キングスマン3の公開日はいつ？キャスト・あらすじの予想とこれまでをおさらい

スパイ映画の金字塔「007」のMI6は英国の情報機関ですが、本作のタイトルとなる「キングスマン」はどの国にも属さない世界最強のスパイ機関の名称です。「キングスマン」は英国が舞台なので、エージェントたちのコードネームは中世騎士道物語・アーサー王伝説の円卓の騎士から拝借しているというネタバレです。

2015年に公開されたイギリス・アメリカ制作のスパイ映画「キングスマン」は、コミック「キングスマン：ザ・シークレット・サービス」を原作にしています。「キングスマン」シリーズの監督マシュー・ヴォーンは、コミック「キングスマン：ザ・シークレット・サービス」と同じ原作者のコミックを実写化した2010年の映画「キックアス」の監督も務めています。

続編「キングスマン：ゴールデン・サークル」は、2017年に公開され期待通りの大ヒットとなります。「キングスマン」シリーズ2作品通じてのメインキャストは、タロン・エジャトンとコリン・ファースです。1作目の悪役キャストはサミュエル・L・ジャクソン、2作目の悪役キャストはジュリアン・ムーアです。ちなみに「キングスマン」は、2016年の第39回日本アカデミー賞・最優秀外国作品賞にノミネートされています。

イギリス・ロンドンにある高級テイラー「キングスマン」は仮の姿で、真の姿はどの国にも属さないスパイ組織「キングスマン」だったのです。任務中にキングスマンのエージェントが殉職してしまいます。キングスマンのエージェント・ガラハッドは、殉職した同僚の幼い息子エグジーに渡した形見のメダルに困った時のための連絡先を記します。父親の死で生活が一変したエグジーは、現在ロンドンで自堕落な生活を送っています。

車の盗難で逮捕されたエグジーは形見のメダルに記された連絡先から、面識のないハリーという紳士風の男により釈放されます。二人はチンピラに絡まれますが、ハリーの超絶な格闘技でチンピラを撃退します。ハリーことガラハッドはエグジーの身体能力の高さに着目し、殉職した同僚の息子エグジーをキングスマンの候補生にスカウトするというネタバレになっています。

キングスマンの候補生は上流階級の子息子女からのスカウトが基本なので、最下層のエグジーは異端的な存在です。ハリーの勧めもありエグジーは、キングスマンのエージェント養成学校で上流階級の候補生たちとの熾烈な競争の中に飛び込んでいきます。一方、大富豪ヴァレンタインの陰謀を調査していたハリーが殉職してしまいます。

内部にも裏切り者がおり、ヴァレンタインの凶行を止めることができません。しかし、師匠ハリーの仇を取るためにもエグジーは、信じられるキングスマンのエージェントたちと共にヴァレンタインによる人類削減計画を阻止します。昇進正目のキングスマンとなったエグジーは、ラストで亡きハリーのようにチンピラを華麗に撃退しようとするネタバレになっています。

制作国イギリスでの「キングスマン」の1作目の公開日は2015年1月29日、2作目の公開日は2017年9月22日です。日本での「キングスマン」1作目の公開日は2015年9月11日、2作目の公開日は2018年1月5日となっており、制作国よりも公開日がズレています。

現時点では詳細不明の続編「キングスマン3」ですが、公開日が制作国よりズレないことを祈りたいです。「キングスマン」は世界的に大ヒットしているシリーズなので、「キングスマン3」は世界同時公開を期待しているファンも多いことでしょう。

2019年4月時点での「キングスマン3」で名前が挙がっているキャストには、キングマンのベテランエージェント・ガラハットことハリー役のコリン・ファース、ステイツマンのリーダーことシャンパン役のジェフ・ブリッジス、「キングスマン：ゴールデン・サークル」ではイマイチの活躍だったテキーラ役のチャニング・テイタムとなっています。

主人公エグジー役で大ブレイクしたタロン・エジャトンは、2018年11月時点で「「キングスマン3」には出演しない」と発言しつつも、「二度とエグジーを演じないというわけではない」とも発言しており情報が錯綜しています。

タロン・エジャトンが「「キングスマン3」には出演しない」と発言したのは、「キングスマン」のスピンオフで前日譚エピソードとなる「キングスマン：ザ・グレート・ゲーム」のことだったことが後日判明しています。スピンオフで前日譚エピソードだったら、エグジーが登場しなくてもファンも納得することでしょう。

キングスマンのベテランエージェント・ハリーにスカウトされたエグジーは、師匠ハリーを失いながらもヴァレンタインの陰謀を阻止し世界を守ります。ラストでは「007」のジェームス・ボンドのように、助けたスウェーデンの王女ティルデとイイ感じになるというネタバレです。続編となる「キングスマン：ゴールデン・サークル」の物語は、エグジーがヴァレンタインの凶行を阻止して1年後から始まります。

キングスマンの一人前のエージェントとなったエグジーはある日、キングスマン元候補生チャーリーに襲撃されます。前作でキングスマンになれなかったチャーリーは、ヴァレンタイン側に寝返ったものの、エグジーに組織を壊滅させられた最中に死んだはずです。派手なカーチェイスと格闘でチャーリーを撃退したエグジーは、恋人ティルデと共に悪友の誕生日パーティーに参加します。

前作で右腕と声帯を右腕を失ったチャーリーは生き延びており、続編で世界最大の麻薬密売組織ゴールデン・サークルの一員として暗躍していたのです。ゴールデン・サークルの女ボス・ポピーは、ビジネスの障害となるキングスマンを一掃するため、エグジーとの派手なカーチェイスの際に車に残されたチャーリーの義手を遠隔操作しキングスマンの情報を密かに盗み出すことに成功します。

前作で師匠ハリーを失い一抹の寂しさが去来するエグジーでしたが、恋人や友人たちに恵まれ公私共に順調な生活です。そんなある日、何者かのミサイル攻撃でキングスマン本部が壊滅し、エグジーは同僚や友人を失ってしまいます。キングスマンで生き残っているのは、エージェントではなかったため攻撃対象から外れていたマーリンだけです。

キングスマン最悪の事態に備えた「最後の審判の日」という緊急指令が保管されている金庫には、「ステイツマン」という銘柄の酒瓶しかありません。ステイツマンを飲んで死んだ仲間を偲んでいたエグジーとマーリンは、ステイツマンのラベルを手掛かりにアメリカ・ケンタッキー州に向かいます。エグジーとマーリンが訪れたステイツマンの醸造所は、キングスマンと同業のスパイ組織ステイツマンの本部だったのです。

ステイツマン本部でエージェント・テキーラに拘束され尋問される二人は、ハリーが生きていることを知ります。二人はステイツマンの職員ジンジャーの調査で、キングスマンのエージェントだと証明され解放されます。前作で瀕死の状態だったハリーはステイツマンに助けられますが、治療による後遺症で記憶喪失となってしまったのです。

仲間の仇を取ろうとする二人に対し、ステイツマンのリーダー・シャンパンは協力を約束します。ゴールデン・サークルの居所を捜し出すため、エグジーがチャーリーの元カノに不適切ギリギリな任務を遂行することとなり、それを知ったティルデは激怒します。ステイツマン本部では、マリーンとジンジャーにより記憶を呼び起こす治療を施されているハリーは、エグジーの懸命な働きかけもあり記憶が戻り現役復帰を果たします。
 

ゴールデン・サークルが世界に流通させた麻薬は死に至るものですが、解毒剤は開発済みです。ゴールデン・サークルの麻薬中毒者を人質にしたポピーは、全世界に向けて自社の麻薬のみを合法化することを米大統領に要求します。麻薬中毒者たちを助けるつもりのない米大統領の思惑を知ったエグジーは、ハリーとウィスキーと共に解毒剤があるゴールデン・サークルの研究所で解毒剤を入手します。

二人と合流したハリーは、解毒剤を床に落としてしまったウィスキーを内通者だと疑い発砲します。ハリーの行為に驚くエグジーでしたが、ステイツマン本部で瀕死のウィスキーは命を取り留めます。ゴールデン・サークルの麻薬を摂取していたティルデも死が迫っており、エグジーはハリーとマーリンと共にカンボジア奥地にあるゴールデン・サークルのアジトに乗り込みます。

「ポピー・ランド」に乗り込む途中で、マーリンが地雷を踏んでしまったエグジーの身代わりとなり、警護隊もろとも爆死してしまいます。ハリーとエグジーは見事なコンビネーションで警備隊を倒し、解毒剤のアクセス・コードを奪取しようとします。

ポピーのロボット犬に襲われたハリーは、拉致されていた歌手エルトン・ジョンに助けられます。因縁の相手チャーリーと対決したエグジーは仲間の仇を討ちます。二人はポピーに毒薬を打ち込みアクセス・コードを聞き出し、体に毒が回ったポピーはあっけなく死んでしまいます。

ドローンで解毒剤を配布するため、アクセス・コードを入力しようとするハリーとエグジーの前にウィスキーが立ちはだかります。過去に妊娠中の恋人を麻薬中毒者に殺されたウィスキーは、麻薬中毒者を世界から一掃するためにアクセス・コードの入力を阻止しよとします。

ウィスキーの目論見はエグジーとハリーに阻まれて、ウィスキーは無残な最期を遂げます。ティルデたち麻薬中毒者は、ドローンで配布された解毒剤で命を救われます。麻薬中毒者を見捨てようとした米大統領は、告発され失脚してしまいます。

ステイツマンの援助もあり、壊滅したキングマンは再建を進めます。エージェントたちの後方支援をしていたジンジャーは、ステイツマンのエージェントに昇格します。ハリーや友人たちに見守られ、エグジーとティルデの結婚式が執り行われます。ラストでは、カウボーイスタイルからスーツに身を包んたテキーラが、再建されたキングスマンの店を訪れるとう意味深なネタバレとなっています。

ラストでテーラー「キングスマン」に入っていくスーツ姿のテキーラに、続編「キングスマン3」があると確信した方も多いことでしょう。このラストから、テキーラがステイツマンからキングスマンに出張か移籍した可能性が考えられます。「キングマン3」では生粋のアメリカ人であるテキーラが、英国紳士マナーに四苦八苦しながらミッションに挑むのかもしれません。

国民の命を守る立場でありながら「キングスマン：ゴールデン・サークル」での米大統領は、理由がどうであれ麻薬常用者を見捨てる悪代官のような輩です。こちらの米大統領は、「24」シーズン5〜8に登場したローガン大統領のような目の離せないダメっぷりに繋がるものがありそうなので、米大統領も続編「キングスマン3」で登場するのではないかと予想してみました。

「キングスマン」で死んだはずハリーが「キングスマン：ゴールデン・サークル」では生存していたという設定に習って、仲間を守り壮絶な死を遂げたはずのマーリンが続編「キングスマン3」では生存していたことが発覚し、キングスマンとステイツマンが合同で捜査を進めていく展開があってもいいのではないでしょうか。陰ながら「キングスマン」を支えていたマーリンだからこそ、「キングスマン3」での復活を期待します。

「キングスマン：ゴールデン・サークル」で、ハリーとエグジーを支援した「キングスマン」の同業者「ステイツマン」をメインに据えたスピンオフ企画として映画やテレビシリーズが考えられているようです。「キングスマン」シリーズを手掛けたマシュー・ボーン監督は、皆さんお馴染みの「マーベル・シネマティック・ユニバース」のように「キングスマン」の世界観を広げていくのでしょうか？

続編が待たれる「キングスマン3」の前に、「キングスマン」のスピンオフ「キングスマン：ザ・グレート・ゲーム」が2020年2月14日に全米で公開予定ですが、日本での公開日は不明です。スピンオフ「キングスマン：ザ・グレート・ゲーム」は詳細不明の「キングスマン3」とは違い、20世紀を舞台にした「キングスマン」の前日譚という大まかなネタバレやキャスト情報は解禁されています。

スピンオフ「キングスマン：ザ・グレート・ゲーム」の監督には、「キングスマン」シリーズには欠かせないマシュー・ヴォーンが務めています。キャストにはスタンリー・トゥッチ、アーロン・テイラー＝ジョンソン、リス・エヴァンス、レイフ・ファインズら若手からベテランまで豪華俳優陣が名を連ねています。

SNSなどからエグジー演じるタロン・エジャトンは、ハリー演じる大先輩コリン・ファースを尊敬しているのが見受けられます。すなわちそれが、「キングスマン」シリーズの最大の見どころとなるハリーとエグジーの師弟愛に直結しているのかもしれません。

「キングスマン：ゴールデン・サークル」では、英国を代表する世界的歌手エルトン・ジョンが本人役として出演しています。ただの顔出しキャストではなく、クライマックスで大活躍をするというネタバレには驚きです。続編「キングスマン3」では、英国サッカー界の貴公子ベッカム様だけでなく英国王室も絡めてみてはいかがでしょうか。

続編「キングスマン3」のあらすじネタバレがネットで錯綜していますが、キャストや制作陣は「アベンジャーズ」シリーズを見習ってお口にチャック状態なのでしょうか？ファン心理としては、「キングスマン3」のあらすじネタバレを知りたい心境ですが、楽しみが激減してしまうので知らない方がいいのかもしれません。

続編「キングスマン3」の制作は間違いありませんが、残念ながら詳細は不明です。「キングスマン」のスピンオフ「キングスマン：ザ・グレート・ゲーム」の予告動画は解禁されており、「キングスマン3」より一足早く2020年2月14日に全米で公開予定です。

「キングスマン」の前日譚とネタバレされたスピンオフ「キングスマン：ザ・グレート・ゲーム」は、続編「キングスマン3」の公開を心待ちにしているファンの興味をそそること間違いないでしょう。