ちはやふるの机くん役俳優は森永悠希！実写映画キャストと原作漫画キャラも比較

競技かるたを題材にした大人気の連載漫画「ちはやふる」ですが、2016年に実写映画化もされました。映画版「ちはやふる」では主役の千早は広瀬すずさんが演じています。そして、その千早のかるた部仲間であり主要キャラクターの一人である「机くん」ですが、こちらを演じている俳優は森永悠希さんです。

森永悠希さんは大阪府出身の俳優で、子役俳優として「しゃべれども　しゃべれども」に出演していました。「かわいい！」と当時評判でしたが、なんと当時10歳だったそうです。その後、「プリンセストヨトミ」など多数の映画に出演しています。

そして、「ちはやふる」では勉強ばかりしていて真面目で地味なキャラクターの「机くん」を演じました。そんな、俳優・森永悠希さんについてのプロフィールや、原作と映画キャストの「机くん」の違いについてご紹介します。

「ちはやふる」は、原作者・末次由紀さんによる少女漫画です。2008年から「BE・LOVE」（講談社）で連載が開始し、現在も続いています。競技かるたという題材を取り扱い、競技かるたに青春をかける主人公とその周辺の人々の物語です。アニメ化および人気女優と俳優のキャストにより映画化もされ、競技かるたの人気にも影響を及ぼしました。

小学6年生の綾瀬千早（あやせちはや）の夢は、大好きな姉の千歳が日本一のモデルになる事でした。しかし、福井から転校してきた綿谷新（わたやあらた）に「自分のやる事で無いと夢にしてはいけない」と諭されました。新は祖父が競技かるたの名人であったことから、自分も名人になることを目指して練習を続けていたのです。そんな新の姿を見て、千早は競技かるた本格的にかるたを始めました。

そして、医者の家系に育ち厳しい母を持つクラスメイトの真島太一（ましまたいち）も、千早と新の仲間になり、三人でチーム「ちはやふる」を結成し競技かるたの練習に励んでいました。しかし、福井に暮らす新の祖父が倒れ、新は小学校卒業を機に東京を離れる事が決まる。別れ際に泣く新に千早と太一は「競技かるたを続けてさえいればいつかまた逢える」と再会を約束しました。

時は流れ、千早は高校生になり水沢高校に入学しました。そして、中学は別だった太一と再会します。千早は中学でも競技かるたを続けていたが、太一はやめていました。しかし、千早は新たにかるた部を設立し、当初乗り気でなかった太一まで巻き込み部員にしました。

その後、実家が呉服屋で百人一首が大好きな大江奏（おおえかなで）、小学生時代からのライバルであった西田優征（にしだゆうせい）通称「肉まんくん」、学年2位(1位は太一)の秀才駒野勉（こまのつとむ）も部員となりました。そして、「全国高等学校選手権大会団体戦優勝」という大きな目標のもとに、日々の練習を重ねていました。

一方、新は祖父の死をきっかけに競技かるたから遠ざかっていました。そのことを知った千早と太一は、新を競技かるた界に呼び戻す為、強くなって新と再会する事を誓ったのです。その後、現クイーンであり同い年の若宮詩暢（わかみやしのぶ）や現名人周防久志（すおうひさし）との出会い、恋愛、葛藤を通して千早、新、太一はクイーンと名人を目指すことを決意しました。

ちはやふるの主人公です。血液型はB型。小学校６年生の時に新と出会い、初めて競技かるたを知ります。天性の聴力「感じ」の良さが武器です。高校では、幼なじみの太一とともに瑞沢高校でかるた部を創部し、キャプテンに就任します。映画版「ちはやふる」のキャストは女優の広瀬すずさんです。

モデルの姉・千歳と同じく美人で167cmの高身長。容姿端麗ですが、動いたり話したりすると台無しの「無駄美人」と言われています。成績も下から数えた方が早く、かるた中心の生活を送っているため「かるたバカ」とも呼ばれています。

ちはやふるの主要人物の一人です。血液型はO型。小学生の時に、福井県から東京へ転校し、そこで千早と太一と出会いました。千早にかるたを教えた人物です。祖父はかるた永世名人で、幼い頃から祖父の指導を受けかるたをとっていました。祖父のように名人になるのを目標にしています。映画版「ちはやふる」のキャストは俳優の新田真剣佑さんです。

小学校を卒業後、地元の福井県に戻ることになり、千早と太一とは離れることになりました。その後もかるたを続けていたが、祖父の逝去に関する出来事がきっかけで、競技かるたから遠ざかっていきました。その後、千早と太一と再会しかるたを再開します。

千早の幼なじみで、ちはやふるの主要人物の一人です。血液型はA型。医師の家系に育ち、母親に厳しく育てられました。小学生の時に千早と新に出会いかるたを始めることになりました。容姿抜群、成績優秀のため女性にモテますが、幼い頃からずっと一途に千早のことを想い続けています。映画版「ちはやふる」のキャストは俳優・野村周平さんです。

小学校卒業後は千早と新と離れ離れになったことで、かるたからは離れサッカー部に所属していました。後に瑞沢高校へ進学し、千早と再会したことでかるたを再開します。かるた部の部長も務めました。器用だが、運命戦などで運がないことが多く、「器用貧乏」と言われています。

瑞沢高校かるた部員です。呉服屋の娘で、袴を着たいという理由からかるた部に入部しました。かるた部創立メンバーの一人です。古典を愛し、百人一首や和歌への造詣は瑞沢高校かるた部一深いです。和歌の背景や意味を大事にしていて、試合にもその意向が強く現れています。

真面目でしっかり者な性格で、部長の太一を支えたり、千早をたしなめたりすることがよくあります。専任読手になるのが夢です。胸が大きく「ボインちゃん」と呼ばれることもあります。映画版「ちはやふる」のキャストは女優・上白石萌音さんです。

瑞沢高校かるた部員です。小学校時代に千早と対戦したことがあります。その縁でかるた部に入部しました。かるた部員の中で、最もかるた歴が長いのです。小学生の時に千早と対戦して以来、千早からは「肉まんくん」と呼ばれています。

実力はありますが、最後まで努力することが苦手で粘り強さに欠ける面があり、それが試合にも表れています。他の部員からも「肉まんくん」と呼ばれ、あだ名が定着しますが、じつは本人は良く思っていません。映画版「ちはやふる」のキャストは俳優・矢本悠馬さんです。

瑞沢高校かるた部員です。千早たちにとって一年後輩の初めての新入部員でした。恋愛体質で、かるた部に入った理由も入学式で見た太一に一目ぼれし、太一に近づくためでした。しかし、他の部員の頑張る姿に心を打たれ、次第に競技かるたに向き合うようになっていきます。映画版「ちはやふる」のキャストは女優・優希美青さんです。

最年少クイーンとして脚光を浴びています。クイーンを目指す千早のライバルです。京都出身。幼い頃からかるただけをしてきたため、友達もおらず、かるただけが友達と思っています。独特のかるたの取り方をし、ますでかるたと会話しているかのような圧倒的な強さを誇っています。映画版「ちはやふる」のキャストは女優・松岡茉優さんです。

鋭さと丁寧さを兼ね備えたかるたの取り方は、「音」に対する「感じ」の良さに頼っていた千早に大きな影響を与えました。新とは幼少の頃からの因縁があり、新のことは特別視しているようです。

かるた界の最高峰に君臨する現役名人です。一言でいうなら変わり者です。「かるた界きっての問題児」と言われています。声がとても小さく、甘いものをよく食べています。しかし、競技かるたの実力は本物で、桁違いな「感じ」の良さで名人戦5連覇を果たしました。

かるたを好きではなさそうなのに名人であることが千早を困惑させます。詩暢に対しては同志として親近感を持っているようです。映画版「ちはやふる」のキャストは俳優・賀来賢人さんです

「机くん」の本名は駒野勉といいます。なぜ、机くんと呼ばれているかというと、いつも机にかじりついて、クラスメメイトと遊んだりすることなく、勉強ばかりしていたので、そう呼ばれていました。そんな「机くん」ですが、瑞沢高校かるた部員の一人で、創業期からのメンバーです。もちろん、かるた部に入った時はかるたは初心者でした。

​​そんな彼がなぜかるた部に入部したかというと、千早に無理やり勧誘されたのです。「頭がいいとかるたが強い！」という理由で、成績が学年2位である「机くん」をかるた部に入部したのでした。ちなみに学年1位は太一です。始めは部活をしていたら、勉強に割く時間がなくなるという理由で断っていましたが、太一もかるた部に入部していることを知って、かるた部入部を決めたのです。

「机くん」は頭がいい上に努力家です。あだなにもされたくらい、いつも机にかじりついて勉強していました。周りが恋愛や遊びに現を抜かしていても、友達も作らず「時間の無駄だ。」と勉強だけをしてきたのです。しかし、心のどこかでは楽しそうな周りをうらやんでいました。

「机くん」はどんなに頑張っても学年2位です。いつも1位は太一なのです。太一は、頭もよく、容姿端麗で、スポーツもできます。そんな太一を「机くん」はどこか嫉妬の目で見ていました。しかし、そんな太一もかるた部で一生懸命頑張っていることをしりかるた部への入部を決意します。

「机くん」は、かるた部に入ったもののかるたは全くの初心者でした。しかも、体が小さいため、かるたを振り払えるはばも小さく、身体的にも不利だと考えていました。そこで、考えたのが自分の得意を活かしてチームに貢献することだったのです。

「机くん」は瑞沢高校の対戦校や対戦相手のデータを集め分析して、チームが勝つための戦略を考えることにしました。また、瑞沢高校かるた部のメンバーの弱点なども冷静に分析し、対抗策を考えるなど、自分のできることでチームへ貢献することにしました。そんな彼は、高校から始めたにもかかわらず、２年時ではＢ級選手へと成長します。

あんなに「友達なんて、部活なんて時間の無駄。勉強だけしていればいい。」と考えていた「机くん」ですが、かるた部の仲間と時間を共にし、一緒に戦うことで彼の心境にも変化が見えました。時にはチームの勝利を優先させるために、自分では勝てないと思った試合では後輩が試合に出るように勧めたり、何よりもかるた部のため、仲間のために貢献するようになりました。

• 生年月日1996年6月29日（22歳）
• 出生地 日本 大阪府
• 身長165 cm
• 血液型AB型
• 事務所ソニー・ミュージックアーティスツ

その「机くん」を映画版ちはやふるで演じているのが森永悠希さんです。彼のプロフィールをご紹介します。ちはやふるに出演する前には、2007年5月に公開した映画映画『しゃべれども しゃべれども』の村林優役に子役として出演しています。

「かわいい！」と話題になった森永悠希さんですが、当時は10歳でした。この映画は、TOKIOの国分太一さん主演で、落語を題材とした物語です。クラスになじめない、いじめられっ子の関西弁の少年を演じ、子役とは思えない見事な演技で話題になりました。

また、2011年公開の映画『プリンセス トヨトミ』にも出演しています。原作は万城目学の小説『プリンセス トヨトミ』で、堤真一、綾瀬はるか、岡田将生が出演しています。 森永悠希さんは、幼いころから女性に対して憧れをもち、中学2年生のときセーラー服を着て登校する青年・真田大輔を演じていました。

2013年には青木琴美の漫画を原作とした実写映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』にも出演しています。そして、なんとCDデビューまでしていました。本作では映画で登場する2組のバンドが実際にCDデビューしたことでも話題となりましたが、ヒロイン大原の3人組バンド「MUSH＆Co.」のドラム・山崎蒼太役を演じていたのが森永悠希さんでした。

「MUSH＆Co.」として、実際にシングル「明日も」を出した結果、は各音楽配信サイトで1位を獲得、収録されたCDアルバムも10万枚を超えるヒットとなりました。彼は映画の通り、ドラムを演奏しています。

映画でも原作の「机くん」によせて森永悠希さんは眼鏡をかけています。髪型も真面目な「机くん」のような雰囲気を出すためにびしっとまとめて横分けにしています。違うところと言えば、映画の方が少し「エリート感」が漂うところでしょうか。服装も、おしゃれにジャージの上にさらっとフレッドペリーを羽織ったりしています。

劇中では、森永悠希さんの笑顔が可愛く、泣き顔も可愛いので、漫画の「机くん」よりは可愛い印象ですね。また、森永悠希さんの演技も素晴らしく、袴を着てかるたを取る姿もとても素敵です。漫画の「机くん」はお世辞にもイケメンとはいいがたいですが、森永悠希さんが演じることでかっこよく可愛い役に仕上がっています。

映画版「ちはやふる」で「机くん」を演じていたのは俳優・森永悠希さんです。森永悠希さんは子役として小さい頃から映画などに出演していました。漫画の真面目な「机くん」のまま映画でも真面目なキャラクターですが、森永悠希さんが演じるとでそこに少し可愛らしさとカッコよさが追加されています。そんな森永悠希さんですが、今後ますます俳優として活躍されることでしょう。