2018年09月10日公開
2018年09月10日更新
ジュラシックワールドのクレア役ブライス・ダラス・ハワードとは?登場シーンも紹介
映画ジュラシックワールドのクレア役を演じたことで一躍有名になったアメリカの美人女優といえばブライス・ダラス・ハワード。言わずと知れたスティーブン・スピルバーグ監督の作品『ジュラシックワールド』について振り返ると同時に、物語の主要人物であるクレアのことについてまとめました。また、クレア役の女優ブライス・ダラス・ハワードの生い立ちや過去の出演映画についても調べてみました。
目次
ジュラシックワールドのクレア役の女優とは?登場シーンも紹介!
スティーブン・スピルバーグ監督の代表作の一つであるハリウッド映画『ジュラシックワールド』。日本ではつい最近2作目である映画『ジュラシックワールド/炎の王国』が放映されるのをきっかけに、1作目であるジュラシックワールドを視聴した人も多くいるのではないでしょうか。今回はそのジュラシックワールドに出てくるクレアという女性について、また役を演じた女優ブライス・ダラス・ハワードについて紹介します。
ジュラシックワールドとは?
映画ジュラシックワールドは、2015年に公開されたスティーブン・スピルバーグ監督の作品で、1993年に製作された映画『ジュラシックパーク』から続くジュラシックシリーズの4作目になります。日本でも興行収入95.3億円の大ヒット映画になったので、映画館で見た人も多くいるでしょう。最近では続編の映画公開に合わせてテレビでも放送され話題になりました。
ジュラシックワールドはジュラシックシリーズ1作目の映画『ジュラシックパーク』から22年後の世界のお話です。ジュラシックパークが廃墟として放置されているイスラ・ヌブラル島で、新たにオープンした恐竜と至近距離で触れ合うことが出来る体験型テーマパークの名前が「ジュラシックワールド」。そしてそこの運営責任者こそが今回取り上げる女優、ブライス・ダラス・ハワード演じるクレア・ディアリングです。
クレアはジュラシックワールドの新しい目玉として遺伝子操作を行い新種のハイブリッド恐竜「インドミナス・レックス」を生み出します。しかしインドミナスは兄弟を共食いする凶暴さと共に高い知能を持っており、人間を翻弄して隔離された飼育エリアから来場客や他の恐竜がいるパーク内へと脱走してしまうところから物語は展開していきます。
ジュラシックワールドのクレアはどんなキャラクター?
パークの管理責任者
クレアはジュラシックワールドの運営管理責任者であり、他にも様々な役職を任されているほど仕事が出来る女性です。とても真面目で仕事に一直線のクレアは、ジュラシックワールドに観光に来ていた甥の面倒を実姉に頼まれていたにも関わらず、それを秘書に任せて仕事を優先するほどの徹底ぶりです。
恐竜をビジネスの道具として見ている
あくまでもクレアの中では、恐竜は「生物」ではなく「展示物」なので「商品」としてしか見ようとしません。逆に主人公のオーウェンは人と恐竜は対等な生き物として敬意をもって接しているため、お互いに理解しあえず対立する様子が描かれています。オーウェンとは一時期恋人同士だった過去もありますが、初デートで険悪な雰囲気になるほどなので元々反りが合わないようです。
本当は心優しく勇敢な女性
上記の特徴だけだとクレアという女性はとても冷酷な仕事人間にしか見えませんが、インドミナスが脱走し甥が危険な状況にいるということを知るやいなや、自分の仕事場を離れハイヒールで森の中を走り回り甥たちを助けに向かいます。時には危険を顧みず自ら囮になる場面もありました。
ジュラシックワールドのクレア役を演じる女優を紹介!
クレア役はブライス・ダラス・ハワード!
そんなクレア役を演じたブライス・ダラス・ハワード(Bryce Dallas Howard)は、1981年3月2日生まれのカリフォルニア州ロサンゼルス出身の女優で、身長170cmです。ニューヨーク大学芸術学部を卒業して舞台女優として活躍後、2004年に『ヴィレッジ』で映画デビューしました。その後様々な有名映画にも出演し、演技力、美貌共に兼ね備えた女優として注目されていきます。
ブライス・ダラス・ハワードの生い立ちは?
ブライスは芸能一家に生まれています。父親は『バックドラフト』『アポロ13』『ダ・ヴィンチ・コード』最近では『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』等、映画好きではなくても1度は聞いたことがある有名な作品を何本も手掛けている、アメリカを代表する映画監督ロン・ハワードの長女です。幼い頃から父親の作品にエキストラとして何度か出演していました。
ハワード家は芸能一家というだけあって父親以外にも、母親のシェリル・ハワード、双子の妹のペイジ・ハワ-ドも女優として活躍した過去があります。また祖父がランス・ハワード、叔父がクリント・ハワードと、素晴らしい演技力を持つブライスは名立たる著名人に囲まれた家庭で育ったサラブレッドと言えるでしょう。
ブライス・ダラス・ハワードの過去の出演作は?
勝気で行動力があり、優しさも兼ね備えたキャリアウーマンであるクレアを見事に演じきって高評価を受けたブライスですが、彼女の女優としての活躍はジュラシックワールドだけではありません。過去にもいくつもの作品で魅力的な女性を好演しています。その主な役について写真とともに振り返ってみましょう。
本格的な映画出演と同時に主役のアルヴィー・ウォーカー役に抜擢されたミステリーサスペンス映画『ヴィレッジ』です。『シックスセンス』『サイン』で有名なM・ナイト・シャラマンが監督・脚本を手掛け、日本では2004年の9月に公開されました。生まれつき視力を持たない寡黙な女性という役で、繊細な心情の変化を上手く演じその名を世界に広めました。
2007年に公開された、大人気シリーズの3作目『スパイダーマン3』では、スパイダーマンの正体であるピーター・パーカーの初恋の相手で元彼女という、大学生のグウェン・ステイシー役を演じます。知的で美人なグウェンは、本作のヒロインであるMJことメリー・ジェーン・ワトソンよりも可愛らしいとの評価も多く見受けられました。
こちらも言わずと知れた人気シリーズで2009年公開の『ターミネーター4』。その中で主人公のジョン・コナーの妻であるケイト・コナー役として、超高性能コンピューターネットワーク「スカイネット」率いる機械軍に、ジョンとともに抵抗軍の一員として戦う姿を熱演しています。
2010年公開のトワイライトシリーズの3作目『エクリプス/トワイライト・サーガ』では、復讐の念を燃やし執拗に主人公の命を狙うヴァンパイア役を演じました。主人公の適役という今までとは少し違ったこの役でも好評価を得ており、女優として演技の幅が広がった作品とも言われています。
そしてジュラシックワールドの続編である『ジュラシックワールド/炎の王国』が2018年7月に公開され、こちらも大ヒット映画となりました。もちろん今回もクレア役としてブライスは出演しています。前作の事件で恐竜を展示物としか見ていなかったことを後悔し会心したクレアはますます素敵な女性になっており、多くの視聴者を夢中にさせました。
ブライス・ダラス・ハワードの性格は?
ジュラシックワールドで主人公を演じたクリス・プラットは過去にインタビューで「ブライスは本当にまじめに仕事に取り組む。どの過程のどのステップでも彼女は一生懸命にやってくれる」と話しており、一人の女優として信頼している様子が窺えます。またブライス自身も「毎日できることをやって、日々の積み重ねで少しずつ前に進んでいくことが大切だと思う」と話していたこともあり、真面目で努力家な女性であると言えるでしょう。
そんなブライスにはいくつもの逸話があります。スパイダーマン3の名シーンの1つであるクレーン事故のシーンは、アシスタント無しでブライスが体を張って撮影されたのですが、そのときブライスは妊娠中だったそうです。あとから発覚したことのようですが、撮影が終了する頃には妊娠5ヶ月目を迎えていました。
ジュラシックワールドでは、ずっとハイヒールを穿いたまま森の中を疾走するクレアですが、それを提案したのはブライス本人です。もちろん靴を脱ぐこともヒールを折ることも出来たのにも関わらず、「あのテーマパークを仕切るキャリアウーマンはきっとジャングルだってヒールで走り回るはず!」という考えから、足首を強くするエクササイズを毎日行い撮影に挑んだそうです。
またジュラシックワールドはブライスにとって、長女出産のための長期休暇明けの復帰作になります。2011年の『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』以降数年の月日が経過していますが、そのブランクを全く感じさせないのは、彼女の努力の賜物でしょう。
そんなすごい女優であるにも関わらず、陽気で気取っていなくてファンを大事にしているところがブライスの最大の魅力であり、世界中で人気がある理由の1つと言えます。またブライス本人のインスタグラムにはこんな写真があげられたこともありました。
日本が世界に誇るアニメ映画監督の宮崎駿さんと、ジブリ映画のキャラクター達です。ブライスは絵を描くのと同時に日本のアニメにも興味があるようで、彼女のinstagramにはこの他にもポケットモンスターに出てくるキャラクターたちのイラストが何枚もアップされています。
ブライス・ダラス・ハワードの私生活は?
とても美人でスタイルも抜群の彼女ですが、なんと二児の母でもあります。アメリカのテレビドラマ『NIP/TUCK マイアミ整形外科』や『FRINGE/フリンジ』に出演し有名になった俳優セス・ガベルと2006年に結婚し、2007年に男の子を、2012年に女の子を出産しています。
ブライスは過去にインタビューで「理想の紳士像は?」と聞かれて「私の夫」と即答するくらい旦那様であるセス・ガベルとは仲がよく、パートナーとしてお互い尊敬し合い助け合って生活されている様子は、世界中の憧れの夫婦と評判です。ちなみに、ジュラシックワールドにはブライスの長男がエキストラとして出演しており、将来有望とその成長を楽しみにされています。
ジュラシックワールドのクレア役を演じる吹き替え声優を紹介!
クレア役の吹き替え声優は木村佳乃
日本語吹替版のクレア役を演じたのはプロの声優ではなく女優の木村佳乃さん。木村佳乃さんは『ジュラシックワールド/炎の王国』でも継続してクレア役を演じていらっしゃいます。その他にも洋画の吹き替えだと『パーシージャクソンとオリンポスの神々』でメデューサ役を、『パディントン』でミリセント役をと、日本でも話題になった映画で重要な役所を演じられた経験があります。
テレビ版でのクレア役の吹き替え声優は仲間由紀恵
2017年8月14日に日本テレビ『金曜ロードSHOW』でジュラシックワールドが放送された時には映画公開時と声優を総入れ替えして放送されました。その時のクレア役は女優の仲間由紀恵さん。木村佳乃さんの時とはまた少し雰囲気の違うクレアになり話題となりました。ちなみに木村佳乃さんも仲間由紀恵さんもご結婚されていて、ブライスと同じ二児の母でもあります。
ジュラシックワールドのクレアのかわいい画像6選!
①戦うクレアがかわいい!
クレアは本当は自分も怖いのに、甥やオーウェンを守るため必死に恐竜達と戦います。最初の前下がりストレートボブの髪型もきっちりしたキャリアウーマンらしくて素敵でしたが、時間が経つにつれ天然パーマ姿になっていくクレアにも注目です。
②元恋人のオーウェンとの会話シーンがかわいい!
普段の仕事の時にはパークの管理者として真面目で厳しくクールな姿を保つクレアですが、元恋人のオーウェンの前ではクレア・ディアリングという一人の女性として、ムキになったり皮肉を言い合ったりします。特に序盤の仕事の話をする為オーウェンの元に訪れるシーンでは、公私混同させまいと冷静を装い丁寧な口調で話そうと努める姿が、キャリアウーマンのクレアも完璧ではないことが表現されていてとても可愛らしいです。
③キャリアウーマンなクレアがかわいい!
仕事に対してとてもストイックなクレアは、自分の仕事に自信と誇りを持っています。しかしオーウェンに色々と指摘されて上手く答えられなかったり、実際にパークの客をも巻き込む大事件が起きてしまったりで、今までやってきたことは本当に正しかったのか、過去を見つめ直し映画の中でも急成長していきます。その素直さこそ、管理責任者まで上り詰めたクレアの長所と言えるでしょう。
④甥想いなクレアがかわいい!
パークの案内に従わず危険な目に遭っている甥を助けるため、綺麗に着こなしていた衣服も走りやすいように破って、オーウェンの制止を振り切りともに森の中へと向かう姿はとてもかっこよく素敵な叔母です。インドミナス脱走事件の日は仕事を優先させていましたが、翌日は一緒に居る事を約束しているシーンもありました。
⑤必死に逃げるクレアがかわいい!
凶暴な恐竜に追い掛けられる最中、先を走っていたオーウェンがクレアに手を差し出すシーンでは、その手に頼るどころかオーウェンを追い抜いて夢中で走り続けます。余談ですが、あれだけ全力で走ることが出来るクレアのヒールはどこのもの?と鑑賞者の間ではとても話題になりました。
⑥オーウェンに口付けられ動揺するクレアがかわいい!
オーウェンが恐竜に襲われ絶体絶命のピンチを助けてくれたクレアに熱いキスを交わすシーンです。実はこのシーン、監督の意向で台本には書かれておらず、クレア役のブライスはキスシーンがあることを知らされていませんでした。つまり驚いた表情は演技ではなくブライスの素の表情です。
ジュラシックワールドはクレア役にも注目してみよう!
今回はジュラシックワールドのクレア役を演じる女優ブライス・ダラス・ハワードについてまとめましたがいかがでいたか?興味深いキャラクターばかりのジュラシックワールドですが、一度クレアに注目して見てみるのはいかがでしょうか。また、いくつになっても若々しく透明感が溢れる女優ブライス・ダラス・ハワード演じる過去の作品も要チェックです。