マトリックスリローデッドのあらすじをネタバレ解説!見どころや感想は?

「マトリックス リローデッド」は2003年のアメリカ映画。監督・脚本はウォシャウスキー兄弟。2003年5月15日に北米で公開された。日本公開は6月7日。「マトリックス」シリーズの第二弾で三部作の中編です。救世主として覚醒したネオに待ち受ける試練とは?そして、ザイオンに迫りつつある絶体絶命の危機。ネオとの戦いで異常な能力を持ったスミスの暗躍。個性的な登場人物を新たに迎えて展開するドラマを圧倒的なスケールのアクションで包む。それが「マトリックスリローデッド」です。

マトリックスリローデッドのあらすじをネタバレ解説!見どころや感想は?のイメージ

目次

  1. マトリックスリローデッドのあらすじをネタバレ!感想も紹介!
  2. マトリックスシリーズとは?
  3. マトリックスリローデッドのあらすじをネタバレ!
  4. マトリックスリローデッドのラストをネタバレ解説!
  5. マトリックスリローデッドの感想を紹介!
  6. マトリックスリローデッドのあらすじネタバレまとめ!

マトリックスリローデッドのあらすじをネタバレ!感想も紹介!

さて今回はマトリックス劇場版シリーズ第2作となる「マトリックスリローデッド」のご紹介です。前作「マトリックス」で救世主として覚醒したネオ。そんな彼に訪れる試練。そして最終章にも繋がる新たな登場人物たち。リローデッドは最終章への伏線を孕みつつ、ガンガン疾走する内容です。

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マトリックスシリーズとは?

マトリックスシリーズとはワーナー・ブラザース配給。 監督・脚本はウォシャウスキー兄弟。音楽はドン・デービスが担当しています。近未来を舞台にしたSF格闘アクションです。

ウォシャウスキー兄弟について

「マトリックスシリーズ」の監督・脚本は兄のローレンス(ラリー)、弟のアンドリュー・ポール(アンディ)ウォシャウスキー兄弟です。製作当時は男性の兄弟でしたが、現在は二人とも性転換手術によりウォシャウスキー姉妹となっており、ラリーがラナ、アンディがリリーと改称しています。二人は日本のアニメ、ゲームを始めとするサブカルチャー文化に傾倒しており、それを公言しています。

特に押井守監督の「攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL」から受けた影響は大きく、殊に世界観やアクションシーンにおいてはオマージュととれるシーンが散見されます。下の画像は攻殻機動隊の冒頭シーンで、高層ビルの上階から窓を破って飛び降りるシーンですが、ネタバレするとマトリックスリローデッド冒頭のトリニティのシーンのイメージになっています。

押井監督との対談では社交的な兄のラリーに対し、弟のアンディは無口でシャイという印象だったとされます。映画監督であり漫画家、アニメーターという別の顔も持っており、アニメ版の「アニマトリックス」も手がけています。

マトリックスシリーズの世界観

近未来の人類は機械の支配を受け、マトリックスいう仮想空間を現実だと認識させられ、偽りの夢の世界で機械に飼われる家畜となっていた。それがマトリックスの世界観です。

この事実に気づき、肉体を奪還して人類最後の砦ザイオンで抵抗を続ける者たちと、仲間の救助のためマトリックスと現実世界を行き来する彼らを危険分子として排除しよういうエージェント、センチネルとの戦いを描いたシリーズです。

「マトリックスリローデッド」とは?

「マトリックス リローデッド」は劇場版3部作の真ん中に当たる作品で、独特の戦闘シーンやストップモーション、銃弾の弾道を入れることで回避を演出するといった手法で世界中に衝撃を与えた「マトリックス」の続編です。

ネタバレするとリローデッドではマトリックスを超える派手なアクションシーンや斬新な戦闘シーンを更にスケールアップして大ヒットとなりました。シリーズラストとなる「マトリックス レボリューションズ」の製作を前提としてシナリオもラストに繋がるものとなっています。

アクション映画の概念を変える作品

「マトリックスリローデッド」はアクション映画の概念そのものを根本的に変えました。ワイヤーアクションからのスピード感ある格闘シーンだといわれています。

前作は仮想現実内という限定された環境下でのアクションでしたが、リローデッドでは高速道路上でのカーチェイスなど都市に飛び出してのアクションシーンが展開されます。スタントを使っての実写撮影とVFXが融合しています。最新技術を駆使した多角度からの撮影といった技法はアクション映画の作り方そのものを変えました。

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マトリックスリローデッドのあらすじをネタバレ!

マトリックスリローデッドのあらすじに入る前に前作マトリックスのおさらいあらすじと登場人物と劇中用語の紹介から入ります。また、本作は中間作という位置づけですのであらすじも最後までネタバレで進めます。あらすじを文章として読んだだけでは到底中身は伝わりませんのであくまで参考と考えてください。

マトリックスあらすじ

プログラマーのトーマス・アンダーソン(演:キアヌ・リーブス)は天才ハッカー「ネオ」というもう一つの顔を持っていました。ネオはあることがきっかけとなり自分たちの暮らす世界が仮想現実世界だと知ります、トリニティ、モーフィアスという仲間を得たネオは鍛錬で仮想現実世界マトリックスだからこそ可能な超人的な動体視力や反射神経、身体能力を獲得して、エージェントに戦いを挑み、伝説の救世主となるのでした。

登場人物

ネオ(演:キアヌ・リーブス)は元はトーマス・アンダーソンというプログラマー。しかし、裏でクラッキングやハッキングといった違法行為をし、その際の通り名が「ネオ」です。同じ稼業のモーフィアスに接触しようとしてエージェントに襲撃され、現実だと信じていた世界が仮想現実なのだと知ります。仮想現実を知覚したネオは超人的な能力を身につけ、救世主として覚醒します。

モーフィアス(演:ローレンス・フィッシュバーン)は伝説的なハッカー。その実、世界の真実を知りエージェントと戦う闘士。エージェント側からは最も危険なテロリストだとされます。予言を信じており、ネオこそが伝説の救世主だと信じ、彼をサポートします。現実空間航行船ネブカドネザル号の船長です。同志のナイオビはかつての恋人です。

トリニティ(演:キャリー=アン・モス)はネブカドネザル号の副船長であり、元は凄腕のハッカー。ネオと似た経緯でモーフィアスにスカウトされました。以前からネオに好意を抱いています。「マトリックス」ではトリニティに好意を抱くサイファーの裏切りで甚大な被害を出し、ネオがスミスに殺された際には彼を蘇生させています。ネオから会うまでは「男」と思われていましたが、黒髪ショートカットの美人でネオの恋人です。

ナイオビ(演:ジェイダ・ピンケット=スミス)はロゴス号船長で勇敢な女戦士。モーフィアスの恋人だったが別れた後、ロック司令官と交際するようになります。要所要所でネオやモーフィアスを助ける頼りになる存在です。

リンク(演:ハロルド・ペリノー・ジュニア)は本作から登場するネブカドネザル号の新オペレーターです。サイファーの裏切りで多大な人的被害を被ったものの補充要員は彼一人。前作で亡くなったタンクとドーザーの妹であるジーを妻としています。

エージェント・スミス(演:ヒューゴ・ウィーヴィング)はエージェントのリーダー。ネオにとっては宿命のライバルと言え、3部作を通じてネオと敵対します。ネオとの戦いでプログラムに異常が生じてエージェントや人間のプログラムを書き換えて自己増殖するエグザイルとなっています。

ハーマン評議員(演:アンソニー・ザーブ)はザイオン首脳の一人です。穏健な人物でモーフィアスやネオに理解を示しています。11歳までマトリックスに繋がれていたということで、睡眠時間は2,3時間程度と短く、モーフィアスとロック司令官との間に入って仲裁することもあります。

ロック司令官(演:ハリー・レニックス)はザイオンの防衛部隊の総轄責任者でモーフィアスやナイオビたち船長の上官です。ナイオビを巡ってモーフィアスと根深い確執を抱えています。反面責任感の強い人物です。

預言者オラクル(演:グロリア・フォスター)はネオを救世主として導いた存在です。比較的古いプログラムで人間の心理探査用に作られましたが、エグザイル化して人間の直感を見抜く存在となりました。エグザイルの削除はエージェントたちのもう一つの使命であり、その身を狙われています。

本作から登場のセラフ(演:コリン・チョウ)はオラクルの護衛者であるエグザイル。ネオを試すために格闘戦を挑みます。最終章では更なる活躍が期待される存在。

劇中用語

続きまして劇中に登場する用語を本作中のネタバレを含んで解説します。色々な単語が飛び出すのが難解だと言われる所以ですが、理解を深める上での参考にしてください。

「マトリックス」は設計者によって作られた仮想現実空間です。実際の人間たちはマトリックスに接続された状態で人形のように並べられています。認知力がなければマトリックスは其処に住む存在にとって全くの現実です。しかし、マトリックス内の人間は電子情報体に過ぎません。

「ザイオン」は人類最後の砦であり、都市です。人口は25万。肉体を持つ人間達が暮らしています。ザイオンの運営は評議会によって決定されています。司令官は評議会の下に置かれ、船長たちは評議会の推薦で選任されます。

「救世主」(The One)とは預言者の導きで特別な能力を持った存在です。ソースに到達し、プログラムコードを書き換えたとき戦いは終わると信じられています。モーフィアスは救世主と預言に固執しており、民衆からは絶大な支持を受けますが、船長達からは鼻白まれています。

「エージェント」とはマトリックス内の治安維持を目的としたプログラムです。危険分子、不穏分子の排除のため、現場近くにいる情報体とすり替わって登場します。服装は一緒ですが個体としては異なっていたのですが、リーダーのスミスがエグザイル化したためスミスのコピーが増えつつあります。

「センチネル」は機械生命体でマトリックスの護衛や巡回、ザイオンへの攻撃に利用されています。触手を持ち、生物のように行動します。電子攪乱に弱く索敵能力が下がるため各戦闘艦は常に攪乱したり接触を避け、切り札となるEMPを装備しています。

「戦闘艦」はザイオンの人類がセンチネルと戦い、マトリックス内に潜入するために使う船です。フライホイールで揚力を得て移動します。空飛ぶ潜水艦といったイメージでセンチネルからの索敵をかわしつつ、潜入工作をおこなうためのものです。対機械兵器としてEMPを装備していますが、誤爆の危険性があるため緊急時にしか使いません。

「エグザイル」は元々は設計者によって作られた目的を持ったプログラムが何らかの影響で異常が生じて別の目的の存在に変化したものです。マトリックス内では人間のように振る舞いますが、ネオはプログラムと人間とを見極められます。

「設計者」はマトリックスを創造した者です。人間を様々に分析して分かった風を装っていますが、実のところ分からないので観察や研究のため様々なプログラムを産み出し、挙げ句に裏切られてエグザイル化させています。マトリックスの父といったところで、マトリックスの母はオラクルですが認めたくないのが本音のようです。さて、いよいよネタバレあらすじに突入します。ラストまでおつきあいください。

悪夢

なんの説明もなくいきなり警備員たちの詰め所をトリニティがバイクで襲撃し、警備員達をあっという間に叩きのめします。

場面は切り替わり、トリニティがビルから飛び降りエージェントとの空中銃撃戦の末に胸を撃ち抜かれます。

しかし、それらはすべてネオの夢でした。ネオの傍らではトリニティが寝息を立てており、まだ何も起きていません。しかし、ネオは予知夢ではないかという不安に襲われます。

下水道会議と宣戦布告

新オペレーターにリンクを加えたネブカドネザル号は船長たちが集結する下水道会議に参加します。会議の場で25万のセンチネルの大軍がザイオンを目指して侵攻中だという情報を確認し、ロック司令官が防衛のため全船長の帰還を求めているのが議題になります。しかし、モーフィアスは別の可能性を憂慮して一隻を残すべきだと提案します。

会議の最中、エージェントがスミスからの贈り物を持って現れます。エージェントに踏み込まれますがネオが撃退します、贈り物の差出人はスミス。そして中身はエージェントたちが連絡用に使うレシーバーでした。それは正にスミスからネオへの宣戦布告の証でした。

スミスとベイン

モーフィアスの提案で残ったカデューシャス号は預言者からのメッセージを受け取り帰還する際にスミスに追撃されます。仲間を逃がして残ったベインはスミスに浸食され、スミスが浸食した状態で現実世界に帰還します。ベインは見た目こそ以前のベインですがスミスの精神に支配されていたのです。

モーフィアスの大演説

ザイオンに到着したネブカドネザル号でしたが、モーフィアスはロック司令に召還されます。すかさず命令違反を咎められますがハーマン評議員が間に入って止めます。一方、ネオは人々から絶大な支持を受け当惑します。評議会主催の集会にてモーフィアスは現状の真相を告げた上で人々に我々は勝つという勝利宣言をして人々を鼓舞します。

ネオの煩悶とハーマン評議員の誘い

人々が集会後のパーティに狂奔する中、ネオとトリニティは身体を重ねます。しかし、ネオの脳裏に焼き付いた悪夢は消し去ることが出来ません。

不眠に悩み外に出たネオはハーマン評議員に出会います。ハーマンは地下施設へとネオを案内し、機械と戦いながら機械によってザイオンは維持されている現状を見せます。仕組みは分からないが役割は分かっている。それはネオに与えられた救世主という宿命と似ていました。

預言者オラクルとの再会

ネオが預言者からの呼び出しを受けたことで、ネブカドネザル号は出航します。指定された場所に向かったネオはそこでセラフと戦います。拳を打ち合せてネオを確認したセラフはオラクルの許へと案内します。

オラクルはネオのことはすっかりお見通しで、不眠の原因も承知していました。オラクルもセラフもプログラムです。なぜ彼らが自分たちに力を貸すか分かりませんがメロビンジアンが捕らえているキー・メーカーを解放せよと告げられます。

スミスの襲撃

セラフがオラクルを護衛し退散した直後、ネオの前にスミスが現れます。スミスはネオの影響で不良プログラム「エグザイル」となっていました。

他のエージェントの情報を書き換え自分をコピーしたスミスは一斉にネオを襲いますが、ネオも負けじと反撃します。頃合いを見計らってネオはマトリックス上空へと飛び立ち、スミスの追跡を振り切るのでした。

キー・メーカー救出

ネオたちは最古のプログラムで情報書き換えの能力を持ちエグザイルに墜ちたメロビンジアンと身柄受け渡し交渉をしますが不調に終わります。しかし、メロビアンの妻パーセフォ二―は不貞な夫を裏切り、キー・メーカーを解放してネオたちに委ねます。

争奪戦

トリニティとモーフィアスはキー・メーカーを護衛して逃走。その後をメロビンジアンの部下たちに加え、エージェントが追うことになり、三つ巴の激しい戦いが高速道路上で繰り広げられます。

トリニティは俊敏さと反射神経でキー・メーカーを抱えて巧みに逃げ回り、モーフィアスは追っ手の車両を日本刀で両断するなど激しい戦いを展開します。

連絡を絶ったネブカドネザル号に対する増援部隊派遣がロック司令の反対にもかかわらず評議会で可決されます。ソーレン船長のビジラント号が真っ先に志願し、少し遅れてナイオビのロック号が志願し増援部隊に決まります。

救世主登場

キー・メイカーを巡る争奪戦は続き、トリニティはモーフィアスにキー・メイカーを預けて離脱します。モーフィアスはエージェントとの一騎討ちになりますが不覚をとってトラックから落下しますが…。

落下した車はナイオビの運転する車でした。モーフィアスはエージェントとの戦いに復帰します。頃合いを見計らいネオに救助を求めるモーフィアス。ネオは空中から高速で飛来してキー・メイカーとモーフィアスを鮮やかに救出するのでした。

27区画攻略作戦会議

キー・メイカーは27区画にあるビルにソースに繋がる扉があるが、鉄壁の防御を破るには電力の供給を絶ち、緊急システムを無力化する必要がありました。ネオなら楽勝でしたが、彼自身が65階のドアを潜る必要があり猶予は僅か5分。

モーフィアスはナイオビ、ソーレンがそれぞれチームで発電システムと緊急供給システムを破壊し、その間にネオとキー・メイカー、モーフィアスでビルを攻略するという作戦を立てます。

誤算

ナイオビチームの工作で発電所は爆破。ところがソーレンたちのチームのビジラント号にセンチネルが迫っていました。爆撃されたビジラント号は轟沈。

ビジラント号が撃沈されたことでマトリックス潜入中のメンバーも全滅します。この危機的状況にネオの頼みで待機していたトリニティも急遽マトリックスに入り、緊急供給システム破壊に向かいます。

緊急供給システム作動によりスミスに阻まれたネオたちは足止めを食います。トリニティの破壊工作で回廊を突破しますが、キー・メーカーは銃撃に倒れます。

選択の時

キー・メイカーからネオはソースに繋がる鍵を、モーフィアスは脱出路を示され進みますが、ネオを待っていたのはソースではなく設計者でした。

かつて5人の救世主がそこまで辿り着いたのですが皆、選択を誤りました。ザイオンは既に5回滅ぼされ、5回再建されていたのです。その間にプログラムたちもザイオン攻略を学習しました。

右の扉の先にはソースが、左の扉の先にはトリニティ救出への道。ネオは迷わず左を選びます。悪夢通りのシナリオでトリニティは転落死する。ネオは超高速飛行でトリニティの許に急ぎます。

ネブカドネザル轟沈

ネオはトリニティを救助蘇生し、ネブカドネザルに帰還します。しかし、救世が成らないことにモーフィアスは納得出来ません。ネオは救世主や預言の存在自体が設計者の仕組んだものだったと説明します。

ネオの直感で危機を知らされた4人は船を降り、センチネルの爆撃はネブカドネザル号に命中し、船は轟沈します。

尚も追ってくるセンチネルにネオは立ち塞がります。ネオの手から力が放出され、包囲したセンチネルを倒します。現実世界で力を発揮したネオは倒れます。

迎撃作戦失敗

ハンマー号に救助されたモーフィアスたちはロック司令の迎撃作戦がEMPの誤作動で失敗し、5隻の船が沈んだことを知らされます。しかし、たった一人の生存者が収容されていました。それはベインでした。ネオとベインが救護室に横たわることで本作は終了します。

リローデッドの見所は?

各戦闘シーンです。またいよいよ正体が明らかになったザイオン。戦闘シーンに関しては色々な意見もありますが感想で詳しく。単品として楽しめる要素として高速道路上のカーチェイスや双子との戦いはなかなかの見物でした。

マトリックスリローデッドのラストをネタバレ解説!

さて、ネタバレあらすじは如何だったでしょうか?ネオがソースへの到達よりも愛するトリニティの命を選び、預言を信じてきたモーフィアスを裏切り嘘をつきました。本当の事を打ち明けるのが良かったのか、それとも預言自体が罠と説明したのが賢明だったかはラストまで分かりません。

そして、現実世界のネオが新たな力に目覚めたこと、ベインに精神寄生したスミスの謀略でセンチネルの大軍によるザイオン侵攻が確定した形で物語がいよいよラストへと向かうことになりました。

もっとも主要人物は全員生き残ったわけですのでラストの最終決着に必要な顔ぶれは揃い、ラストで味方になるプログラムたちもチラホラ見えてきました。

マトリックスの超人から現実世界の超人へ

ネオはリローデッドでマトリックス内では飛行可能など完全なる超人と化しています。リンクが言う「スーパーマン」そのものです。しかし、ラストで発揮した能力は肉体を持った現実世界でも超人的な力に目覚めているというものでした。ラストバトルの鍵が正にそれでしょう。

ベイン(スミス)の謀略

リローデッドでロック司令官の立案したパイプライン通過時センチネル迎撃作戦の失敗はスミスに精神汚染されたベインの仕業だということが明白です。

スミスはマトリックス内では他の情報体に浸食してコピー出来る能力を持ちますが、現実世界ではなにも出来ません。ネオ暗殺にも失敗しました。しかし、ベインの存在はザイオンにとってもネオにとっても脅威となります。

設計者の思惑

設計者にとってネオの存在は均衡の余剰…つまり、居てはならないアノマリーの変種で排除すべき存在。エグザイル化したスミスを野放しにしているのも、ネオ排除の切り札と考えているようです。かつて5人の完全なるアノマリーが設計者の許に到達しましたが、彼らには個人的に愛を抱く存在が居なかったがネオにはトリニティが居ます。

ネオは全人類よりもトリニティ一人を選ぶ。そう確信していたので設計者はネオがソースに到達することは不可能と考えたようですが、果たしてそうなのでしょうか?

個性と存在意義を持つエグザイルたち

本作には様々なエグザイル…つまり本来の役割を喪失して異常プログラム化した存在が登場します。その一人がスミスであり、スミスの行動目的はネオに勝利するのみ。キー・メイカーは救世主を設計者の部屋に案内することを存在意義にして消滅しました。

メロビンジアンは己の快楽の追求。そしてオラクルは可能性を持った者を導くことで、セラフはオラクルの護衛です。果たして彼らエグザイルは物語のラストにどんな影響をもたらすのでしょう。

マトリックスリローデッドの感想を紹介!

リローデッドは3部作の真ん中で感想をというのもなかなか難しいものがあります。前作「マトリックス」を観ていない人にとっては単なるアクション映画と思えたかも知れませんし、「マトリックスレボリューションズ」を既に観ている人にとっては中間作という位置づけとなり、シリーズ全体の中での感想ということになるかも知れません。

面白かった、凄かった

好意的な意見と否定的な意見がせめぎ合い評価平均は各レヴューサイトで3~3.5といったところ。ラストまで話について行けている人とそうでない人といるようです。まずは好意的な意見を紹介していきます!

前作同様に面白かった!アクションがクール&スタイリッシュで特に良かったと思う。主役の3人は相変わらず、敵の双子やモニカ・ベルッチも良かった。

冒頭のシーンのアクションからすごい。あの高速道路の爆発シーンは超圧巻で最高!そのシーンは何度見ても興奮できる。十数年たっているが色あせない。作品の所々のバトルシーンが魅力的。とても面白くアクション好きな人にはたまらない作品でした。

むしろネオがいない戦いの方が緊張感漂ってました。トリニティはともかくモーフィアスは本作での離脱もありえたので思わず固唾を呑むシーンもありました。

否定的な感想

否定的な意見で多いのが「ネオが強くなりすぎていて戦闘に緊張感がない」。確かに、ニュータイプやスーパーサイヤ人のように劇的に強くなりすぎたネオはマトリックス内で止められる相手がいないでしょう。

この物語を見続けるためのエンジンがない。主人公は強い割に強い敵キャラと手に汗握る戦いとかなくて、スーパーマンみたいにすいすい飛んでただけ。

確かにスミスとネオの戦いはゲームの無双シリーズみたいなノリで、時々スーパーコンボ発動という正にゲーム感覚の印象が強いという意見が多いのには頷けます。逃げようと思えばいつでも空を飛べるので「相手をしてやってる」感がどこか漂い、宿命のライバルとの手に汗握る戦いを期待した人には正に肩すかしといわれています。

アクションのチープさ?とか色々と正直退屈で途中寝てしまって…鑑賞したといえないレベル。また少し経ってから最初から見直そうと思う

第1作に比べて戦いのシーン長くない?!って思いました。キー・メイカーのおいちゃんがいい味出してる。そこで終わるんかーいとおもった。

マトリックスリローデッドのあらすじネタバレまとめ!

マトリックスリローデッドについてあらすじとネタバレをまとめましたが如何だったでしょうか?世界観や登場人物の情報を多めにしてなるべくみんなが分かった上でついて行ける内容を目指したつもりです。第一、あらすじは所詮あらすじで、迫力ある戦闘シーンは文章では紹介しきれません。

戦闘シーンが非常に多いので、なんの目的で戦っているかだけはポイントとして押さえようとしました。その意味で「あっ、そういうことだったのね」という気づきに役立ったなら幸いです。またリローデッドが顔出しだけだったキッドやミフネ船長もいます。

最終章のレボリューションズは問答無用でセンチネルがザイオンに攻め入るところからになります。取り敢えずリローデッドはリローデッドとして楽しめればそれで良いのではないでしょうか?久しぶりに三部作を観たくなった。またはリローデッドを単品としてじっくり鑑賞してみようというきっかけになれば僥倖です。

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