまで巨人に蹂躙されていたはずなのに50mもある壁をどのようにして建設したのか謎でした。その謎も地下室の鍵で入手した手記で真実が判明しました。エレン達が住む国はパラディ島にあります。

無垢の巨人がいるのはパラディ島だけで、実は海の向こうに人類は存在していたのです。エレン達はパラディ島の巨人達を殲滅したあと初めて海を見ます。そして海の向こうにさらなる敵がいることを知りました。その後エレンはヒィズル国の助けを借りながら外交に挑み、内密にマーレの兵士として潜入しました。

そこで異母兄弟であり、獣の巨人の能力を持つジークと接触します。ジークと接触した理由はグリシャの手記によってジークが王家の血筋であることを知ったからです。グリシャの手記で人類が滅亡していないと判明したことは、後にエレンがジークを利用して始祖の巨人の能力を使うシーンにも繋がってきます。

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進撃の巨人の地下室にグリシャが残した謎や真実・世界の真相4つ目

ネタバレ考察①パラディ島に眠る地下資源

『進撃の巨人』でエレンが持っていた地下室の鍵でも真相が明らかになっていないものもあります。地下室の鍵で入手した手記には主にグリシャの過去や始祖ユミル、そして無垢の巨人の正体が描かれていました。しかしパラディ島に眠る地下資源については触れられませんでした。パラディ島の謎の資源は、レイス家が代々始祖の巨人を継承していた地下にありました。

この地下資源についての真相は謎ですが、ヒストリアとエレンが接触した時に見えたグリシャの記憶にもこの地下資源が眠る場所が登場しました。グリシャは絶望的な表情をしながら巨人化し、始祖の巨人のフリーダを食べました。その一連の出来事があったのが地下資源で出来た巨大な空間でした。

おそらくこの地下資源は巨人が生み出したものだといわれており、エネルギーを消費しない光る鉱石でできていました。ロッド・レイスの巨人を討伐した後、この光る鉱石は一般市民にも還元されます。1日中光り続けるので人々は日中だけでなく夜も働けるようになり、生産性が上がりました。また、ライトのように使うことで調査兵団は巨人が眠る夜も壁外を調査することができるようになりました。

このように光る鉱石は人々の生活に大きな影響を与えました。ただこの光る鉱石はエレンの硬質化とは少し違うようです。なぜかというと、ロッド・レイスが討伐された後に作中で書かれた解説では、レイス家が残した光る鉱石とエレンの硬質化について別々に説明されていたからです。エレンの硬質化は光る鉱石とは違い、新たな武器を生み出したと書かれていました。

実際にエレンの硬質化能力によって人が直接巨人に立ち向かわなくても討伐できる兵器が開発されました。どちらも巨人から生み出された鉱石ですが、性質は全く違うようです。この光る鉱石と同じような鉱石はもう一つあります。それが107話で登場した氷爆石です。氷爆石とは、立体機動装置の燃料となっている鉱石でパラディ島以外では採掘されたことがない未知の地下資源です。

パラディ島には、はるか昔巨人の力によって生み出された燃える石や光る石があるとジークが語るシーンがあります。巨人によって生み出された鉱石は、今回発見された光る鉱石の他に燃料として使える氷爆石、そして硬度が高いのに軽いといわれる黒金竹がそれに該当するといわれています。巨人の硬質化とは全く別の代物なら、どのように生み出すことができるのか今後明らかになっていくのかもしれません。

ネタバレ考察②巨人はマーレが送り込んでいた?

地下室の鍵で入手したグリシャの手記を読んだエレンは、進撃の巨人の本来の能力に目覚め始めます。そのシーンは『進撃の巨人』の22巻で描かれました。22巻ではジークがエルディア復権派の両親をマーレ軍に売ったところから始まります。グリシャ以外のエルディア復権派も捕まり、マーレは拷問によってスパイのフクロウの存在についての情報を掴みました。

エルディア復権派は東のマーレの敵国と手を組んでいましたが、それも筒抜けの状態となってしまいました。全ての情報を吐き出させたところでエルディア復権派は用無しとなり、ある島へと連れて行かれます。そこが「楽園」と呼ばれる場所でした。「楽園」には巨人よりもはるかに高い壁がそびえ立っており、エルディア復権派はそこに縛られたまま座らされます。

そこでマーレ軍の男はグリシャにエルディア人反逆者の流刑地である「楽園」について説明します。この「楽園」とはエレン達の住んでいるパラディ島のことで、ここで無垢の巨人になることがエルディア人への終身刑でした。知性のない巨人となり人を食らうだけを死ぬまで続けることになるのです。ただ無垢の巨人になると自力で死ぬことはできないため、終身刑といわれているようです。

グリシャを残し、エルディア復権派の仲間たちは次々と無垢の巨人にされてしまいます。マーレ軍で刑の指示を出している小太りの男をグリシャは知っていました。昔妹を殺したマーレ当局の男だったのです。そしてグリシャにエルディア人の終身刑について語った男も昔会ったことがありました。その時、妻のダイナが連れてこられます。ダイナは王家の血筋なのでマーレにとっても重要な存在です。

しかしそれを言おうとするとマーレ軍の男に口止めされてしまい、ダイナまでも無垢の巨人になってしまいました。このようにしてマーレ軍はエルディア人の反逆者達をパラディ島へと連れて行き、次々と巨人化させていったのです。エレン達の住む街にそびえ立つ壁の外にいた巨人はみんな終身刑となったエルディア人で、この時に登場した元エルディア復権派の巨人達は過去の襲撃時にも登場しています。

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進撃の巨人の地下室にグリシャが残した謎や真実・世界の真相5つ目

ネタバレ考察①巨人の正体は人間

グリシャの地下室の鍵で見つけた手記をきっかけに、エレンがグリシャの記憶を見たことで巨人の正体が人間であることが判明しました。地下室の鍵によって真実は明らかになりましたが、実はそれ以前にも無垢の巨人の正体は人間なのではないかという考察が度々されてきました。その理由は、知性の巨人が元々人間だからです。

知性の巨人は自傷することで巨人化することができます。ただ、無垢の巨人は項を切っても人は入っていないため、無垢の巨人が人間であるという確証にはいたりませんでした。その後コニーの出身地であるラガコ村に寝たきりの巨人が発見されてから、無垢の巨人の正体が人間だという説が濃厚になりました。

なぜなら壁の中にあるはずの古城が突然出現した巨人に襲われた時、巨人はラガコ村周辺から発生したといわれていたからです。さらにはその寝たきりの巨人の顔がコニーの母親そっくりでした。なぜラガコ村の人々が巨人になったのか、その真実が明らかになったのはジークがエレンと手を組んでからです。ジークは自分の脊髄液をラガコ村の人々に摂取させて無垢の巨人にしました。

知性の巨人は体を巨人から剥がすことで巨人化を解くことができます。しかし無垢の巨人の場合は、巨人の状態から人間に戻る方法は明らかになっていません。1800年以上の歴史を持つ巨人はパラディ島内だけでなく海外でもその研究がされてきましたが、無垢の巨人を人間に戻す方法は見つかっていないようです。ちなみに巨人化できるのは知性の巨人の脊髄液を摂取したエルディア人のみで他の人種は巨人になれません。

ネタバレ考察②楽園送り

『進撃の巨人』で「楽園」という言葉が初めて登場したのは、グリシャの地下室の鍵で手に入れた手記の中です。グリシャは元々マーレで迫害されていたエルディア人でした。その自覚を持っていなかったグリシャは妹を連れて無断でレベリオ収容区を出てしまいました。基本的にエルディア人が収容区を出る時には外出許可証を持っていなければいけません。

外出許可証を持っていなかったグリシャは、マーレ治安当局の男に罰として労働か制裁を選べと言われます。グリシャは妹を無理やり連れ出したのは自分だから、妹の分も自分に制裁してくれと言いました。グリシャはクルーガーという男に制裁を受け、その間にもうひとりの男が妹を収容区へと連れて行きました。制裁が終わった後、クルーガーはグリシャに「外で腕章を外したエルディア人は楽園送りだからな」と言います。

この時初めて「楽園」という言葉が出ました。ただしここでは「楽園」がどのような場所なのかは不明でした。その後帰っているはずの妹は殺されており、最後に一緒にいたはずのマーレ当局の男は「レベリオ収容区の手前まで送った」と嘘をつきました。それどころか、子供がエルディア人としての立場を理解していないことについて両親に注意したのです。

その後父によってエルディア人が過去にどれほど重い罪を犯してきたのか教えられます。しかしそれは昔の出来事でグリシャも妹も悪いことをしたことがありません。その怒りをぶつけると、父は「そんなに父さんと母さんと一緒に楽園に行きたいのか?」と言いました。この言葉で「楽園」とは名ばかりに、エルディア人が処刑されるようなところであることが考察できます。

その後グリシャは医者となりますが、そこでエルディア復権派のグライスと出会いました。グリシャはエルディア復権派に入り、やがてその中心人物となります。その後の物語はエレンが見たグリシャの記憶に引き継がれます。グリシャはジークの告発によっていよいよ「楽園」送りになりました。その「楽園」こそがパラディ島だったのです。

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進撃の巨人の地下室にグリシャが残した謎や鍵が明かされるのは何話?今後は?

地下室にグリシャが残した謎が明かされるのはアニメ何話?

グリシャの地下室の鍵によって真実が明らかになるのはアニメ『進撃の巨人』のシーズン3の57話「あの日」です。ちなみにグリシャの過去や真実が描かれた57話が放送されたのがちょうど父の日だったことでも話題になりました。57話では、グリシャの幼少期から進撃の巨人の能力をクルーガーから受け継ぐところまでが描かれました。

地下室にグリシャが残した謎が明かされるのは原作何話?

漫画でグリシャの地下室の鍵によって真実が明らかになるのは『進撃の巨人』の86話「あの日」から88話「進撃の巨人」までです。地下室の鍵を使って発見された手記からは主にジークが告発するところまで描かれ、その後はエレンが見たグリシャの記憶として描かれました。エレンが見たグリシャの記憶では、始祖の巨人の正体などがクルーガーの口から語られました。

地下室の謎から予想される今後ネタバレ予想

地下室の鍵で発見された手記では様々な真実が明らかになりましたが、同時に他の伏線も張られました。例えば巨人の正体です。クルーガーは自分の役割を果たすためにフクロウとしてマーレ軍に潜入し、そしてあえてグリシャの妹を助けませんでした。それはグリシャの中の憎悪を掻き立ててエルディア復権派に入らせ、ゆくゆくは進撃の巨人の能力を引き継がせるためでした。

クルーガーはグリシャに能力を継承する前、始祖ユミルについて語りました。ユミルの民は空間を超越した道で座標へと繋がっていると言いました。後にエレンが始祖の巨人の能力でエルディア人だけに話しかけるシーンがあるのですが、これは座標へと繋がっている道があるからエルディア人にのみにエレンの意志を伝えることができると考えられています。

そしてユミルの巨人の能力は、「悪魔の使い」や「神がもたらした奇跡」によって授けられたものだと言い伝えられていますが、クルーガーは最後に「有機生物の起源と接触した少女」と言います。この伏線は後のユミルの過去で真実が明らかになります。まさにクルーガーが言っていた「有機生物の起源」のような物体と接触したことでユミルは巨人の力を得たのです。

ただ、この「有機生物の起源」が一体何なのかは明らかになっていません。考察では、「ハルキゲニア」という古代の生物がモデルになっているといわれています。実際に漫画で描写された「有機生物の起源」らしきものと「ハルキゲニア」はそっくりです。

進撃の巨人の最終回をネタバレ予想

『進撃の巨人』はパラディ島の巨人を殲滅して地下室の鍵の謎を解き明かし、エレン達が海を見たところで終わると思われていました。しかし物語はマーレ編へと続き、巨人と人間との戦いから現在では人間同士の戦いが描かれています。エレンはいよいよ始祖の巨人の能力を自分の思うままに操ることができるようになり、壁の中の硬質化を解いて超大型巨人を動かしました。

そしてパラディ島以外の人々を地鳴らしによって全て駆逐すると宣言しました。エレンの目的はあくまでもパラディ島のエルディア人を守ることなので、海外にいるエルディア人も殺戮の対象となっています。この事態を受けて一部のマーレ人とミカサ達は一時的に手を組むことになります。最終回は予想しにくい状態ですが、『情熱大陸』では物語の最後のコマが公開されました。

それは男性が赤ん坊を抱いて「お前は自由だ…」と言っている姿でした。このラストシーンから、抱かれている子供はエレンとヒストリアの子供説、グリシャと赤ん坊のエレン説、エレンとその子供説など様々な考察がされました。現在のストーリーはエレンが地鳴らしをするという絶望的な展開が続いていますが、ラストシーンは希望があるように感じられます。

このことから、エレンの本当の目的は地鳴らしではなく巨人の能力の解放で、最終回は巨人の力が消えてしまうのではないかと考察されています。ラストシーンはグリシャと赤ん坊のエレンで、進撃の巨人の能力者であるエレンが最後に見た記憶だといわれています。

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進撃の巨人の地下室にグリシャが残した謎に関する感想や評価

アニメ『進撃の巨人』のシーズン3では、エレン達がいよいよシガンシナ区を奪還して地下室に向かうシーンが描かれます。『進撃の巨人』のシーズン3が始まった当初はどこまで描かれるのか不明だったので、グリシャの過去も描かれると知って嬉しい声はあるものの、グリシャの壮絶な過去が明かされるので素直に喜べないという方もいました。

『進撃の巨人』の121話では地下室にあった手記の伏線が回収されました。121話をネタバレすると、エレンが進撃の巨人と始祖の巨人の能力を使ってグリシャの過去に干渉していたことが判明しました。121話が収録されている30巻は地下室にあった手記の伏線がたくさん回収されたので、発売後SNSで話題になりました。

地下室ではグリシャの過去と巨人の謎や真実が明らかになりました。グリシャは、見方によっては悪にも正義にもなり得るような行動をしていました。『進撃の巨人』では特にマーレ編から善悪を単純に決められるようなストーリーではなくなります。そのため、グリシャの過去も含めストーリーには深く考えさせられるという声がたくさんありました。

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進撃の巨人の地下室にグリシャが残した謎ネタバレまとめ

『進撃の巨人』で長年謎だった地下室の鍵によりグリシャの手記が発見されたことで物語は大きく動きました。グリシャの過去編は、これまでの伏線が一気に回収された見応えのあるシーンとなっていました。手記の内容やエレンが見たグリシャの記憶の中でもまだ真実が明らかになっていない伏線はたくさんあるので、今後のストーリーにも注目です。

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