ピーターパンのあらすじを紹介!ストーリーや登場人物・キャラクターまとめ

ウォルトディズニーが送る長編アニメーション映画「ピーターパン」は、大人から子供まで広い世代の人々に楽しまれてきました。主人公のピーターパンがやって来て空を飛び、海賊たちと戦うストーリー、ロストボーイやティンカーベルなど子供心をくすぐるキャラクターの数々は、見る人たちを魅了します。そんなピーターパンのあらすじやストーリー、登場人物を紹介します。そして原作となった「ピーターパンあるいは大人になりたがらない少年」のあらすじやストーリーや登場人物の違いを解説します。

ピーターパンのあらすじを紹介!ストーリーや登場人物・キャラクターまとめのイメージ

目次

  1. ピーターパンのあらすじは?登場人物とストーリーを紹介
  2. ピーターパンとは?
  3. ピーターパンのストーリーは?あらすじを紹介!
  4. ピーターパンの登場人物をあらすじに沿って紹介!
  5. ピーターパンの映画と原作のあらすじを比較!
  6. ピーターパンについてまとめ

ピーターパンのあらすじは?登場人物とストーリーを紹介

ウォルトディズニーが送る数々の童話やオリジナルのお話しの一つ「ピーターパン」は、大人から子供まで広い世代の人々に楽しまれてきました。子供たちの国、ネバーランドで子供たちだけで遊ぶ楽園、大人たちのいない世界、そこで暴れて好き放題するフック船長、フック船長を追いかけるチックタックと音をたてるワニ、数々のキャラクターがピーターパンを見る子供たちに冒険の楽しさと、夢を味あじあわせてくれました。

今回の記事では、そんなピーターパンの物語はいったいどういったものなのか、ストーリーを紹介しつつ、ストーリーに関係があるキャラクターを解説していきます。さらにウォルトディズニーが制作したピーターパンと、原作のピーターパンとのストーリーの違いや、みんなが知っているウォルトディズニーのピーターパンの登場人物が原作ではどのように登場して活躍するのかも解説します。

まずはウォルトディズニーが長編アニメーションで制作した「ピーターパン」という物語はどういった物語なのか、この記事を読む人たちが幼い頃に見てきたピーターパンをおもいだしてもらうためにピーターパンとはどんな物語なのか、ネバーランドやロンドンの登場人物や、ストーリーを紹介していきます。

ピーター・パン|ディズニー公式

ピーターパンとは?

ウォルト・ディズニー・プロダクションがアメリカで1953年2月5日に公開し、1955年3月22日に日本で公開したアニメーションの映画です。ウォルトディズニーにとっては「ふしぎの国のアリス」の次に作成した長編アニメーション映画です。元々はイギリス・スコットランドの作家ジェームス・マシュー・バリーの『ピーターパンあるいは大人になりたがらない少年』という題名の戯曲を映画にしたものです。

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ピーターパンのストーリーは?あらすじを紹介!

ピーターパンにあこがれる少女ウェンディ

まずはウォルトディズニーが作成した長編アニメーション映画「ピーターパン」は、ロンドンで暮らすピーターパンの夢物語に憧れる少女ウェンディが、ピーターパンの物語を信じているところから始まります。ウェンディの弟たちも、ピーターパンの物語を聞いて「ピーターパンごっこ」をしたりと、悪戯をしてしまいます。そこで父親はピーターパンの物語を聞かせるウェンディが悪いのだと彼女をしかりつけます。

ある日忍び込んできたピーターパン

ウェンディは子供部屋から出て一人部屋に行くように言いつけられ、沈んだ気持で夜を迎えます。そこに自分の影を取り戻しに来たピーターパンがやって来て、お礼にとウェンディと弟たちをピーターパンが暮らすネバーランドへと誘います。そしてウェンディに、ネバーランドで暮らすロストボーイたちのお母さんになってもらおうと言い出します。

妖精の粉でネバーランドへひとっとび

空を飛べないウェンディたちは、ピーターパンと一緒にいる妖精のディンカーベルの光り輝く粉をふりかけてもらい、空を飛べるようになります。ビックベンの時計の前を通り過ぎて、ロンドンの街を見下ろして、そしてネバーランドへと行くのです。しかしネバーランドについてすぐに、ネバーランドの人たちを脅かすフック船長が攻撃をしかけてきます。

ピーターパンは妖精のティンカーベルに先に飛んでもらい、ウェンディたちを隠れ家へと案内してもらおうとしました。しかしティンカーベルはウェンディに嫉妬してしまい、助けをかりるロストボーイたちに逆にウェンディたちを攻撃するようにします。そのことを知ったピーターパンはもうカンカンです。ティンカーベルに永久追放という罰を与えます。その後、ウェンディの頼みでティンカーベルの追放は一週間になりました。

騒動が収まり、ウェンディはピーターパンといっしょに人魚に会いに海に行きます。なんとそこでは、インディアンの酋長の娘タイガーリリがフック船長につかまって、海に沈められているところでした。フック船長はタイガーリリから、ピーターパンの隠れ家を聞き出そうとしていたのです。

助けようとしたピーターパンとフック船長は激突して剣を出しての激しい戦闘になります。そんな二人のもとに、チックタックと時計の音が聞こえてきます。昔、ピーターパンがフック船長との戦いで左手を切り落とし、その左手を食べた巨大なワニの音です。フック船長は戦いどころではありません。手下と共に慌てて逃げていき、ワニもそのあとを追っていきます。こうして無事にタイガーリリを救出することができました。

タイガーリリを助け出したことで、ピーターパンやロストボーイなど、ネバーランドで暮らす登場人物たちがインディアンに歓迎されてパーティーが開催されます。大きなキャンプファイヤーの周囲で、インディアンたちと共に踊るキャラクターたち。しかしウェンディは、女性だからとパーティーに参加させてもらえず、用事などを言いつけられます。「女だから」といったことに納得できなかった彼女は悲しみ、抜け出します。

ウェンディは、インディアンのパーティーから帰って来た弟たちに、ネバーランドからロンドンへ帰ろうといいます。弟たちと一緒にウェンディの話を聞いていたロストボーイたちも、一緒に行きたい言いはじめます。それに一番反抗するのはピーターパンです。彼は「大人になったらネバーランドを忘れてしまう」と、怒って自分の部屋に隠れてしまいます。

フック船長の悪だくみは続く

またしてもピーターパンにしてやられたフック船長は、追放されたティンカーベルを捕まえて取り入ります。そして彼女のウェンディに対する嫉妬心を利用して、ピーターパンの隠れ家を聞き出し、隠れ家で休んでいたウェンディたちを捕まえて海賊船へと連れていきます。そして隠れ家には、プレゼント箱に爆弾をいれらものを置いておきます。

連れてこられたウェンディたちは、フック船長の手下になることを言われます。海賊船から海に落とされると怯えた弟たちは手下になろうとしますが、しかしウェンディは、海賊にならないと首を横に振ります。ウェンディが海に落ちた瞬間、ピーターパンが助けに駆け付けます。フック船長につかまっていたティンカーベルがピーターパンを、爆弾が爆発する寸前に助け出していたのです。

ウェンディの弟たちは、一緒につかまっていたロストボーイたちも助け出されます。こうしてピーターパンの活躍でフック船長は逆に海に落とされ、またしても自分の左腕を食べたワニに追いかけまわされてしまいます。ピーターパンは海賊船全体にティンカーベルの輝く粉をふりかけ、海賊船もろとも宙へと浮き上がらせます。そしておもかじ一杯と、ネバーランドの空を航海しはじめます。

ロンドンの空を海賊船が行く

ピーターパンが舵をきった先は、ウェンディたちが来たロンドンです。そして気が付くと、窓辺で眠っているウェンディを、パーティーから帰ってきた両親が起こしていました。ウェンディは子供部屋の窓辺で眠っていたのでした。ウェンディは、両親にネバーランドであった楽しいひと時を話しはじめるのです。こうして、ウェンディたちは再びロンドンの自分の家に戻って来るという物語が、ピーターパンのストーリーです。

ピーターパンの登場人物をあらすじに沿って紹介!

永遠の少年ピーターパン

ネバーランドでロストボーイたちと一緒に暮らす少年です。非常に子供っぽく、感情にまかせて世界で一番大切なティンカーベルを永久追放にしたり、しかし仲間思いな一面もあります。子供っぽいゆえに、時々ネバーランドから現実の世界へやってきて、そこでウェンディたちと出会うのです。

ストーリーでタイガーリリを助けたことで、インディアンの酋長から酋長の一人に任命され、フライング・イーグルと名乗ることを許されて、はしゃいでまわるなど、非常に無邪気です。だからこど、子供の残酷さもあり、フック船長の左手を切り落としてワニに食べさせたことを、「ごっこ遊び」としているといった残酷さもあります。

ピーターパンの命令は、一緒に暮らすロストボーイやティンカーベルたちネバーランドで暮らすキャラクターにとっては絶対で、逆らったりすると、ピーターパンからの罰があります。ストーリーでは、ウェンディたちを危険に晒したことから、永久追放といった罰を与える場面がありました。

ピーターパンの相棒ティンカーベル

ピーターパンの相棒の妖精です。彼女がまとっている光る粉で、妖精以外のウェンディや弟たちも空を飛ぶことができるようになります。ピーターパンがウェンディと一緒にいることに嫉妬してしまう点などもありますが、それはピーターパンが大好きなことの裏返しです。ストーリーのようにフック船長の罠で、爆弾の爆発に巻き込まれそうになったところを、命懸けで助け出したりもしました。

弟たちのお姉さんウェンディ

ロンドンで暮らす三人兄弟の長女です。ピーターパンの物語を信じており、それを弟たちに話したりしていました。あらすじでもあったように、そのことから弟たちが「ピーターパンごっこ」をするようになり、父親からは兄弟たちに変な夢物語を聞かせるからと一人部屋に行くように言われてしまいます。

ピーターパンが人魚やタイガーリリと仲良くすると、嫉妬をしてしまうなどの一面もあります。しかし基本的に優しい心を持っていて、ピーターパンがミスター・スミーにフック船長を狙撃させるなど残酷なことをすると悲しむといった一面もあります。大人になりたくないと言っていましたが、最後には自ら大人になるけれど、ピーターパンのことは忘れないと言います。

フック船長

ピーターパンの宿敵で、その左手は昔ピーターパンによって切り落とされてしまい、カギ爪をかわりにつけています。そのカギ爪から「フック船長」と呼ばれています。ストーリーのなかで紹介したように、ピーターパンに切り落とされた左手を食べたワニが大の苦手で、ワニのお腹の中で鳴るチックタックと時計の音が聞こえただけで冷静でいられないほどです。
 

ピーターパンの映画と原作のあらすじを比較!

ウォルトディズニーがつくった映画のピーターパンについてあらすじをしょうかいしてきました。その映画ピーターパンには、元となった物語があります。それはイギリス・スコットランドの作家ジェームス・マシュー・バリーの『ピーターパンあるいは大人になりたがらない少年』という題名の戯曲です。そこには、私たちが知っているピーターパンが、なぜネバーランドにいるのかの経緯が語られています。

なんとピーターパンは元はロンドンのケンジントン公園でベビーシッターと散歩中に、乳母車から落ちてしまい、そのまま迷子になってしまったのです。そのまま見つけられず、年を取らなくなります。そしてネバーランドへ行き、妖精のティンカーベルとともに冒険の日々を送る永遠の少年なのです。なので、みんなが知っているピーターパンは、元々はウェンディたちと同じロンドン出身の少年だったのです。

フック船長はコミカルなキャラクターになっていた

ネバーランドで暮らすキャラクターの天敵で、ピーターパンの宿敵というキャラクターに変更はありません。しかし子供でも楽しめるアニメーション映画にするために、アニメではギャグを言ったり、ワニの音を聞くだけで冷静でいられないほどコミカルなキャラクターになっていました。しかし原作のフック船長は、もう少し紳士的な行動をとります。

さらに原作のストーリーでは、最後にフック船長はなんとワニに食べられてしまいます。しかし自力でワニのお腹の中から這い出してきて、駆け付けたフック船長の手下たちとともに逃げ出します。そしてフック船長のキャラクターのなかで、大きな変更点と言えば、彼のトレードマークのカギ爪の一でしょう。ウォルトディズニーでは左手がカギ爪になっていましたが、原作では右手がカギ爪になっていたのです。

ウェインディが出てくるのは実は第三部目!

ピーターパンとネバーランドの登場人物と冒険をするウェンディとその兄弟ですが、なんと原作の「ピーターパンあるいは大人になりたがらない少年」では、ウェンディが登場する話は、全三部作のうちのラスト、三分目の登場キャラクターなのです。

ピーターパンについてまとめ

ピーターパンを軽く紹介してから、ピーターパンの登場人物の解説や、ウォルトディズニーにピーターパンのあらすじを紹介してきました。原作のピーターパンとの登場人物の差や、ウォルトディズニーのピーターパンでメインの登場人物として活躍していたウェンディが三巻から登場したり、沢山の違いがありました。

しかし原作のピーターパンも、ウォルトディズニーのピーターパンも、どちらのピーターパンも子供たちに素敵な夢物語を信じさせる素敵な物語でした。今回の記事を読んでウォルトディズニーのピーターパンも、そのピーターパンの元となった原作のピーターパンも読みたくなった人は、ぜひ読んでみてください。夜に目を閉じると、貴方を夢の世界ネバーネバーランドへと誘う素敵なノックが聞こえて来るかもしれません。

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