相棒劇場版2のあらすじネタバレ!警視庁占拠の結末・感想とキャストも紹介

このまとめでは、「相棒劇場版2」のあらすじネタバレ・感想を丁寧に解説していきます。テレビ朝日系で大人気となり、現在シーズン17まで制作、放送がされている「相棒」シリーズ。その劇場版2作目となる「相棒劇場版2 - 警視庁占拠! 特命係の一番長い夜 -」ですが、劇場版2とは一体そんな感想・あらすじなのでしょうか。劇場版2のネタバレあらすじや感想・キャストのネタバレ情報などについて追いながら、ネタバレ分析して行きましょう。

相棒劇場版2のあらすじネタバレ!警視庁占拠の結末・感想とキャストも紹介のイメージ

目次

  1. 相棒劇場版2あらすじネタバレや結末と感想を紹介!
  2. 相棒シリーズとは?
  3. 相棒劇場版2に登場するキャスト一覧
  4. 相棒劇場版2のあらすじをネタバレ!
  5. 相棒劇場版2の警視庁占拠の結末について
  6. 相棒劇場版2を観た感想は?
  7. 相棒劇場版2あらすじネタバレや結末まとめ

相棒劇場版2あらすじネタバレや結末と感想を紹介!

このまとめでは、「相棒劇場版2」のあらすじネタバレ・感想を丁寧に解説していきます。テレビ朝日系で大人気となり、現在シーズン17まで制作、放送がされている「相棒」シリーズ。その劇場版2作目となる「相棒劇場版2 - 警視庁占拠! 特命係の一番長い夜 -」ですが、劇場版2とはどんな感想・あらすじなのでしょうか。劇場版2のネタバレあらすじや感想・キャストのネタバレ情報などについて、ネタバレ分析して行きましょう。

また、「相棒劇場版2」を見たという方の感想も合わせてご紹介しますので、「相棒」シリーズのファンという方、まだ「相棒」シリーズや劇場版2は見たことがないけど、劇場版2の情報について知りたいという方はぜひ参考にしてください。それでは、劇場版2のあらすじネタバレを・感想をみながら、たっぷり「相棒劇場版2」の解説をして行きます。

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相棒シリーズとは?

「相棒劇場版2」につながる大人気シリーズの魅力!

劇場版2ともつながる「相棒」シリーズは、現在までに17シリーズが制作、人気ドラマです。極めて優秀にもかかわらず、変わったところのある杉下右京は、警視庁特命係という左遷部署に追いやられていました。特命係は「人材の墓場」と言われています。それは、杉下という変わりものとタッグを組むことのできる人物がおらず、彼の下についた部下はみは辞めていく、というジンクスから来ていました。

劇場版2でも描かれる通り、杉下はキレものですが、頭が良すぎるあまり他人の心がわからず、捜査対象のことはネチネチ嫌味ったらしく追い詰めていくようなところがあります。劇場版2にもつながる探偵の描き方は、アメリカのテレビドラマ「刑事コロンボ」からインスパイアされているそう。また、杉下のキャラ造形には「シャーロック・ホームズ」や「エルキュール・ポワロ」と言った探偵たちを彷彿とさせるものとなっています。

事実、杉下は作中でも「和製シャーロックホームズ」という異名をとっています。劇場版2でも描かれる通り、杉下自身もまた、正義感に溢れるあまり、その「正義」が暴走し、組織の中の人材として生かされないという意味から、「人材の墓場」に追いやられた人物。劇場版2ともつながる特命係につけられた「人材の墓場」という嫌味な名前は、そうしたダブルミーニングとなっています。

過去には6名の特命係員がいましたが、誰も杉下の人柄と合わず、特命係を去って行きました。「誰も杉下とは組めない」と言われる変わりものの杉下ですが、ある日亀山薫という男が、失敗により捜査一課から左遷されてきます。はじめは杉下と馬が合わず、衝突や行き違いのあった杉下と亀山ですが、徐々に互いへの理解を深め、「相棒」としての関係を築いて行きます。それが、劇場版2ともつながる「相棒」シリーズのはじまりでした。

“初代”相棒降板はキャストどうしの不仲ゆえ?

2002年からスタートし、好評を博士ていた同シリーズですが、亀山という杉下の相棒は2009年のシーズン7愛9話を持って降板。杉下の下には新たな「相棒」が登場するというあらすじとなっています。最強のタッグと思われた杉下と亀山のコンビが解散するという発表がされたときは、掲示板などでも大いに話題となりました。そして、誰が次の相棒を務めるのか、ということが劇場版2とも繋がり、大いに注目を集めました。

また、杉下と素晴らしいコンビを見せていた亀山が特命係を離れる経緯ですが、「人材の墓場」と呼ばれる特命係に、亀山に限ってはあまりに長く居座っているリアリティを考慮した結果。また、亀山のキャラクターを考えると、彼をいつまでも特命係にとどまらせない方がいいという製作陣の意図があったそう。一方一説には、亀山演じる寺脇康文と、杉下演じる水谷豊の不仲説も囁かれたいます。

水谷豊という俳優に憧れて、芸能界に入った寺脇。毎回「相棒」の撮影には、熱心に役作りをして臨んでいたそうです。しかし、シリーズが進むにつれて水谷と寺脇の距離は開いて言ったと言います。「相棒」は、そのタイトル通り過ぎしたともう一人の「相棒」がタッグを組む物語ですが、あくまで目だなければいけないのは杉下の方。ですが、寺脇は「自分も相棒シリーズの人気向上に貢献してきた」という自負があったと言います。

そのためか、寺脇には「自分の方が目立とう」というような態度が多く、ドラマづくりのスタッフや水谷らと意見対立することもあり、やがて「「相棒」を卒業する時期なのかもな」と決心するに至ったとのこと。これ以上水谷との溝を深めたくないという思いもあったようです。ファンにとっては突然の知らせで、寺脇の降板が決まった当初は悲しむファンの声も多く見られましたが、そうした経緯がありました。

シリーズ7で亀山が卒業した後、しばらくは様々なキャストが入れ替わり立ち替わりで杉下の「相棒」を務めました。一体誰が次の「相棒」を務めるのか、というのはファンの関心事でしたが、わからないままシリーズ7は終了。そしてシリーズ7と8の合間に、劇場版2ともつながる次なる「相棒」が発表されます。抜擢されたのは、初代の「相棒」寺脇康文とは真逆の及川光博というキャストでした。

2代目“相棒”への大抜擢

まさかのキャストに、ファンは唖然。しかし、人気長寿シリーズの「相棒」役という重責を引き受けたことで、及川のことを高く評価する声も中にはありました。今回ご紹介する「相棒劇場版2」は、及川が「相棒」に決まってから初の劇場版で、シリーズ9放送決定とともに公開がアナウンスされました。及川はシリーズ7から水谷の「相棒」を務め、シリーズ10を持って卒業。2代目「相棒」の役目を終えました。

3代目の「相棒」として選ばれたのは、成宮寛貴。シーズン11から登場し、シーズン13を持って卒業しています。警察庁長官官房付の甲斐峯秋を父親にもつというエリートキャラですが、愛嬌のあるキャラクターで人気を博します。しかし、彼の去り際はファンの中でも賛否の別れる衝撃的なものでした。なんと、水谷の「相棒」役を2年以上に渡って務めた成宮は、犯人役としてこの役をさることになったのです。

成宮演じる甲斐享は特命係に在籍中、親友の妹が殺された事件をきっかけに、法の上で裁けない人間を影で制裁していました。「ダークナイト」として、一度ならず複数回に渡って反抗を冒していた期間は、杉下とともに操作を行っていた期間とも被っていました。最終的には右京に見破られ、逮捕。特命係を去ると同時に懲戒免職となりますが、感想の中には、「甲斐の本来のキャラクターとあまりにかけ離れている」という声も。

成宮がさった後、4代目の相棒として選ばれたのは反町隆史でした。反町はシーズン14から「相棒」を務めています。なお、「相棒」シリーズで杉下の相棒を務める「相棒」たちは、「亀山薫」「神戸尊」「甲斐享」「冠城亘」と、みな「か」から始まり「る」で終わるという法則になっています。これは、何度も変わるキャストに対して視聴者が親しみを覚えられるようにとの配慮からきているとのこと。

なお、何度もキャストチェンジが行われている「相棒」のとあるネット上の記事によれば、いずれも水谷との不仲によってキャスト変更を余儀無くされたという話もあります。しかし劇場版2でもタッグを組んだキャスト自身は、その不仲説を否定。「打ち上げ会場では一言も話さなかった」という噂に対しては、水谷と及川が「二人ともずっと話しっぱなしだった」と不仲説を否定するキャストコメントを出しています。

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相棒劇場版2に登場するキャスト一覧

「相棒劇場版2」に登場する豪華キャスト陣

それでは、「相棒劇場版2」に登場するキャストについて見て行きましょう。まず、劇場版2メインのキャストとなるのは、杉下右京(水谷豊)。シリーズ当初は「変人」というキャラクター付がされていましたが、近年のシリーズは社会派に向かっていることもあり、変人度は抑えめ。しかしながら、映画「相棒劇場版2」に関しては、立てこもりの怒った現場を撮影するためにロープでビルにぶら下がるなどの「奇行」も披露しています。

劇場版2で杉下の「相棒」キャストを務めるのは、神戸尊(及川光博)。キャリア組の警部補で、実は神戸は元々、杉下の素性を調べるために警察庁から送り込まれたスパイでした。しかし、杉下とともに捜査を行ううちに杉下に感化され、杉下の「相棒」となります。劇場版2でも描かれる通り、スポーツカーを乗り回し、キザな人物に見える反面、クールながらも負けず嫌いなところがあり、右京と張り合うような場面も。

「相棒」シリーズで欠かせないのが、劇場版2にも登場する捜査一課の「トリオ・ザ・捜一」です。捜査一課・伊丹憲一を演じるのはキャストの川原和久。初代の「相棒」出会った亀山とは元から知り合いであり、捜査現場で顔をあわせると仕切りに張り合っていました。

「相棒」が変わった後も、特命係に絡んでくるスタイルは劇場版2でも変わりません。また劇場版2でも描かれる通り、捜査一課トリオのなだめ役である三浦信輔はキャストの大谷亮介が、最年少でお調子者の芹沢慶二をキャストの山中崇史が演じています。劇場版2でも特命係を陰ながらサポートするのは、六角精児演じる米沢守。劇場版2にも登場します。杉下とは馬が合い、度々特命係の独断で行っている捜査をサポートしています。

また、神戸の友人で明日大河内春樹を、神保悟志が演じ、劇場版2にも登場しています。実は大河内はゲイで、過去のシリーズでは愛する男性を事件の中で亡くすという経験をしています。劇場版2に関する掲示板などでは、大河内は神戸に気があるのでは?というネタバレの声も囁かれていましたが、真相はわからないまま、劇場版2は幕を閉じました。

「相棒劇場版2」でまさかの命を落とし、卒業となった小野田公顕は、大物俳優である岸部一徳が演じています。杉下とは因縁の間柄で、時に反目し、時に利用しながら暗躍しています。過去に起こった事件の責任を杉下に押し付け、そのために生まれたのは特命係という左遷部署でした。劇場版2ともつながるこうした過去のネタバレは、「相棒」シリーズ1などで描かれています。

また、映画「相棒劇場版2」ではゲストとなるキャストも出演しています。朝比奈圭子を演じるのは、小西真奈美。また、八重樫哲也は小澤征悦が演じています。劇場版2で鍵となるこれらのキャストは名前も売れた中堅どころですが、「相棒」シリーズの魅力は、他ではあまり見かけない劇団出身のキャストが多く起用されているところ。劇場版2でも同様、「相棒」シリーズへの出演をきっかけに売れていくキャストも、中にはいます。

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相棒劇場版2のあらすじをネタバレ!

警視庁内で起こった立てこもり事件

それではいよいよ、「相棒劇場版2」のあらすじネタバレです。物語は、警視庁特命係の神戸尊がエレベーターに乗ろうとした時、降りてくる不審な男女とすれ違うところから始まります。その二人組は男が女に乱暴な口調で怒鳴りつけていて、異様な雰囲気でした。怪しんだ神戸は男が拳銃を持っていることに気づき、エレベーターに乗り込む瞬間、女性の手をつかんで男から引き離し、共にエレベーターに乗り込みます。

神戸は女性に刑事課に助けを求めるよう指示し、自分は男を追うかたわら、上司である杉下右京に報告をします。男は会議室に逃げ込みますが、そこでは警視庁のトップが集まった会議が行われていました。重役が集まる会議室に立てこもった犯人。設置された緊急対策本部で指揮を任された中園参事官は、責任の重大さに青ざめます。一方、杉下は会議室内の様子を把握するべく、中の様子をカメラに収めることに成功します。

その画像から調べたところ、立てこもり犯人の正体は警視庁の元巡査部長・八重樫哲也でした。犯人が関係者であったことは、大河内監察官の推理を裏付けていました。大河内監察官は、犯人が会議の日程を知っていたことから、警視庁を退職した者が犯人ではないかと目星をつけていたのです。大河内の推理から怨恨の線を疑った捜査本部は犯人と交渉を行おうとしますが、八重樫は「ほしいのは時間だ」と言い、交渉を拒みます。

警視庁特命係の杉下と神戸が入庁者リストを確認すると、八重樫を警視庁内に入れたのは朝比奈圭子という女性。なんと、神戸がエレベーターで助けた女性でした。強行突入まで猶予がなく、杉下はズバリ八重樫との関係を朝比奈に問います。朝比奈は警察学校の同期でしたが、あまり交流はありませんでした。その日の夕方突然訪ねてきて事件を起こしたと、朝比奈は言います。特命係は会議室に突入しようとする部隊を止めようとします。

しかし杉下と神戸の努力もむなしく、部隊は会議室へと突入します。会議室に監禁されていた幹部らは犯人を取り押さえますが、もみ合いの中で拳銃が暴発し、八重樫は死亡。取り調べを受けることとなった警視庁のトップは、皆誰が撃ったのか分からないと言います。結局、副総監の長谷川宗男をかばった鈴木光彦が身代わりとして名乗り出て、真相はわからないまま、彼の正当防衛ということで決着します。

事態は一応収束しますが、杉下と神戸は独自に今回の事件を捜査することにします。「相棒」シリーズではおなじみの鑑識課・米沢守からは、八重樫の自室に刺青の入った男の写真があったという情報を入手します。特命係は八重樫の身元を洗い直し、彼が1年前まで組織犯罪対策課の刑事だったことを突き止めます。八重樫が左遷されたと見た杉下は、彼の異動が中国系の反米テロリストが起こした事件を関係があるのではと考えます。

杉下はまた、劇場版2の事件に関わったもう一人の人物・朝比奈が公安部の外事第三課にいたことも突き止めていました。とある船舶は爆発炎上し、捜査員1名と犯人3名が死亡した、という新聞の記事に、朝比奈が関わっていたのではないかと疑ったのです。朝比奈を通じて、八重樫もまた公安が関わる案件と関わっていたのかもしれません。杉下と神戸が朝比奈に事情を聞きに行くと、彼女は重い口を開き、敬意を話し始めました。

朝比奈には磯村栄吾というフィアンセがいましたが、他界しました。朝比奈と磯村は同じ公安部の外事第三課に所属し、中国系マフィアの動向を探っていました。しかし中国系マフィアの実態は、イスラム系のテロリスト集団でした。テロリストたちは来日予定のアメリカ国防長官の暗殺を目論み、朝比奈と磯村はその阻止のために動いていました。朝比奈たちはアジトである船を見張っていましたが、中国マフィアを追って八重樫が現れます。

八重樫はテロリストに捕まり、朝比奈は突入を思いとどまるよう進言しますが、テロリストを取り逃がすことを危惧した磯村は突入を指示します。磯村は朝比奈に八重樫の身柄を預け、単身船の中へと突入します。しかしその後、爆発に巻き込まれて命を落としたのでした。朝比奈は、磯村が命を落としたのは八重樫の責任ではないとわかりつつも、彼を責めずにはいられなかったのだと話します。そして、八重樫を警視庁に入庁させました。

特命係の二人は、テロリストたちが身を隠すために使っていた店がまだ存在するとの情報を手に入れ、刺青の男の写真を尋ねて回ります。とある店で知っていると言われ、店の中まで誘導されるふたりですが、中へ進むと凶器を手にした男が姿を現します。男は、杉下と神戸に「なぜ曹良明の写真を持っているのか?」と尋ねます。曹(刺青の男)が男たちの仲間を裏切り、命を落としたため、彼らは曹のことを憎んでいたのでした。

曹の仲間かと疑われかける杉下と神戸ですが、そこへやってきた李華来という女性により、二人は助けられます。李は、同じようにして危険な目にあった八重樫のことも助けたことがありました。

八重樫らが関わっていたテロリスト事件の真相

杉下と神戸、米沢の3人は、八重樫がねぐらにしていたらしき染色工場を尋ねます。そこには、凍らされた曹の遺体がありました。米沢の鑑識結果によれば、曹は長いこと寝たきりの末に病死したとのこと。鑑識の到着を待とうと米沢がひとりになったすきに、何者かに襲われ、彼は意識を失います。一方杉下と神戸は、曹が入所していた介護施設を訪れました。曹は4年前から身元不明で、介護施設に入所する前は警察病院にいたと言います。

その施設から曹の身柄を引き受けたのが、八重樫でした。杉下たちは、意識を取り戻した米沢から連絡を受けます。曹の遺体があった場所から、遺体が奪われてしまったという知らせでした。警視庁の幹部たちは、匿名係の二人が独断で7年前の事件を操作していることを知り、彼らを注意します。しかし杉下は逆に、操作で判明した事実を話すのでした。八重樫が会議室に立てこもったのは、曹の協力者を見つけるためでした。

八重樫は中国系の反米テロリスト集団の事件を解明するため、曹を介護施設から連れ出しました。公安の協力者出会った曹は、公安部にとって都合の悪い事実を知りすぎていると思われていたのです。そのため、東京の警察病院に入れてたえず監視が行われていたのです。曹をテロリストとして送り込んだのは、公安に存在する“影の管理官”という人物の差し金でした。杉下は、その人物が誰であるのかということまで突き止められていません。

しかし、その候補は長谷川副総監・松下通信部長・鈴木地域部長・原子公安部長・井手警備部長の5人に絞られています。事件の真相に迫りつつある杉下に、上層部からの横槍が入ります。

それは、朝比奈が書いた上申書でした。朝比奈の上申書には、八重樫に交際を申し込まれたが拒否したため立てこもりを起こした、という嘘の事実が記されていました。これ以上捜査をさせないための工作でした。上申書の作成に関与した大河内のことを、神戸は友人として非難します。

小野田の暗躍……杉下の“正義”の行方は?

杉下は、ことの真相を確かめようと朝比奈に会いに行きます。八重樫が籠城事件を起こした際、角界に発煙筒を投げて騒ぎを起こしていました。その発煙筒はエレベーターから離れた場所にあったため、八重樫自身が投げたにしては不自然です。つまり、朝比奈は人質に取られたのではなく、八重樫の協力者であったのです。しかし、杉下たちが朝比奈の元を訪れたときには、朝比奈は拳銃と実弾を持って姿を消していました。

朝比奈は、「影の管理官」が誰であるのかを突き止めていました。幹部たちに銃を向けた朝比奈は、特命係の二人に止められます。改めてことの顛末を訪ねる特命係の二人に、朝比奈は真相を話し始めます。テロリストの船で爆破事件が怒った日、八重樫を助けてくれと磯村に頼んだのは、実は朝比奈でした。朝比奈は自分のせいで磯村が死んだと思い、苦しんでいたのです。しかし事件から3年が経過したとき、朝比奈は八重樫と再会します。

そこで船には磯村と死んだ犯人3人の他に、もう一人いたことがわかります。曹でした。何か裏があるのではと怪しんだ二人は、テロリストの事件が、影の管理官によって企てられたことに気がつきましす。影の管理官は曹に資金を与えることで彼に武器や弾薬を購入させ、あたかもアメリカの国防長官の暗殺を企てているかのように見せかけました。偽装であることがバレないために朝比奈たちにアジトを襲わせ、曹に爆破を命じました。

影の管理官は捜査員が巻き込まれるとわかっていたにも関わらず、朝比奈たちに操作を命じたのでした。八重樫と朝比奈は警視庁の上層部に対して告発の文章を送りつけていましたが、握りつぶされます。曹が死んで、八重樫は強硬手段に出たのでした。朝比奈は、長谷川副総監に向けて銃口を向けます。そこを阻止した杉下たちに怒りをぶつけますが、杉下は、そんなことを八重樫は望んでいないと諭します。

劇場版2の篭城事件が起こった時、八重樫は故意に神戸に銃を見せることで、自分だけで犯行を行い、朝比奈のことを守ろうとしたのでした。杉下たちは朝比奈から、会議室に盗聴器が付いていると言う事実を知ります。朝比奈は嘘の上申書を提出する代償として、大河内から影の管理官の名前を聞き出していました。大河内は篭城中の室内の音声を持っていました。特命係の指示で会議室を調べていた米沢は、机の下に盗聴器を発見します。

盗聴器を仕掛けたのは、小野田官房長官でした。特命係の二人は録音されたデータについて尋ねますが、小野田は飄々と二人の質問を交わします。小野田はその録音のデータを、警視庁の上層部を脅して人事刷新を行うことに使うことが目的でした。ところが、ノンキャリア組の三宅生活安全部長に対する懲戒解雇が決まり、三宅は不平を募らせます。特命係に録音のデータが届き、杉下はとある推理を働かせます。

そして、長谷川、松下、鈴木の元を訪れた杉下は、録音のデータに記録されていたある音声のことについて指摘します。データには、床を小刻みに踏みならす音が記録されていました。まるで貧乏ゆすりのようにも聞こえる音声ですが、実はその音が、モールス信号になっていました。長谷川、松下、鈴木の三人は東大のセーリング部の出身であるため、モールス信号がわかるはずです。記録されていたモールス信号は、このような内容でした。

「始末しよう、松下が気を引け、鈴木飛び掛かれ」と。そして、モールス信号は「俺が撃つ」と言うメッセージで締めくくられていました。それは、長谷川から出された指示でした。長谷部の目的は、公安部の存続。そのために、長谷川が企てたことでした。小野田は長谷川たちの逮捕を止めさせるために、部下を盗聴器を仕掛けた罪で自首させます。それにより盗聴器の録音データから得た情報には証拠としての価値が失われてしまいました。

小野田は、警察の威信を守るため、そして長谷川副総監らに貸しを作るために、彼らのことを助けました。小野田の長期的な目的は、警察庁を警察省にランクアップさせること。現在警視庁のトップにいる長谷川と、そうしたも目論見をもつ小野田とは目的の上で対立していたのです。特命係の二人は小野田のやり方には納得できませんが、どうすることもできません。杉下は憤懣やるかたなく、外出して行く小野田を見送ります。

しかしそこで、思わぬ事態が起こります。小野田に懲戒解雇を余儀無くされた三宅元生活安全部長が、凶器を持って小野田のことを襲い、刺したのです。杉下もまたまさかの事態に唖然とし、彼のそばに駆け寄ります。「殺されるならお前だと思っていた」と、旧知の杉下に語りかける官房長。そして彼は、息を引き取ります。小野田は亡くなりましたが、長谷部たちの逮捕を諦めない杉下は、事件の真相を明らかにしようとします。

自暴自棄になり小野田のことを刺し殺した三宅ですが、いまの彼であれば証言者として裏の事情を話してくれるのではないかと考えたのです。小野田と進む道は違えど、特命係の使命は変わりませんでした。そうした余韻を漂わせながら、劇場版2は幕を閉じます。

相棒劇場版2の警視庁占拠の結末について

小野田の死、しかし杉下は歩みを止めず

様々な思惑が錯綜する映画「相棒劇場版2」ですが、結末はどんなものだったのでしょうか?まとめていきましょう。事件の黒幕は、「黒の管理官」と呼ばれる人物で、主に長谷川、松下、鈴木の三人。しかし事件の真相が暴かれた瞬間、相棒劇場版2では小野田からの横槍が入り、政治闘争の中で、真犯人の検挙は難しくなってしまいます。正義を貫こうとする杉下と、政治闘争に熱心な小野田との対立が、相棒劇場版2でも表出します。

「相棒劇場版2」の感想でも目立つのが、小野田の最期。「相棒」シリーズで大きな存在であった小野田が、まさかこの劇場版2で命を落とすとは思わない人が大勢いたようです。小野田の死とともに、「劇場版2」篭城事件の真相は闇に葬られそうになりますが、杉下は諦めません。小野田を刺した犯人に口を割らせ、あくまで真相を明るみに出すということが、小野田とは違う杉下の「正義」なのでした。

相棒劇場版2を観た感想は?

不評の感想

それでは、「相棒劇場版2」を見た人のネタバレ感想はどんなものなのでしょうか。具体的にネタバレを見て行きましょう。まずは、劇場版2の不評なネタバレ感想から。こちらは、劇場版2は尺の長さに対してあまり面白くなかったというネタバレ感想。

1作目の相棒劇場版も同様に良くなかったというネタバレ感想です。通常のテレビシリーズでは1時間に収まっているドラマを、劇場版2では長くしたがゆえに駄作となった、というネタバレ感想もあります。

好評の感想

一方、中には「相棒劇場版2」が過去最高の出来だというネタバレ評価もあります。劇場版は過去4作作られている相棒ですが、「相棒劇場版2」は2作目にして、高く評価する感想も。また、「相棒」シリーズには欠かせない劇場版2の劇伴音楽の良さを褒めるネタバレ感想も。社会はでシリアスな作風が人気の相棒ですが、劇場版2でも雰囲気たっぷりのBGMがさらにドラマの感想を盛り上げています。

また、「劇場版2は地味ながら傑作」という感想もあり、劇場版2は1作目のように派手な爆発シーンはないながらも、綿密に練り上げられた脚本をもとに劇場版2を評価する感想や、やはりラストの小野田の死が、劇場版2の良いスパイスとなっていた、という劇場版2のネタバレ感想もありました。

相棒 season17|テレビ朝日

相棒劇場版2あらすじネタバレや結末まとめ

いかがだったでしょうか。人気シリーズ「相棒」の劇場版2作目となる「警視庁占拠! 特命係の一番長い夜」ネタバレ。劇場版2のネタバレあらすじや「相棒」シリーズの変遷、劇場版2のキャストや感想などご紹介してきました。すでに「相棒」シリーズを見ているというかた、また「相棒」シリーズは見たことがない方も、このネタバレ・感想まとめを参考にして、「過去最高」との感想も多い「劇場版2」を鑑賞してみてください。

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