ジュラシックワールドのラプトル姉妹がかわいい！登場シーンや最後・その後も調査

これまでのジュラシックパークシリーズでは、ヴェロキラプトル(通称ラプトル)は悪い恐竜として登場してきました。しかし、今作の「ジュラシックワールド」では、主人公である飼育係オーウェンに育てられたラプトルの4姉妹がとてもかわいい！と一躍話題となりました。その魅力溢れるラプトル4姉妹たちを画像付きで詳しく紹介していきます！

ジュラシックワールドとは、2015年に公開された映画で、大人気シリーズ「ジュラシックパーク」の第4作目にあたります。クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワードが主演を務め、全世界での興行収入は16億ドルを突破し、「アバター」「タイタニック」に次いで世界歴代興収第3位にランクインするなど、大ヒットを記録しました。

今作「ジュラシックワールド」は前作から14年ぶりの新作ということで、ファンからも非常に注目を集め、日本では世界中での大ヒットを受けて公開日を2日早められました。また、今作ジュラシックワールドを舞台とした「レゴ ジュラシックワールド」や「ジュラシックワールドエボリューション」、「ジュラシックワールド ザ ゲーム」などのゲームも発売され、その人気はいまだに衰えていません。

ジュラシックパークシリーズは、1993年にスティーブン・スピルバーグが監督を務めた第1作「ジュラシックパーク」に始まり、1997年の第2作「ロストワールド/ジュラシックパーク」、2001年の第3作「ジュラシックパークⅢ」と続いており、2018年には今作の続編である「ジュラシックワールド/炎の王国」もう公開されました。

特に第1作はスピルバーグ史上最大のヒットを記録しました。史上初のCGでの生物の表現や大迫力のアニマトロニクスでの撮影など、映画の歴史に名を刻んだ傑作とも言われています。また、ラプトルの名前を世界中に知らしめたのもこの作品でした。

これまでのシリーズで登場していたテーマパーク「ジュラシックパーク」は22年の時を経て、新たに超人気テーマパーク「ジュラシックワールド」として生まれ変わっていました。グレイとザックの兄弟は、叔母のクレア・ディアリング(ブライス・ダラス・ハワード)が主任を務めているため、ジュラシックワールドへ訪れることになりました。

ジュラシックワールドでは、遺伝子学者であるヘンリー・ウー博士(B・D・ウォン)により、ラプトルを始めとする様々な恐竜の遺伝子を掛け合わせて作られた新種の恐竜「インドミナス・レックス」が誕生していました。しかし、兄弟二人がここに訪れている時に、この危険な恐竜が、施設からジュラシックワールド内へと逃げ出してしまったのです。インドミナス・レックスは自分を捕獲しにきた特殊部隊をいとも簡単に全滅させます。

ジュラシックワールド内が大混乱に陥っている中、グレイとザック兄弟はジャイロスフィアというアトラクションに乗っていました。兄ザックが唆し、兄弟は立ち入り禁止区域内へと入っていきます。しかし、そこでインドミナス・レックスと遭遇してしまい、襲われかけます。兄弟は必死で逃げ、滝に飛び込むなどしてなんとか街まで逃げ切り、クレアとオーウェンに合流。行動を共にします。

インドミナス・レックスの捕獲作戦ですが、飛ばしたヘリが墜落し、翼竜が施設内に放たれてしまうなど、非常に難航していました。そこで、ジュラシックワールドの警備主任ヴィック・ホスキンス(ヴィンセント・ドノフリオ)がラプトルを捕獲作戦に利用しようと考えました。その方法に飼育係オーウェン・グラディ(クリス・プラット)も従うことになり、彼とラプトル4姉妹は森の中へと走っていきました。

ラプトル4姉妹と人間たちはインドミナス・レックスを追い詰めました。しかしその時インドミナス・レックスとラプトルたちが何か会話を初め、ラプトル4姉妹はオーウェンらに振り返りました。その瞬間、人間たちは焦って銃撃を始めてしまい、裏切られたと思ったラプトルの姉妹たちは人間を襲い始めました。オーウェンたちは必死に街まで逃げました。

街でラプトルたちと再び会ったオーウェンは、彼女たちの頭に取り付けられたヘッドギアを外し、ラプトル4姉妹との和解に成功します。そして、クレアが危険を承知で放ったTレックスのレクシィ、ラプトル4姉妹とインドミナス・レックスとの最後の戦いが始まったのでした。

ラプトル4姉妹の長女です。リーダーの役割を務めています。ノドグロオオトカゲとナイルオオトカゲの遺伝子を組み込まれて誕生したため、体に青い線のような美しい模様があるのが特徴です。仲間を想う心と高い統率力を兼ね備えています。他の姉妹のようにNATOフォネティックコードから名前を取るならば「ブラボー」になりますが、彼女だけはその綺麗な体の色から取られています。

また、4匹の中で最も強く、かつて三女のエコーとの戦いで勝利し、リーダーの座を勝ち取ったという過去もあります。インドミナス・レックスとの戦いの際、一度前足で蹴り飛ばされ動かなくなってしまいますが、その後Tレックスのレクシィがピンチに陥った際、意識を取り戻して再び立ち向かっていきました。そのおかげでレクシィとの連携が復活し、インドミナス・レックスを追い詰めることに成功しました。

飼育係オーウェンとは、孵化した時から育てられているため、妹たち以上に信頼関係を築いています。人間を襲い始めた時も、オーウェンに対し、決して危害を加えることはありませんでした。オーウェンとラプトルたちの絆というのもジュラシックワールドの見所の一つです。

人間たちの様々な思惑に翻弄され、インドミナス・レックス討伐の兵器として利用された挙句、妹たちを全員失ってしまい、最後はオーウェンとも別れ一人森へと帰っていくという境遇から、ファンの間では悲劇のヒロインと言われることもあります。

4姉妹の次女です。サブリーダーを務めています。名前の由来はNATOフォネティックコードのDから。綺麗な青緑色の肌が特徴で、他の姉妹と違い、鳥類の遺伝子を多く受け継いでいるため時折鳥のような動きを見せます。リーダーのブルーにとても従順で、ブルーの指示を窺う様子や、チラ見をするようなシーンも多く見られました。

体を触られるのが苦手なようで、警備主任ホスキンスに撫でられた時は非常に嫌そうな態度を示していました。その後、インドミナス・レックスと会話して人間たちを襲っている際に、その男も喰い殺しています。ホスキンスは自分(恐竜)たちを兵器として利用しようとしていた男だったので、気に入らなかったのでしょう。

4姉妹の三女です。名前の由来はNATOフォネティックコードのEから。飼育員からはエルビスの愛称でも呼ばれていました。画像では確認しづらいですが、くすんだ橙色の体で背中に黒い縞模様があるのが特徴です。ブルーとリーダーの座を争ったことがあり、頬の傷や片方の牙が欠けているなど、体のあちこちに戦いの跡があります。

リーダーを争った過去からもわかる通り、とても好戦的な性格で、豚を捕まえようとした飼育員を引っ張り落としたり、トラックに真横からぶつかっていくなどのシーンも多く見られました。また、インドミナス・レックスにも真っ先に立ち向かっていったのも彼女でした。彼女のみ、何の遺伝子が組み込まれているのかが不明です。

4姉妹の末っ子です。名前の由来はNATOフォネティックコードのCから。グリーンイグアナの遺伝子を受け継いでおり、緑色の肌に黒い縞模様のある体をしているのが特徴です。また、瞳孔の形も他の姉妹とは異なります。末っ子なだけあってブルーに対する忠誠心は姉妹一で、得た食料を一番にブルーに与えるなどのシーンも見られました。

4姉妹の中では一番おとなしい性格をしており、オーウェンが囮となってケージに入って行ってもあまり前進しなかったり、ゲートが閉まった時にすぐにどこか違う場所へ去って行ったりするようなシーンも見られました。

何度も説明に登場しており、ブルーを除く姉妹の名前の由来となった「NATOフォネティックコード」。これはNATOが無線通話などにおいて、重要な文字を正確に伝達するために定めた通話表のことです。

オーウェンをA(アルファ)とおき、D(デルタ)、E(エコー)、C(チャーリー)と続いています。ブルーに関しては、劇中で「ブラボーの代わり」という発言がありました。日本語吹き替え版では、オーウェンのアルファに続いているためか、「ベータの代わり」と間違った訳をされているようです。

ジュラシックワールド内では、ラプトルの知能を研究するIBRIS計画というものが進んでおり、ブルーらラプトル4姉妹もその計画のために人工的に生み出された個体です。遺伝子操作や戦闘訓練などにより戦闘能力も従来のラプトルよりも高くなっています。

そして、本来ラプトル4姉妹は5姉妹であるはずでした。というのも、ブルーの次に「V-2」という個体が生まれていたためです。つまり、デルタは本来ならば三女にあたります。しかし、その後V-2は攻撃的で危険すぎるという理由から安楽死がなされるという最後を迎えました。もし、生きていたらどのような活躍をしていたのか気になります。

なんと、ラプトル4姉妹に限らず、Tレックスのレクシィも、インドミナス・レックスも、ジュラシックワールド内で飼育されている恐竜たちは全て「メス」なのですが、これには繁殖抑制のためという理由があります。また、この設定は第1作から忠実に引き継がれているそうです。

なんと、残念なことにラプトル4姉妹はブルーを除き、デルタ・エコーはインドミナス・レックスに、チャーリーは人間によって命を落としてしまいます。3匹の最後、そして一人生き残ったブルーのその後についてまとめていきます。

チャーリーはインドミナス・レックスとの会話の後、人を襲っていましたが、そこに現れたオーウェンの姿を見て襲うのを躊躇いました。しかし、その直後に背後からACU(資産管理部隊)がロケットランチャーを発射。それに当たって死亡してしまうという、なんとも悲しい最後を迎えました。

デルタとエコーの二匹はインドミナス・レックスとの最後の戦いにて亡くなってしまいます。デルタはインドミナスの背中に飛び掛かって傷を負わせますが、レストランのグリルに投げ飛ばされ爆死。デルタの死によってコンビネーションを崩したエコーはインドミナスに噛み殺されてしまいました。

インドミナス・レックスとの戦いに勝利し、姉妹の中で一人生き延びたブルー。オーウェンの方を見つめますが、彼は首を横に振りました。そして、ブルーは共に戦ったTレックスのレクシィと共に、島の奥へと帰っていきました。その後は、平和に島で暮らしていたようです。しかし、姉妹のいなくなった今、それはブルーにとってとても寂しく、孤独な時間であったに違いありません。

なんと、2018年に新たに公開された続編「ジュラシックワールド/炎の王国」にて、ブルーが再登場を果たします！ジュラシックワールドでのインドミナスレックスによる事件から3年の月日が経ち、島で平和に暮らしていましたが、島の火山活動が活発となり、島に暮らしているブルーや他の恐竜たちは存亡の危機にさらされます。

「ジュラシックワールド/炎の王国」では、オーウェンとブルーらラプトル4姉妹の過去も明かされます。他の姉妹のその後の姿を見ることはもうできませんが、ブルーが再び大活躍する続編も必見です！

飼育係であるオーウェンがエサをあげようとしている時のラプトル4姉妹。4匹揃って上を向き、両手を前で揃えているのがまるで犬のようでとてもかわいいです。吠えている時や牙を向いている時は少し怖いイメージですが、このシーンは誰が見てもかわいい！と思えるのではないでしょうか。

インドミナス・レックスとの戦いに勝利し、共に戦ったTレックスのレクシィと何かを会話しているようなシーンです。二匹の恐竜が相談をしているのは、人間味があってとてもかわいいです。この後、ブルーはオーウェンを見つめますが、彼は首を横に振り、レクシィと共に島の奥へと帰っていきます。人間たちの都合で働かされ、姉妹を失ったブルーが、オーウェンとも別れ、一人帰っていくという切ないシーンでもあります。

続編「ジュラシックワールド/炎の王国」の日本公開に合わせて、オーウェンの飼育の記録映像が公開されました。その中にはまだ赤ちゃんの頃の4姉妹の姿が。やはり、どんな動物でも小さな頃はとてもかわいく、癒されること間違いなしです！

ラプトル4姉妹の人気は日本だけに収まらず、世界中で愛されています。海外では「raptor squad」の名前で知られており、ネット上で検索してみると、たくさんの人がファンアートを描いていました。ラプトル4姉妹のかわいさというのは世界共通のようです！

こちらはUSJ限定で販売されているラプトル4姉妹のキーホルダーです。それぞれが特徴をしっかりと捉えながらも、かわいくデフォルメされています。USJに訪れた際は是非買ってみてはいかがでしょうか！また、一番人気のブルーに関してはぬいぐるみも販売されています。他の姉妹たちのグッズが少ないのが少し残念ですが、ジュラシックワールドファン、そしてラプトル4姉妹ファンには必見です！

ジュラシックワールドに登場するラプトル4姉妹のプロフィールや最後・その後についてまとめましたがいかがだったでしょうか？ラプトル4姉妹はたくさんの人から愛されているキャラクターたちというのがよくわかりました。皆さんもラプトル4姉妹のことをもっと好きになれたのではないでしょうか。まだ「ジュラシックワールド」を見たことがない人も、興味を持っていただけたら是非ご覧ください。