マトリックスを見る順番と時系列は?シリーズ三部作のネタバレあらすじやキャストも

2019年に最新作の制作発表が行なれた映画マトリックス・シリーズは、人類を支配するAI(人口知能)との戦いと結末を得描いたSF作品であり、本格的なアクションシーンや高度映像技術、哲学的要素が取り入れられた物語で大ヒットを記録しました。本文では、映画マトリックスの公開順番をはじめ、作品を見る順番と時系列、シリーズ三部作のあらすじネタバレ、出演キャスト、作品の見所などをネタバレ紹介します。

マトリックスを見る順番と時系列は?シリーズ三部作のネタバレあらすじやキャストものイメージ

目次

  1. マトリックスとは?
  2. マトリックス三部作の見る順番・時系列
  3. マトリックス三部作のあらすじネタバレ
  4. マトリックス三部作のキャスト
  5. マトリックスの見どころをネタバレ解説
  6. マトリックス4の映画情報
  7. マトリックスを見た人の感想や評価
  8. マトリックスの順番ネタバレまとめ

マトリックスとは?

映画「マトリックス」は、現実・仮想世界を舞台に、AIこと人工知能に対抗する人類の戦いとその結末を描いたSF作品です。以下では、三部作で構成される映画「マトリックス」を見る順番と時系列をはじめ、シリーズ三部作のあらすじネタバレ、出演キャスト、作品のみどころ、待望の新作が発表された映画「マトリックス4」の概要等をネタバレを含めて紹介します。

マトリックスの作品情報

1999年に公開されたシリーズ第1作「マトリックス」は、AIが人類を支配する世界を舞台に、現実世界への帰還とAIの支配からの脱却を目指す人類の戦いと、人類の危機を救う救世主の登場を描いた作品です。本作品は現ウォシャウスキー姉妹こと、ウォシャウスキー兄弟が監督兼脚本を手掛け、SFに宗教など哲学要素を盛り込んだ独創的なあらすじが注目されました。

また、映画「マトリックス」は、香港映画のカンフーアクションに加え、撮影技術を駆使した高度な映像表現でも知られ、世界中で大ヒットを記録しました。また、1999年のアカデミー賞にて、編集賞・視覚効果賞・音響賞・音響編集賞を受賞、映画界に革命をもたらしました。

マトリックス・リローデッドの作品情報

2003年6月7日に日本公開されたシリーズ第2作目「マトリックス・リローデッド」は、前作に引き続きウォシャウスキー姉妹監督・脚本、ワーナー・ブラザース配給で上映されました。また、映画「リローデッド」の終盤は、次回作に繋がるような時系列で描かれ、映画ファンの間では、第3作の上映が待ち焦がれました。

マトリックス レボリューションの作品情報

シリーズ三部の完結作となった映画「マトリックス レボリューション」は、前作・リローデッド終盤直後を描いた時系列となっており、仮想世界(マトリックス)の真実と、人類とAIの戦争の結末が明かされました。また、「リローデッド」と「レボリューション」の撮影は同時進行で行われ、前作公開から5ヶ月後の2003年11月5日に、世界60ヵ国で同時刻同時上映となり話題となりました。

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マトリックス三部作の見る順番・時系列

マトリックス三部作の時系列・イメージ画像

近年目まぐるしい発展を遂げているAI技術の向上は、一部の科学者の間ではAIが人類に及ぼす危険性が警鐘されており、AIと人類の存亡をかけた戦いが描かれた映画マトリックスシリーズは、近未来の人類を表現しているでしょう。以下では、マトリックス三部作の見る順番と時系列をネタバレ紹介します。

マトリックスを見る順番は?

第1作「マトリックス」・第2作「リローデッド」・第3作「レボリューション」の三部作で構成された映画マトリックスシリーズは、前作のあらすじを追うように、次回作の制作・上映されています。よって、マトリックス三部作を見る順番は、第1作・第2作・第3作という流れで視聴することで、物語の時系列もストーリーに沿った流れとなります。

マトリックスは三部作で一つの作品

映画マトリックスシリーズは、物語の時系列を辿ると、人類の救世主と呼ばれる主人公・ネオが、仮想世界から現実世界への帰還を果たし、AIとそれらに対抗する人類による最後の戦いと終結という一連の流れとなっており、三部作を合わせて1つの作品と言われています。

また、「リローデッド」と「レボリューション」は、それぞれ前編・後編に区分されるような時系列の流れとなっており、シリーズ第2・3作は続けて視聴することがおすすめです。

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マトリックス三部作のあらすじネタバレ

AIこと人工知能が支配する世界と、それらに立ち向かう人類の姿を描いた映画・マトリックス三部作は、近未来の人類の姿を彷彿させます。以下では、マトリックス三部作のあらすじネタバレを、物語の時系列に沿った公開順ごとに紹介します。

あらすじネタバレ①第1作:マトリックス

不審なメールが届く・イメージ画像

大手ソフト会社のプログラマーでありながら凄腕のハッカーとして暗躍するネオの元に、一通の電子メールが届きます。予言めいた内容に興味を持ったネオは、その指示に従いナイトクラブへ赴き、そこでトリニティーと名乗る女性と会います。翌日、出社したネオの元に宅配便が送られてきました。中身は携帯が入っており、呼び鈴に応じたネオは、モーフィアスと名乗る人物から、この場から逃げるように指示されます。

トリニティーが話していた人物からの指示に戸惑う中、エージェントと呼ばれる何者かがネオに襲いかかり、ネオはその場から逃げ出します。しかし、あと一歩及ばず逮捕されたネオは、エージェント・スミスの取り調べを受け、モーフィスの逮捕の協力要請を拒否します。その後、ネオはおへそから虫に似た機械を潜り込まされ気絶、自分のベットから飛び上がったネオは、夢であったことを悟ります。

しかし、ネオを迎えに来たトリニティーとモーフィアスとの出会いを通じて、AIとの戦争に負けた人類は、AIの原動力として使用され、マトリックスと呼ばれる仮想世界で生活していること、虚構の世界に気付いた人間による反乱組織・ザイオンの存在を理解します。そして、現実を受け入れたネオは、AIの支配から人類を解放させるべく、救世主として立ち上がります。

その頃、ネブカデネザル号のクルー・サイファーは、仮想世界にもう一度戻りたいと願っていました。一方、エージェント・スミスも、AI側に居ながら仮想世界に嫌気が差し、現実世界へ帰還することを望んでおり、双方の思惑を知った2人は、密会を重ねます。そして、サイファーとエージェント・スミスは、ザイオンの暗唱コードを知る人物・モーフィアスの引き渡しを条件に、仮想世界への転送を約束します。

一方、仲間の裏切りを知らないネオたちは、預言者・オラクルの元を訪れた後、モーフィアスの拉致とエージェント側の襲撃に遭います。一時は窮地に陥るもマトリックスに対抗する能力に目覚めたネオは、危機を脱します。そして、仮想・現実世界を行き交いできる手段である公衆電話を通じて、マトリックス(仮想世界)を信じて疑わない人類に、本当の現実を見せつけることをAIに宣言し、どこかへ飛び去っていきます。

あらすじネタバレ②第2作:マトリックス リローデッド

恋人・トリニティーに関する悪夢を見たネオは、ネブカネザル号のクルーと共にザイオンへ帰投します。AIに反旗を翻す人類で構成されたザイオンでは、ロック司令官ら組織の幹部らによる評議会が行なわれ、戦争の最終局面に向けた作戦が練られていました。一方、仮想世界ことマトリックスでは、オラクルの連絡を受けるベイン達がスミスの襲撃を受け、仲間を逃がしたベインは、スミスへと姿を変えられてしまいます。

その頃、ネオ達はザイオンを出港し、オラクルと再会を果たします。その後、ネオの覚醒した力で正体を探ると、オラクルは仮想世界で重要なプログラムの機械であり、機械と人間、双方の未来のためにネオ達に協力していることが判明します。そして、仮想世界の崩壊には、ソースに向かう必要があり、辿り着くにはキーメイカーというプログラムの存在が必要なことを教えられます。

また、オラクルはネオに対して、トリニティーまたは、ザイオンのどちらの命を助けるか、選択が迫られることを予言します。その後、オラクルと入れ替わるようにスミスが登場し、ネオ達は危機に瀕するも、助けに来たメンバーの援護で現実世界へと戻ることに成功します。そして、ザイオンでは、未曾有の危機に備えた会議が開かれ、キーメイカーを匿っているメロビジアンとの会合に臨むことを決定します。

会談は空振りに終わったと思った矢先、メロビンジアンの妻の手引きで、キーメイカーをザイオンに引き入れることに成功します。そして、ネオ達は、キーメイカーの情報と鍵を利用してソース内部への侵入を計画します。一方で、悪夢やオラクルの予言からトリニティーを案ずるネオは、彼女に対して作戦に加わらないように指示します。

あるトラブルを受けてトリニティーは、仮想世界へ侵入し予備システムの停止に成功するも、エージェントに見つかってしまいます。一方ネオは、仲間を次々と失いながらソースに辿り着き、マトリックスの設計者・アーキテクトと面会し、この世界の真実を知ります。そして、オラクルが予言した選択に迫られたネオは、迷うことなくトリニティーを選び、エージェントの銃に倒れたトリニティーを自身の能力で蘇らせます。

また、現実世界のモーフィアスもこの世界の真実を聞かされ絶望し、船はロボットの攻撃により撃沈します。そして、撃沈直前に船を脱出したネオは、襲いかかるロボットに向かって手のひらを向けると、意識的に念を送ります。すると、ロボットは動きを止めて自滅し、ネオは気を失います。その後、ネブカデネザル号は、ハンマー号に収容され、作戦失敗の要因を聞かされます。

ハンマー号によると、順調に進んでいた奇襲作戦は、開始直前に一隻の船が起動させたEMPが、作戦の失敗を招いたことを指摘し、それに乗船していた唯一の生き残りを回収したことが報告されました。その頃、ネオとスミスに上書きされたベインは、医務室へと運ばれていました。

あらすじネタバレ③第3作:マトリックス レボリューションズ

仮想世界(マトリックス)と現実世界の狭間の空間に閉じ込められたネオを救出するべく、モーフィアス達は、トレインマンの行方を追っていました。一方、ネオもトレインマンに対抗して脱出を試みるも、その力に及びません。そんな中、モーフィアス達は、メジロビンジアンの交渉に乗り出し、ネオを解放させました。そして、オラクルと出会ったネオは、機械と人類の戦争終結を聞かされます。

一方で、戦争が終わらない原因が、ネオの反作用で生まれたスミス・全てを破壊する存在にあることを聞かされます。その後、ネオとベインは同時に目を覚まし、作戦失敗の張本人・ベインに対する尋問が行われるも、ベインはその時の記憶を失っていました。また、ザイオンでは、一般の志願兵を含めた総力戦の準備に取り掛かっており、ネオ達ハンマー号もザイオンへの帰還計画を練っていました。

そして、ネオとトリニティーはマシンシティへ、モーフィアスとナイオビはザイオンへと2手に別れて、船を出港させます。そんな中、ネオの船には、ベインことスミスが密航しており、襲撃を受けたネオは、両目を失います。同時に、電子的流れが見えるようになり、スミスを撃退します。一方、ザイオンでは、機械との攻防戦が繰り広げられ、壊滅状態となっていました。

しかし、モーフィアス達の帰還を受けてザイオンは難を逃れ、機械の再侵攻に備えます。その頃、マンシティへ突入したネオは、船の着陸時にトリニティーを失い、悲しみを内に秘めながらマンシティの中央集合体に辿り着き、取引に出ます。そして、双方の取引は成立し人類と機械の戦争は休戦に入りました。そして、壊滅状態だったザイオンへの機械侵攻も止みます。

マトリックスでは、ネオとスミスによる最終決戦が繰り広げられ、激戦の末、スミスが勝利を掴みます。しかし、自身はまだマトリックスが組んだプログラムの中にいて、自由の身ではないことを知ったスミスは、ネオを上書きします。それらはスミスを自滅へと導き、同一要素を手に入れたネオは、マトリックス内にいるスミスを全て自壊・自滅させれていきます。

同時に、ザイオンでも、機械達の引き上げが行なわれ、戦争終結と平和がもたらされました。そして、人類と機械の戦争を集結させたネオの亡骸は、機械達で運びこまれ、戦争で破壊されたマトリックスの街は、修復されていきました。そして、公園に佇むオラクルは、アーキテクトに対して、双方が望む限り平和は続いて行くと語ります。

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マトリックス三部作のキャスト

SF作品でありながら、哲学要素も含めた奥の深い作風で、日本でも大ヒットを記録したマトリックス三部作は、壮大なストーリーだけでなく、出演キャスト陣による気迫あふれるアクションシーンも注目されました。以下では、映画・マトリックス三部作のキャストを、作品のあらすじネタバレを交えながら紹介します。

ネオ/キアヌ・リーブス

マトリックス三部作の主人公・ネオは、表向きは大手企業のプログラマ―・トーマス・A・アンダーソンとして勤務し、裏ではネオという偽名を用いて、コンピューター犯罪を繰り返すハッカーとして暗躍しました。エージェントに狙われる以前から、自分が生活を営む世界(マトリックス)に違和感を覚えていました。そして、現実世界に戻ってからは、救世主として人類とAIの戦争に休止符を打ちました。

ネオを演じたキャスト・キアヌ・リーブスは、カナダ・レバノン出身で、日本でも人気の高いハリウッド俳優です。2019年公開のアニメーション映画「トイ・ストーリー4」では、おもちゃのバイクが愛車のスタントマン人形・デューク・カブ―ン役の担当声優を担いました。

モーフィアス/ローレンス・フィッシュバーン

ネオの仲間の1人で、鼻眼鏡のサングラスが印象的なモーフィアスは、ザイオンに所属するネブカデネザル号の船長で、現実世界では伝説的なハッカーとして知られ、仮想世界(マトリックス)では、最も危険なテロリストとして警戒されています。ネオが救世主であることを信じており、また、仲間や他の船の船長からの信頼も厚い戦士です。

モーフィアスを演じたキャスト・ローレンス・フィッシュバーンは、アメリカ・ジョージア州出身の俳優で、映画「マトリックス」シリーズへの出演をきっかけに広く知られるようになりました。主な出演作は、映画「プレデター」や「ミッション:インポッシブル」、テレビドラマ「CSI:科学捜査班」レイモンド・ラングストン博士役等です。

トリニティー/キャリー=アン・モス

映画「マトリックス」のヒロイン・トリニティーは、ネブカデネザル号の副船長であり、仮想世界に違和感を覚えたネオを現実世界へ導いた女戦士です。過去に、国税局のコンピューターに侵入した経歴を持つ凄腕のハッカーであり、モーフィアスとの出会いを機に世界の真実を知ります。ネオに好意を持っており、第1部終盤にて、自身の愛でネオを蘇生させることに成功します。

トリニティーを演じたキャスト・キャリー=アン・モスは、カナダ出身で、モデル活動を経て女優へと転向しました。映画「マトリックス」にてヒロイン役で脚光を浴び、映画「ポンペイ」や「彼女が目覚めるその日まで」などに出演しています。

エージェント・スミス/ヒューゴ・ウィーヴィング

映画「マトリックス」三部作の悪役・エージェント・スミスは、マトリックスを守る監視プログラム・エージェントのリーダー的存在でありながら、仮想世界からの解放を望んでいます。作中では、仮想世界に入りたいザイオン側のサイファーと秘密裏に契約を交わしたり、エージェントから離脱し自由を得るも、本当の意味でマトリックスから解放されていない、虚しい存在だったでしょう。

エージェントスミスを演じたキャスト・ヒューゴ・ウィーヴィングは、ナイジェリア生まれ、オーストラリア出身、1983年に映画「遮光の中の青春」で映画デビューを果たします。その後、マトリックス三部作をはじめ、「ベイブ」「ロード・オブ・ザ・リング」「トランスフォーマ―」シリーズ等、人気作品の出演キャストとして世界的に知られています。

サイファー/ジョー・パントリアーノ

ネブカデネザル号の裏切り者・サイファーは、現実世界に戻りたいエージェント・スミスとは対照的に、仮想世界の住民になることを願ったザイオン側の人間で、仮想世界に戻ることが出来なくなる赤い薬を飲んだことを後悔しています。時系列では第1部中盤あたりで、エージェント・スミスと内通し、モーフィアスの引き渡しを条件に、仮想世界に戻す契約を交わし、ネブカデネザル号のクルーと対立しました。

シリーズ第1作のみの登場となったサイファー役のキャスト・ジョー・パントリアーノは、アメリカ出身の俳優で、映画「バッドボーイズ」シリーズ、「デアデビル」等に出演しています。

ナイオビ/ジェイダ・ピンケット=スミス

ロゴス号の船長・ナイオビは、ネオ達ネブカデネザル号の良き理解者であり、車や船の運転を得意とする女戦士です。マトリックス内では、愛車・ポンティアック・ファイヤーバードを使用し、並み外れた運転テクニックで数々の危機を脱しました。また、過去にモーフィアスと恋仲関係にあり、現在はロック司令官と付き合っています。

シリーズ第2・3作に出演したナイオビ役のキャスト・ジェイダ・ピンケット=スミスは、アメリカ出身の女優で、「マダガスカル」シリーズ、「ベスト・キッド」「ANNIE/アニー」。夫は、日本でも人気の高いハリウッド俳優・ウィル・スミスです。

リンク/ハロルド・ペリーノ・ジュニア

タンクの後任となったリンクは、ネブカデネザル号のオペレーターで、シリーズ第2作以降に登場しました。オペレーターとしての経験が長く、作中では長年に渡って培ってきた腕を生かして、ネブカデネザル号の援護に尽力します。

リンク役のキャスト・ハロルド・ペリーノ・ジュニアは、アメリカ出身の俳優で、「キング・オブ・ニューヨーク」「ゼロ・ダーク・サーティ」「最高の贈り物」等に出演。

パーセフォニー/モニカ・ベルッチ

メロビンジアンの妻・パーセフォニーは、キスをすることで相手の心を読める能力を有する女性で、プログラムの概要は不明とされています。シリーズ第2作では、浮気していた夫を懲らしめるために、キーメイカーの解放に応じました。シリーズ第2・3作に登場したパーセフォニー役のキャスト・モニカ・ベルッチは、イタリア出身の女優で、映画「魔法使いの弟子」「007 スペクター」等に出演しています。

メロヴィンジアン/ランバール・ウィルソン

ネオ達と度々対立したメロヴィンジアンは、オペレーティングシステムを担うマトリックス最古のプログラムの1人で、オラクルの地位を狙っています。また、データを直接改竄する力を有しており、トレインマンを用いてネオを閉鎖空間へと閉じ込めました。その後、訪れていたクラブで、トリニティー達の襲撃に逢い、ネオの引き渡しに応じました。

メロヴィンジアン役のキャスト・ランバール・ウィルソンは、フランス出身の俳優・歌手で、映画「ジュリア」「華麗なるアリバイ」「ホロウ・クラウン/嘆きの王冠」等に出演しています。

ロック司令官/ハリー・J・レックス

ザイオン攻撃部隊のトップであるロック司令官は、予言や奇跡などを信じない現実主義者であり、救世主の存在を信じる理想主義者・モーフィアスとは対照的な性格の持ち主です。また、モーフィアスとは、性格の不一致に加えて、ナイオビを巡る恋のライバル関係であったことから犬猿の仲でもあります。

ロック司令官役のキャスト・ハリー・J・レックスは、アメリカ出身の俳優で、映画「モー・マネー」や「アクロス・ザ・ユニバース」等に出演しています。

ハーマン評議員/アンソニー・ザーブ

ザイオン評議員の指導者的存在であるハーマン評議員は、かつてマトリックスに繋がれていた経歴を持つ人間で、シリーズ第2部では、ザイオンやマトリックスの仕組みについてネオと話し合いました。また、ザイオンの評議員は、男性6人・女性12人で構成されています。

シリーズ第2・3作に出演したハーマン評議員役のキャスト・アンソニー・ザーブは、アメリカ出身の俳優で、映画「007 消えたライセンス」や「トゥルー・クライム」等に出演しています。

Thumbマトリックス映画シリーズのあらすじを解説!登場人物・キャストも紹介 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

マトリックスの見どころをネタバレ解説

三部作で1つの作品となる映画「マトリックス」は、時系列を追うごとに複雑なストーリーが展開されることで知られています。以下では、ここまで紹介してきた「マトリックス」の時系列とあらすじから、マトリックスの見どころについてネタバレ解説します。

マトリックスとは何?

シリーズのタイトルであるMatrix(マトリックス)とは、ラテン語の「mater(母)」から派生した単語で、「母体」や「基盤」のように、そこから何かを生み出す背景を意味します。また、マトリックスは、コンピュータープログラムの行列式(基礎)を指す場合にも用いられている言葉です。

そして本作品で用いられた「マトリックス」とは、現実世界を支配するAIによって作られた人類のための仮想世界という意味が込められているでしょう。そして、映画では、コンピューターによって支配された人間は、それらの動力源として、頭部にコンセントのようなものを差し込まれた状態でカプセル内で培養されている姿が描かれました。

ネオという名前に込められた意味

主人公・ネオことトーマス・アンダーソンの各シリーズでの活躍を時系列で追うと、唯一神・イエス・キリストの生涯を彷彿させる展開を見せています。その共通点とは、人類の救世主であること、一度は死を迎えるも復活を果たしたことです。また、「ネオ」という名前は、アルファベットに変換すると「NEO」、ギリシア語で新しい、英語では「復活する」などの意味します。

そして、NEOを並べ替えると「ONE」になり、キリスト教の唯一神を表す「The one」に繋がり、これら2つの意味を合わせると、ネオという名前には「新しい神様」つまり、現代版イエス・キリストの誕生が示唆されているでしょう。また、他の登場人物の名前にも、キリスト教を始め、ギリシャ神話・古代エジプト神話の比喩や暗喩が隠されています。

人間に秘められている潜在意識

映画マトリックスでは、人間に秘められた潜在意識についても触れています。心理学によると、人間の意識には、日常生活で使用される健在意識と、無意識と呼ばれる潜在意識に分類されます。潜在意識は、自分がこうなりたいという願望を意識的に刷り込むことで働きかけられ、身体に影響を及ぼします。

例えば、作中に登場したスプーン曲げのように、「自分はスプーンを曲げることが出来る」と潜在意識に働きかけることで、スプーン曲げが実現できます。また、潜在能力は、単に自分の願望を刷り込むだけでなく、自ら自己実現のための行動に出ることで、自分の才能を引き出すことができるものであり、映画マトリックスでは、自身に対する確信が大きな力を手に入れる結果を招きました。

普通の俳優が演じる本格アクション

出演キャストによる本格アクションが目を引く映画「マトリックス」は、これまでのハリウッド映画にはない先駆的な作品としても知られています。「マトリックス」以前の映画作品のアクションシーンでは、スタントマンのように、格闘のプロを代役に撮影が行なわれていました。

一方、映画では、本格的なアクションシーンが見どころの映画「マトリックス」では、出演キャスト陣に4ヶ月に及ぶカンフーの猛特訓が施され、「バレット・タイム」のように数々の名シーンが生み出されました。

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マトリックス4の映画情報

映画「マトリックス4」の映画情報を紹介・イメージ画像

三部作の完結から16年の歳月を経た2019年8月、ワーナー・ブラザーズによる映画「マトリックス4」の制作発表は、日本を始め世界中のマトリックスファンに衝撃を与えました。以下では、シリーズ最新作「マトリックス4」の映画情報や出演キャスト、気になるあらすじや作品の時系列について紹介します。

監督を担当するのはラナ・ウォシャウスキー

2019年8月に発表された映画「マトリックス4」は、シリーズ三部作を手掛けたラナ・ウォシャウスキー監督による脚本・制作総指揮で制作されることが発表され、世界中で愛されている映画マトリックスファンにとって待望の新作発表となりました。また、最新作の脚本には、作家であるアレクサンドル・へモンと、デイビット・ミッチェルが、執筆に携わることが公表されています。

一方、シリーズ最新作「マトリックス4」は、ネオとモーフィアスの若かりし頃を描いたあらすじが公表されただけで、2019年11月時点では、映画の正式タイトルやあらすじ、前作との時系列について発表されておらず、概要は謎のベールに包まれています。

キアヌ=リーブス、キャリー=アン・モスが続投

最新作「マトリックス4」には、三部作で主人公・ネオを演じたキアヌ・リーブスと、ヒロイン・トリニティー役のキャリー=アン・モスの続投も同時に発表され、最新作でもそれぞれネオとトリニティ役で出演することが明かされました。

他キャストの出演・続投は?

三部作の主人公・ヒロインの続投に沸く一方で、映画「マトリックス4」に登場する新キャストにも注目が集まりました。発表された新キャストは、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世(映画「アクアマン」)、ジェシカ・ヘンウィック(Netfixドラマ「Marvel アイアン・フィスト」)、ニール・パトリック・ハリス(ドラマ「ママと恋に落ちるまで」)です。

また、三部作に登場した他のキャストの続投について、2019年11月現在も交渉中であり、新作映画のあらすじと共に、人気キャラクターの再登場も期待されています。

マトリックス4の公開日

マトリックス4の公開日・イメージ画像

出演キャストの出演交渉が行なわれている映画「マトリックス4」の公開日は、2019年11月時点で未発表となっています。しかし、映画のキャスティングの進行状況から、2020年の上半期には、アメリカ・シカゴでの撮影が予定されています。

マトリックスを見た人の感想や評価

マトリックスを見た人の感想や評価・イメージ画像

独創的な世界観と最新作の発表を受けて、映画マトリックスシリーズへの関心が高まり、三部作のあらすじネタバレを振り返ったり、三部作と最新作の時系列について考察するファンが多く見られます。以下では、映画「マトリックス」を見た人の感想や評価をあらすじネタバレを交えながら紹介します。

感想1:何度観ても色あせない新鮮さ

派手なアクションシーンや高度な映像技術が高く評価された映画「マトリックス」は、第1作公開から20年がたった現在も、多くのファンを惹きつけています。近年公開された映画作品の多くは、CGを始めとする高度な映像技術が使用されていますが、機材の性能も十分ではなかった1999年の映画「マトリックス」は、何度観ても、独創的な世界観は色させることがありません。

感想2:難解なストーリーでも楽しめるアクション作品

ここまで、作品の時系列に沿ったあらすじネタバレ等を紹介したように、マトリックス三部作は哲学的要素を含めた難解なストーリーとしても知られており、一部のファンからは内容が理解できないと言われています。同時に、理解が難しいシナリオを感じさせない、出演キャストのアクションシーンや映像美を絶賛する声も挙げられ、それらの要素がマトリックス三部作の人気を不動にしているでしょう。

感想3:キアヌ・リーブスの続投に期待

映画「マトリックス4」への続投が発表されたキアヌ・リーブスは、シリーズ三部作のネオ役として、キレのあるアクションやクールな佇まいで日本でも人気の高いハリウッド俳優です。最新作への続投が決まった2019年8月時点で55歳を迎えたキアヌ・リーブスですが、年齢を感じさせない若々しい姿は、映画「マトリックス4」での活躍をファンに期待させています。

マトリックスの順番ネタバレまとめ

映画マトリックス・三部作の見る順番や時系列、各作品のあらすじネタバレ、出演キャスト、マトリックスのみどころのネタバレ解説、最新作「マトリックス4」の概要等をネタバレを含めて紹介しました。哲学的要素をからめた難解なストーリー展開でありながら、卓越した映像美や出演キャストによる本格アクションで人気を博したマトリックスについて、多くのファンがシリーズ最新作に期待を寄せています。

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