トゥームレイダー ファースト・ミッションをネタバレ解説!あらすじや感想・評価は?

『トゥームレイダー ファースト・ミッション』はアメリカで公開されたサバイバルアクション映画です。海外で人気ゲーム『トゥームレイダー』を元にしたリブート作品なので、公開時には注目を集めました。しかし、映画の感想では評価が分かれてしまっています。この記事では、『トゥームレイダー ファースト・ミッション』がどのような作品なのか、あらすじやネタバレ、出演キャストなどを紹介します。

トゥームレイダー ファースト・ミッションをネタバレ解説!あらすじや感想・評価は?のイメージ

目次

  1. トゥームレイダーとは?
  2. トゥームレイダー ファースト・ミッションをネタバレ解説
  3. トゥームレイダー ファースト・ミッションのあらすじ
  4. トゥームレイダー ファースト・ミッションのキャスト
  5. トゥームレイダー ファースト・ミッションの気になる箇所
  6. トゥームレイダー ファースト・ミッションに関する感想や評価は?
  7. トゥームレイダー ファースト・ミッションをネタバレまとめ

トゥームレイダーとは?

ゲーム・トゥームレイダーを映画化

『トゥームレイダー ファースト・ミッション』は、2018年にアメリカで公開されたアクション映画です。2013年に発売された『トゥームレイダー』というゲームを映画化した作品です。2001年に『トゥームレイダー』、2003年に『トゥームレイダー2』が公開されていますが、そのリブート作品でもあります。

トゥームレイダーのゲーム性

『トゥームレイダー』は海外で人気のあるゲームで、女性版インディージョーンズだともいわれています。『トゥームレイダー』はサードパーソンアクションゲームで、トラップや敵を回避しながら遺跡を探索していくストーリーとなっています。中には隠しスポットや初見殺しなどがあり、ある程度のテクニックが必要でやり込みがいのある作品です。

ララ・クロフトとは?

ララ・クロフトは『トゥームレイダー』の主人公です。ギネス・ワールド・レコーズでは「ゲームヒロインとして最も成功した人間の女性」に認定されている人気のキャラクターです。シリーズごとに若干ララ・クロフトの設定は違っており、2013に発売されたリブート版の『トゥームレイダー』は、21歳の考古学者という設定でした。

トゥームレイダー ファースト・ミッションの概要

『トゥームレイダー ファースト・ミッション』は2018年に公開された映画で、監督はノルウェーのテレビCMや映画監督、ミュージックビデオ監督としても活躍するローアル・ユートハウグが務めました。2011年に映画化の権利を取得し、2017年にはキャストが発表されました。映画は公開後、ティーン・チョイスアワードのアクション映画賞にノミネートされました。

『トゥームレイダー ファースト・ミッション』の評価は、アメリカの評論サイト「Rotten Tomatoes」では星5評価のうち3.3、平均評価は5.47/10となっています。Amazonでは星5評価のうち2.9という評価になっています。

映画『トゥームレイダー ファースト・ミッション』オフィシャルサイト

トゥームレイダー ファースト・ミッションをネタバレ解説

ララの私生活は必要ない?

『トゥームレイダー ファースト・ミッション』の映画冒頭にはララの私生活が描かれています。あらすじのネタバレをすると、ララはとても貧乏でジムに通う費用を稼ぐために自転車の競争に出ていました。しかしその最中に事故を起こして警察に捕まってしまいます。そこに駆けつけたのは父が経営する会社の重役のアナという女性でした。

ララの私生活を知ったアナは、父の遺産を相続することを勧めます。ララの父は大きな会社の経営者でしたが、7年前から行方不明となっていました。遺産を相続するということは父が死亡してしまったことを認めなければならないということです。ただしこのままでは会社が売りに出されてしまうとアナが言います。父が築き上げたものを失くしたくないと思ったララは、書類にサインするために会社を訪れました。

ララの私生活をネタバレするとこのようなあらすじとなっているのですが、『トゥームレイダー ファースト・ミッション』の視聴者の感想の中には、このくだりはいらないと感じた方もいるようです。ゲームではすぐに探索から始まるので、『トゥームレイダー』のゲームファンの感想には本題に入るまでが長いという意見もありました。

ゲーム要素は中盤から

『トゥームレイダー ファースト・ミッション』のネタバレにもあったように冒頭はララの私生活で、ゲーム要素のあるストーリーは中盤になってから始まります。ララは父が残したパズルを見つけ、父が失踪した島の手がかりとなる人物を見つけたあと、やっとゲームのようなサバイバルが始まります。

ゲーム要素が入ってからは展開が早く進み、ほとんどゲーム通りのシナリオになります。ゲームと同じようなシーンもあるので、ゲームファンからも中盤からは高評価を得ています。

ララの戦闘シーンはリアル

ララの戦闘シーンをネタバレすると、ゲームでも描かれているような「痛み」もリアルに再現されています。あまりにも強すぎるとリアリティがないのですが、ララがピンチになったり怪我をしたりするところがきちんと描かれているので、よりリアルな戦闘シーンとなっています。

ゲームと違う卑弥呼の呪い

『トゥームレイダー ファースト・ミッション』をネタバレすると、ストーリーの後半は若干ゲームとは違う展開になっていました。ゲームではたくさんの幽霊が出ていましたが、映画ではそのような演出はありませんでした。

また映画のラストをネタバレすると、ゲームでは「卑弥呼の呪い」が描かれていましたが、映画では「未知の疫病」が卑弥呼の不思議なパワーの正体で、古代の人々は疫病を死の呪いだと勘違いしていたという設定になっていました。ゲームはオカルト寄りだったものの、映画では現実味のあるストーリーに改変されていました。

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トゥームレイダー ファースト・ミッションのあらすじ

あらすじ①父のビデオ

『トゥームレイダー ファースト・ミッション』には父が残したビデオが登場します。父のビデオとは一体どんな内容なのか、ここではあらすじのネタバレを紹介します。ララは父が弁護士に預けていたからくり箱をもらいます。そのからくり箱は幼いころに何度も解いたことがあったからくり箱で、ララは簡単に解くことができました。

そこには父が残した暗号が書かれた手紙が入っていました。ララは幼い頃に父と暮らしていた家に行き、手紙の暗号を解くと地下室への階段が現れました。地下室には、父がこれまで卑弥呼について調べた資料とビデオが残されていました。ビデオには父が映り、ララの母が亡くなった謎を解明するために、あらゆる超常現象を調べていたことを話します。そしてこのビデオを消去し、資料を燃やすように言いました。

あらすじ②初めての冒険

『トゥームレイダー ファースト・ミッション』でララは初めての冒険に向かいます。冒険シーンのあらすじのネタバレを紹介します。父が卑弥呼の謎が潜む島に向かったと知ったララは、父と一緒に島へ向かった船乗りを探しに中国へと向かいます。船着き場で、ララは三人の男達に資料が入った荷物を盗られてしまいます。ララはジムで鍛えた身体能力を活かして荷物を取り返します。

しかし、男達は刃物を持ち出してララを襲います。そんな時に逃げ込んだのがルーという男が乗る船でした。ララはルーに、父に船を貸した船乗りを探していると説明します。実はルーの父がララの父・リチャードと取引をした船乗りだったのです。しかしルーの父もまた7年前に失踪していました。ララはルーを説得し、一緒に島を目指そうといいます。

しかしその島の周辺の波は荒れ狂っており、とても危険な場所でした。ララとルーは荒れ狂う海に溺れ、島に漂流します。ララは島にたどり着くと、何者かに殴られて気を失ってしまいました。目が覚めると、マサイアスという男が目の前にいました。マサイアスは7年間、武装兵を引き連れて卑弥呼の墓を探し続けていました。たまにこの島に漂着する漁師たちを奴隷のように使い、卑弥呼の墓を探していたのです。

ルーもマサイアスに捕らえられて働かされていました。マサイアスの手から逃げ出すために、ルーは囮となってララを逃します。ララが命がけで逃げて森の中を探索していると、死んだと思われていた父・リチャードがいました。2人は再会を喜びますが、リチャードは卑弥呼の墓についての資料がマサイアスの手に渡ったことを知り、憤慨します。

あらすじ③暗号

『トゥームレイダー ファースト・ミッション』では、再び暗号を解くシーンがあります。どのようにして暗号を解いたのか、ストーリーのあらすじのネタバレを紹介します。リチャードはビデオで、資料は燃やすようにと指示していました。しかし、ララはそんな父の意に逆らって資料を頼りに父を探しに来ていました。その結果、卑弥呼の墓に関する資料がマサイアスの手に渡ってしまったのです。

リチャードはなぜ言う通りに資料を燃やさなかったのかと怒ります。ララはそれよりもリチャードの安否が心配だったのです。言い合いになった末、ララは資料を取り返しに弓を持ってマサイアスのテントに忍びこみました。ララはルー達を助け出しますが、そこで銃弾戦が勃発します。ルーは武装兵から銃を奪い、応戦してなんとか皆を解放することができました。

ルーは一緒に捕まっていた人から早く逃げようと言われますが、ララを放っておくわけにはいかないと言ってその場に残ります。一方で、リチャードは卑弥呼の墓の前に来ていました。そこに資料を元に卑弥呼の墓に来たマサイアスが現れ、捕らえられてしまいます。ララはリチャードを解放するように言いましたが、銃で脅されてしまい言いなりになるしかありませんでした。

マサイアスは卑弥呼の墓の場所は分かったものの、墓の入り口に仕掛けられていた暗号は解読できませんでした。ララは自分が暗号を解読すると言って、暗号を解きはじめます。ララが暗号を解くと、塞いでいた壁が崩壊して卑弥呼の墓の入り口が現れました。

あらすじ④幻の秘宝

『トゥームレイダー ファースト・ミッション』のラストには、卑弥呼の謎について明らかになっていきます。ここでは卑弥呼の呪いとはなんなのか、あらすじのネタバレを紹介します。マサイアス達と共にララは卑弥呼の墓へと入ります。すると卑弥呼の墓には様々なトラップが仕掛けられており、次々とマサイアスの手下がトラップにかかって死んでしまいます。

なんとかトラップを切り抜けて卑弥呼の棺までたどり着きます。棺を開けると、卑弥呼が若い姿のまま眠っていました。しかし次の瞬間、皮膚が砂のように落ちて骸骨になってしまいます。ララは卑弥呼の棺が保管されていた部屋を見て違和感を覚えます。資料では、卑弥呼は邪悪な力を持っており、島流しにあったと書かれていました。

しかし、部屋の壁に描かれていた絵は女王自ら島にやってきており、まるで卑弥呼を賞賛するような絵が描かれていたのです。ララは卑弥呼の遺体を持ち出そうとする武装兵を止めます。すると、卑弥呼の遺体が急に起き上がりました。皆は驚きますが、棺の底にからくりがあり、脅かすための仕掛けだとマサイアスは言います。しかしその瞬間、遺体を持ち上げようとしていた武装兵の体が黒くなり、急に苦しみ始めたのです。

ララは瞬時にそれが呪いではなく疫病だと悟りました。古代の人々はそれが病気だとは分からず、呪いだと思っていたのです。疫病にかかった武装兵は誰彼かまわず襲おうとしました。リチャードはこの謎の病原体を持ち出すのは危険だと言いますが、マサイアスは遺体の一部だけでも持ち出そうとします。リチャードとララはその隙に倒れた武装兵から銃を抜き取り、逃げ出します。

しかしマサイアス達との乱闘のさなか、リチャードは疫病に感染してしまいます。リチャードは卑弥呼の墓を自分ごと爆破することを決意しました。ララはリチャードと最後のお別れをして、マサイアスを追いかけます。ララはマサイアスを疫病に感染させて倒しますが、爆破の影響で墓が崩れてしまいます。崩壊する建物をくぐり抜けますが、寸前のところで墓の入り口が瓦礫によって塞がれてしまいました。

救出にきたルーによって助けられたララはリチャードを失って絶望しますが、ルーから「まだ命がある」と励まされて気力を取り戻します。その後、マサイアスから連絡を受けて来たヘリをハイジャックして、島から脱出することができました。

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トゥームレイダー ファースト・ミッションのキャスト

キャスト①アリシア・ヴィキャンデル

ララ・クロフト役のキャストはアリシア・ヴィキャンデルでした。アリシア・ヴィキャンデルは1988年10月3日生まれのスウェーデンの女優です。アリシア・ヴィキャンデルは『トゥームレイダー ファースト・ミッション』で、ティーン・チョイス・アワードのアクション女優賞にノミネートされました。

出演作品には『エクス・マキナ』のエヴァ役、『コードネーム U.N.C.L.E』のギャビー・テラー役、『リリーのすべて』のゲルダ・ヴェイナー役、『ジェイソン・ボーン』のヘザー・リー役などがあります。

キャスト②ダニエル・ウー

ルー・レン役のキャストはダニエル・ウーです。ダニエル・ウーは1974年9月30日生まれの香港の俳優です。映画監督としても活躍しています。出演作品には『ジオストーム』のチェン・ロン役、『ウォークラフト』のグルダン役、『アイアンフィスト』のポイズン・ダガー役などがあります。

キャスト③ドミニク・ウェスト

リチャード・クロフト役のキャストはドミニク・ウェストです。ドミニク・ウェストは1969年10月15日生まれのイギリスの俳優です。出演作品には、『リチャード三世』のリッチモンド伯ヘンリー役、『戦場からのラブレター』のミスター・ブリテン役、『ベストセラー編集者パーキンズに捧ぐ』のアーネスト・ヘミングウェイ役などがあります。

キャスト④ヴォルトン・ゴギンズ

マサイアス・ヴォーゲル役のキャストはウォルトン・ゴギンズです。ウォルトン・ゴギンズは1971年11月10日生まれのアメリカの俳優です。出演作品には、『ザ・シールド ルール無用の警察バッジ』のシェーン・ベンドレル役、『メイズ・ランナー:最後の迷宮』のローレンス役、『リンカーン』のウェルズ・A・ハッチンス役などがあります。

キャスト⑤ニック・フロスト

マックス役のキャストはニック・フロストです。ニック・フロストは1972年3月28日生まれのイギリスのコメディアンです。俳優や脚本家としても活躍しています。出演作品には、『スノーホワイト/氷の王国』のニオン役、『カムバック!』のブルース役、『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』のアンディー・ナイトリー役、『アイス・エイジ4/パイレーツ大冒険』のフリン役などがあります。

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トゥームレイダー ファースト・ミッションの気になる箇所

邪悪な女王卑弥呼

『トゥームレイダー ファースト・ミッション』では女王卑弥呼が邪悪な女王として描かれていました。さらに島の名前は「邪馬台」という名前で、まるで邪馬台国のようです。日本の歴史上での卑弥呼は、不思議な力で人々に富を与えた人物として言い伝えられています。そのため、元々邪悪な女王という言い伝えがあったけど、実は人々を守るために犠牲になったという設定には違和感を感じたという感想がありました。

墓の鍵が現代的

卑弥呼の墓の鍵はリチャードが地下室の中に残していました。ララはそれを持ち出していたのですが、船が転覆した時に鍵をなくしてしまいます。しかし、その鍵は現代的で表面には明らかに古代日本ではなく、エジプトで見られるような文字が書かれていました。古代の日本について描かれている作品なのに、随所に西洋的な部分があるところが気になったという感想や評価もありました。

トリニティが酷すぎる

『トゥームレイダー ファースト・ミッション』のあらすじのネタバレにもあったように、マサイアスが引き連れているトリニティという組織がララの敵として登場しました。トリニティは7年間も卑弥呼の墓を探している組織で、定例報告はしているものの卑弥呼の墓を暴くまでは帰ってくるなという命令のもと島で探索をしていました。

そのトリニティを操っていたのが、ずっとリチャードの会社で重役として会社を支えてきたアナだったのです。アナはララに親切にしていましたが、アナ率いるトリニティは情も情けもない酷い組織です。映画の評価には、アナが黒幕だと分かってからやっと敵に魅力が出てきたという評価がありました。

日本への経路

ララとルーは香港から日本の島へと船で向かいました。しかし、船で行くなら香港よりも台湾から向かった方が圧倒的に近いのです。なぜわざわざ香港から船を出したのか気になるという感想もありました。

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トゥームレイダー ファースト・ミッションに関する感想や評価は?

『トゥームレイダー ファースト・ミッション』を観た方の感想には、アクション映画なのに思ったよりも普通の映画だったという感想がありました。やはり序盤のララの私生活の場面に不満を持っている方が多いようです。このシーンがなければもっと評価が高いのではないかという感想もありました。

ゲームファンは特に『トゥームレイダー ファースト・ミッション』の冒頭で描かれたシーンは、ララのイメージと違うという感想を持つ方が多いようです。感想の中には、2001年版と2003年版のほうが面白かったという評価もありました。

『トゥームレイダー ファースト・ミッション』の感想では、ストーリーに関しては酷評が多いものの、アクションは迫力があってよかったという評価が多々ありました。サバイバルシーンが始まってからは見応えがあって面白いと評判です。

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トゥームレイダー ファースト・ミッションをネタバレまとめ

『トゥームレイダー ファースト・ミッション』は、2013年に発売されたゲーム『トゥームレイダー』を元にした映画でした。アクションシーンは迫力があるという感想があったのですが、ストーリー展開に関してはマイナスの評価もありました。ただ物語中盤からはゲーム要素のあるシーンがたくさん出てくるので、ゲームファンでも楽しめます。

キャストには、ララ役に今注目のスウェーデンの女優、アリシア・ヴィキャンデルがキャストに選ばれています。何度も映画で賞を受賞している実力派女優なので、キャストの演技力は抜群です。『トゥームレイダー ファースト・ミッション』はリブート作品なので、2001年版や2003年版とあわせてぜひ観てみて下さい。

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