2019年09月21日公開
2019年09月21日更新
デヴィッド・フィンチャー監督おすすめ映画作品を紹介!感想や評価も!
映画監督のデヴィッド・フィンチャー監督をご存知でしょうか?『ソーシャル・ネットワーク』や『ドラゴン・タトゥーの女』などを手がけ、多くのコアなファンを獲得しているデヴィッド・フィンチャー監督ですが、今回はそんなデヴィッド・フィンチャー監督作品のおすすめ映画をいくつかご紹介していきます。またデヴィッド・フィンチャー監督作品に対する視聴者からの感想や評価も合わせて解説していきます。
目次
デヴィッド・フィンチャーとは?
出典: https://ciatr.jp
デヴィッド・フィンチャー監督は数多くの作品を手がけ、そのどれもが高く評価されており、これまでに様々な映画祭で多くの賞を受賞しています。まず始めにデヴィッド・フィンチャーの詳細なプロフィールや経歴をご紹介していきます。
デヴィッド・フィンチャーのプロフィール
出典: https://ciatr.jp
デヴィッド・フィンチャー監督は1962年8月28日生まれの57歳です。(2019年9月時点)アメリカ合衆国コロラド州デンパー市出身で「ライフ」誌の記者をしていた父親の元に生まれました。デヴィッド・フィンチャー監督はオッドアイで左目の視力が弱いそうです。カリフォルニア州マリン郡で育ち、10歳の頃にオレゴン州へ移りました。現地の高校を卒業後は18歳で8mmカメラでの映画製作を始めました。
デヴィッド・フィンチャーの経歴
高校生の頃から地方のテレビ局で仕事をしていたデヴィッド・フィンチャー監督は17歳の頃に『スターウォーズ/帝国の逆襲』に感銘を受け、映画業界を目指すようになりました。高校卒業後はジョージ・ルーカス監督が『スターウォーズ』シリーズの製作の為に設けた特撮工房「ILM(インダストリアル・ライト&マジック)」に入社し、『スターウォーズ/ジェダイの復讐でマット・ペインティングを担当しました。
ILMを退社後に自身の会社を設立し、当時の映像業界で革新的な技術を使用して業界に衝撃を与えました。業績も右肩上がりで、瞬く間に売れっ子映像監督という地位を築き上げます。大手企業とのタイアップもこなし、有名ミュージシャンのMVを手がけるなど目覚ましい活躍を見せ、数々の賞を総ナメにしました。
その後92年公開の『エイリアン3』で初の映画監督デビューを果たし、わずか27歳の若者に大人気シリーズを任せるという前例のないチャンスを得た事で大きな話題を呼びました。その後95年に公開された『セブン』がその衝撃的な映像と世界観から注目を集め、デヴィッド・フィンチャー監督は映画業界で特異的なポジションを確立しました。
アメリカ社会における闇に焦点を当て、デヴィッド・フィンチャー監督ならではのシリアスな作風で作り上げられている作品は数々のヒットを飛ばし、ヒットメイカーとしてその名を知らしめました。その後『ベンジャミン・バトン/数奇な人生』や『ソーシャル・ネットワーク』でアカデミー賞監督賞にノミネートされ、高い評価を得ています。
デヴィッド・フィンチャー監督おすすめ映画作品
デヴィッド・フィンチャー監督の映画はシリアスな作風と、現実社会の闇に踏み込んだ衝撃的な内容から多くのファンを獲得し、賞賛の感想が寄せられています。次はそんな映画賞でも高い評価を得ているデヴィッド・フィンチャー監督の映画の中からおすすめの映画作品をご紹介していきます。
おすすめ映画作品①ゲーム
デヴィッド・フィンチャー監督のおすすめ映画作品1つ目は1997年公開の『ゲーム』です。『ゲーム』はデヴィッド・フィンチャー監督作品で1番のハイテンションな作品と言う感想が寄せられており、その2転3転する展開から映画ファンから高い評価を得ています。マイケル・ダグラスやショーン・ペンと言ったハリウッドスターを起用し、日常と非日常が混同する世界を巧妙に表現した作品となっています。
ストーリーは大富豪でビジネスも成功を収めている成功者のニコラスの元に弟から一枚のカードが届くところから始まります。弟のコンラッドはカードに書かれた会社へ必ず連絡をするようにニコラスへ告げますが、詳細は一切話す事はありませんでした。
ニコラスは好奇心でコンラッドから紹介された会社と契約を交わしますが、関係者からの説明で会社の商品は”ゲーム”でそれは参加者に用意された”休暇”であると説明されます。自らやって来るという”休暇”でしたが、ゲーム開始以降ニコラスの周囲で不可解な出来事が起き始め、やがてそれは恐ろしい事態を招いていく事になります。
おすすめ映画作品②ファイト・クラブ
デヴィッド・フィンチャー監督のおすすめ映画作品2つ目は1999年公開の『ファイト・クラブ』です。デヴィッド・フィンチャー監督作品の中でも神作という感想が寄せられている『ファイト・クラブ』は展開が読めていても楽しめると高い評価を得ています。主演にエドワード・ノートンとブラッド・ピットを迎え、夜毎に行われる地下室での殴り合いを行う「ファイト・クラブ」を巡って繰り広げられていく物語です。
ストーリーはナレーターとして活躍する主人公が不眠症に悩まされている事から始まります。裕福な暮らしをしている彼は「本当の痛みを知る」事を医者に勧められます。医者の勧めであるセラビーに参加した彼はその後よく眠れるようになりますが、同じようにセラピーに通っているマーラという女性の存在に気付きました。
そんなある日彼が帰宅すると自宅がガス爆発で全焼していました。帰る家のない彼は以前知り合ったタイラーという男を頼って会いに行きます。タイラーは彼に対し、自分の家に滞在する見返りに自分の事を力一杯殴るように提案します。そんな申し出に初めは恐る恐るタイラーを殴っていた彼でしたが、それは徐々に激しい殴り合いへと変わっていきました。
彼とタイラーの殴り合いはやがて評判を呼び、夜毎に地下室で行われる「ファイト・クラブ」という殴り合いの秘密クラブへと変貌を遂げました。大盛況だった「ファイト・クラブ」の活動ですが、やがてクラブは彼の手を離れ徐々に過激なものへと変わっていきました。
おすすめ映画作品③ゴーン・ガール
デヴィッド・フィンチャー監督のおすすめ映画作品3つ目は2014年公開の『ゴーン・ガール』です。デヴィッド・フィンチャー監督作品の中でも「観るべき」と評価しているファンの多い『ゴーン・ガール』はある日突然最愛の妻が失踪してしまうというサスペンスに良く見られる王道のストーリー展開となっています。やがて妻の殺害を疑われ始めてしまう主人公という展開から予想外の結末へ向かっていきます。
ストーリーは結婚5年目で仲睦まじい夫婦だったニックとエイミーの結婚記念日の朝にエイミーが失踪してしまうというところから始まっていきます。ニックが帰宅すると自宅は荒らされ、エイミーの姿が見えない事から警察に捜査を依頼します。警察は状況から他殺と失踪の事件と事故の両面で捜査を進めていきますが、やがて夫のニックにも疑惑の目を向けていきます。そんな警察の動向からマスコミは徐々に暴走していく事になりました。
おすすめ映画作品④セブン
デヴィッド・フィンチャー監督のおすすめ映画作品4つ目は1995年公開の『セブン』です。デヴィッド・フィンチャー監督の代表作として高く評価されている『セブン』は「映画史に残る名作」という感想も寄せられる程高評価を得ています。デヴィッド・フィンチャー監督作品の中でも一番好きといういうファンも多い程人気の高い作品で、デヴィッド・フィンチャー監督を知らない方でも見た事がある有名な作品です。
『セブン』は次々と発生する残忍な連続殺人事件の捜査をする刑事が主人公です。殺人現場には演出が施されており、文字が残されるという工作が行われていました。事件を追う事になった定年間近の刑事サマセットと新人刑事のミルズはこの連続殺人事件がキリスト教の思想の1つである”七つの大罪”をテーマにしている事に気付きました。懸命に捜査を続けている2人の前に突然犯人と名乗る人物が現れます。
しかしこの男の出頭は、男の仕組んだ恐ろしいゲームの始まりとなっていました。劇中でモーガン・フリーマン演じるサマセットが言う「こんな世界に自分の子供を送り出したくない」という寂しげなセリフが本作の作中で強い説得力を持ち、現代社会へ対するデヴィッド・フィンチャー監督からのメッセージであると捉えている感想も多く寄せられています。
おすすめ映画作品⑤ソーシャル・ネットワーク
デヴィッド・フィンチャー監督のおすすめ映画作品5つ目は2010年公開の『ソーシャル・ネットワーク』です。世界最大のSNSと言われている「Facebook」の創始者であるマーク・ザッカーバーグの学生時代からの半生を描いた伝記的映画です。
他の監督であればつまらない映画になったであろうと言われる程、デヴィッド・フィンチャー監督の手腕が高く評価された映画になりました。しかし、伝記的映画の為ドキュメンタリー風の作品に仕上がっており、デヴィッド・フィンチャー監督のサスペンス映画が好きなファンからは物足りないと感想が寄せられていました。
出典: https://ascii.jp
『ソーシャル・ネットワーク』のストーリーです。ハーバード大学に在籍中にマーク・ザッカーバーグが「Facebook」を立ち上げ一躍有名な人物となって大金持ちになった後に、「Facebook」創設に関わった親友や大学時代の仲間を裏切った事で訴えられてしまいます。訴訟の席が設けられ、それぞれの証言人が弁護士と共に顔を合わせます。そしてそれぞれの立場から、何があったのかを証言していく事となりました。
マーク・ザッカーバーグがどのように「Facebook」を発展させ、それによってどのように人を巻き込んでいたのかと言う経緯や、裏切りによってマークがどのような立場に立たされたのかを詳細に描いたドキュメント作品となっています。
おすすめ映画作品⑥パニック・ルーム
デヴィッド・フィンチャー監督のおすすめ映画作品6つ目は2002年公開の『パニック・ルーム』です。『パニック・ルーム』はハリウッド女優のジョディ・フォスターが出演した事で有名な映画ですが、デヴィッド・フィンチャー監督作品のファンからは低い評価が寄せられています。デヴィッド・フィンチャー監督らしさが少なく、登場人物の行動など内容が薄い部分が目立つという感想が寄せられていました。
『パニック・ルーム』はマンハッタンの高級住宅街を舞台に、引っ越してきたばかりの母娘がある事件へ巻き込まれるストーリーです。離婚したばかりのメグは10歳の娘サラとある一軒の家へ引っ越してきました。この家には緊急時の為のシェルターである”パニック・ルーム”が設備されていました。ある晩、前の家主が相続争いから逃れる為に家の中に財産を隠していた事を知った強盗が侵入してきます。
空家だと思っていた強盗達は住人がいる事に気付きます。メグは強盗の侵入を感知し、サラを連れて”パニック・ルーム”へ逃げ込みました。顔を見られてしまった強盗達は母娘を始末しようと”パニック・ルーム”へ逃げ込んだメグとサラと攻防を繰り広げます。
”パニック・ルーム”の防御性は強靭なものでしたが、サラは糖尿病を患っており、インシュリンが必要な体でした。”パニック・ルーム”の外にあるインシュリンを取りに行かなければサラの命が危なくなってしまいます。そして”パニック・ルーム”と言う密室故に、強盗達は思考を凝らして母娘を炙り出そうと画策します。サラの命を守る為、母親のメグの命懸けの戦いが繰り広げられていきました。
おすすめ映画作品⑦ドラゴン・タトゥーの女
デヴィッド・フィンチャー監督のおすすめ映画作品7つ目は2011年公開の『ドラゴン・タトゥーの女』です。『ドラゴン・タトゥーの女』はデヴィッド・フィンチャー監督作品ファンの中でも評価は高く、とにかくかっこいいという感想が多く寄せられていました。
デヴィッド・フィンチャー監督の持ち味である圧倒的な清潔感の映像美と、主演のルーニー・マーラーの美しさが相まって期待して見ていない人も一気に惹き込まれてしまう作品となっています。オリジナル作品のファンもリメイク版の本作を高く評価し、リメイク版の方が好きだという感想も寄せられていました。
『ドラゴン・タトゥーの女』のストーリーです。スウェーデンの社会派雑誌「ミレニアム」のジャーナリストであるミカエルはある大物実業家の不正を暴く記事によって名誉毀損の罪に問われていました。敗訴し窮地に陥っていたミカエルは、かつてスウェーデンの経済界に名を轟かせていた大富豪のヘンリック・ヴァンゲルから、ある依頼を受けました。それは40年前に失踪した娘のハリエットについての事件の再調査依頼でした。
ヘンリックからの依頼を受けたミカエルは、自分の身辺調査を担当していたリスベットという女性の調査員に出会います。天才ハッカーで驚異的な情報収集能力を持っているリスベットの手腕を借り、ミカエルはハリエットの事件の真相へ迫っていきます。そして事件の真相が暴かれていく一方でリスベットとミカエルの関係にも次第に変化が訪れていきました。
おすすめ映画作品⑧ベンジャミン・バトン 数奇な人生
デヴィッド・フィンチャー監督のおすすめ映画作品8つ目は2008年公開の『ベンジャミン・バトン/数奇な人生』です。ブラッド・ピットを主演に迎え、「年齢を重ねる毎に若返っていく主人公」というファンタジーなテーマの作品になっています。デヴィッド・フィンチャー監督作品のファンの中には発想の面白さを評価する感想も寄せられていましたが、物語があまりに長時間続く為飽きてしまったという感想も寄せられていました。
『ベンジャミン・バトン/数奇な人生』のストーリーです。第一次大戦後のニューオーリンズで老人施設を営んでいた女性クイニーはある日玄関へ置き去りにされていた赤ん坊を拾いました。その赤ん坊をベンジャミンと名付けたクイニーですが、ベンジャミンは80歳の肉体で生まれてしまうという不思議な運命の元生まれた赤ん坊でした。
成長と共に若返っていくベンジャミンはその不思議な宿命を背負いながら、成長していき、やがて成人します。成人したベンジャミンはクイニーの元を離れ、様々な人々と出会い、摩訶不思議な運命を辿っていきます。
おすすめ映画作品⑨エイリアン3
デヴィッド・フィンチャー監督のおすすめ映画作品9つ目は1992年公開の『エイリアン3』です。デヴィッド・フィンチャー監督の初監督作品となった本作は、大人気の『エイリアン』シリーズの第3作目として製作されました。しかし、『エイリアン』シリーズのファンからは評価が低く、酷評が目立ちました。しかしデヴィッド・フィンチャー監督作品のファンからは意外と好きだという感想も寄せられています。
『エイリアン3』のストーリーです。救命艇の睡眠カプセルに入り、眠りながら宇宙を漂っていた主人公のリプリーは凶悪犯の流刑地として使用されていた惑星の”フィオリーナ161”に不時着しました。惑星は荒廃して、拘留されていた凶悪犯達は自分達独自の宗教を立ち上げ、独身主義を掲げ女性を拒絶する世界を確立していました。
そんな惑星で救命艇の唯一の生存者となったリプリーは再びエイリアンの襲撃を受ける事になりました。本作では前作からの登場人物なども容赦無く命を落とし、まさに”絶望的展開”が得意なデヴィッド・フィンチャー監督らしい作風となっています。不評が相次いだ本作ですが、その特異的な魅力に味わい深さを感じ、一部のコアなファンからは熱狂的な支持を受ける作品となりました。
おすすめ映画作品⑩ゾディアック
デヴィッド・フィンチャー監督のおすすめ映画作品10作目は2007年公開の『ゾディアック』です。”ゾディアック事件”という実在の未解決事件を元にしている為、結末が分かってしまうという難点がある作品です。デヴィッド・フィンチャー監督作品にしてはテンポが悪いと感想が寄せられています。
『ゾディアック』は1969年にカルフォルニア州バレーホでのカップル銃撃を皮切りにした連続殺人事件がモチーフになっています。”ゾディアック”と名乗る犯人が謎めいた暗号文を用いた犯行声明で警察やマスコミを翻弄し、事件に関わっていた刑事やジャーナリストまで運命を狂わせていきます。今もなお犯人が捕まってない事件を題材に、これまで数々の映画でモデルにされてきた”ゾディアック”という殺人犯を描いていきます。
デヴィッド・フィンチャーのサスペンスの特徴
数多くのおすすめ作品があるデヴィッド・フィンチャー監督の映画作品ですが、そのほとんどがサスペンス映画である事が分かりました。次はそんなサスペンス映画の巨匠であるデヴィッド・フィンチャー監督のサスペンスの特徴について詳しく解説していきます。
サスペンス映画が多いデヴィッド・フィンチャー
前述した通り、デヴィッド・フィンチャー監督の作品にはサスペンス映画が多いとされています。ジャンル分けされている情報から、『エイリアン3』のSF映画、『ベンジャミン・バトン/数奇な人生』のファンタジー映画、『ソーシャル・ネットワーク』の青春映画を除くとそのほとんどの代表作がサスペンス映画にジャンル分けされていました。
サスペンスを描かないサスペンス映画とは?
サスペンス映画にジャンル分けされる事が多いデヴィッド・フィンチャー監督作品ですが、ある特徴があるようです。それは、「サスペンス映画にも関わらず、サスペンス描写に力点を置かない作品が多い」というものでした。例に挙げるとしたら、『ゲーム』では奇妙な”ゲーム”に巻き込まれていくサスペンス映画に見えて、本質は主人公が人生の価値を見出し、やがて再生していくまでの過程を描いた物語でした。
『ファイト・クラブ』では暴力的な秘密クラブが題材でありながら、抑圧されている資本主義の現代社会で、男性的なマッチョイズムで一矢報いる作品となりました。さらに『ゾディアック』では連続殺人鬼というサスペンス要素の強いモチーフを掲げながらも、殺人鬼に魅入られていく登場人物たちの群像劇であると言われています。
話題作『ゴーン・ガール』は人物の失踪というテーマでありながら、男女間における結婚観の相違点をシニカルに描いたコメディーと評価されていました。特にその特徴が分かるのが、『ドラゴン・タトゥーの女』でスウェーデン版と比較すると、まるで天才ハッカーの主人公リスベットのラブストーリーであるかのように物語が描かれています。
この『ドラゴン・タトゥーの女』からデヴィッド・フィンチャー監督が描きたかったのはサスペンス要素ではなく、主人公が恋をした男の為に一肌脱いで、復讐劇を繰り広げていくけれど、結局その努力は報われる事なく失恋をしてしまうというプロセスだったのではないかと言われています。その証拠に『ドラゴン・タトゥーの女』ではメインのミステリーの謎解きが終わった後に、膨大な尺を設けて主人公の恋の結末を描いていました。
デヴィッド・フィンチャーの生い立ちが凄い
数々の名作を世に送り出し、多くのファンを魅了しているデヴィッド・フィンチャー監督ですが、デヴィッド・フィンチャー監督自身の生い立ちが凄い事をご存知でしょうか?次はそんなデヴィッド・フィンチャー監督の凄い生い立ちを詳しく解説していきます。
高校時代にテレビ局で仕事
デヴィッド・フィンチャー監督の凄い生い立ちの1つ目は、高校時代にすでにテレビ局で仕事をしていたという事です。デヴィッド・フィンチャー監督の育ったカリフォルニア州マリン郡という土地は数々の名映画監督たちがスタジオを構えているような場所で、映画に携わる仕事をするのはごく自然な事だったそうです。
小学3年生の頃にはすでに映画製作を習っていて、8mmフィルムで映画を撮っていたそうです。専門の学校へ行くのは時間の無駄だと考えていたデヴィッド・フィンチャー監督は高校時代から地方のテレビ局でニュース・ショーの仕事に携わり、実際の現場で映像のノウハウを学んでいました。
20代前半ですでに活躍
デヴィッド・フィンチャー監督は20歳の頃に「ILM」で仕事を得ていました。『スター・ウォーズ』シリーズや『インディ・ジョーンズ』シリーズなど大人気シリーズの製作にも携わり、4年程在籍していたそうです。当時のデヴィッド・フィンチャー監督を知るテリー・チョスナー氏は「酒も飲めないような子供が映画監督になると周りに言っていた」と後に語っています。
24歳で会社を共同設立
「ILM」を退社した後、デヴィッド・フィンチャー監督はロサンゼルスに移り、アーティストのMV製作に携わりながら、プロバガンダ・フィルムズを当時の仲間達と共に設立します。このブロパガンダ・フィルムズは後に有名な映像制作会社に成長しています。プロパガンダ・フィルムズを立ち上げたデヴィッド・フィンチャー監督は4年間の間に5万ドルを稼ぐ程の業績を上げ、一躍有名な映像作家へ成長を遂げました。
賞を総ナメ
売れっ子映像作家となったデヴィッド・フィンチャー監督はアーティストのMVを数多く手がけました。その代表作としてマドンナの「Vogue」やエアロ・スミスの「Janie's Got a Gun」、ローリング・ストーンズの「Love is Strong」などのMVがあり、これらの作品でMTVアワードの数々の賞を総ナメしました。
デヴィッド・フィンチャー絶賛のサスペンスとは?
デヴィッド・フィンチャー監督はサスペンス映画の巨匠と言われ、数々の名作を代表作に持っています。そんなデヴィッド・フィンチャー監督が大絶賛している作品があるというのをご存知でしょうか?次はそんなデヴィッド・フィンチャー監督絶賛のサスペンス作品についてご紹介していきます。
ユートピアの作品情報
鬼才デヴィッド・フィンチャー監督が絶賛し、自身がメガホンをとるリメイク版の製作を熱望した作品がイギリスのドラマシリーズ『ユートピア』です。鮮やかな映像と予測できない衝撃的なストーリー展開で話題を呼んだ『ユートピア』について詳細をご紹介していきます。
ユートピアの概要
イギリスの公共テレビ局「Channel4」で2013年から2014年にかけて『ユートピア』は放送されました。シーズン1と2に別れていて、各シーズン6話ずつの合計12話での構成になります。日本ではHuluにて公開されましたが、2019年9月時点ではAXNでの放送になっています。またその他にDVDやBlu-rayディスクでも発売されています。
ユートピアのあらすじ
『ユートピア』のあらすじです。20世紀に地球上で蔓延する病や大災害を予言していると噂されている「ユートピア」というカルトコミックがありました。そしてその「ユートピア」には未発表の続編があると言われていました。熱狂的なマニアに人気がある「ユートピア」の未発表の第2部の原稿をファンサイトで知り合ったウィルソン、イアン、ベッキー、グラントの4人が入手してしまいます。
「ユートピア」の未発表の原稿を手にした4人は「ネットワーク」と呼ばれる謎の組織から命を狙われるようになってしまいました。「ユートピア」の第2部の原稿には、実は人類の未来を左右してしまう程の重大な情報が隠されていたのです。逃亡生活を送りながら4人はその重要な秘密を読み解く為に試行錯誤します。そして情報を読み解く鍵と呼ばれているジェシカ・ハイドという女性と知り合いました。
そして4人は「ユートピア」の作者である科学者のフィリップ・カーヴェルと「ネットワーク」の創始者であるミスター・ラビットの存在を知りました。原稿を手にした4人は「ネットワーク」が企んでいる衝撃的な陰謀を知ってしまいます。それは世界を滅亡させてしまうかもしれない程のものでした。「ユートピア」の謎や「ネットワーク」の目的、ミスター・ラビットの正体など数々の謎がストーリーが進む毎に明かされていきます。
フィンチャーでリメイクの計画もあった
巧妙に張り巡らされている伏線と、まるでパズルをやっているようなストーリー展開は話題を呼び、鬼才デヴィッド・フィンチャー監督も本作に惚れ込んだ1人でした。サスペンス映画を得意とするデヴィッド・フィンチャー監督がリメイク版の製作を熱望します。アメリカのHBO局協賛の元、デヴィッド・フィンチャー監督がメガホンを取る計画が立案されました。
しかし、HBO側とデヴィッド・フィンチャー監督の間で製作予算についての相談が決裂し、デヴィッド・フィンチャー監督が降板してしまいました。その後、『ゴーン・ガール』の原作者として知られているギリアン・フリンが脚本・プロデュースを手がけるリメイク版が製作される事となりました。これによって夢の『ユートピア』と鬼才デヴィッド・フィンチャー監督のコラボレーションはお蔵入りとなってしまいました。
デヴィッド・フィンチャーに関する感想や評価は?
マインドハンターのS2完走しました。ホールデン達が本格的に捜査に関わる展開が最高に面白かった!このドラマはデヴィッド・フィンチャーが監督や制作を務めていますが、捜査を進める中での不気味な雰囲気はまさに彼の作品そのもの。今後も長く続いてほしいと願わずにはいられない作品です! pic.twitter.com/7p6j3qs8dz
— ネロ@科学室 (@ShritherinJohn) September 15, 2019
こちらはデヴィッド・フィンチャー監督が製作に携わっているドラマ『マインドハンター』を視聴された方からの感想です。登場人物達が捜査を進めていく雰囲気のダークな作風からデヴィッド・フィンチャー監督らしい持ち味を感じたそうです。現在も絶賛放送中の『マインドハンター』の継続を願う程、ドラマについて高く評価されていました。
デヴィッド・フィンチャー監督で観たかった作品は全部観たけど全部好きだな。全体的に映画の雰囲気が好き。あと自分的に終わり方が好きな作品が多い。 pic.twitter.com/HY1KFStiNz
— ヒ (@napoleondynamai) September 15, 2019
こちらはデヴィッド・フィンチャー監督の作品が好きという方からの感想です。特にデヴィッド・フィンチャー監督の作品の終わり方を高く評価されているそうで、作品を通して全体的に雰囲気が好みだそうです。サスペンスながらも結末では何とも言えない爽快感を感じる事が出来るところもデヴィッド・フィンチャー監督の作品の持ち味として高く評価する感想は多く寄せられていました。
今日は未見の映画を何本も見てたのだけどハズればかりで口直しで大好きなセブンを見た
— ᵞᴬˢᵀчαѕt205 (@yaST205) September 14, 2019
それでデヴィッド・フィンチャー監督のゴーン・ガールを見てなかったと思い見てたのだけど久々に映画で入り込んだな〜面白ぇ〜
映画ってこういうのだろ!と思ってしまった
こちらは映画を鑑賞した結果、好みの作品に出会えず口直しとしてデヴィッド・フィンチャー監督の『セブン』を見たという方からの感想です。この方は『セブン』が好きだそうで、まだ鑑賞した事のなかった同監督作品の『ドラゴン・タトゥーの女』を見て、久々に映画にのめり込んだそうです。映画としての完成度を高く評価されていました。
デヴィッド・フィンチャー監督おすすめ映画作品まとめ
デヴィッド・フィンチャー監督のおすすめ作品に関するまとめいかがだったでしょうか?数々の名作を代表作に持ち、サスペンスの鬼才として世界中から評価されているデヴィッド・フィンチャー監督の作品はどれも奥深く、心に残る作品が多いと評価されていました。
デヴィッド・フィンチャー監督の作品なら間違いはないという感想が寄せられる程信頼され、コアなファンを多く獲得しているデヴィッド・フィンチャー監督ですが、今後も素晴らしい作品を世に生み出してくれる事をファンは期待していました。そんなデヴィッド・フィンチャー監督の今後の作品からも目が離せません。