世界の中心で愛を叫ぶ(映画)のあらすじ・結末をネタバレ!ロケ地も紹介

2004年に公開された「世界の中心で愛を叫ぶ」観客を引き込むあらすじや感動的な結末も相まって、当時10代や20代だった方ならば、誰もが記憶に残っている作品です。世界の中心で愛を叫ぶのキャストに起用されたのは、新人時代の森山未來や長澤まさみ、今でこそ知らない人はいないですが、当時はあまり有名ではなかった高橋一生など、今振り返ってみると豪華な俳優陣でもありました。「世界の中心で愛を叫ぶ」というタイトルに込められた思いとストーリーのあらすじ、結末をネタバレ。そして、そのロケ地などについてご紹介します。

世界の中心で愛を叫ぶ(映画)のあらすじ・結末をネタバレ!ロケ地も紹介のイメージ

目次

  1. 世界の中心で愛を叫ぶの映画あらすじ・結末をネタバレ!
  2. 世界の中心で愛を叫ぶの映画あらすじをネタバレ!
  3. 世界の中心で愛を叫ぶの映画結末をネタバレ!
  4. 世界の中心で愛を叫ぶのロケ地はどこ?
  5. 世界の中心で愛を叫ぶのあらすじ・結末まとめ!

世界の中心で愛を叫ぶの映画あらすじ・結末をネタバレ!

2004年に東宝から公開され、興行収入は85億円、観客動員数は620万人にものぼり、その年の実写映として一番の記録にもなった「世界の中心で愛を叫ぶ」。

実は、世界の中心で愛を叫ぶの書籍の初版は2001年に刊行されていましたが、当時はあまり話題にはなりませんでした。しかし、世界の中心で愛を叫ぶのあらすじや感動的な結末を知った書店販売員の口コミや、店頭での手書きのポップなどにより、徐々に世間に広まっていきました。

2002年には、柴咲コウのコメントが世界の中心で愛を叫ぶの書籍の帯に使われ話題になり、2003年には100万部を突破しました。映画「世界の中心で愛を叫ぶ」の大ヒットの影響もあり、書籍は300万部を超える大ベストセラーに。また、「世界の中心で愛を叫ぶ」は題名が少し長いので、「セカチュー」と略され、社会現象にもなりました。今回はそんな「世界の中心で愛を叫ぶ」のネタバレやロケ地の紹介をしていきます。

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世界の中心で愛を叫ぶの映画あらすじをネタバレ!

ここからは、映画版「世界の中心で愛を叫ぶ」のあらすじについてご紹介したいと思います。書籍版「世界の中心で愛を叫ぶ」や、ドラマ版「世界の中心で愛を叫ぶ」とは若干内容が異なりますが、それぞれのストーリーで味があります。この先はネタバレが含まれますので、ご注意ください。それでは映画「世界の中心で愛を叫ぶ」あらすじをご紹介します。

世界の中心で愛を叫ぶのあらすじ

~1986年~ウルルに出発する前の日の夜、台風が近づいていました。高校生の松本朔太郎(サク)と広瀬亜紀(アキ)はそんな様子を見ながら話をしています。アキは「行けるかなぁ…」と心配しますが、「行けるよ、僕が必ず連れていく」と、サクは心配するアキを励まします。

~2003年~仕事で徹夜明けのサクは会社のソファーで寝ていました。するとそこへ上司がやってきて声を掛けられサクは目覚めます。そして17年前と同じように台風が近づいているのでした。その一方、サクの婚約者・律子は引っ越しのための荷造りをしていましたが、押し入れから子供のころに着ていたカーディガンが見つかります。「まだあったんだぁ」と懐かしく思い着てみると、ポケットの中にはカセットテープが入っています。

カセットテープのラベルには[86/10/28]という日付が。これを見て何かを思い出した律子は、街の電気屋さんへと向かいます。そこで、カセットテープを聴けるウォークマンを購入した律子は人々が行き交う中テープを再生します。「10月28日。どうしてかなぁ、眠れないの。明日が来るのが怖くて眠れないの。私もうすぐ死ぬと思う…」テープからは17年前のアキの声が聞こえてきた。それを聞いて律子は思わず涙を流します。

仕事から帰宅するサク。するとそこには「しばらく出かけて来ます。心配しないでください。律子」と書置きが置いてありました。それを見たサクは心配になり、律子を紹介してくれた友人でもある大木が経営するバーに向かいます。「律子がいなくなった」と慌てるサク。しかしそこに、バーのカウンターで流れている台風の接近を伝えるテレビのニュースが目に入ります。

四国の高松空港から中継をするレポーター。その背後には律子が映し出されていました。それを見て何かを直感したサクはすぐに大木のバーを飛び出し、高松空港へと向かいます…。

~1986年~告別式の式場へと向かう高校生のサク。女性の校長先生が亡くなり、そこでは生徒を代表してアキが弔辞を読んでいました。一方式場の近くでは重蔵が儚い表情で佇んでいます。彼は写真館を営んでいる老人で、サクと親しくしており、重じぃと呼ばれています。校長先生は彼の初恋の相手でもありました。

放課後、スクーターで帰宅しようとするサクにアキが話しかけ、一緒に帰ることに。途中、埠頭に着くとサクは「広瀬って勉強できるし、スポーツ万能だし、人気があって芸能人になるんでしょ?」と問いかけ、素朴な問いに笑うアキ。何気ない会話をした二人でしたが、サクが帰り際に「なんで俺と一緒に乗ってきたの?」と聞きます。するとアキは意外な言葉を口にします。「そんなの決まってるじゃない。サクと話したかったから…」

ある日、重じぃの純愛に興味を持ったアキは、サクと二人で写真館を訪れます。二人に話をせがまれた重じぃは話してもいいが条件があると二人に言います。それは亡くなった校長先生の骨を盗んできてほしいということでした。頼まれた二人は夜の墓へ。少量の骨を盗むことに成功した二人でしたが何とも言えない気持ちになってしまいます。

アキは「こういうのは、永遠の恋が実ったっていうのかも」と言いますが、サクは「でも、死んじゃったらおしまいだよ」と言います。そんなサクに対してアキは少し寂しそうな表情で言います。「人は死んだら愛も死んじゃうんですか?」~2003年~故郷の自宅に帰ってきたサクは押し入れの中で何かを探します。そこから見つけたものはウォークマンと十数個のカセットテープでした。

~1986年~徐々に距離を縮めていく二人はカセットテープに自分の声を吹き込んで交換していく、テープによる交換日記を始めました。そして二人はお互いに好意を抱いていき、付き合うことに。どんどんとお互いのことが分かってきたころ、夏休みの終わりに共通の友人である大木のボートで無人島に行く計画を立てます。夢島という無人島に着くと大木はすぐにボートに乗って帰ってしまいます。大木なりの心配りでした。

夢島で二人きりで過ごすサクとアキ。その島の名前通り、夢のような時間を過ごした二人は翌朝大木が迎えに来たのでボートに乗って帰ることになりましたが、帰り際にアキが倒れてしまいます。そして鼻からは血が…。慌てるサクは急いで病院へ向かおうとしますが知らせを聞いて駆け付けたアキの父親に殴り飛ばされてしまいます。

数日後、アキからのテープを聴くサク。「あの日夢島に行って以来、うちの両親はちょっと怒っています。でも気にしないで?ロミオとジュリエットになったみたいで楽しくない?」気丈に言葉を述べるアキは続けて、入院することになったこと、だけどサクへの想いは変わらず、その証拠を学校に残してきたことを告げます。

サクは確認するべくテープの声に従います。「まずは化学実験室の前に行ってみて。ひっそりと長い廊下の突き当り。中に入ってみて。実験室ってさ、なんかドキドキしない?何か秘密があるみたいな気がして。一番奥の窓際の机を見て。」そう言われて机を見てみるとそこには「広瀬亜紀ここでハカセの眠たい授業を受ける1986年」と書かれていました。

~2003年~サクとアキの通っていた高校に辿り着いた律子は17年前に渡せなかったテープを下駄箱に届けようとしますがそこに偶然通りかかったサクに気づきます。しかしサクは律子に気づかず17年前のテープを聴きながら体育館へと向かいます。「ステージに上がってピアノの前に立って、目を閉じて。私がいいって言うまで開けちゃダメよ」誰もいない体育館のはずですが、サクにはアキの弾くピアノの音色が聴こえます。

「アキ…」思わずつぶやくサクの目には「アヴェ・マリア」を弾くかつてのアキの姿が映し出されていました。サクを追って体育館へ着いた律子。そこにはピアノの前に佇むサクがいます。そして幻想のアキが演奏を終えるとサクに近づき言います。「好きよ。好きよサク…」それを聞いたサクはこれまで閉じ込めてきたアキへの思いや悲しみが一気に蘇ります。

~1986年~アキの病名が分かり、二人は体育館で話し合います。白血病でした。それを聞いて呆然とするサクでしたが、アキは「運命なの。でも私は絶対に死なないから。サクもそれを信じてて。」と強い意志を持ち続けていました。

~2003年~体育館でサクに近寄れない雰囲気を感じ取った律子は黙ってそこから立ち去ります。そこにサクの携帯へ大木から連絡が入ります。アキに会ったというサクに大木は「律子ちゃんを探しに行ったんだろう」と怒ります。しかしサクは言います。「アキは最後に俺に会おうとしなかった。だからここに来るとまだアキがいるような気がするんだ」

豪雨の中、律子は写真館の前で雨宿りしていると、重蔵に手招きされて中に入ることに。そこで律子は一枚の写真を見つめます。サクとアキの結婚写真でした。それを見て重蔵は「この子らは私の恩人でね。女の子のほうはこの写真を撮ってすぐ死んじまった。忘れられるのが怖いって言ってこれを撮ったんだ。」と言います。

それを聞いた律子は言います。「私、奪ってしまったんです。二人の約束を奪ってしまったんです」実は律子は幼いころ、病気を患っていた母の入院先の病院で、当時白血病で入院していたアキと親しくなっていました。そう、律子がアキに頼まれて高校のサクの下駄箱までカセットテープを届けていたおかげで、アキが入院中の間もテープによる交換日記が続けられていたのでした。

~1986年~入院中のアキのお見舞いに来たサク。しかしアキの病状は徐々に進行しており、薬の副作用により髪の毛は抜け落ちていました。二人は夢島で一台のカメラを見つけていました。そしてその中のフィルムを現像してみると、オーストラリアの写真が写っていました。そこにはウルル(エアーズロック)の写真もありました。

「ウルルって土地はね、オーストラリアの先住民の、アボリジニっていう民族が大切にしている神聖な場所なんだって。ここが”世界の中心”って思えるくらい。行ってみたいなぁ。」アキは言います。そんなアキに対してサクは「行こう」と、どこか決めつけたようにも言います。しかし、ウルルに行くためにはパスポートが必要です。そこで二人は病院を抜け出して重じぃの写真館に写真を撮りに行きます。

「私、忘れられるのが怖い。重じぃ、今の私を写真に撮ってくれない?写真って永遠に残るものでしょ?」そう言うアキ。そして二人は結婚写真を撮ります。タキシード姿のサク。アキはウェディングドレス姿になります。初めてのアキのウェディングドレス姿を見たサクはその美しさに思わず見惚れてしまいます。シャッターを押す重じぃ。永遠に二人に幸せが刻まれます…。

写真を撮り終えて病院に戻ると、アキが入院中に仲良くなっていた河野君が亡くなっていました。彼も白血病を患っていたのでした。それを見たアキはこれからの自分が辿る運命に絶望します。「河野君は私と同じ病気だった。あんな風に私も突然死んだりするのかな。私、死ぬのが怖い。この世での別れが永遠の別れ。きっと私のこと、みんな忘れてしまう…」

後日病院を訪れるサク。そこにはすっかり髪の毛が抜け落ちてしまいスキンヘッド姿になっていたアキがいました。心配しないでと声をかけるアキですがサクはいきなり結婚届を差出し言います。「結婚しよう」そしてビニール越しにキスをする二人…。台風が近づいているその日の夜中、サクは重体のアキを連れ出して空港へ向かいます。空港にたどり着いた二人でしたが、無情にも台風の影響によりオーストラリア行の便が欠航に。

さらにアキは意識を失って倒れてしまいます。「助けてください…。助けてください!」叫ぶサク。そしてアキは入院先の病院へ運ばれます。「10月28日。どうしてかなぁ、眠れないの。明日が来るのが怖くて眠れないの。私、もうすぐ死ぬと思う…」アキが最後の声をテープに吹き込み律子に託します。律子は託されたテープと共に走ります。しかし車に轢かれてしまい足を怪我し入院してしまいます。最後のテープを届けられないまま…。

~2003年~17年前と同じく台風が近づく中、サクと律子は空港にいます。「まさか、今頃になってアキさんのテープが出てくるなんて思わなかった。ごめんねサクちゃん…。こんなに時間がかかって、本当にごめんなさい」涙ながらに謝る律子ですが、サクは「アキは君を恨んじゃいないよ。あの日彼女はここまでしか来ることができなかった。後片付けしなきゃ」と何かを決意します。

17年前のアキの願いを叶えるため、二人はウルルに足を運びました。そしてサクはアキがテープに残した最後の声を聴きます。サクに寄り添う律子。そして小瓶に入ったアキの遺灰を手にとったサク。「ここに来て、世界の中心がどこにあるのか、わかった気がする」風が吹き、ウルルの空にアキの願いが舞い上がります。

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世界の中心で愛を叫ぶの映画結末をネタバレ!

前述のあらすじでもネタバレになっていましたが、結末はウルルに向かう17年前のサクとアキのその願いも虚しくアキは体調を崩して亡くなってしまいます。そして17年後アキの最後のテープと共にサクと律子はウルルに向かい、アキの願いを果たします。「世界の中心がどこか、わかった気がする」サクが最後に言っていた通り、愛とは何か、そして死んでしまったらすべて終わりなのか、そんなことを訴えかけるあらすじ、結末でした。

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世界の中心で愛を叫ぶのロケ地はどこ?

オーストラリア/エアーズロック

映画「世界の中心で愛を叫ぶ」まず最初のロケ地はオーストラリア/エアーズロックです。先住民にはウルルと呼ばれている、言わずと知れた場所です。その雄大な自然は人々を魅了し、世界遺産にも認定されています。

香川県高松市

映画「世界の中心で愛を叫ぶ」続いてのロケ地は香川県高松市です。ここはサクとアキが語り合った防波堤、重じぃの写真館、ウルルへ向かう途中の空港など、多くの場所が使用されていました。

愛媛県松山市・松前町

映画「世界の中心で愛を叫ぶ」最後にご紹介するロケ地は愛媛県の松山市と松前町です。ここはアキとサクが通っていた木庭子高校やアキの入院していた病院がある場所です。

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世界の中心で愛を叫ぶのあらすじ・結末まとめ!

ここまで、映画「世界の中心で愛を叫ぶ」のあらすじ・結末のネタバレやロケ地をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?あらすじのネタバレや結末のネタバレを見ただけでも影響を受け、また社会現象にまでなった「世界の中心で愛を叫ぶ」のあらすじ・結末は観た人の愛の価値観を今一度考えさせると話題です。

そして1986年という昭和の時代背景を彷彿とさせる香川県の高松市や愛媛県の松山市・松前町のロケ地、壮大な自然で訪れた者を癒すウルルなど、その魅力的な世界の中心で愛を叫ぶのロケ地は「セカチュー」ファンのロケ地めぐりでも人気のスポットとなっております。皆さんもぜひ一度、映画「世界の中心で愛を叫ぶ」のロケ地を訪れてみてはいかがでしょうか?

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