2020年03月16日公開
2020年03月16日更新
ピーターパンの実写版映画のあらすじ・キャストまとめ!主題歌や吹き替え俳優は?
「PAN ネバーランド、夢のはじまり」は、知る人ぞ知る名作「ピーターパン」の実写映画です。CG技術を駆使した美しい世界や、ヒュー・ジャックマンが悪役を務めたことでも話題となりました。原作の「ピーターパン」と実写映画とでは、どのような違いがあるのでしょうか。この記事では、ピーターパンの実写映画「PAN ネバーランド、夢のはじまり」のあらすじや、俳優、吹き替え版のキャスト、主題歌などを紹介していきます。
目次
ピーターパンの実写「PAN ネバーランド、夢のはじまり」とは?
ピーターパンの実写版映画の概要
2015年に公開された「PAN ネバーランド、夢のはじまり」は、名作「ピーターパン」の実写映画です。悪役は黒ひげという海賊であったり、フックはピーターの相棒であるなど、一般的に知られている「ピーターパン」のストーリーや設定とは異なります。
ピーターパンの実写版映画の予告編動画
こちらが、実写「PAN ネバーランド、夢のはじまり」の予告動画です。「ピーターパン」の舞台・ネバーランドという壮大な世界をCGで美しく表現しており、日本語吹き替え版は松田聖子の楽曲が起用されたことでも話題となりました。
ピーターパンの実写版映画あらすじと魅力ネタバレ
ピーターパンの実写版映画あらすじ
ある夜、メアリーは孤児院の前に息子・ピーターを置いて、またいつか再会できると言い残して去っていきます。その際、自身が身につけていたネックレスを彼の首にかけ、手紙を残しました。
あらすじ①成長したピーター
それから、12年の月日が流れます。ピーターは、母親から譲り受けたネックレスを、今も大事に身につけており、いつか必ず迎えに来てくれると信じていました。院長は、子供達に配給される食事を奪っており、第二次世界大戦中の食糧難もあって孤児たちはいつもお腹を空かせていました。さらに、近頃孤児院では、子供達がどんどん行方不明になる事態が発生しています。
ピーターは友人のニブスを連れて、夜こっそりと院長の周辺を調べます。そして、オフィスにある秘密の地下室を発見します。そこには、大量の食料や金品、書類がありました。ピーターの書類ファイルには、赤ん坊の時にメアリーが残した手紙もあります。字が読める二ブスに読んでもらおうとしますが、途中で爆弾が投下されたため中断しました。地下室の上には院長がおり、2人は罰を受け、手紙は破り捨てられてしまいます。
ピーターと二ブスは、院長が金品をたくさん所持している理由は、孤児を売っているからだろうと考えます。ある夜、ピーターを含む孤児たちは、院長によって売り飛ばされ、海賊船に乗せられました。船は空を飛び、ネバーランドへの採石場に向かいます。ピーターたちはそこで、妖精の粉を発掘するように、海賊の船長・黒ひげに命じられました。妖精の粉を発掘したピーターでしたが、大人の労働者に奪われ盗人の濡れ衣を着せられます。
黒ひげは、ピーターを公開処刑にかけ、船の上から突き落とします。地上へと真っ逆さまに落ちていくピーターでしたが、なぜか空を飛ぶ能力が目覚めて助かります。しかし、それは一瞬のことで、すぐに能力は消え、地面に落ちて気を失います。同じ現場で働いていたフックは、彼の能力を使って逃げ出そうと考えました。ピーターが目覚めた部屋には、黒ひげがいます。
黒ひげは、先住民の間に伝わる予言についてピーターに話して聞かせました。それは、空を飛べる不思議な力を持つ少年が、黒ひげを倒しに来るというものでした。そして、その少年は、妖精の王子と人間の女性の息子であるといいます。黒ひげは、ピーターが予言の少年であると考え、牢屋に入れました。その時、隣の牢屋にフックが投獄されます。フックは、爆弾を爆発させた後、ピーターの飛ぶ能力を使って逃げ出そうと持ちかけます。
ピーターは、母親を探すという条件を出し、取引に応じました。2人は脱獄した後、同じ現場で働いていた友人のスミーに協力を頼みます。飛んだのは偶然だったというピーターは、飛ぶ能力を使うことはできませんでした。しかし、無事船を盗んで、ピーター、フック、スミーは採掘場から脱走することに成功します。しかし、帆が破れ、3人を乗せた船は不時着しました。
あらすじ②母メアリーの過去
船に積んであった地図によると、そこは黒ひげの言っていた先住民の土地でした。母親の居場所がわかるかもしれないと考えたピーターは、集落に向かいます。フックとスミーは、伝説の少年を連れてきたお礼をもらうため、彼について行きました。しかし、3人は先住民から海賊と思われ、捕らえられてしまいます。賊であっても、先住民の代表と戦って勝てば生かしてもらえるという掟がありました。
ピーター側からはフックが、先住民からは「パン」と呼ばれる青年が代表となります。「パン」というのは、部族の中でもっとも勇ましい人間を指す言葉でした。戦闘が繰り広げられる中、部族の長はピーターが身につけていたネックレスに気がつき、戦いは中断します。ダイガーリリーは、過去に起きた海賊との戦争の話を聞かせてくれました。妖精の粉を欲する黒ひげは、それを巡ってあらゆる争いを起こしたといいます。
見かねた先住民は、妖精の王と協力して海賊に挑みました。そんな中、黒ひげの船に潜入した妖精の王子は、監禁されていたメアリーという女性と恋に落ちます。人間になった妖精は、寿命が一日だけになるといいます。しかし、王子はそのリスクを知りつつ、人間になってメアリーを助け出します。2人の息子・ピーターは、メアリーによって別の世界に避難させられます。
息子を安全な場所へと送り届けた後、彼女は再びネバーランドへと戻り、海賊たちとの戦闘に加わりました。しかし、先住民と妖精側の劣勢は続き、妖精は身を隠して戦える時に備えているといいます。メアリーは、妖精の国にいるといいますが、機密情報のため簡単に場所を教えてもらうことはできませんでした。長は、ピーターにメアリーと妖精の王子の息子である証明として、3日後に空を飛ぶよう要求します。
しかし、期日がくる前に裏切り者のスミーが流した情報によって、黒ひげが率いる海賊たちが先住民の集落を襲いにきました。ピーターは1人逃れることができましたが、先住民たちは海賊に捕らえられます。黒ひげは、ピーターの居場所と妖精の国の場所を吐かなかった長を銃で撃ち殺します。続いて、娘のタイガーリリーが尋問を受けます。
1人隠れながら様子を見ていたピーターは、崖にいた巨大な鳥に飛び乗り、助けに現れます。黒ひげは、ピーターを殺すよう部下たちに命令しました。黒ひげの撃った弾は鳥に命中し、乗っていたピーターはテントの中に落ちます。黒ひげは、メアリーは自分が殺害したと告げ、ピーターに剣を向けました。そこへ、フックとタイガーリリーがピーターを助け、3人でその場から逃げ出します。
タイガーリリーたちは、ピーターが宿命から目を背けないために、メアリーは生きているという嘘をついていたのでした。3人は船を使い、ワニが出ることから、海賊が立ち入らないとされる危険な人魚の湖を通ることにします。一方、黒ひげたちは、先住民の集落を漁る中で妖精の国の場所が書かれた地図を発見し、すぐに出立しました。夜、ピーターは、院長から破かれたメアリーからの手紙の破片を水中に落とします。
そこへ突然巨大なワニが現れ、3人が乗る船に襲いかかり、ピーターは湖の中に転落してしまいました。湖にいた人魚たちは、ワニを追い払い、ピーターを救出します。人魚は、3人の船が沖に着くまで守護してくれました。フックは、1人であたりの様子を見に出かけます。タイガーリリーは、人魚の湖でメアリーの過去をピーターに見せてあげます。メアリーは、先住民と妖精たちと共に、最後まで果敢に戦っていました。
あらすじ③ずっと友達
あたりを調査していたフックは、偶然見つけた船で黒ひげと戦わずに逃げようと言い出します。タイガーリリーとピーターは、フックの誘いを断り、妖精の国に行きます。ダイガーリリーが案内した場所の壁には、鍵穴があります。鍵は、ピーターがメアリーからもらったネックレスでした。先に到着して様子を伺っていた黒ひげと仲間たちは、ピーターが身につけていたネックレスを取り上げ、扉を開けます。
ピーターとタイガーリリーを捕えて船に乗せ、妖精の国の奥地へと舵を進めていきました。そこへ、後ろから拾った船でフックが助けにやってきます。戦いの際、船から落ちたフックを助けるために、ピーターは飛び降り、そこで空を飛ぶ能力を使いこなせるようになります。タイガーリリーや、周囲の妖精たちの力を借りながら、黒ひげ海賊団を倒すことに成功しました。
妖精たちは、メアリーの魂を投影しピーターに会わせてあげます。メアリーはピーターを大切に想う気持ちを伝え、勇ましい人間を意味する「パン」を彼の名前の後につけて呼び、消えていきました。その後、ピーターは、ネバーランドに向かう船に、孤児院の子供たちを乗せて出立します。船はフックが運転しており、タイガーリリーも共に乗っていました。ピーターの一生友達でいてくれるかという問いに、フックは肯定するのでした。
ピーターパンの実写版映画の魅力
実写「PAN ネバーランド、夢のはじまり」は、一般的に知られている「ピーターパン」の物語とはかなり異なリマス。まず、フックは、本作ではピーターの相棒として登場し、真の悪役である黒ひげを共に倒して友情を築き上げています。
悪役の黒ひげのキャストには、ヒュー・ジャックマンが抜擢され、立派なひげを蓄えたスキンヘッドの姿が新鮮であると話題となりました。さらに、日本語吹き替え版では、フック役に成宮寛貴、タイガーリリー役に水川あさみといった豪華俳優陣が起用されています。字幕版、日本語吹き替え版、どちらもおさえておきたい作品です。
ピーターパンの実写版映画キャスト
実写版映画キャスト①ヒュー・ジャックマン
本作の主人公・ピーターパンの敵は、フックではなく黒ひげという悪名高き海賊の船長です。黒ひげは、ピーターパンの母親・メアリーを殺した仇でもあります。黒ひげ役は、「X-メン」や「グレイテスト・ショーマン」などでも知られる大人気俳優のヒュー・ジャックマンでした。
実写版映画キャスト②リーヴァイ・ミラー
実写版映画「ピーターパン」の主役・ピーターは、本作では孤児院で暮らし、母親が迎えに来るのを信じて待っていた少年でした。空を飛ぶ能力も、ネバーランドで初めて開花します。周囲のキャスト陣や撮影スタッフも驚く演技力を見せた主人公・ピーター役は、リーヴァイ・ミラーでした。
実写版映画キャスト③ギャレット・ヘドランド
あらすじで紹介した通り、本作でフックはピーターパンの相棒として登場し、共に悪役の黒ひげを倒しています。当初、ピーターパンとは利害の一致から共に行動しますが、最終的には友情を築き上げます。フック役を演じた俳優は、「トロイ」「ビリー・リンの永遠の一日」などに出演したギャレット・ヘドランドでした。
実写版映画キャスト④ルーニー・マーラ
タイガーリリーは、ネバーランドの先住民の長の娘です。責任感が強く勇敢で、最後まで海賊相手に勇敢に剣を交えて戦います。本作のヒロイン、タイガーリリー役を演じたのは、「ドラゴン・タトゥーの女」「キャロル」などで注目を集めたルーニー・マーラでした。
実写版映画キャスト⑤カーラ・デルヴィーニュ
本作の人魚は、人魚の泉を移動中、襲ってきたワニからピーターパンを助けています。人魚役のキャストは、モデルや歌手としても活躍するカーラ・デルヴィーニュでした。人魚のセリフはありませんが、その美しさと圧倒的な存在感が話題となります。
ピーターパンの実写版映画の吹き替え俳優や主題歌
ピーターパンの実写版映画の吹き替え俳優
実写映画「PAN ネバーランド、夢のはじまり」は、日本語吹き替え版のキャストも非常に豪華です。まず、ヒロインのタイガーリリー役は水川あさみ、ピーターパンの相棒のフック役は成宮寛貴、悪役の黒ひげ役は内田直哉、ピーターパンの母親・メアリー役は坂本真綾が演じています。
ピーターパンの実写版映画の主題歌
実写映画「PAN ネバーランド、夢のはじまり」の日本語吹き替え版主題歌「永遠のもっと果てまで」を歌うのは、大人気歌手の松田聖子です。爽快感のあるメロディに、勇気を出して未知の世界へと進もうとする本作の主人公・ピーターを思わせる歌詞となっています。
ピーターパンの実写版映画に関する感想や評価
実写版映画「ピーターパン」の感想①魅力的な登場人物たち
PAN 〜ネバーランド、夢のはじまり〜
— 𝐿𝘢𝘺𝘭𝘢 (@be_fle) February 2, 2020
あまり知られていないピーターパンの始まりの物語。
フック船長が格好良いです。
妖精の国のシーンもとても綺麗だったし、自分を信じて勇気を出したピーターパンに感動しました。
黒ひげとみんなで戦うシーンも迫力があり格好良かったです。
続編でないかな💭 pic.twitter.com/xahT0x0XqX
ここでは、実写「PAN ネバーランド、夢のはじまり」の感想や評価を紹介していきます。まず、登場人物たちが魅力的であるといった感想が多く見られました。特に、母親の意志を汲んで、勇ましく悪役の黒ひげに立ち向かう主人公のピーターの成長に感動したといった感想が多く見られました。
実写版映画「ピーターパン」の感想②衣装に関する評価
「PAN ネバーランド、夢のはじまり」自分で道を切り開いていくピーターを思わず応援しちゃう映画!先住民の村のシーンが綺麗👍ヒューの悪役最高!
— はっか (@hakka_hahaha) March 5, 2019
タイガーリリーかっこいいし衣装もかわいい😊#映画好きと繋がりたい #映画好きな人と繋がりたい #洋画好きと繋がりたい #洋画好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/zjPbXDX5J1
衣装が綺麗だったという感想も、散見されました。ネバーランド先住民の集落や衣装は、非常にカラフルでデザイン性の高いものです。ヒロインであるタイガーリリーの衣装も個性的で、見応えのあるものとなっています。
実写版映画「ピーターパン」の感想③オリジナリティ
#こどもの日映画 『PAN ネバーランド、夢のはじまり』
— 美しい春と書いて美春 (@miharyi) May 5, 2017
新しいピーター・パン物語といった内容です。CGを駆使した見応えあるファンタジー。ピーターは個々の夢の中で育っていく少年ですから、いろんな形があってもぜんぜんOK! pic.twitter.com/yCC0ycqjRl
あらすじで紹介した通り、実写映画「PAN ネバーランド、夢のはじまり」は、オリジナリティ溢れる作品です。原作と相違点が多いところは、賛否両論あり様々な意見が見られますが、オリジナルのストーリー展開が面白かったといった感想も多くありました。
実写版映画「ピーターパン」の感想④日本語吹き替え
吹き替えと言えば、『PAN ネバーランド、夢のはじまり』の成宮寛貴、水川あさみは上手かった(成宮フックに関しては完璧だった)から驚いたんだけど、それよりヒュー・ジャックマンを吹き替えた内田直哉が究極だった。上手すぎてオリジナルで聞かなくても…って思うくらい。この声優さん好き。
— ヨイコワルツェネガー (@kantoQyoiko) November 3, 2015
実写版映画「ピーターパン」日本語吹き替えは、タイガーリリー役に水川あさみ、フック役に成宮寛貴、黒ひげ役に内田直哉、メアリー役に坂本真綾など、豪華なキャストが起用されています。吹き替え版の評価も、非常に高いものとなっていました。
ピーターパンの実写版映画まとめ
ここまで、実写映画「PAN ネバーランド、夢のはじまり」のあらすじや、キャストを紹介してきました。設定や世界観がオリジナリティ溢れるものであり、新鮮味のあるピーターパンの世界を楽しむことができます。