メンタリストのチョウ役の俳優ティム・カンを紹介！性格や結婚、子供は？

全米視聴率No.1を獲得し、その後も高視聴率を叩き出した大人気の犯罪捜査ドラマ『メンタリスト』に登場するアジア系捜査官のキンブル･チョウ。たくましいボディとそのクールな雰囲気から好きなキャラクターだという人も多いはず。今回はそのチョウを演じる俳優ティム・カンについて紹介します。あまり私生活を語らない彼の素顔とは…？

カリフォルニア州捜査局『CBI』に犯罪コンサルタントとして参加している主人公パトリック・ジェーンが、自身の愛する妻子を殺害した仇敵レッド・ジョンを捕まえるために様々な事件に挑んでいく。元詐欺師という経歴を活かして人間心理を巧みに操り、持ち前の鋭い観察眼と推理力で事件を解決していく型破りな彼の捜査が見ものです。

メンタリストは2009年ピープルズ・チョイス・アワード のFavorite New TV Drama部門で一位を獲得。さらに主演のサイモン・ベイカーは本作メンタリストで、エミー賞・ゴールデングローブ賞・SAG全米俳優組合アワードの主演男優賞にノミネートされました。メンタリストの人気の高さがうかがえます。

CBIの捜査チームを率いるテレサ・リズボンを筆頭に、寡黙な元軍人のCBI捜査官キンブル・チョウ、そのチョウの相棒役で気さくなウェイン・リグスビー、美人で真面目な性格のグレース・ヴァンペルトと脇を固めるキャラクターも個性豊かで魅力的です。シーズンを重ねる毎に絆が深まっていき、結束が強くなっていく様はまるで一つの家族のようでもあります。

天才的な頭脳と優れた洞察力を持つものの、どこかお調子者の気がある主人公パトリック・ジェーンを演じるのはサイモン・ベイカー。タレ目がチャーミングで、米TVガイド誌の「最もセクシーな男」に選ばれるなど人気が高いです。 女優のレベッカ・リグと結婚しており、3人の子供の父親でもあります。代表作は「プラダを着た悪魔」など。

CBIのボスを務めるテレサ・リズボンを演じるのはロビン・タニー。メンタリストで演じたテレサとは真逆の恋多き女性で恋人が結構変わりますが、2013年インテリアデザイナーのニッキー・マーメットと結婚。男の子の子供がいます。代表作は同じ海外の人気ドラマ「プリズン・ブレイク」のベロニカ・ドノバンが有名です。

筋骨隆々で真面目な捜査官だが実は少年時代は筋金入りの不良だったキンブル・チョウを演じるのはティム・カン。彼については後ほど詳しく紹介します。代表作は間違いなく本作「メンタリスト」でしょう。有名どころでは他にも映画「ランボー/最後の戦場」にも出演しています。

チョウの相棒で気さくな愛されキャラかと思えば、実は放火事件のエキスパートでもあるウェイン・リグスビーを演じるのはオウェイン・イオマン。2013年にジュエリーデザイナーのジジ・ヤルーズと結婚し一人娘を授かりました。代表作は「メンタリスト」「ターミネーター：サラ・コーナー・クロニクルズ」。

CBIの新人捜査官でIT関係に強いグレース・ヴァンペルトを演じるのはアマンダ・リゲッティ。2005、2006年にFHMの「世界で最もセクシーな女性」にランクインするなどかなりの美人です。2006年映画監督のジョーダン・アランと結婚して男の子をもうけます。代表作はリメイク版映画「13日の金曜日」、海外ドラマの「The O.C.」など。

2008年からシリーズがスタートしたメンタリストですが、2014年のシーズン7をもって完結を迎えています。ジェーンの仇敵レッド・ジョン関連の事件を絡めながら、基本1話完結のスタイルでテンポよく進んでいきますのでファイナルシーズンまで一気見するのもいいかもしれません。

メンタリストで自身初のレギュラーを獲得したティム・カン。彼の演じるキンブル・チョウはかなりのはまり役となり、一躍人気が出ました。しかし自分からはあまり積極的に発信する性格ではないようで、知ってはいるけど詳しくは知らないという人は多いのではないでしょうか？ここからは俳優ティム・カンについてご紹介します。

 1973年3月16日にサンフランシスコの韓国系アメリカ人の家庭に生まれました。その後カリフォルニア大学バークレー校で政治学を専攻し、そのままサンフランシスコでサラリーマンになります。俳優へのきっかけはある日とある演劇クラスを受講してみると意外と面白かったからだそうで、ハーバード大学ＡＲＴ研究所でＭＦＡを取得し、本気で俳優への道を歩み始めます。そしてメンタリストのチョウ役でブレイクを果たしました。

ティム・カンはインスタもtwitterもやっていますが、インスタは画像6枚だけでtwitterはリツイートが主であまり呟きません。私生活をあまり公にしない人のようです。しかしインスタの写真を見るとメンタリストのキャストとの仲の良さそうな画像が見られ、ティムにとってもメンタリストは特別な作品なのだと感じさせてくれます。

メンタリスト公式twitterから自撮りの達人と評された写真です。ちなみにtwitterではウェイン・リグスビー役のオウェイン・イオマンをフォローしています。チョウとリグスビーのようにプライベートでも仲良しかもしれません。

ティム・カンはメンタリストのインタビューで、ファンの方たちと笑顔で話したり冗談を言ったりするとすごく驚かれますと語っています。ビールを飲んでるところを見られて驚かれたこともあったようです。しかし真面目な所は似ているようで、チョウの役作りのために実際にSWATの訓練に参加したり元軍人の方に話を聞いたり、犯罪捜査系の本を読んだりしてしっかり研究をしてこのドラマに臨んだようです。

ティム・カンはメンタリストのチョウに対して、その強さと集中力にとても惹かれたらしいです。チョウは舵をあらぬ方向へ切ったりすることもなく、間違いも犯さなかった、自身のやるべきことに集中し職務をまっとうしていたと評価しています。チョウは自分を飛躍させてくれた、チョウというキャラクターをどう演じるべきか、どう演じたいのかを自分で決めることができた。チョウを作り上げるのはとても楽しかったと語っています。

ティム・カンはチョウに対して、孤立した凄腕捜査官に分類されるようなタイプだが、僕は究極のチームプレイヤーだと思っている。ただきちんと自立できているんだ。とインタビューで語っています。また、チョウは結婚していると思いますか？という質問には、結婚しているとは思えないなとも言っています。

チョウのどういったシーンを見たいと思いますか？という質問に対してティム・カンは、チョウのバックグラウンドをもっと知りたい。彼の真っ直ぐさ、規則に忠実な物腰はどこから生まれたのか？軍人時代のことや家族の話を見たいね。それと、チョウはあまり驚かないから彼の父親や元妻、元恋人なんかが急に事務所に来た場合にどう対処するのかも見てみたい。と答えています。

ティム・カンは価値あるプロジェクトならば休みは要らない。そのプロジェクトが価値を保ち続ける限り楽しいと思えるし、挑戦し続ける。その時間がいわば休暇みたいなものだと考えているようです。そして、何もすることなく数ヶ月過ごすことは決してない。その数ヶ月が一週間に思えるように何かしらしているからね。とインタビューで語っています。

トレーダー時代のある日、仕事中にその日の夜行われる演技のクラスのリハーサルをしていたティム・カンは、買うはずだった株式を間違って売ってしまうという大きなミスを犯してしまいます。心ここにあらずだった、今でもその時の上司の顔を覚えているというティムは、この時に自分の中にある演技への情熱に気付きます。

ティム・カンはスカイダイビングが好きなようです。他にもダイビングやバイクも好きとのこと。さらにテコンドーは黒帯を持っており、ドラマのチョウ同様身体能力はかなり高いようです。慈善活動としては全米行方不明／被搾取児童センターであるNCMEC（National Center for Missing & Exploited Children）のアクティブサポータもなさっています。

メンタリストのキンブル・チョウといえばクールで職務に忠実な捜査官です。その鍛え上げられた肉体と時折見せる笑顔や柔和な表情のギャップからファンになった方も多いようです。そんな方々が気になるのがチョウ役のティム・カンは結婚しているの？もしくは恋人はいるの？といったところではないでしょうか。

結論から言うとしていないようです。しかし2009年の時点で女優のジーナ・メイと恋人関係であったのは確かです、しかしそれが今も続いているかは分かっていません。結婚したという情報は見当たらないので、事実婚状態ということもありえます。

ティム・カンは2009年11月、当時恋人だった女優ジーナ・メイとの間に娘ビアンカをもうけています。子供が生まれたことに対してティムは、これまでの人生の中で娘の成長を見守れるのは最もうれしいことだ、彼女は素晴らしい子供で父親としてとても幸運だと語っており、娘にはデレデレのパパのようです。

子供たちの安全を考えるというインタビューでティム・カンは自分の考えを述べています。自分の子供には見知らぬ人とは決して話したり、個人情報を漏らしたりしないということ、助けが必要なときは制服警官や子供を連れた母親などに助けを求めること。このような基本的なことをしっかり教えているようです。

父親になって驚いたことは、子供と一緒に過ごしていると楽しすぎて瞬きする間に一時間が過ぎ、あっという間に一日が終ることだと言っています。そして自分の子育てスタイルを一言でいうなら「patient」と答えています。子供には我慢強く、勤勉に接しているのだと言われています。

ティム・カンは娘ビアンカの誕生によって、この子に何かあったら悪夢以外のなにものでもないと考えるようになりました。その思いからNCMECに参加を決めます。ティムは子供達は未来であり、なんとしても守らなければいけない存在だとインタビューで語っています。またNCMECの組織とスタッフは素晴らしい。彼らはまさにthe salt of the Earth（旧約聖書より、社会の中で最も善良な人）だとも言っています。

ティム・カンはあまり恋愛関係の発言はしないようですが、あるインタビューで結婚する、若しくは恋人にするならどのような女性がいいですか？という質問に対して、聡明で愛嬌があって楽しいことが好きな女性かな。あんまり多くは望んでないだろ？と答えています。

メンタリストに登場するレギュラーメンバーのキンブル・チョウ。地に足の着いたキャラクターでいつもクールな印象を与えます。しかし不意に笑顔を見せたり、恋愛関連のシーンでは意外な面も見せたりしてそのギャップが人気な様子。そんなキャラクター、キンブル・チョウについて名シーンと共にご紹介します。

キンブル・チョウは少年時代は不良少年でギャングに属していましたが、仲間と揉めてしまい身を隠すため軍に入隊します。チョウのあの逞しい肉体は軍人時代に作られたのでしょう。ドラマでも犯人確保などその肉体と運動能力を遺憾なく発揮しています。趣味は読書で張り込み中にも読んでしまうほど。

鉄仮面のチョウですが、いつもそうではありません。信頼できる仲間たちの前ではこのような表情をみせることも。そして結構ツッコミます。相方のリグスビーもジェーンもお調子者というか自由な性格なので、つい出てしまうのかもしれません。普段は寡黙なのに時々真顔で鋭いツッコミを入れるので面白いです。

こちらはメンタリスト・シーズン2の14話に登場したチョウの恋人のエリースです。この話では恋人を傷付けられたからでしょうか、チョウの熱い部分が見られます。チョウの恋愛模様は他にもあり、情報屋として雇った娼婦のサマーと恋人関係になったりもしています。不器用なチョウの恋愛模様にも注目してみてください。

メンタリスト・シーズン1の第14話「深紅の情熱（Crimson Casanova）」から、潜入調査仕様のチョウです。この回はチョウのカッコいい変装が見られたり、アナコンダ発言があったりで面白い回です、そしてなによりチョウの優しさが垣間見れる回でもあります。

メンタリスト・シーズン2の第14話「ギャングの血（Blood In, Blood Out）」では先ほど紹介したチョウの恋人エリースが登場します。さらにチョウのギャング時代の話が聞けます。チョウが韓国語で被害者の祖母に謝罪するシーンなど見所の多い回となっています。

メンタリスト・シーズン4の第14話「赤いワインの香り（At First Blush）」もチョウ好きには必見の回となっています。コールガールをしていたサマーを情報屋として雇っていたチョウは、人懐こいサマーにだんだんと惹かれていきます。そしてこの回でついにサマーがチョウから本音を引き出します。一見不釣合いに見えるこの二人ですが、はたして上手くいくのか？二人の恋の行く末をぜひ確かめてみてください。

ティム・カンは2018年9月現在、CBSで放送されているTVドラマ「Magnum PI」に勝本刑事役として出演することが決まっています。日本で放送されるかは分かりませんが、またTVで彼の姿が見れるのは嬉しいことです。インタビューで将来の自分の在り方に対して、私はただ演じ続けたいと答えていたティム。今後もまだまだ私たちを楽しませてくれそうです。