2019年11月11日公開
2019年11月11日更新
アリアナ・ダンブルドアの生涯と死因を考察!兄やグリンデルバルドとの関係は?
アリアナ・ダンブルドアは『ハリー・ポッター』に登場する人物です。ホグワーツ魔術学校校長のアルバスとは兄妹です。アリアナ・ダンブルドアは、『ファンタスティック・ビースト』でアルバスと対立するグリンデルバルドとも深く関わっている人物です。アリアナ・ダンブルドアは既に死亡しており、その生涯は兄によって語られています。この記事では、アリアナ・ダンブルドアの死因や人物像などを紹介します。
目次
アリアナ・ダンブルドアとは?
ハリー・ポッターの作品情報
『ハリー・ポッター』シリーズは、世界的ヒットを記録した児童文学です。この記事で紹介するアリアナ・ダンブルドアは、この『ハリー・ポッター』シリーズに登場します。ここではまず、『ハリー・ポッター』の作品情報を紹介します。
ハリー・ポッターの概要
『ハリー・ポッター』はJ・K・ローリングによるイギリスのファンタジー小説です。1997年に出版された第1巻の『ハリー・ポッターと賢者の石』はベストセラー作品になり、子供だけでなく幅広い年代に読まれるようになりました。
『ハリー・ポッター』シリーズは2007年に出版された『ハリー・ポッターと死の秘宝』で完結しましたが、その後を描いた『ハリー・ポッターと呪いの子』が舞台化され、その舞台脚本は書籍化されました。また2015年には、ハリー達がまだ生まれる以前の魔法界を描いた『ファンタスティック・ビースト』が放映されました。『ファンタスティック・ビースト』は全5作で完結する予定です。
ハリー・ポッターのあらすじ
『ハリー・ポッター』シリーズは、1990年代のイギリスを舞台とした魔法使いのストーリーです。わずか1歳で闇の魔法使いであるヴォルデモートを撃退したハリー・ポッターと、ヴォルデモートの戦いが描かれています。
アリアナ・ダンブルドアのプロフィール
アリアナ・ダンブルドアは、ダンブルドア家に生まれた長女です。兄にアルバスとアバーフォースがいます。アリアナは1883年から1884年の間に生まれたといわれています。魔法界の中でも強力な力を持つダンブルドア家の生まれなので、小さいころから魔法を使えました。
元々は心優しい少女でしたが、近所の子供達に暴行を受けていじめられたことで魔法がコントロールできなくなってしまいました。精神的に不安定になると発作を起こしてしまいます。ある事件によりアリアナが亡くなってからは、アバーフォースとアルバスの兄弟仲は険悪になってしまいました。
アリアナ・ダンブルドアの経歴
1883年から1884年の間に、アリアナ・ダンブルドアはパーシバル・ダンブルドアとケンドラ・ダンブルドアの間に生まれました。1891年から1892年頃、6歳になったアリアナ・ダンブルドアは3人の少年から暴行されてしまい、精神的に不安定になってしまいます。
ダンブルドア一家は心に傷を負ったアリアナ・ダンブルドアのために、ゴドリックの谷へ移住しました。アリアナ・ダンブルドアは発作を起こすと魔法が暴走してしまうので、外に出ることができませんでした。そのため、ゴドリックの谷では軟禁状態の中で生活していました。しかし、アリアナ・ダンブルドアの魔法は強大で、母もその力を止める事ができませんでした。
アリアナ・ダンブルドアが14歳になった1899年から1900年の間、兄が留守中に発作を起こしてしまい、母・ケンドラが暴走した魔法に巻き込まれて死亡してしまいます。これを受け、兄のアルバスはアリアナ・ダンブルドアの世話をするためにゴドリックの谷に留まります。そこでアルバスはグリンデルバルドと出会います。
しかしある日、アバーフォースとアルバスとグリンデルバルドの3人が、魔法をぶつけ合うほどの喧嘩をします。アリアナ・ダンブルドアはその喧嘩に巻き込まれてしまい、死亡しました。
アリアナ・ダンブルドアの生涯
マグルに見られた魔法
アリアナ・ダンブルドアは、6歳の時に裏庭で魔法を使っているところを、3人の少年に目撃されます。3人の少年はマグルで、魔法のことを知りませんでした。アリアナ・ダンブルドアはこの3人の少年達に暴行されます。
防御不能の発作
アリアナ・ダンブルドアは、3人の少年から暴行を受けたことで心的ショックを受けてしまい、魔法をコントロールすることができなくなってしまいました。常に魔法が暴走しているわけではなく、何かをきっかけに発作が起きてしまうと魔法の制御ができなくなって暴走してしまいます。
発作の原因はオブスキュラス?
アリアナ・ダンブルドアは、オブスキュリアルだったのではないかと考察されています。その大きな理由の一つは、軟禁状態で魔法が自由に使えない生活を送っていたからです。幼い頃に自由に魔法を使えない環境がオブスキュラスを発生させ、オブスキュリアルになってしまうことが分かっています。
実際に村で迫害を受けていた魔法使いのスーダンの少女や、幼い頃から虐待を受けていたクリーデンスなどがオブスキュリアルになっています。まだ魔法使いとマグルの住む場所が区別されていなかった大昔は、迫害により多くのオブスキュリアルがいたといわれています。
オブスキュリアルは幼い子供で、10歳を迎える前に死んでしまいます。しかし、アリアナ・ダンブルドアは14歳まで生きていました。アリアナ・ダンブルドアがもしオブスキュリアルだった場合、クリーデンスのように例外があったとしても、なぜ二人は長く生きられたのか『ファンタスティック・ビースト』1作目の時点ではそこが謎でした。
しかし2作目のラストで、クリーデンスの正体がアウレリウス・ダンブルドアだということが分かります。この共通点から、ダンブルドア家の生まれだから2人はオブスキュリアルでありながら長生きできたのではないかと考察されています。
父の投獄
アリアナ・ダンブルドアが暴行を受けたことを知った、父のパーシバルは激怒してマグルの少年3人に魔法で攻撃をしました。このことで、パーシバルはアズカバンに投獄されてしまいます。パーシバルはアリアナ・ダンブルドアのことを考え、なぜ少年らを攻撃したのか話しませんでした。パーシバルはそのままアズカバンで獄死してしまいましたが、死因は詳しく書かれていません。
ダンブルドア家は、世間の目から逃れるために、またアリアナ・ダンブルドアの安全を守るためにゴドリックの谷に移り住みました。アリアナ・ダンブルドアは、そこで母のケンドラによって軟禁されます。外出が許されるのは真夜中だけで、当時のアリアナ・ダンブルドアの姿を見たものは、ケンドラによって閉じ込められていると感じていたそうです。
母の死
14歳になったアリアナ・ダンブルドアは、母・ケンドラと兄2人と一緒に暮らしていました。しかしアバーフォースとアルバスが不在で、母と二人っきりの時にアリアナ・ダンブルドアは発作を起こしてしまいました。ケンドラはアリアナ・ダンブルドアの魔法の暴走を止める事ができず、死亡してしまいます。
アルバスとアリアナ
兄のアルバスとアバーフォースは母の死を受け、どちらがアリアナ・ダンブルドアを面倒を見るかで言い争いました。しかし、結局アルバスが面倒を見ることになり、アルバスはホグワーツの卒業旅行に行く予定でしたが、ゴドリックの谷に留まりました。その数週間後、アルバスはゴドリックの谷でグリンデルバルドと出会います。
早すぎる死
互いに優秀な魔法使いだったアルバスとグリンデルバルドは、すぐに仲良くなります。しかし、アルバスはグリンデルバルドと遊ぶことに夢中になり、アリアナ・ダンブルドアの世話をしなくなってしまいました。これに対してアバーフォースは大激怒し、三つ巴の喧嘩になってしまいます。アリアナ・ダンブルドアは3人の喧嘩に巻き込まれる形で亡くなってしまいました。
アリアナ・ダンブルドアの死因を考察
3人の魔法使いの決闘
アリアナ・ダンブルドアの死因はアバーフォースとアルバスとグリンデルバルドが魔法で争っている時に巻き込まれて、誰かの魔法がアリアナ・ダンブルドアに命中し、死亡したとされています。アリアナ・ダンブルドアの死因は3人のうちの誰かが放った魔法だったのです。
しかし3人で争っていたので、誰がアリアナ・ダンブルドアを殺したのかは判明していません。アバーフォースは、アリアナ・ダンブルドアの死因はアルバスにあると思っており、それから兄弟仲は悪くなってしまいました。
兄同士の争い
アリアナ・ダンブルドアの死因となる、三つ巴の争いが起きた原因はアルバスとグリンデルバルドにあります。アルバスはグリンデルバルドと共に「死の秘宝」を探し求め、世界征服を企んでいました。アルバスはその計画に熱中し、アリアナ・ダンブルドアの世話をないがしろにしていました。
アバーフォースはその企みに反対し、アリアナ・ダンブルドアの世話を放置していたことに激怒しました。そのため、3人はそれぞれ争うことになったのです。
発作による暴走で死亡
アリアナ・ダンブルドアの死因は、3人のうちの誰かの魔法が命中したことにあるとされています。しかし考察している方の中には、実は発作による暴走が死因だったのではないかという意見もあります。もしアリアナ・ダンブルドアの発作がオブスキュラスだった場合は、その可能性もありえない話ではありません。
アリアナ・ダンブルドアと兄やグリンデルバルドとの関係は?
兄・アバーフォースとの関係
兄のアバーフォースは、アリアナ・ダンブルドアのことを大事に思っていました。アリアナ・ダンブルドアもアバーフォースには心を開いていました。
母の死後は世話をするか迷っていたアバーフォースに、アルバスがホグワーツでちゃんと学ぶべきだと言ってきたので、アルバスにアリアナ・ダンブルドアを任せていました。そのため、アリアナ・ダンブルドアの世話がないがしろになっていたことにアバーフォースは激怒したのです。
兄・アルバスとの関係
兄のアルバスにも、アリアナ・ダンブルドアに対して家族の愛情はありました。しかし、この時期のアルバスはそれ以上に自分本位な性格をしていました。自分は優秀であるにもかかわらず、ずっと妹の面倒を見ていなければならないという不満から、グリンデルバルドに惹かれていったのです。
グリンデルバルドは怖い存在?
グリンデルバルドはアルバスと親友だったのですが、その頃からグリンデルバルドの思想は危ないものでした。グリンデルバルドにあこがれていたアルバスは、自分の野心のためにそのことに気づかないフリをしていました。しかし、グリンデルバルドはアリアナ・ダンブルドアの葬儀の後、アルバス達と言い争いになり、本格的に抑制が効かなくなってしまいました。
アリアナ・ダンブルドアに関する感想や評価は?
アリアナ・ダンブルドアってやっぱりオブスキュラスでいいの?ファンタビ2の時点ではもうあの事件は終わってる?
— 秋桜 (@Crookshanks1128) February 9, 2019
アリアナ・ダンブルドアは、オブスキュラスに憑依されたオブスキュリアルだという考察がたくさんされています。まだ謎が多いため、『ファンタスティック・ビースト』では、『ハリー・ポッター』シリーズでは触れる程度でしかなかったダンブルドア家とグリンデルバルドについて詳しく描かれるのではないかと期待している方がたくさんいました。
アリアナ・ダンブルドア周りがつらすぎて腹立ってくるな。アリアナなんでこんなかわいそうなんだ
— 鮎-5kg (@KellyPaaBio) November 28, 2018
14歳で亡くなったアリアナ・ダンブルドアの生涯や死因があまりにも可哀想だと嘆いている方がたくさんいました。特に兄のアルバスは『ハリー・ポッター』では、偉大だといわれてきた人格者のように描写されてきました。しかし、アルバスの過去が明かされ、アリアナ・ダンブルドアとの事件が判明すると、すべてが完璧ではなかったアルバスに失望したという方もいました。
オタクとして一番気になる点はやはりアリアナ・ダンブルドアがオブスキュラスを宿していたのかどうかと、宿していたとしてアルバス・ダンブルドアとゲラート・グリンデルバルドはそれを知っていたのかどうかですよ。
— すみ (@sumi_0227) March 14, 2018
もしアリアナ・ダンブルドアがオブスキュラスを有していた場合、兄のアルバスとグリンデルバルドはそのことを知っていたのかと疑問に思っている方がたくさんいました。『ファンタスティック・ビースト』では1926年までの200年間はオブスキュリアルの存在は確認されていないといわれていました。イギリスはアメリカよりも魔法界とマグル界の共存が進んでいます。
そのため、もちろんイギリスでも近年オブスキュリアルは発見されていませんでした。しかし、アリアナ・ダンブルドアのような生い立ちであれば、オブスキュリアルになっていた可能性は十分あります。それに対して兄のアルバスが知らないはずはありません。オブスキュリアルは見つかるとすぐに殺されてしまう可能性が高いので、ダンブルドア家はそのことを隠していたとも考えられます。
アリアナ・ダンブルドアの生涯と死因まとめ
アリアナ・ダンブルドアの生涯はとても辛いものでした。読者の中にも、あまりにも酷いのではないかと嘆いている人がたくさんいました。アリアナ・ダンブルドアに関して『ハリー・ポッター』シリーズでは、そこまで多く語られませんでしたが、『ファンタスティック・ビースト』で本格的に描かれるのではないかといわれています。今後の『ファンタスティック・ビースト』のストーリーに注目です。