キングスマン・ゴールデンサークルのあらすじまとめ!評価や感想は?

タロン・エガートンとコリン・ファースのダブル主演によるスパイ・バディ映画「キングスマン」の続編、「キングスマン・ゴールデンサークル」のあらすじをまとめました。また「キングスマン・ゴールデンサークル」を見た観客がSNS上に乗せた評価や感想も併せてご紹介致します。現代イギリスを舞台にしたスタイリッシュ・スパイ映画であり「第二の007(ダブルオーセブン)」とも目されている「キングスマン・ゴールデンサークル」の魅力を知ってもらい、実際に映画を見てみましょう!

キングスマン・ゴールデンサークルのあらすじまとめ!評価や感想は?のイメージ

目次

  1. キングスマン・ゴールデンサークルのあらすじまとめ!評価や感想も紹介!
  2. キングスマン・ゴールデンサークルは第2作目!
  3. キングスマン・ゴールデンサークルのあらすじをネタバレ!
  4. キングスマン・ゴールデンサークルを見た人の評価や感想を紹介!
  5. キングスマン・ゴールデンサークルのあらすじまとめ

キングスマン・ゴールデンサークルのあらすじまとめ!評価や感想も紹介!

現代のスパイ映画のパロディ映画、キングスマンの第2作目、キングスマン・ゴールデンサークルの魅力をお伝えいたします。

映画『キングスマン』オフィシャルサイト

キングスマン・ゴールデンサークルは第2作目!

キングスマンとは?

キングスマンとはアメリカン・コミックスの作家、マーク・ミラーとデイブ・ギボンズによるコミック「キングスマン:ザ・シークレット・サービス」を原作にした映画になります。マーク・ミラーはキック・アスの原作でも知られたアメリカンコミック作家であり、キングスマンの映画化もキック・アスの監督をしたマシュー・ヴォーンによって映画化をされています。

キングスマンの映画化について

そもそもキングスマンが映画化されたのは、原作者のマーク・ミラーと監督のマシュー・ヴォーンが対談をしたとき、近年スパイ映画がシリアスな内容ばかりになっていることを嘆き、「楽しいスパイ映画を作りたい」と思い立ったことがきっかけでした。当時企画を実現させるため、マシュー・ヴォーンは「X-MEN: フューチャー&パスト」の製作を降板しました。当時の彼は「本当に厳しい決断だった」と述べているそうです。

キングスマンのキャストについて考察1

キングスマンのキャストに2013年4月29日にコリン・ファースが出演することが決定しました。悪役にレオナルド・ディカプリオが検討されていたそうですが、監督のマシュー・ヴォーンは「私がローマ教皇になるようなものだ」と噂を一蹴しました。この逸話からもヴォーン監督が仰々しいもの自体を茶化して笑いを取るユーモアを持っていることが分かります。

キングスマンのキャストについて考察2

またヒロイン役にも「ハリー・ポッター」シリーズのエマ・ワトソンやティム・バートン監督による「ダーク・シャドウ」に出演したイザベラ・”ベラ”・ヒースコートではなく、新人が相応しいと考えて、9月にソフィ・クックソンを起用しました。ソフィ・クックソンは「スノーホワイト/氷の王国」にピッパ役で出演しています。因みにスノーホワイトとはグリム童話の白雪姫の原題名です。

キングスマンのキャストについて考察3

また、カメオ出演で「スターウォーズ」シリーズで主役のルーク・スカイウォーカーを演じたマーク・ハミルがアーノルド教授役で出演しています。他にもイギリスを代表するヴォーカリスト、アデルや英国のピアノマン、エルトン・ジョンや現代のポップスター、レディー・ガガ、サッカー選手、デビッド・ベッカムがカメオ出演が報じられましたが、結局噂止まりでした。

キングスマンのキャストについて考察4

実はエルトン・ジョンはキングスマン・ゴールデンサークルには出演しています。この出演はまるで2代目ボンドのロジャー・ムーアの時の「007(ダブルオーセブン)」のようなリアリズムではなくぶっ飛んだスパイ映画の面白さが醸し出されます。上品な「オースティン・パワーズ」のような感じという感想もあります。

キングスマンの評価について考察1

キングスマンは「スパイ映画の復活」を告げたとして高い評価を受けました。RottenTomatoesという映画評論家による映画レビューを一か所にまとめたウェブサイトによると225件のレビューが寄せられ、その支持率はなんと74%、平均評価は10点満点中、6.8点という誰もが楽しめる内容であることは間違いない標準の上を行く評価をされました。

キングスマンの評価について考察2

「スタイリッシュで破壊的であり、何よりも楽しい」と批評と感想があり、クリストファー・ノーランの「ダークナイト」シリーズの両方に出演しているマイケル・ケインの存在を俎上に乗せつつ、「ノーラン方式のスーパーヒーロー映画とは遠い場所にあります。真実は、頻繁に起きる豊満な笑いのために現れます」という感想と共に評価されています。

キングスマンの評価について考察3

また同時に「コメディー映画として許容できない暴力描写がある」ことも感想と共に指摘されています。キングスマンは今までのシリアス路線に走りすぎていた現代のスパイ映画からは反動的であり、スクリームのスパイ映画版であり、コミック表現的ながらも暴力が過剰に描かれていることも指摘されています。やはり「現代のジェームス・ボンド」ダニエル・クレイグの「007ダブルオーセブン」の正当性が存在するのでしょう。

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キングスマン・ゴールデンサークルのあらすじをネタバレ!

次に今回のテーマ、キングスマン・ゴールデンサークルのあらすじをネタバレを含めてお伝えいたします。前作キングスマンから1年(実際発表されたのは2017年なので、3年経過しています)、エグジーが諜報機関キングスマンの一員になったところから始まります。

チャーリーが生きていた!

あらすじです!突然、かつてのキングスマン候補生仲間だったチャーリーに襲われます。実はチャーリーは前作キングスマンではチャーリーは右腕と声帯を失ったものの犯罪組織に身を置いていることを聞かされます。チャーリーが在籍していたのは世界最大の麻薬密売組織ゴールデンサークルでした。

ゴールデンサークルのポピーが声明を発表

あらすじです!ゴールデン・サークルの女ボス、ポピーは自身の野望を実現するために、邪魔な存在であるキングスマンの組織を一掃する計画をします。ポピーの計画とは世界中の麻薬使用者を人質にすることでした。このことからポピーは一種のサイコパス(精神病質)であると考えられます。それはポピーの論理を突き詰めると現代に生きる全ての生き物は処分されなければならないからです。

ゴールデンサークルにキングスマンは壊滅される

あらすじになりますが、エグジーが恋人のティルデの両親であるスウェーデン国王夫妻と会食をしている短い間にキングスマンの組織の本部やキングスマン諜報員の自宅までゴールデンサークルによるミサイル襲撃を受けて、メンバーであるロキシーやエグジーの愛犬JBの世話をしていたブレンドンまで殺害されてしまいます。こうしてキングスマンは壊滅をしてしまうのです。

生き残ったエグジーとマーリンはステイツマンと共闘する

あらすじによると、生き残ったマーリンとエグジーはキングスマン緊急指令「最後の審判の日」を実行しようとして、指令の入っているはずの金庫を開けますが、そこには「ステイツマン」という銘柄の酒瓶が。しかしその酒瓶にキングスマンを表すシンボルマークが描かれていました。二人はステイツマンの本部に向かいます。

二人はステイツマンのメンバーであるテキーラと出会い、ステイツマンの本部に連れていかれますが、そこにはなんと死んだはずのハリーの姿がありました。ハリーを殺すと二人を脅すテキーラでしたが、ジンジャーによる調査によって二人はがキングスマンの諜報員であることが判明します。その後、ステイツマンのリーダー・シャンパンからステイツマンとキングスマンは同じルーツの諜報機関であることを知らされるのです。

ステイツマンはハリーの治療を開始する

あらすじです!ステイツマンのジンジャーとマリーンによってハリーの治療が行われますが、ショック療法は功をそうしません。そうしてハリーは「鱗翅学者として暮らす」と言って故郷に帰ろうとするのです。エグジーは記憶を呼び起こすため、ハリーの愛犬と同種の犬を渡して、彼の記憶を呼び起こします。そうしてハリーは現役復帰を果たします。

ゴールデンサークルのポピーはアメリカを脅迫する

間違ったアメリカン・スイートハートであるポピーはテレビ放送を通してアメリカ大統領に麻薬を合法化するように要求しました。そしてその要求を拒否するならば麻薬自体に仕込んでいた毒物によって一気に数億人レベルの人間が死ぬことになる、と伝えるのです。この放送によって麻薬吸引者たちはパニックを起こすことになり、大統領は要求を受け入れる振りをしてゴールデン・サークルと麻薬中毒者の両者を一層することを企みます。

ゴールデンサークルのポピーは現代アメリカの麻薬戦争勃発を企む

あらすじになります。大統領の意図を盗聴器によって知ったエグジーはハリーとウィスキーと共に解毒剤があると言われているイタリアのゴールデン・サークル研究施設に向かうことになります。研究施設でエグジーとウィスキーは解毒剤を入手しましたが、毒物に感染したクララを助けに来たチャーリーと遭遇してしまいます。結局ウィスキーがその場で解毒剤を落としてしまいます。

スパイ映画のドタバタパロディの見本市

と、そこでハリーはウィスキーを内通者だとして彼に発砲をしてしまいます。チャーリーは証拠を隠滅する為、クララが残っている研究施設を爆破してしまい、さらにとうそう。エグジーはウィスキーをステイツマン本部に運んで治療を依頼しながらも「ハリーが正常に作動しなくなった」ことを伝えます。そんな時、恋人のティルデが毒物に感染していることを知り、結局ハリーはマーリンと共にカンボジア奥地にあるポピーの本拠地に向かうのです。

決戦!ポピー・ランド!

エグジーとハリー、マーリンの三人は「ポピー・ランド」に乗り込もうとしますが、エグジーが地雷を踏んでしまいます。マーリンはエグジーを救うため身代わりとなりポピーの警護隊を巻き込んで爆死をしてしまいます。ハリーはポピーのロボット犬に襲われて殺されそうになりますが、ポピーに拉致られていたエルトン・ジョン(!)に助けられて、二人でロボット犬を破壊します。

ゴールデンサークルのポピーの死

遂にエグジーとチャーリーの一騎打ちになり、エグジーはチャーリーを倒すことで、キングスマンたちの仇を討つことに成功します。エグジーとハリーはポピーの身体に毒物を打ち込み、彼女からアクセスコートを聞き出すことに成功します。間違ったアメリカン・スイートハート、ポピーは身体中に毒が回って死亡してしまいます。

ウィスキーは2度死ぬ

エグジーとハリーはアクセス・コードを入力することで解毒剤を配布しようとしますが、そこに治療を終えたウィスキーが現れて、配布を阻止しようとします。ウィスキーはかつて自分の恋人が麻薬中毒患者に殺された過去を語り、麻薬を世界から一掃するために中毒者たちhを見殺しにしようとします。しかしエグジーとハリーの阻まれ、再度ウィスキーは殺されてしまいます。

大統領の失脚と大団円

大統領のたくらみも明るみにでることでフォックス主席補佐官によって告発されて失脚をしてしまいました。こうして事件は解決をしました。キングスマンはステイツマンの援助をうけて再建をすることになり、諜報員入りを希望していたジンジャーはウィスキーの後任になりました。帰国したエグジーはティルデと結婚をすることになり、普段とは違いスーツを着込んだテキーラは再建されたキングスマンの店を訪れることになるのです。

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キングスマン・ゴールデンサークルを見た人の評価や感想を紹介!

キングスマン・ゴールデンサークルを実際に見た人の評価や感想をご紹介します。007のパロディや往年のスパイ映画の復興などユニークなテーマによって作られた映画ですが、実際はどの様に評価をされたのでしょうか。

アクションシーンの演出がよかった

SNSの感想によると、キングスマン・ゴールデンサークルといえばアクションシーンのカッコよさがあります。前作では大量殺戮シーンや暴力シーンに対して批判的な感想もありました。今作のアクションシーンも片手が機械化したり、突然キングスマン本部が爆破したりとスペクタクルと迫力が満点で、映画という麻薬を見ているようなコミカルなドラッグ感覚が味わえます。

前作の方が面白かった

SNS等の感想ですが、さらに前作の方が面白かった、という感想もありました。前作の切れすぎているアクションにぶっ飛んだ設定に比べて、あらかじめ黒幕が誰かはっきりしているのも何処か安心感があり、そこが面白さが足りなかった、という評価に繋がるのかもしれません。ただ今作ではエルトン・ジョンが出演しています。彼とコリン・ファースが共闘して、ロボット犬を倒すシーンは必見です。

ステイツマンが大味すぎる

観客の感想では、「キングスマン」に比べて「ステイツマン」はちょっとふざけつつも大味で豪快なアメリカンなテイストが魅力でした。今回の敵が間違えたアメリカンスイートハートであり、キングス(王)とステイツ(州)が手を組む、というスパイ映画の王道ながら現代ではありえない手の組み方をします。パロディというよりもあきれてしまうテーマ設定になっています。

暴力描写が露骨すぎる

感想です。前作キングスマンでも言われていましたが、今回のキングスマン・ゴールデンサークルでも容易に人が死にます。前作で主要な人間が死んだのに1年後に何事もなく、物語が進むのも荒唐無稽ですが、主人公エグジーの教官であり友人だったマーリンの死に方の都合の良さはあっけに取られます。観客の中にはマーリンが何故死ななければならないのか、分からなかったでしょう。

何故か、ハリーがウィスキーを裏切り者と見抜いていた件

感想によると、キングスマン・ゴールデンサークルの物語の一番の違和感はハリーがウィスキーを裏切り者と見抜いたことが、結局観客に明かされていないことです。ハリーは殆ど顔が変わらない石の顔(バスター・キートン)であり、そのニュアンスが取り入れたコメディであることは分かりますが、暴力がナンセンスすぎて観客がついて行けないようです。

ポピーが犯罪を犯す理由が悲しすぎた

前作キングスマンではサミュエル・L・ジャクソンが狂気の大富豪を演じて、環境をよくするため人間の数を減らすのが一番である、という信念のもと大量殺人を犯します。今作キングスマン・ゴールデンサークルではジュリアン・ムーア演じるポピーが大量殺人を犯すのは、祖国であるアメリカと対等に交渉するためでした。つまり帰国するための口実として自身の販売する麻薬に殺人ウィルスを仕込み、全アメリカ人を人質に取ったのです。

キングスマン・ゴールデンサークルのあらすじまとめ

いかがでしたでしょうか。今回はキングスマン・ゴールデンサークルのあらすじとSNS等の評価を紹介させていただきました。前作キングスマンと比べると悪ふざけ感が少ないと思う人もいるでしょうが、今作で出色なのはアメリカを愛するあまり、全アメリカ人を人質に取ってしまうポピーでしょう。彼女の世界を象徴するポピーランドでは自分に逆らった人間はミンチになってしまいます。彼女の見ている世界には人間はいません。

ただ、自分の愛する世界を構成する人がいるだけです。自分にとって必要な存在だけがポピーの世界には存在して、ポピーが必要としなければ、たんなる肉塊、いやミンチとなってハンバーガーへと変貌してしまうのです。間違った愛ゆえに、誰もが彼女に従わざるを得ない世界を作り出したポピー。キングスマン・ゴールデンサークルはそんなポピーという間違いの狂言師の個人的な衰亡史でもあるのです。

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