2019年02月28日公開
2019年02月28日更新
シークレットウィンドウをネタバレ!映画のあらすじと結末は?【ジョニー・デップ】
2004年に公開されたハリウッド映画の「シークレットウィンドウ」は、スティーヴン・キングが原作、そしてジョニー・デップが主演の、ある小説家が突然盗作容疑をかけられ人生が急変していく、という内容のミステリー・スリルサスペンス映画です。この記事では、シークレットウィンドウのストーリーのあらすじ、結末の感想や考察をネタバレありで紹介する他、シークレットウィンドウを観た人の感想も紹介しています。
目次
シークレットウィンドウとは?
映画・シークレットウィンドウは、2004年に公開されたアメリカの映画で、主演を人気ハリウッド俳優のジョニーデップ、また、映画の原作が「IT」や「スタンド・バイ・ミー」で有名な小説家のスティーヴン・キングが務めたことでも話題となりました。
シークレットウィンドウの作品情報
シークレットウィンドウは、スティーヴン・キングの中編小説「秘密の窓、秘密の庭」を原作とした2004年の映画です。上映時間は96分と比較的短いので、気軽に観ることができるサスペンス・ミステリー映画として話題となりました。この映画のキャッチコピーは「なぜ追われる、なぜ終われない」で、人気作家がある日突然盗作の容疑をかけられてしまうというミステリーになっています。
シークレットウィンドウの予告編
ここでは、ジョニー・デップ主演の映画・シークレットウィンドウの予告編を紹介します。この映画のあらすじは、ある人気作家が妻との離婚問題からスランプに陥ってしまい、さらにある人物から小説「シークレットウィンドウ」盗作容疑をかけられてしまう、という内容になっています。
シークレットウィンドウのあらすじネタバレ
ここでは、映画・シークレットウィンドウのあらすじから結末までをネタバレありで紹介しています。ジョニー・デップ演じるモートは人気小説家ですが、妻の不倫現場を見てから盗作疑惑を持ちかけられる謎の男に出会ったりと、不可解な事件が周りで次々と起こっていきます。
あらすじネタバレ:プロローグ
出典: https://eiga.com
人気小説家である主人公・モートは、「行くな、引き返すな」と自分に言い聞かせながらもモーテルの部屋に押し入ります。そこで、モートの妻・エイミーと恋人・テッドが一緒に過ごしているのを目撃してしまいます。その一件以来、モートはエイミーと別居して離婚の準備を進めてながら、田舎にある湖畔の別荘で魂の抜けたような生活をしていました。
あらすじネタバレ:謎の男
エイミーの浮気現場を目撃してから6ヶ月後のある朝、黒い帽子を被ったジョン・シューターという男がモートの前に現れて「お前は俺の小説を盗んだ」と言い、彼の書いたという小説「種を蒔く季節」の原稿を置いて車で去っていきます。全く身に覚えのないモートは、原稿を見ることなくゴミ箱に捨ててしまいます。
しかし、ゴミ箱に捨てていた原稿は気を利かせた家政婦が机の上に捨てずに置いていました。ふとモートは原稿を読み始めると、自分の小説「シークレットウィンドウ」の書き出しと全く同じでした。モートは驚いて自分の原稿と読み比べてみると、結末以外は一字一句全く同じだったのです。
あらすじネタバレ:嫌がらせ
数日後、モートが湖畔を散歩しているとジョン・シューターから嫌がらせにあいます。ジョン・シューターは「俺の小説は1997年に書いている」と言いますが、モートは「俺は1994年に書いて、1995年に発行された雑誌にも掲載されている」と反論します。
怒ったジョン・シューターは、「3日間だけ与えるから、その間に元妻に証拠の雑誌を送らせろ」と言い去っていきます。家に帰ると愛犬のチコの死体を発見したモートは、ジョン・シューターを絶対に許さないと誓います。
あらすじネタバレ:望み
翌日、町の保安官と友人の探偵・ケンに調査を依頼します。モートの背後にジョン・シューターが現れて口論になります。「どうしたら、あんたは満足するんだ」とジョン・シューターに言うと、結末を書きかえろと言います。「それで満足するなら喜んでそうする」と言うモートに、ジョン・シューターはエイミーの話を持ち出します。もみ合いになった二人でしたが、ジョン・シューターは消えてしまいます。
あらすじネタバレ:黒幕
翌朝、エイミーから電話がかかってきてました。エイミーの家が放火され全焼したと言うのです。モートはテッドと話そうとしますが、口論になってしまいます。
あらすじネタバレ:トムとカーシュ
ジョン・シューターによって車の中でトムとカーシュが惨殺されていました。モートはジョン・シューターに脅されて死体を車ごと池に捨てます。エイミーから再度電話がかかってきますが、それはモートを心配するものではなく、離婚の書類に印鑑を押してほしいというものでした。怒ったモートは電話を切りますが、エイミーはモートとの関係に終止符を打つため、離婚の書類を持って車でモートの所へ向かいます。
あらすじネタバレ:シューターの正体
モートは証拠の雑誌を受け取りますが、シークレットウィンドウのページは切り取られていました。家でモートは、黒い帽子を被ります。すると、良心を持つモートと憎しみで出来た別人格・ジョン・シューターが現れました。そして、エイミーとテッドを、小説の結末を文章を読みながら殺しました。
シークレットウィンドウの結末ネタバレ
ここでは、ジョニー・デップが主演を務めたサスペンス映画・シークレットウィンドウの結末についてネタバレありで紹介しています。
シークレットウィンドウ映画の結末
小説家である主人公のモートの前にいきなり突然現れたジョン・シューターは「俺の小説を盗作した」と言い張りますが、実はジョン・シューターはモートが作り出したモートの新たな人格で、不可解な事件は全てモート自身が起こしていたものでした。
また、シューターという別人格の名前の発音は「Shoot her(彼女を撃て)」と同じです。自分を裏切って他の男と浮気をしていた妻を許せず、憎しみからジョン・シューターという新しい人格を作り出してしまったのです。
シークレットウィンドウ原作の結末
スティーヴン・キングが書いた小説「秘密の窓、秘密の庭」がジョニー・デップ主演のこの映画・シークレットウィンドウの原作ですが、原作の小説の結末は映画のものとかなり違うものになっていると話題になりました。
モートが妻・エイミーを追い詰め裏庭に出てきたところで、放火について調べて保険調査員がモートを射殺してしまいます。映画ではモートがエイミーを殺して生き残りますが、原作ではエイミーが生き残って主人公のモートが死んでしまうという真逆の結末になっています。
別荘を片付けていたエイミーがジョン・シューターという人格のときにモートが被っていた黒い帽子を発見します。その帽子には手紙が添えられていて、「故郷へ帰る。小説は手に入れた」とシューターのサインが書かれていました。映画よりも原作は謎めいたラストになっています。
シークレットウィンドウをネタバレ考察・解説
ここでは、シークレットウィンドウのストーリーについてをネタバレありで考察・解説しています。多重人格をテーマにした内容なので、映画にはところどころ複雑で理解するのが難しい場所があるそうです。
映画のテーマ
結末からも分かるように、シークレットウィンドウは多重人格者をテーマとしたストーリーです。物語を通して、浮気をして自分と離婚したがっている妻を憎んでいるジョニー・デップ演じる主人公・モートが妻の殺害を実行に移すまでを描いています。
「ずっと探していた犯人が実は主人公だった」という結末は、ミステリーの小説や映画ではよくあるタイプかもしれませんが、シークレットウィンドウはその結末にさらに「犯人である主人公が実は多重人格者だった」という内容が入っているので、他のミステリー映画に比べて物語がさらに複雑になってくるそうです。
ジョン・シューターの正体
ジョン・シューターは、ジョニー・デップ演じる主人公・モートが、浮気をしていた妻に対して湧き上がる憎しみが生んだ新たなもう一人の人格です。ジョン・シューターはモートの憎しみという感情から作られた人格なので、妻を殺害することだけを目的として生きています。
ジョニー・デップ演じるモートが書いた小説である「シークレットウィンドウ」は、主人公がトミーという人物でしたが、シューターが書いた「シークレットウィンドウ」の主人公はトッドでした。映画の結末では、モートの別人格であるジョン・シューターにより小説は書き換えられ、トッドが主人公になっていました。
ジョン・シューターが家を燃やした理由
主人公・モートの「憎しみ」による別人格・ジョン・シューターが、元妻であるエイミーの家を燃やしたのは、ジョン・シューターという人格が消えてしまう証拠を燃やすためでした。エイミーの家にある「エラリークイーンマガジン」を見てしまうと、1997年以前に「シークレットウィンドウ」が書かれたという証拠を見てしまってジョン・シューターは消えてしまうからです。
歯を矯正した理由
主人公のモートが結末で歯に矯正器具を入れていましたが、元妻であるエイミーと喧嘩になった際に口を蹴られてしまったからです。
最後の人格の正体
映画・シークレットウィンドウの結末を観て観客が気になるのは、結末での主人公の人格はモートか、ジョン・シューターかというところだと話題となりました。しかし、結末の主人公の人格はモートでもジョン・シューターでもなく、新しい第三の人格だと言われているそうです。その根拠はいくつかあるそうです。
まず、結末の主人公の外見がモートとジョン・シューターと全く違う点です。髪型もきちんと整えられていて、服装もおしゃれで丸メガネをかけています。普段のモートは髪もぼさぼさで、服装もラフなものを着ていました。また、ジョン・シューターは、とても目立つ黒い帽子を被っていました。
また、ジョニー・デップ演じるモートはスナック菓子と炭酸飲料が大好きで、ジョン・シューターはウイスキーが好きな人物だと映画内で描かれていました。しかし、結末で描かれる主人公にはそのような描写がありません。また、今まで家になかったダンベルとヘッドホンがあるのも不審な点だと言われています。
映画の結末で言われたセリフ「彼女の死は、俺にさえも謎になるだろう」というのは、エイミーを殺害したことを知らない第三の人格からすれば筋が通ります。新しい人格が「この結末は最高だ」と言っているのも、主人公は妻を殺してしまった現実から目を背けたいという「逃避」の感情から新しい人格を作ったのではないかと予想されているそうです。
このように、多重人格をテーマにしたサスペンス映画は多数あります。レオナルド・ディカプリオが主演のハリウッド映画「シャッター・アイランド」も、シークレットウィンドウと似たようなスリルを楽しむことのできる映画になっています。
シークレットウィンドウを見た人の感想や評価は?
ここでは、シークレットウィンドウを観た人の感想を紹介しています。ジョニー・デップがかっこいいという意見から、シークレットウィンドウの巧妙なストーリーラインに面白いと感じる人も多くいたそうです。
あとジョニーデップのシークレットウィンドウね
— かっこんとう(ケナ郎@絵) (@kaccontou1206) February 2, 2019
ジャックスパロウとかシザーハンズのイメージが強い彼ですが、サイコな演技もなかなか良いし顔が良いし眼鏡がステキ
あとゾディアック!
あれも描写がエグくてなかなか好きだった
感想の中には、ジョニー・デップの人格が変わった際の演技が狂気迫っていて良いというものが多く見られたそうです。映画内でジョニー・デップが身につけている丸メガネや服装が好みだという感想も多く見られたそうです。ジョニー・デップは実力派の俳優として知られていますが、シークレットウィンドウでは多重人格の主人公を上手く演じきっているとファンの間で有名だそうです。
「シークレットウィンドウ」
— 氷菓 (@hy0uka) October 22, 2018
ジョニーデップ2作目ですがこちらはサスペンス映画です。ジョニー演じる作家は妻の不倫により離婚調停中。そんな彼の元に『お前は私の書いた作品を盗んだ』と云う謎の男が現れる。男の行動は徐々にエスカレートしていき……。エンディングで思わず背筋がぞくりとする良作。
ストーリーの複雑な伏線が多く張り巡らされた中、最後に向かって畳み掛けていく展開にゾクゾクするという感想があったそうです。エンディングの、主人公を見ているはずなのに誰を見ているか分からないほどのジョニー・デップの迫真の演技は必見です。
おぉ!いい質問だね
— タツヤ@タニシの親分🐚 (@tatsuyagroup08) September 24, 2018
シークレットウィンドウかな。
あの映画は、ついつい何回もみてしまう。すごく謎めいた話だし、ミステリー。きずいたら、作品にのめり込んでたな。 主演はジョニーデップ。原作はスティーブンキングの中編小説。本も映画もオススメ! #peing #質問箱 https://t.co/v7RJgaWS5n
感想の中には、今まで観た中で一番好きな映画、というくらいハマった人もいるそうです。ジョニー・デップの人格を上手く演じ分ける演技力と、ミステリー界の巨匠であるスティーヴン・キングの原作のタッグは素晴らしいと話題になったそうです。映画だけでなく、結末の違う原作の小説もオススメの作品だそうです。
シークレットウィンドウのジョニーは猫みたい(全編ジョニーデップなのでジョニー好きには堪らん作品です)
— 🍳 (@rucolaworld) February 5, 2019
シークレットウィンドウは、ジョニー・デップ好きにはたまらない作品だという感想も多く見られたそうです。全編を通してジョニー・デップが出てきて、猫のように態度がコロコロと変わる様子は必見だそうです。また、ストーリーも先の読めない展開になっているので最後まで手に汗握って見ることができるそうです。
シークレットウィンドウのジョニー・デップまとめ
この記事では、ジョニー・デップ主演の映画・シークレットウィンドウのあらすじから結末をネタバレ有りで紹介するだけでなく、物語の内容の考察や、映画を見た感想を紹介しました。シークレットウィンドウは、多重人格をテーマとしたスリル満点のサスペンス映画になっています。気になった方がいれば、この機会に是非シークレットウィンドウを観てみてはいかがでしょうか。