声優の速水奨が演じたアニメキャラまとめ！ハマリ役ばかりの人気作品一覧

本記事では人気声優の速水奨さんが演じたアニメキャラクターを一覧化して紹介します。速水奨さんが「しゃべくり007」に出演した際のエピソードや「ヒプノシスマイク」に起用された理由の考察、速水奨さんに関する感想や評価なども載せていきますので是非ご覧下さい。

速水奨さんは日本の声優です。1958年8月2日生まれ。兵庫県高砂市出身です。株式会社RushStyleに所属し、同社の代表も務めています。妻は声優の五十嵐麗です。2019年の第13回声優アワードにて「ヒプノシスマイク」として歌唱賞を受賞しています。

速水奨さんは西田敏行が主演した青年座の舞台を観て感銘を受け、高校から演劇部に入部しました。高校卒業後は叔母を頼って上京し、企業で働きながら夜間の青年座養成所で演技を学びました。22歳で「アマチュア声優・ドラマ・コンテスト80」に出場し、グランプリを受賞したことから声優デビュー。テレビアニメやナレーターの仕事を開始しました。

養成所卒業後は劇団四季に入団し、飛鳥企画、ぷろだくしょんバオバブ、大沢事務所、青二プロダクション、大沢事務所と事務所を移りました。2013年10月にRush Styleを自身で立ち上げました。趣味は読書、料理、アンモナイト鑑賞などです。

速水奨さんが演じた人気アニメキャラ一覧一人目は『超時空要塞マクロス』のマクシミリアン・ジーナスです。『超時空要塞マクロス』は1982年10月から1983年6月まで放送されました。人気ロボットアニメ「マクロス」シリーズの第一作目で、「歌」が重要なテーマとなっています。異星人との宇宙戦争と、主人公一条輝を愛する上官・早瀬未沙と人気歌手リン・ミンメイの三角関係が絡み合って描かれます。

速水奨さん演じるマクシミリアン・ジーナスは一条輝の部下のひとりです。操縦技術を初めとするあらゆる技能に秀でた天才です。敵異星人の女性ミリア・ファリーナと史上初の星間結婚を行い、シリーズのファンから伝説的なキャラと呼ばれています。

速水奨さんが演じた人気アニメキャラ一覧二人目は『聖戦士ダンバイン』のバーン・バニングス(黒騎士)です。『聖戦士ダンバイン』は1983年2月から1984年1月まで放送されました。株式会社クローバーのアニメロボットシリーズ最終作です。主人公ショウ・ザマら「聖戦士」と呼ばれるパイロットが、昆虫をモチーフにしたロボットで戦う姿が描かれます。

速水奨さん演じるバーン・バニングスは主人公のライバル的キャラクターで、敵軍の騎士団長です。プライドが高く勇猛果敢な性格ですが、ショウとの戦いに連敗して失脚します。しかし仮面を被り『黒騎士』として復活しました。

速水奨さんが演じた人気アニメキャラ一覧三人目は『名探偵コナン』の諸伏高明です。『名探偵コナン』は1994年から週刊少年サンデーで連載され、1996年からテレビアニメ化した人気作品です。高校生探偵・工藤新一が子どもの姿に変えられ江戸川コナンと名乗り、数々の事件を解決します。速水奨さん演じる諸伏高明は長野県警の警部です。変わり者ですが有能な人物で、三国志や中国の故事にちなんだ言葉をよく使います。

速水奨さんが演じた人気アニメキャラ一覧四人目は『BLEACH』の藍染惣右介です。『BLEACH』は2004年10月から2012年3月まで放送された作品で、死神となった高校生・黒崎一護とその仲間達の戦いを描く物語です。速水奨さん演じる藍染惣右介は悪霊・虚(ホロウ)の退治などをこなす「護廷十三隊」五番隊の隊長です。

藍染惣右介は物腰柔らかな風貌と穏やかな性格で皆に慕われていましたが、部下を捨て駒としか考えていない冷酷な裏切り者と判明しました。圧倒的な強さを持つ人物で、作品のラスボスです。

速水奨さんが演じた人気アニメキャラ一覧五人目は『恋する天使アンジェリーク』のジュリアスです。『恋する天使アンジェリーク』は女性向け恋愛シミュレーションゲームが原作のアニメです。2006年7月から9月と2007年1月から3月まで放送されました。女王が宇宙を統べる世界で、宇宙を救う「伝説のエトワール」に選ばれた少女と「守護聖」と呼ばれる男性たちのロマンスが描かれます。

速水奨さん演じるジュリアスは「神鳥の光の守護聖」と呼ばれており、誇りを司ります。大貴族の出身で威厳があり、自他ともに優しい性格です。女王への忠誠心が厚く、真面目で仕事熱心なキャラです。

速水奨さんが演じた人気アニメキャラ一覧六人目は『銀魂』の星海坊主です。『銀魂』は2006年4月から2018年10月まで全4期が放送されました。天人(あまんと)と呼ばれる宇宙人が襲来した江戸時代末期を舞台に、主人公の坂田銀時とその仲間たちが織り成すドタバタコメディアニメです。星海坊主は「宇宙三大傭兵部族」である夜兎族の男性で、作中最強キャラの一人と言われています。主要人物である神楽の父親でもあります。

速水奨さんが演じた人気アニメキャラ一覧七人目は『戦国BASARA』の明智光秀です。『戦国BASARA』は同名アクションゲームのアニメ化作品で、2009年4月から6月まで放送されました。日本の戦国時代を舞台に、有名武将たちの戦いを描きます。

速水奨さん演じる明智光秀は、端正な容姿を持つ穏やかな青年です。その正体は快楽殺人を好み、人に痛みを与えることも自身が痛みを感じることも喜びを覚えるサイコパスな人物です。速水奨さんはその狂気を熱演し、人気を博しました。

速水奨さんが演じた人気アニメキャラ一覧八人目は『FAIRY TAIL』の一夜=ヴァンダレイ=寿です。『FAIRY TAIL』は真島ヒロによる同名漫画が原作で、2009年10月から放送されています。舞台は、多くの魔導士ギルドが存在する世界。ギルド「妖精の尻尾(フェアリーテイル)」に所属する少年ナツと仲間たちが、様々な依頼を解決していく姿を描きます。

速水奨さん演じる一夜=ヴァンダレイ=寿は「青い天馬」に所属する魔導士で、二頭身の中年男性です。「自称イケメン」の女好きで、作中のギャグ要員です。しかし実力は高く、仲間からの信頼は厚いキャラです。

速水奨さんが演じた人気アニメキャラ一覧九人目は『南国少年パプワくん』のマジックです。『南国少年パプワくん』は1992年10月から1993年10月まで放送されました。不思議な島「パプワ島」を舞台に、主人公シンタローとパプワくんを初めとする奇妙な住民たちの交流を描きます。速水奨さん演じるマジックは世界最強の殺し屋集団「ガンマ団」の総帥で、シンタローの父です。作中では親馬鹿な姿が描かれています。

速水奨さんが演じた人気アニメキャラ一覧十人目は『キューティーハニーF(フラッシュ)』の黄昏のプリンスです。『キューティーハニーF』は1997年2月から1998年1月まで放送されました。主人公・如月ハニーが「キューティーハニー」に変身し、悪の組織と戦う姿を描きます。速水奨さん演じる黄昏のプリンスはハニーに変身チョーカーと指輪を渡し、彼女を見守る人物です。その正体は悪の首領パンサーゾラの息子です。

速水奨さんが演じた人気アニメキャラ一覧十一人目は『Fate/Zero』の遠坂時臣です。『Fate/Zero』は2011年10月から12月と2012年4月から6月にかけて放送されました。伝説上の人物(英霊)をサーヴァントとして召喚して戦う「聖杯戦争」が描かれる作品です。速水奨さん演じる遠坂時臣はアーチャーのマスターです。聖杯戦争を起こした一角である遠坂家の五代目当主で、二人の娘を愛する父親でもあります。

速水奨さんが演じた人気アニメキャラ一覧十二人目は『バディ・コンプレックス』の倉光源吾です。『バディ・コンプレックス』はサンライズ制作のアニメで、2014年1月から3月まで放送されました。主人公・渡瀬青葉が隼鷹・ディオ・ウェインバーグとともにロボットパイロットとして活躍する姿を描きます。

速水奨さん演じる倉光源吾は最新鋭戦艦「シグナス」の艦長です。今まで乗った戦艦は沈んだことがないという逸話の持ち主。温和な物腰ですが、青葉が逃走した際は射殺を命じるなど冷酷な面があります。乗組員からは信頼されている人物です。

速水奨さんが演じた人気アニメキャラ一覧十三人目は『トライガン』のニコラス・D・ウルフウッドです。『トライガン』は砂漠の惑星を舞台に賞金首ヴァッシュが活躍するSFウエスタンアニメで、1998年4月から9月まで放送されました。速水奨さん演じるニコラスはヴァッシュの仲間で、関西弁の牧師です。現実主義者の暗殺者ですが、優しさも持ち合わせています。

速水奨さんが演じた人気アニメキャラ一覧十四人目は『バジリスク〜甲賀忍法帖〜』の薬師寺天膳です。『バジリスク〜甲賀忍法帖〜』は山田風太郎の小説『甲賀忍法帖』を原作としたアニメで、2005年4月から9月まで放送されました。時は慶長十九年。徳川三代将軍の世継ぎ問題を巡る、甲賀と伊賀計二十人の忍者たちによる戦いを描きます。

速水奨さん演じる薬師寺天膳は伊賀の副首領です。170歳以上ですが不死の術を使うため見た目は若者です。冷酷非道な性格で、甲賀に対して並々ならぬ復讐心を抱いています。剣術の達人で、わざと一度殺されて生き返り相手の度肝を抜く戦術を使います。

速水奨さんが演じた人気アニメキャラ一覧十五人目は『ご注文はうさぎですか?』の香風タカヒロです。『ご注文はうさぎですか?』は2014年4月から6月と2015年10月から12月まで第1期、第2期が放送されました。喫茶ラビットハウスに下宿することになった少女ココアの日々を描くコメディアニメです。

速水奨さん演じる香風タカヒロはラビットハウスのバータイムのマスターです。ダンディな男性で、作中でも「渋くてカッコいい」と言われているキャラです。しかし可愛らしいものを好むというギャップが魅力です。ラビットハウスの看板娘の少女チノの父親でもあります。

速水奨さんが演じた人気アニメキャラ一覧十六人目は『ポプテピピック』のポプ子です。『ポプテピピック』は2018年1月から3月まで放送された、大川ぶくぶ原作のギャグアニメです。14歳の少女ポプ子とピピ美が、ブラックユーモア、風刺、ナンセンス、アニメやゲームネタなどを縦横無尽に繰り広げます。速水奨さんは第12話の後半パートでポプ子を演じました。

声優の速水奨さんが2014年7月7日放送の『しゃべくり007』に登場し、話題となりました。その回のゲストは『アナと雪の女王』などで活躍している歌手・女優の神田沙也加さんでした。速水奨さんは神田さんの声優学校時代の恩師です。速水さんは神田さんの「会いたい人」としてスタジオに呼ばれる形となりました。

速水奨さんに会ったのは二年ぶりだと喜ぶ神田沙也加さん。神田さんは教師として指示を出す速水さんの声にも「先生カッコイイな」と聞き惚れていたと語りました。速水さんは神田さんに「また必ず教えて下さい」と言われ「教えることなんか一つも無いですよ」「(『アナと雪の女王』を観て)素晴らしかったよ」と激励の言葉をかけていました。神田さんの速水さんへの尊敬の気持ちがひしひしと伝わる再会となりました。

速水奨さんは『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』にてラップに初挑戦しています。『ヒプノシスマイク』は男性声優たちがキャラクターに扮してラップ・バトルを行う企画です。速水奨さんはシンジュク・ディビジョン代表チーム「麻天狼」のリーダー神宮寺寂雷役で出演しています。2018年12月には「麻天狼」として第一回韻踏闘技大會に優勝。全チームの頂点に立ちました。

「ヒプマイ」こと『ヒプノシスマイク』が始動した2017年9月当時、速水奨さんは59歳でした。声優業界でもベテランと言える速水さんのラップ・バトル初参戦は、歓迎と驚きの声を持って迎えられました。本項では速水奨さんがヒプノシスマイクに起用された理由について考察します。

まず第一に考えられる理由は「オーディションで合格した」です。しかし速水さんは2017年12月のインタビューで「『ヒプノシスマイク』のプロデューサーと作家が、企画の説明をするためにうちの事務所に来たんですよ」と回答しているため、オーディション説の信憑性は低いです。

ヒプマイのプロデューサーと作家が速水奨さんに直接話を持ちかけたとのことなので、関係者と元々つながりがあった可能性は高くあります。『ヒプノシスマイク』を企画したキングレコード内レーベルEVIL LINE RECORDSは、主にアニメ・声優を扱うレーベル「スターチャイルド」から派生したものです。アニメつながりで速水さんとヒプマイ関係者に関わりがあった可能性もあります。

速水奨さんは芸歴38年に及ぶ声優です。80年代は『超時空要塞マクロス』『聖戦士ダンバイン』などで当時の少年世代のファンを獲得。00年代以降は『BLEACH』『恋する天使アンジェリーク』『Fate/Zero』などで多くの女性ファンを獲得しています。ほぼ若手声優が参加するヒプマイで、速水奨さんの幅広いファン層を取り込むことで作品の知名度を高める意図があった可能性があります。

ヒプマイで速水奨さん演じる神宮寺寂雷は、かつて伝説のチームThe Dirty Dawgに所属していたMCであり医師です。攻撃力と同時に治療能力を持ち、生について真剣に問いかけるようなポエトリー・リーディングラップが特徴です。速水奨さんの落ち着いていて優しい声質は、そんな奥深い人間性を持つ神宮寺寂雷に適役だったのではないでしょうか。

『Dr.リアリスト』はボカロPのcosMo(暴走P)の曲です。 男性声優がボカロ曲を歌うシリーズ「ACTORS」にてリリースされました。アルバム『EXIT TUNES PRESENTS ACTORS2』に収録されています。速水奨さんは登場キャラクターの小田原牧名義で歌唱しています。

『Daydream café』はアニメ『ご注文はうさぎですか？』のオープニング曲です。速水奨さんは香風タカヒロ名義でカバーしました。声優の早見沙織さん(青山ブルーマウンテン名義)とのデュエット曲です。このバージョンは『ご注文はうさぎですか? 』BD・DVD第6巻特典CDに収録されました。

『キミとSwinging Night』はアニメ『ご注文はうさぎですか??』のキャラクターソングです。速水奨さんは香風タカヒロ名義で歌唱しています。『ご注文はうさぎですか??キャラクターソングシリーズ』の全巻購入特典CDに収録されました。

『迷宮壁』は『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』のキャラクターソングCD『麻天狼-音韻臨床』に収録されています。速水奨さんは神宮寺寂雷として歌唱しています。日本のラッパーGADOROさんが作詞を担当。アニメや映画のサウンドトラックを多く手掛ける横山克さんが作曲を務めました。 

ここからは速水奨さんに関する感想や評価を紹介します。速水奨さんに関する感想で最も多かったのは「イケボ」「声がいい」というものです。速水さんのセクシーな低温ボイスのファンが多く見られました。Twitter上には「気持ちよすぎて延々と聞いてられる」「色気のある多彩な声が魅力的」など絶賛の声が寄せられていました。

次に紹介するのは、好きな速水奨さんのエピソードに関するものです。あまりの声の良さに、外出先でもすぐ気付かれてしまうという速水奨さん。この他にも「お花見に行ったら酔った女性に「声がいい」と話しかけられた」「小学五年生からこの声」など面白いエピソードを多々披露しています。そんなお茶目なご本人の人柄が分かる感想でした。

次に紹介するのは好きな「速水奨さんが演じたキャラクター」に関する感想です。長い年月を第一線で活躍されてきた速水さん。ファンの間では人それぞれ思い入れのあるキャラクターの名が挙げられていました。

本記事では人気声優・速水奨さんが演じたキャラクター一覧や楽曲一覧を紹介していきました。速水奨さんは80年代から人気作品に出演しているベテラン声優で、近年では「しゃべくり007」出演や『ヒプノシスマイク』でのラップ初挑戦で注目されていました。速水奨さんが出演している作品をまだ見た事がない方も、この機会に本記事の一覧を参考にしながら是非ご覧下さい。