2019年05月23日公開
2019年05月23日更新
ローグ・ワンのジン・アーソとは何者?レイの母親説や演じた女優も紹介
映画スター・ウォーズシリーズ初のスピンオフ映画「ローグ・ワン」は、孤独の女戦士・ジン・アーソと仲間たちが、帝国軍の基地・デス・スターの設計図を盗み出す過酷なミッションに挑むエピソード4の直前を描いた作品です。本文では、映画「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」の主人公ジン・アーソの正体と、ジェダイ・レイの母親説の解明、ジン・アーソ役を演じた女優について紹介します。
目次
スター・ウォーズ ローグ・ワンのジン・アーソとは?
出典: https://ciatr.jp
映画スター・ウォーズシリーズ初のスピンオフ作品で、エピソード4に繋がる名の無き戦士たちの命がけの活躍を描いた映画「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」は、孤独な女戦士・ジン・アーソが物語の主人公を担いました。以下では、ジン・アーソのキャラクター設定や作中での活躍、レイの母親説の真相、ジン・アーソを演じた女優について紹介します。
ジン・アーソのキャラクター設定
ジン・アーソのキャラクター設定について、育ての親と生き別れた15歳から1人で生きてきた経緯から、高い戦闘スキルを有し、裏社会にも精通している女戦士と言われています。また、本編では、盗品・傷害を始め、公務執行妨害や暴行による逮捕歴も語られており、当初は、攻撃的で自制心に欠ける荒れ者な一面が強調されていました。
後に、幼い頃に分かれた父親の意思を継ぎ、スター・ウォ―ズエピソード4にも登場する反乱軍モン・モスタから与えられた任務を遂行するべく、ローグ・ワンに乗り込み、帝国軍が建設中の巨大基地・デス・スターの設定図を盗み出すまでの過酷なミッションに身を投じます。
ジン・アーソがジェダイの疑惑も
スター・ウォーズシリーズでは、フォースと呼ばれる不思議な力を覚醒させたジェダイの活躍が定番要素である中、映画「ローグ・ワン」の主人公ジン・アーソもジェダイではないかとファンの間でささやかれています。ジンのジェダイ疑惑について、フォースを覚醒させたジェダイと似たような境遇を経験していることや、エピソード7以降の主人公・レイのように女性ジェダイの登場も、疑惑を深めています。
しかし、作中では、ジン・アーソがジェダイであったことを示す描写はなく、ジンのジェダイ疑惑は否定的な見方をされています。一方で、ローグ・ワンの出立時に、ジンが仲間たちに向かって「フォースと共にあらんことを」と発していたことから、覚醒はしなかったものの、強いフォースを内在していた可能性も高いと言われています。
ジン・アーソの魅力
映画序盤では、自制心に欠けて周囲からは厄介者のように思われていたジン・アーソでしたが、物語を追うごとに、命がけで戦い・任務を遂行していくジンの姿に、誰もが心を打たれるでしょう。また、強い女戦士の陰に隠れた傷つきやすい一面など、人間味あふれる姿にも注目が集まりました。
父親や母親は?
作中では、ジン・アーソの両親も登場しており、とある田舎の星で農業を営みながら暮らすアーソ家に、帝国軍のクレニック提督が訪れたことで、ジンの人生は一変します。自分たちの身の危険が娘・ジンに及ぶことを恐れた父・ゲイリンと母・ライラは、ジンが生き延びるための手段として娘を孤児にする決断を下しました。
ゲイリン・アーソがメッセージの発信者
出典: https://ciatr.jp
ジン・アーソの父・ゲイリン・アーソは、帝国軍の要塞・デススターを設定した科学者でした。しかし、帝国軍の非情さに耐えかねて、妻と娘のジンと共に農場経営を行う生活を送っていました。ゲイリンは、ジンに対して「スターダスト」という言葉をよく投げていました。「スターダスト」という単語は、デススターの設計図の合言葉だったことが明らかとなり、ゲイリンからアーソへ発信されたメッセージにつながります。
また、映画中盤では、ジンの父・ゲイリンが、帝国軍が建設するデス・スター建設計画の完了も間近に迫ったことを、暗号化して反乱軍に発信しました。そして、そこで父親の意思を汲み取ったジンは、ローグ・ワンに加わり、デス・スターの設計図を盗み出す前代未聞のミッションに挑むことを決意しました。
キャシアンと恋愛関係に?
ジンの相棒として登場した反乱軍側のキャシアンは、ジンの父・ゲイリンの暗殺を命令された暗殺者でした。ゲイリンの暗殺を巡り、ジンと口論になるも、後にジンと共にデススターの設定図データの盗みに身を投じます。映画「ローグ・ワン」終盤にて、ジンと手を取り合いながら、デススターの破壊に巻き込まれていくシーンは多くのファンの涙を誘ったでしょう。
ジンとキャシアンの関係について、スター・ウォーズファンの間では様々な議論が交わされており、2人の関係は戦友だった、またはお互いに恋愛感情を抱いていたのではないかと解釈されています。ジンとキャシアンの恋愛関係について、作中では描かれることがありませんでしたが、2人の関係は、友情や恋愛を越えた密接な仲だったと推測されるでしょう。
ジン・アーソがレイの母親?
新たな視点で描かれたスター・ウォーズのスピンオフ映画「ローグ・ワン」は、本編とはかけ離れた独自のストーリー展開や、女優フェリシティ・ジョーンズの迫真の演技が好評価を得る一方で、ファンの間ではジン・アーソは、エピソード7の主人公・レイの母親ではないかとささやかれています。
母親説の理由①レイと同じ強さ
ローグ・ワンのジン・アーソとスター・ウォ―ズエピソード7の主人公・レイが親子と推測される根拠の1つに、育った環境や戦闘スキルの高さが挙げられます。まず、母親説がささやかれるジンの戦闘力は、ストーム・トルーパーを倒すほどの実力を見せていました。
一方、ジンの娘と考察されるレイも、BB-8を救出するために、1人で複数のスカベンチャーを倒せるほどの強さを持っています。このように、作中で披露された女性では並外れた戦闘力の高さが、ジンとレイを親子関係を推測させているでしょう。
母親説の理由②役者が同じ出身
スター・ウォ―ズシリーズでは、それぞれ主人公をになったジン・アーソの女優フェリシティ・ジョーンズとレイの女優デイジー・リドリーが、それぞれイギリス出身という共通点も挙げられます。主人公のキャスティングについて、スター・ウォ―ズスタッフの意向なのか詳細は明らかにされていませんが、ジンとレイに何かしらの繋がりをもたせるためとも考察されています。
母親説の理由③出産可能な年齢
ジン・アーソがレイの母親だと考察する中で、ジンがレイを出産した年齢も考慮しなければなりません。ジンの年齢について、公式情報には記載されておらず、推定年齢25~30歳ではないかと思われます。そして、レイが生まれた年齢が、エピソード6で勃発したエンドアの戦いから11年後であり、ローグワンからレイの出生年までに15年間の開きが生じます。
これらを基に、ジンの出産年齢を計算すると、約40~45歳と高齢出産になりますが、ジンがレイを出産することも可能な年齢でしょう。
ジン・アーソはレイの母親ではない?
反乱軍にとっては有能な戦士だったにも関わらず、ローグ・ワンのその後のエピソードにあたる旧3部作には、ジンらしき女性は一切登場しておらず、また、レイを出産したと仮定した場合の年齢などから、ジン・アーソとレイの親子関係は、否定されています。
また、映画「ローグ・ワン」のラストシーンから、ジンとキャシアンがエピソード4以降も生存していた可能性が低いことも、ジンとレイの親子関係を否定する最大の要因に挙げられます。
ジン・アーソを演じた女優は?
スター・ウォーズファンの間でも高い人気を誇る「ローグ・ワン」は、主演女優フェリシティ・ジョーンズの迫真の演技に注目して楽しみたい作品です。以下では、主人公・ジン・アーソを演じた女優フェリシティー・ジョンズについて紹介します。
フェリシティ・ジョーンズの情報
可愛らしい女性から一変して、戦いに身を投じるたくましい女性を演じた映画「ローグ・ワン」の主演女優フェリシティ・ジョーンズのプロフィールや、過去の出演作品について以下に紹介します。
プロフィール
ジン・アーソを演じたフェリシティ・ジョ―ンズは、1983年生まれ、イギリス出身の女優です。父と俳優として活動していた叔父の勧めにより、11歳か演劇活動を開始させます。芸能活動の傍らイギリスの名門・オックスフォード大学を卒業した秀才としても知られています。
ジン・アーソの役作りのために、カンフーのコーチを付けて、アクションシーンに備えたトレーニングを行なっていたエピソードがあり、作中でストーム・トールパーを倒すシーンが有ることを聞かされて驚いた表情を見せていたと言われています。
演技
清楚な女性役で注目を浴びた映画「博士と彼女のセオリー」とは反対に、荒れくれ者の女戦士を演じた映画「ローグ・ワン」にて、キレのあるアクションシーンや迫真の演技で高い評価を得ています。また、映画「スター・ウォーズエピソード7/8/9」主人公を演じた女優デイジー・リドリーは、身長157cmとは思えない存在感ある演技に感銘を受けたと評しています。
過去出演作品
以下は、女優フェリシティ・ジョーンズの出演作品です。
- 「今日、キミに会えたら」:アンナ役
- 「アメイジング・スパイダーマン2」:フェリシア役
- 「博士と彼女のセオリー」:ジェーン・ワイルド・ホーキング
- 「インフェルノ」:シエナ・ブルックス
子役のジン・アーソと激似
女優・フェリシティ・ジョーンズの演技力の高さだけでなく、子役のジン・アーソと激似であるこも注目を集めました。子役のジン・アーソのオーディションの際に、既にキャスティングが決まったフェリシティ・ジョーンズと似ている子役を選んだエピソードがあります。子役と大人の役では、全くの別人として捉えることが多いですが、同一人物だと錯覚させてしまう、スタッフのこだわりを感じるでしょう。
監督とホテルで密会
女優フェリシティ・ジョーンズが映画「ローグ・ワン」に注ぐ情熱は、早朝のホテルでギャレス・エドワード監督との綿密なミーティングからも感じられます。監督とのミーティングでは、主人公ジン・アーソを演じるにあたって役柄や映画の内容などの説明などが交わされていました。
また、映画公開前に機密事項が外部に知れ渡ることを考慮し、囁き声でミーティングが行われていたエピソードも、映画公開と同時に明かされました。
ジン・アーソ家とアナキン・パドメが同じ場所で生活?
様々な憶測が飛び交うジン・アーソについて、作中で登場した彼女の幼少時代の記憶から、アナキン・パドメ夫妻と同じ場所で生活したことを示唆させる映像が映し出され、ファンの間で議論が交わされました。
アーソ家の場所
ジンの幼少時代の記憶から登場したアーソ家の場所は、部屋の窓から見える夜景からコルサントのビルがある上院地区ではないかと推測されています。そして、コルサントのビルは、映画「スター・ウォーズエピソード3」にて、パドメとアナキン・スカイウォーカー夫妻が生活していた建物でもあります。
同じ時期に入居?
アーソ家とパドメ・アナキンのスカイウォーカー夫妻が、コルサントのビルに入居していた時期も、公式情報を基に見てみると、同時期に入居していた可能性も高いです。真相は謎に包まれていますが、アーソ家とスカイウォーカー夫妻は、同じ建物に住むご近所さんだった可能性も推測されています。
背景が完全一致
アーソ家とスカイウォーカー夫妻の居住場所が同じだと推測される背景には、それぞれの部屋から見える夜景が完全に一致している点が最大の要因でしょう。この夜景と公式情報に書かれた年代によって、幼少時代のジンが過ごした場所と建物・スカイウォーカー夫妻との思わぬ共通点が見られました。
ローグ・ワンのジン・アーソに関する感想や評価は?
内に秘める芯の強さや命を懸けて任務を全うしたジン・アーソの姿は、多くのスターウォーズファンに愛されているキャラクターです。以下では、ローグ・ワンのジン・アーソに関する感想や評価を紹介します。
感想1:魅力あふれるジン・アーソ
#ローグワンキャンペーン #仲間にするなら #ジンアーソhttps://t.co/BsoJmoH9ku 強くて頼りになるし家族想い。イメージカラーが歴代ヒロインの白系ではなく暗い色なので「ローグ・ワン」という作品を象徴するキャラかと。あと可愛い。
— bigboss (@snakethepatr10t) May 3, 2017
映画では、強くで仲間想いのたくましい女戦士の姿が描かれる中、時折見せる人間味あふれる表情や演じたフェリシティ・ジョーンズのかわいい容姿にも大きな注目が集まりました。これまでのスター・ウォ―ズシリーズには見られない新しいヒロイン像として、日本でも高い人気を誇る魅力あふれるキャラクターです。
感想2:ジン・アーソとレイが似ていると感じる
吹替でローグ・ワンを観てきました。ジン・アーソの声が渋谷はるかさんだったのでデイジー⁉︎ってなった。なんか2人似てるような気がする。#渋谷はるか #ジン・アーソ #デイジー・ジョンソン #スカイ pic.twitter.com/2AlAAPGozj
— takuRo (@takurog) December 16, 2016
スター・ウォーズファンの間で、レイの母親ではないかと推測されるジン・アーソは、外見や映画での活躍だけでなく、ジンとレイの日本語吹き替えを担当した声優が同一人物だったことも、2人を結びつける要因となりました。2人に親子関係はありませんが、それぞれが主人公を担う作品を視聴した時に、ジンとレイは似ていると感じるでしょう。
感想3:スター・ウォーズの要素も忘れていない
ようやくローグワン見れました(^-^)やっぱり面白い(^-^)
— カイ. (@jzx90kk) June 13, 2017
でもやっぱり最後のベイダー卿の登場シーンは絶望感満載で堪らないですね(^-^)#スターウォーズ#ローグワン#ダースベイダー#ベイダー卿#ジンアーソ pic.twitter.com/gKRFWLDedl
映画「スター・ウォーズエピソード4」の直前に繋がるストーリーが描かれた映画「ローグ・ワン」では、オリジナルキャラクターが多く登場する中、スター・ウォ―ズの代名詞・ダースベイダー卿が映画終盤で登場を果たしました。スピンオフ作品のため、本編との絡みがほとんどないローグ・ワンでしたが、ダースベイダー卿の登場に、ようやくスター・ウォ―ズらしさを感じたでしょう。
ローグ・ワンのジン・アーソは勇敢に戦う女性だった
映画「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」の主人公ジン・アーソについて紹介しました。本編での登場シーンはなく、デス・スターの破壊と運命を共にした名の無き戦士の1人ですが、仲間を想い、勇敢に戦うジン・アーソの姿は、多くのファンを魅了し続けています。