2019年11月28日公開
2019年11月28日更新
【ローグワン】ボーディー・ルックは反乱軍最高のパイロット!名前の由来や俳優は?
『スター・ウォーズ/ローグ・ワン』に登場するボーディー・ルックは、元帝国軍のパイロットであり、ローグ・ワンの仲間としてデス・スター破壊に大きく貢献した人物です。気弱な印象のボーディー・ルックですが、彼の命を賭した行動が反乱軍の希望をつなぐこととなりました。この記事ではボーディー・ルックについて、名前の由来や演じた俳優のリズ・アーメッド、かっこいい魅力などを紹介します。最新作『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』が公開される前におさらいしたい方は、ぜひチェックしてみてください。
目次
ボーディー・ルックは反乱軍最高のパイロット
『スター・ウォーズ/ローグ・ワン』に登場するボーディー・ルックは、元帝国軍のパイロットです。銀河帝国軍の貨物船パイロットとして従事していたボーディー・ルックは、ゲイレン・アーソのメッセージを運び、反乱軍の逆襲に大きく貢献しました。
この記事ではボーディー・ルックについて、名前の由来や演じた俳優のリズ・アーメッド、かっこいい魅力などを紹介します。敏腕パイロットのボーディー・ルックに興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。それではボーディー・ルックを紹介する前に、まずは『スター・ウォーズ/ローグ・ワン』について紹介します。
ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリーの概要
『スター・ウォーズ/ローグ・ワン』は、2016年に公開されたスター・ウォーズシリーズのスピンオフ映画です。時系列としては『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』から『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』の間の物語であり、レイア姫率いる反乱軍がデス・スターの設計図を手に入れるまでの経緯を描いています。
ボーディー・ルックのプロフィール
『スター・ウォーズ/ローグ・ワン』に登場するボーディー・ルックのプロフィールを紹介します。ボーディー・ルックは人間の種族の男性であり、『スター・ウォーズ/ローグ・ワン』に登場した時の年齢は25歳前後でした。身長は172cm、褐色の肌と黒髪、黒い瞳を持ちます。銀河帝国軍では貨物船のパイロットとして従事していました。
ボーディー・ルックの名前の由来
スター・ウォーズシリーズの生みの親のジョージ・ルーカスは幅広い文化に精通しており、そのためスター・ウォーズシリーズは、キリスト教や仏教、日本文化などから多くの影響を受けています。スター・ウォーズシリーズの登場人物の名前や語句にも意味が込められていることが多く、例えば「ジェダイ(Jedi)」という言葉は日本語の「時代劇(じだいげき)」に由来している、ということはよく知られています。
『スター・ウォーズ/ローグ・ワン』の監督はジョージ・ルーカスではありませんが、そのスピリットは受け継がれています。そして『スター・ウォーズ/ローグ・ワン』に登場するボーディー・ルックの名前にも、由来があると言われています。ここでは、ボーディー・ルックの名前の由来や込められた意味について紹介します。
ボーディー・ルックの名前の由来は仏教用語?
『スター・ウォーズ/ローグ・ワン』に登場するボーディー・ルックの、名前の由来を紹介します。ボーディー・ルックという名前は、仏教用語の「菩提(ぼだい)」を意味する、サンスクリット語の「ボーディ」に由来しています。ボーディー・ルックの名前の由来となった「菩提」の意味を紹介します。
煩悩 (ぼんのう) を断ち切って悟りの境地に達すること。また、悟りの智恵。
ボーディー・ルックは『スター・ウォーズ/ローグ・ワン』に初めて登場した時、気弱な姿を見せていましたが、物語が進むにつれ勇気を得て、頼りある存在に成長していきます。ボーディー・ルックが故郷を守るために自分の命をかけて戦う姿は、名前の由来通り、まさに悟りを開いたように見えます。
ボーディー・ルックの出身地はジェダ
ボーディー・ルックの出身地を紹介します。ボーディー・ルックの出身地は、『スター・ウォーズ/ローグ・ワン』の舞台となった衛星ジェダです。ジェダは砂漠に覆われた小さな星であり、ライトセーバーの生産に必要なカイバー・クリスタルの生産地でもあります。ジェダはジェダイ・オーダーの故郷であり、またフォースの信奉者たちにとっては信仰の対象となる重要な聖地でした。
帝国軍のパイロットだったボーディー・ルックが離反し、反乱軍に組したのにはこの故郷のジェダが関係しています。『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』から『スター・ウォーズ/ローグ・ワン』までの銀河帝国時代に、ジェダは銀河帝国によって占領されることとなります。理由はジェダで生産されるカイバークリスタルであり、帝国はこれを兵器デス・スターのスーパーレーザー砲に使おうとしていました。
銀河帝国軍に占領されたことでジェダは荒れ果てていきます。帝国軍の貨物船パイロットとしてカイバークリスタルの運搬を担っていたボーディー・ルックは、故郷の無残な状況に心を痛めていました。そんな時、ボーディー・ルックは帝国軍の科学者ゲイレン・アーソと出会います。
密かに帝国軍への反逆を計画していたゲイレンはボーディー・ルックに、兵器デス・スターの弱点を示唆するメッセージを反乱軍のソウ・ゲレラに届けるよう頼みます。ボーディー・ルックは故郷ジェダを守るために帝国軍に背くことを決意し、ゲイレンのメッセージを持ってソウ・ゲリラの元を訪れたのでした。
ボーディー・ルックの俳優キャスト
『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』のオープニングで反乱軍がデス・スターの設計図を手に入れ破壊工作に成功したのも、『スター・ウォーズ/ローグ・ワン』でのボーディー・ルックの勇気ある行動なくしては始まりませんでした。ボーディー・ルックがいなくては反乱軍の勝利ならず、命をかけて銀河に平和のバトンを繫いだボーディー・ルックは、非常に重要なキャラクターであったと言えます。
そんな重要な役どころであるボーディー・ルックを演じたのは、イギリス出身の俳優リズ・アーメッドです。ここでは、臆病と勇敢を兼ね備えたボーディー・ルックを見事演じた俳優、リズ・アーメッドについて紹介します。ボーディー・ルックを演じた俳優のプロフィールが気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
リズ・アーメッドのプロフィール
『スター・ウォーズ/ローグ・ワン』でボーディー・ルックを演じた俳優、リズ・アーメッドのプロフィールを紹介します。リズ・アーメッドは1982年にイギリスに生まれました。オックスフォード大学を卒業したあとはロンドン大学に進学し、演技を学びます。2006年に『グアンタナモ、僕たちがみた真実』で俳優としてデビューします。2014年には俳優として映画『ナイトクローラー』に出演し、注目を浴びます。
リズ・アーメッドはラッパー?
リズ・アーメッドは俳優の他に、ラッパーとしても活動しています。リズ・アーメッドが初めて作成した楽曲「Post 9/11 Blues」は、9.11やテロリズムについて歌った作品であり、政治的内容を含むことからイギリスで放送されませんでした。リズ・アーメッドは音楽祭やラジオなどにも出演し、ラッパーとしてのキャリアを積み重ねています。
アメリカ建国の父の一人アレクサンダー・ハミルトンの生涯を描いた、「ハミルトン」というブロードウェイの大ヒットミュージカルがあります。その楽曲を著名なアーティストがカバーしたコンセプトアルバム、「The Hamilton Mixtape」に収録されている「Immigrants (We Get the Job Done)」にリズ・アーメッドがフューチャリングされ、ラップを披露しています。
リズ・アーメッドの主な出演作品
- 2006年『グアンタナモ、僕たちが見た真実』シャフィク・レスル役
- 2010年『センチュリオン』タラク役
- 2011年『トリシュナ』ジェイ役
- 2012年『ミッシング・ポイント』チャンゲス役
- 2014年『ナイトクローラー』リック役
- 2016年『ジェイソン・ボーン』アーロン・カルーア役
- 2016年『ウーナ』スコット役
- 2016年『スター・ウォーズ/ローグ・ワン』ボーディー・ルック役
- 2018年『ゴールデン・リバー』ハーマン・カーミット・ワーム役
- 2018年『ヴェノム』カールトン・ドレイク/ライオット役
ボーディー・ルックのかっこいい魅力
『スター・ウォーズ/ローグ・ワン』でパイロットとして活躍した、ボーディー・ルックのかっこいい魅力を紹介します。ボーディー・ルックを演じたリズ・アーメッドは容姿端麗な俳優であり、そのうえボーディー・ルックという役柄は多くの魅力を備えたキャラクターです。リズ・アーメッドが演じたボーディー・ルックの魅力を知りたい方や再確認したい方は、一緒に見ていきましょう。
魅力①ローグ・ワンの名付け親
ボーディー・ルックの魅力を紹介します。反乱軍が銀河帝国軍に一矢報いるきっかけを作ったボーディー・ルックは、実は『ローグ・ワン』というタイトルを生み出した人物でもあります。ジンやチアルートたちと行動を共にしていたボーディー・ルックは、銀河帝国がデス・スターの建造が行われている惑星スカリフへ潜入し、デス・スターの内部構造を示す設計図を手に入れる任務につきます。
一行は惑星スカリフに向けて出発し、その時に部隊のコールサインを尋ねられたボーディー・ルックは、とっさに「ローグ・ワン」と答えます。これがボーディー・ルックたちを表す名前となり、そして映画のタイトルとなります。
ちなみに、ローグ・ワンの「ローグ(Rogue)」とは英語で「自分勝手な行動をして孤立している、面倒を起こす」というような意味、「ワン(One)」は「〜な者」というような意味があります。「Rogue One」では一匹狼という意味となり、体制に背く一癖あるはぐれ者ばかりが集まった、ボーディー・ルックたちにぴったりな名前です。
魅力②短気な性格
ボーディー・ルックの魅力を紹介します。『スター・ウォーズ/ローグ・ワン』でのボーディー・ルックの最初の印象は、かなり気弱です。ボーディー・ルックの初登場は、ゲイレン・アーソからのメッセージを携えてソウ・ゲレラに会いに来た場面でした。その時のボーディー・ルックはかなり怯えており、疑心暗鬼なソウ・ゲレラの前でタジタジして怪しまれます。
帝国軍からのスパイではないかと疑ったソウ・ゲレラは、ボーディー・ルックを尋問し、最終的には嘘を見破れるというボー・ガレットをけしかけました。その影響でボーディー・ルックはしばらくの間正気を失っており、ソウ・ゲレラの牢屋でキャシアンらと出会ったときも茫然自失状態でした。
小さな砂漠の衛星ジェダ出身。生計を立てるため帝国軍の貨物船で働いていたが、彼らのやり方に疑問を覚え、反乱軍のパイロットとなる。その操縦テクニックは反乱軍のトップレベルを誇り、とりわけ貨物船の操縦に長けていると言われている。短気で怒りっぽく、扱いにくい性格だが、一旦操縦桿を握ると最強のヒーローに変身。
しかし、『スター・ウォーズ/ローグ・ワン』公式ホームページでのボーディー・ルックの紹介文は、上のような記述となっています。ボーディー・ルックは、最初の印象こそ気弱ですが、故郷を守るために戦いに命を投じた勇気あるキャラクターで、物語が進行するにつれ、どんどんと内に秘めた勇敢さを発揮していきます。しかし、上の紹介文のように怒りっぽいというイメージは余りないキャラクターです。
このことから考えられるのは、『スター・ウォーズ/ローグ・ワン』で切り取られたシーンではボーディー・ルックが気弱に見えましたが、本来のボーディー・ルックは上記のように怒りっぽい性格なのではないかということです。
さらに、『スター・ウォーズ/ローグ・ワン』ではあまり操縦技術を発揮する場面は見られませんでしたが、上の紹介文が正しければ、ボーディー・ルックは凄腕のパイロットのようです。気弱に見せて怒りっぽいらしいことや、隠れたパイロットの実力など、意外なギャップがボーディー・ルックの魅力と言えます。
また、『スター・ウォーズ/ローグ・ワン』で元帝国軍のパイロットであるボーディー・ルックを演じたリズ・アーメッドですが、実は出演が決まった時はかなり違う役であったそうです。リズ・アーメッドが演じていたのは、初めはボーカンという名のソウ・ゲレラに拉致されてきたエンジニアの役でした。もしかすると、この時の役の名残がボーディー・ルックにあり、怒りっぽいという裏設定があるのではないかという考察もできます。
ボーディー・ルックに関する感想や評価
応援したくなる頑張り屋さん、ボーディー・ルック。 pic.twitter.com/T9z5xhc53X
— shigemi (@58rice) December 22, 2016
ボーディー・ルックはローグ・ワンのチームの中でも、最も普通の人に近いキャラクターです。船の操縦技術以外、戦いにおいて優れたスキルを持たないボーディー・ルックは、命をかけた戦いに怯えながらも、自分のできることを精一杯最後までやり通しました。気弱ながら一生懸命頑張るボーディー・ルックの姿を、愛しく思う気持ちが伝わってくるツイートです。
家族や信仰や友人などの個人的な理由で戦うメンバーが多いローグ・ワン分隊において、故郷のために戦うボーディー・ルックが一番「正義のヒーロー」をしていると思う pic.twitter.com/AoIbiwNeL1
— ジェイK (@starwarsrenmei) February 1, 2019
『スター・ウォーズ/ローグ・ワン』に登場するローグ・ワンのチームの中でも、ボーディー・ルックが最も正義を体現しているという感想のツイートです。ジンは父親のため、キャシアンは大義のため、チアルートはフォースへの信仰から、ベイズは帝国軍への復讐心から、反乱軍に加わりました。
しかしボーディー・ルックは荒廃する故郷を救いたいという一心で参加しています。虐げられる者のために心を痛め、命をかけた行動に出られる、ボーディー・ルックの人間的魅力が伝わってくるツイートです。
ボーディー・ルックは!?!?おあっ…むしろボーディーが希望のリレーを繋ぎ始めた重要な登場人物だと思うんだけどもー!!!!リズ・アーメッド演じるボーディー・ルックもよろしくね!!!!! https://t.co/8v4iVeqLmC
— ときまけいと@COMITIA一般 (@tokima_k10) January 30, 2019
『スター・ウォーズ/ローグ・ワン』の物語、そして『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』の物語が始まったのは、ボーディー・ルックの命を賭した勇気ある行動がきっかけでした。ボーディー・ルックがいなければゲイレン・アーソのメッセージは反乱軍に届かず、デス・スターは壊滅できませんでした。このツイートは、そんなボーディー・ルックの重要な役回りについて指摘しています。
この映画を観てると「大義」って言葉をほんとに考えさせらる。
— ありひと (@rihito_ymoymo) October 12, 2019
元帝国のパイロット、ボーディー・ルックが命をかけてケーブルを繋いだ時に呟く「やったぜ。ゲイレン」って言葉には普通に目頭が熱くなる。#スター・ウォーズ#映画好きと繋がりたい
ボーディー・ルックがローグ・ワンの仲間に任された使命を全うした時の名言が、感動的だという感想のツイートです。気弱なボーディー・ルックが故郷のために帝国を裏切り、ゲイレン・アーソに託されたメッセージを反乱軍に届け、様々な困難を乗り越えて大役をやり遂げます。命をかけたその覚悟や成長が心を打ったという感想が多く見られました。
ボーディー・ルックについてまとめ
『スター・ウォーズ/ローグ・ワン』に登場した元帝国軍のパイロット、ボーディー・ルックについて、名前の由来や演じた俳優のリズ・アーメッド、かっこいい魅力などを紹介しました。スター・ウォーズシリーズ最新作『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』が2019年12月20日に公開されます。ボーディー・ルックが繋げたスカイウォーカー・サーガの行く末が気になる方は、ぜひ観に行ってみてはいかがでしょうか?