【ハンターハンター】ビスケの声優は二人いる？幼い姿と本来の姿での担当キャストは？

ハンターハンターで変化系の念能力者であるビスケは体格を自在に変化させることができました。普段猫を被っている時の彼女は可愛らしい少女のような幼い姿となっています。しかし、本来の真の姿はがっしりとした体格の見るからに格闘家という貫禄を漂わせている姿でした。変化系の念能力者であるビスケは状況に応じて可愛らしい幼い姿からがっしりとたくましい真の姿に変化することができたのです。

ハンターハンターで心源流拳法の師範を務めているビスケの真の姿は、筋肉がムキムキしている57歳の女性でした。非常に高い体術レベルを持っているおばさんだったのです。そのため、彼女の可愛らしい幼い姿の声優には横山智佐さん、たくましい真の姿の声優には萩野崇さんが担当しています。そこで、幼い姿の声優を担当した横山智佐さんやたくましい真の姿の声優を担当した萩野崇さん、旧アニメ版での声優も一緒にご紹介します。

収集の面白さを題材に描かれている「ハンターハンター（HUNTER×HUNTER）」は、週刊少年ジャンプによって1998年14号から連載がスタートした漫画となっています。週刊少年ジャンプでは2番目に長期連載の漫画となっているハンターハンターは、作者の冨樫義博さんによって展開されている人気作品です。2019年の時点で既刊36巻となっており、7200万部の累計発行部数を記録し話題となりました。

ハンターハンターでは純粋で単純な思考をしているゴンは死亡したと思っていたジン（父親）を探すためにハンターとなって仲間と一緒に旅をしながら成長する姿が描かれています。残酷でグロテスクな描写が多いハンターハンターは、主人公をいつでも殺すつもりで描いているダーク・ファンタジーとなっていました。作中で登場するキャラクターは非常に緻密に描かれており、世界観は複雑な構成になっています。

幼い頃森で遊んでいたところをクマに襲われたゴンは、危ないところを髪の毛が股くらいまであるハンターのカイトに助けてもらいます。優秀な念能力者でもあるカイトがジンの弟子だったことを知り、父親がまだ生きていることを教えてもらいました。父親に会うためゴンはハンターになります。そこで出会った仲間と一緒に父を探しながら人間を糧として生きているキメラアントを倒すために修業を積むことになりました。

ハンター協会の会長を務めているネテロが創設した心源流拳法の師範を務めるビスケは、トップハンターの一人となっています。彼女は美しい宝石の収集をメインに働いているストーンハンターでもありました。その腕前は確かなものがあり二ツ星(ダブル)の称号を持っていたのです。指導者としても武闘家としても優秀なビスケは、無邪気なゴンや冷静沈着なキルアらの師匠でもありました。

• 名前：ビスケット=クルーガー
• 異名：ビスケ
• 念能力：変化系、魔法美容師（まじかるエステ）、桃色吐息（ピアノマッサージ）
• 職業：ストーンハンター
• 役職：二ツ星（ダブル）の称号を持つ
• 武術：心源流拳法の師範
• 弟子：キルア、ゴン
• 性格：短気、悪趣味、がめつい

普段は少女のような可憐な雰囲気を漂わせているビスケですが、彼女の真の姿は周囲も驚くほどの容姿だったのです。がめつく短気な性格の彼女は、言動や外見全てにおいて嘘だらけだったため、嘘を見抜くこともつくことも得意でした。美男子に目がないビスケは密かにピエロのようなメイクのヒソカにも目をつけていたのです。悪趣味な性格の彼女ですが、武道に精通している人や弟子への指導に関しては真摯な姿を見せていました。

ハンターハンターで嘘を見抜くこともつくことも得意なビスケは、美しい宝石には目がないため宝石の収集をメインに行うストーンハンターとして活躍しています。そのため「ブループラネット」という宝石をグリードアイランドに探しに行っていました。あらゆる島の宝石を収集しているのかもしれません。ストーンハンターとして活躍しているビスケは可愛らしく少女らしい幼い姿の時の声は横山智佐さんが担当しています。

また、旧アニメ版も好評だったハンターハンターで筋肉がムキムキでがっしりした体格のビスケの真の姿の時の声は萩野崇さんが担当していました。そのため、容姿ががらりと変わった際には声も女性の可愛らしい横山智佐さんの声から男性のたくましい萩野崇さんの声に変っていたのです。横山智佐さんと萩野崇さんの二人の声優を充てることでまるで別人のようなキャラクターとして仕上がっていました。

基本的に磨けば光る宝石が大好きなビスケは、無邪気なゴンと冷静沈着なキルアも宝石のような素質があったために自らハンターの指導を買って出ています。悪趣味な性格のビスケですが、武道や弟子の指導に関してはとても真面目で真摯な姿勢を貫いていました。

ハンターハンターで嘘をつくことが上手なビスケは真の姿を隠し、可愛らしい少女の幼い姿でグリードアイランド編にて登場しました。大富豪のバッテラのプレイヤー選考会にも姿を現しています。しかし、彼女が本格的に姿を現すようになるのは、頭の回転が速いキルアと単純な性格を持っているゴンがゲームで仲良くしている姿を見て意地悪をしようとしてからでした。

当初、旧アニメ版も人気だったハンターハンターで二人の仲を引き裂こうとしていたビスケでしたが、冷静沈着で頭が良いキルアには全く相手にされなかったのです。仕方なく離れたところから二人の戦いを見守っていた彼女でしたが、素質はあるもののそれを活かしきれずに苦戦している二人の姿に我慢ができずに自分から指導すると申し出ていました。

初めは冷やかしだと思って嫌がっていたキルアでしたが彼女の実力と真摯な姿勢を理解すると素直に指導を受けるようになります。トップハンターとして実力のある彼女から指導を受けた純粋で単純なゴンと慎重なキルアは次第に力をつけていきました。

旧アニメ版も人気となったハンターハンターで美しい宝石が大好きなビスケは、トップハンターとして周囲も認める実力を持っていました。磨けば輝く宝石が大好きな彼女は、人間に対しても素質がある人物に対しては惜しみなく指導する素晴らしい人格を持っていたのです。幼い姿になった時の彼女は可愛らしい雰囲気でありながら意地悪っぽい性格を垣間見せていますが、真の姿で指導する際にはとても真摯的でした。

ハンターハンターでハンターとしての素質はあるもののいまいち開花できていない未熟なゴンやかなり慎重なキルアを厳しく愛情豊かに鍛えあげたためにグリードアイランド編においてもかなり実力をつけたハンターへと成長しています。圧倒的な強さを持っているビスケの指導がなければここまでの成長はなかったでしょう。彼女は原石のような弟子を育てることができる優秀な師匠だったのです。

ハンターハンターで内面も外見も偽りだらけのビスケは、普段は可愛らしい少女のような幼い雰囲気の少女ですが、彼女の真の姿は下記の画像のような格闘家らしい筋肉がムキムキしている容姿だったのです。変化系の念能力者であるビスケは、自分の姿を可愛らしい少女のような幼い姿にしたり、筋肉がムキムキしている真の姿に戻したりすることができました。

旧アニメ版も好評だったハンターハンターで全く異なる極端な容姿を持っているビスケの声は幼い姿の時と真の姿の時とではそれぞれ担当が異なっています。幼い可愛らしい容姿の時には横山智佐さんが担当し、筋肉がムキムキしている真の姿の時には萩野崇さんが担当していました。一応女性のキャラクターなのですが、短気で荒々しい性格の真の姿の時は男性の萩野崇さんの声が違和感なくはまっています。

真の姿の際にはなぜか口調も男性っぽくなっていたため萩野崇さんの声がぴったりだったのでしょう。彼女の身長は明らかにされていませんが、176㎝の男の子を軽々と摘み上げてしまう姿から3mはあると考えられます。真の姿になった際の戦闘能力は素晴らしくトップハンターとしての実力を見せつけていました。攻撃に関する念能力は持っていないようですが、すでに十分な強さを持っていたのです。

2011年日本テレビ版のハンターハンターでビスケの幼い姿の声を担当したのは声優の横山智佐さんです。横山智佐さんは声優以外に舞台女優としても活躍されています。声優の横山智佐さんは高校生になる前は東京宝映に在籍していました。しかし、高校生になると休日には勝田声優学院へ通って声優としての勉強をしていたのです。歯並びが悪かった横山智佐さんは発声の仕方がダメたと指摘され声優になるために矯正しています。

• 名前：横山智佐（よこやまちさ）
• 愛称：ちさタロー、ちーちゃん
• 血液型：B型
• 生年月日：1969年12月20日
• 出身地：東京都墨田区東墨田
• 所属事務所：横山智佐事務所「バンビーナ」
• 職業：声優、舞台女優
• 身長：158㎝
• 声優デビュー：1987年

声優の横山智佐さんは「ルパン三世 カリオストロの城」という映画を観たことで感動し声優の道を志すようになりました。矯正をしたことで発声が次第に良くなった横山智佐さんは1987年には「ブラックマジック M-66」というOVAでナラ・フェリス役で声優デビューをします。17歳で声優デビューをした横山智佐さんはさまざまな役を通して声優としての力をつけていき活躍するようになりました。

ハンターハンターで女性でありながら筋肉ムキムキの格闘家の容姿を持っているビスケの真の姿の声を担当したのは俳優であり声優の萩野崇さんです。萩野崇さんは俳優としての活動がメインとなっていますが、2004年に声優として活動を開始しています。俳優であり声優の萩野崇さんは、1996年において「超光戦士シャンゼリオン」で主役を務めたことでブレイクしました。

• 名前：萩野崇（はぎのたかし）
• 愛称：ハギー、アニキ、ハギ
• 血液型：B型
• 生年月日：1973年5月27日
• 出身地：東京都
• 職業：声優、俳優
• 俳優デビュー：1991年
• 身長：182㎝
• ジャンル：映画、テレビドラマ、舞台
• 配偶者：独身（結婚歴あり）

2002年には「仮面ライダー龍騎」のメインキャラクターの1人である浅倉威/仮面ライダー王蛇役を演じました。2004年に声優デビューをした萩野崇さんはそれと同じくらいの時期にWild Strawberryというシルバーアクセサリーブランドの制作にも携わっています。俳優や声優として活躍している萩野崇さんは「おもいッきりイイ!!テレビ「美肌泉隊SPAレンジャー」などのバラエティ番組にも何本か出演していました。

ハンターハンターでがめつい短気な性格のビスケの旧アニメ版（1999年フジテレビ版）の声優キャストを務めたのは声優の樋口智恵子さんです。樋口智恵子さんは声優のほかにも女優としても活躍されています。声優の樋口智恵子さんは中学生の頃には数多くの舞台に出演して活躍していました。「Sing for You, Sing for Me.」や「七つの海のティコ」などのミュージカルでは主役を務めています。

• 名前：樋口智恵子（ひぐちちえこ）
• 血液型：B型
• 生年月日：1981年1月30日
• 出身地：東京都三鷹市
• 所属事務所：コンビネーション
• 職業：声優、女優
• 声優デビュー：1996年
• 身長：154㎝

声優の樋口智恵子さんは1997年に「アニメトピアR」というラジオ番組を担当します。翌年には坂本真綾さんと一緒に「Whoops!!（ウープス!!）」という声優ユニットを結成して活動しました。声優の樋口智恵子さんの主な出演作品には水色時代の高幡多可子役やTo Heartの長岡志保役、トランスフォーマー カーロボットのアイ役、オフサイドの伊藤渚役、あまえないでよっ!!の阿刀田結子役、あずまんが大王の滝野智役などがありました。

ハンターハンターで旧アニメ版（1999年フジテレビ版）の声優キャストを務めた樋口智恵子さんから中身も外見も偽りだらけのビスケの声を引き継いだのは声優の木村亜希子さんです。二人姉妹の長女として誕生した木村亜希子さんは中学生の頃に声優の仕事が面白そうだと興味を抱くようになります。大学を卒業してからは働きながら養成所に通い1998年に声優としてデビューを果たしました。

• 名前：木村亜希子（きむらあきこ）
• 血液型：O型
• 生年月日：1971年6月28日
• 出身地：福井県吉田郡
• 所属事務所：ケッケコーポレーション
• 職業：声優
• 声優デビュー：1998年
• 身長：160㎝

声優の木村亜希子さんの出演作品には、LEGEND OF BASARAの更紗役やトランスフォーマー カーロボットの大西勇気役、電光超特急ヒカリアンの聖橋ケンタ役、ロックマンエグゼのロックマン役、出撃!マシンロボレスキューの水前寺小百合役、ふたつのスピカの宇喜多万里香役、BLUE DRAGONのデルフィニウム役、イナズマイレブンGO クロノ・ストーンのフェイ・ルーン役、宇宙をかける少女のエル・スール役などがあります。

旧アニメ版も好評だったハンターハンターでは、変化系の念能力者であるビスケは、「魔法美容師（まじかるエステ）」という念能力を使用していました。疲れ切った相手の身体を素早く回復させたり、癒したりすることができる能力となっています。

ハンターハンターで魔法美容師（まじかるエステ）を使用する際にはクッキィちゃんというエステティシャンを具現化させることによってさまざまなマッサージを施すことができました。オーラを特殊なローションに変化させることができるビスケは、長期戦闘の際に大いに役立つ能力を持っていたのです。

旧アニメ版も人気だったハンターハンターでは、圧倒的な強さを見せつけているビスケの念能力は戦闘向きではない変化系の能力となっています。敵を攻撃する際に使用するというよりも仲間内で疲労回復や癒しに使用することができる能力となっていました。戦闘においては全く役に立たないと弟子のキルアからも指摘されていましたが、今のところその他の念能力を使用する必要がないため、隠しているとも考えることができます。

真の姿になった彼女はその状態でどんな敵とも有利に戦うことができているため、もし他にも能力を持っているのだとしたらまだ活用されていないだけと考えることができるのです。暗黒大陸編において彼女がピンチになった際には隠されている能力が見れるかもしれません。

ハンターハンターで変化系の念能力者であるビスケは、二つの極端な容姿に変身することができました。見た目は好奇心旺盛なゴンたちと同じような幼い雰囲気をしていることが多いですが、彼女の真の姿は格闘家らしい筋肉がムキムキしている巨体の女性だったのです。40年以上の念能力のキャリアを持っている彼女は、57歳ということが明らかとなっています。10代にしか見えない彼女は猫を被るのがとても上手だったのです。

ハンターハンターでは本来の姿となったビスケの声を男性の声優が担当したことから性別は男性？と話題になりました。本来の姿では筋肉がムキムキしている格闘家らしい姿となっており、さらに話し方も荒々しい口調となっていたため、本当は男性かもしれないと噂されたようですが女性のキャラクターで間違いないようです。女性のキャラクターを男性が演じたことでこのような勘違いも起きたのでしょう。

旧アニメ版も好評だったハンターハンターのグリードアイランド編において急成長しているゴンたちは、爆弾魔（ボマー）と呼ばれているゲンスルーらと戦うことになりました。ゲームクリアのためであれば手段を選ばないゲンスルーは好奇心旺盛なゴンと戦っています。

しかし、仲間でも平気で裏切ることができるゲンスルーと最強のトップハンターであるビスケが戦った場合は圧倒的な強さで彼女の勝利となると予想することができます。彼には、命の音（カウントダウン）や一握りの火薬（リトルフラワー）などの能力がありますが、弟子であるゴンの鞭によって防がれていることから彼女にとっては全く効果がないでしょう。

ストーンハンターとして活躍しているビスケは、人間であろうと宝石の原石であろうと磨けば光る人材や原石が大好きでした。そのため、未熟でありながらも素晴らしい素質を持っていたゴンや冷静沈着で優秀なキルアを自ら指導しているのです。そんな彼女がかなりスパルタになっていたという感想を寄せている人もいました。武道や弟子の指導には真摯な姿勢を貫く彼女の指導は時に厳しさも盛り込まれていたようです。

可愛らしい少女のような幼い姿のビスケを見てかわいいと感想を寄せている人は多くいました。正体がわかった人は少女のように猫を被っている彼女の姿を複雑な気持ちで見ていたようですが、慣れてしまうと別の人格として見ることもできるようです。ツインテールを施している少女に変身している彼女は時に意地悪な雰囲気が漂いますが可愛らしさによって全て帳消しになっていました。

初めてビスケを観た人からは「可愛い！」や「進化後が楽しみ」などという感想が多く寄せられていましたが、正体がわかってしまった人からは「ゴリラだ」とのコメントもありました。筋肉がムキムキしていて3mもありそうな巨体を持っている彼女をゴリラと連想してしまう人もいたようです。しかし、慣れてしまうと意外と別々のキャラクターとしてそれぞれのキャラクターを楽しんでいる人もいました。

ハンターハンターでは変化系の念能力者であるビスケは、少女のような可愛らしい雰囲気の姿と筋肉がムキムキしている格闘家のような巨体を持った勇ましい本来の姿を持っていました。あまりにも印象が異なるキャラクターのため幼い姿と真の姿それぞれの声優が用意されています。また、旧アニメ版としての声優もいるため、現時点では4人の声優によって最強のハンターであるビスケのキャラクターは演じられてきました。