【キングダム】昌平君の実写キャストは玉木宏！人物像や原作での活躍を解説

昌平君は、実写映画「キングダム2」から登場する人物です。呂不韋の側近で呂氏四柱の一人として仕えます。本記事では、昌平君の実写キャストや原作の活躍シーン、史実などを解説していきます。昌平君がどのような人物なのか、くわしく知りたい人はぜひチェックしてみてください。

昌平君が登場するキングダムの実写映画は、2019年4月19日より日本で公開されました。監督は佐藤信介さん、主演はた山﨑賢人さんです。原作は原泰久先生によって描かれた漫画で、1～5巻の部分が実写化されています。2018年4月でコミックス第50巻達成を記念して、実写映画化された作品です。また、2019年公開の邦画実写作品において、興行収入が1位という記録を残しています。

主人公の信は大将軍になることを夢見て、親友の漂と共に剣の練習に励んでいます。ある日、大臣の昌文君が、漂を身請けしにやってきました。漂は自分だけ王宮へ行くことに躊躇したものの、出発する決心を固めます。ひとりぼっちになったある夜、物音で目を覚ました信の前には、血だらけの漂が倒れていました。漂は「ここへ行け」と信に地図を渡して、息絶えてしまいます。信は地図を持って、闇の中へ駆け出しました。

キングダムのかっこいい昌平君は、秦国の軍総司令官で軍師育成機関を運営するなど、事実上の軍事責任者です。また、呂不韋四柱の一人で、相国昇格に伴い秦国の右丞相となります。蒙武とは幼馴染であり、親友の関係です。

原作漫画では8巻の「暗殺者襲来編」で、黒幕である呂不韋の部下として初登場しました。知略を重んじる軍略家である一方、李牧の纏う武の空気を察知するなど、武人としての一面も持っています。政と対立する立場にいながら、自身の軍才を発揮して、秦の命運をかけた多くの戦いに尽力した人物です。

昌平君は紀元前271～223年に実在した人物で、本名は「羋熊啓(びゆうけい)」です。考烈王の子で、若いうちから人質として秦へ赴きました。彼は秦で頭角を現し、大臣の最高責任者クラスとされる「相国」にまで出世しています。その後、多くの将兵を育成しており、政府にとっても統一の原動力となった最重要人物の一人です。

政の代になった際は、嫪毐の乱を昌文君と共に鎮圧します。史実の昌平君が、嫪毐の乱以外で活躍した記録は、残されてないようです。嫪毐の乱を鎮圧した翌年は、右丞相に任命されていることから、文官として優秀な人物であったことが考察できます。そして、紀元前226年に彼は秦を去り、祖国の楚へと帰還しました。

その後、王翦(おうせん)が将軍を罷免されたときに、政を批判します。そのため、自身も罷免されて、右丞相の地位を失ったのです。楚の旧都である郢陳(えいちん)へと左遷となり、楚の公子として民の安撫を命じられました。紀元前223年に楚王負芻が秦に捕らえられ、昌平君は項燕によって次代の楚王として立てられます。秦に背きましたが、かつての仲間だった王翦・蒙武に敗れて戦死しました。

キングダムの昌平君は高貴な生まれの軍師である上に、クールでかっこいい人気キャラです。昌平君の実写キャストは誰になるのか、本作ファンからも注目を浴びました。ここでは、映画で昌平君の実写キャストに抜擢された玉木宏さんについて、くわしく紹介していきます。

映画キングダムの昌平君の実写キャストは、玉木宏さんです。昌平君は、シリーズ2作目の「キングダム2 遥かなる大地へ」から登場しています。昌平君のイメージにピッタリ合った実写キャストで、非常にかっこいいとファンからも好評でした。

玉木宏さんは、中学校時代に観たテレビドラマ「若者のすべて」に影響を受けて、芸能界を目指します。高校を卒業したあと上京をして、1998年に俳優としてデビューを果たしました。2001年に公開された映画「ウォーターボーイズ」の佐藤勝正のキャストとして注目を浴びます。それ以降は徐々に知名度を上げていき、人気俳優となりました。また、音楽方面や写真家としても、幅広く活動しています。

• 生年月日：1980年1月14日
• 出生地：愛知県名古屋市
• 身長：180cm
• 血液型：A型
• 事務所：アオイコーポレーション
• 趣味：カメラ
• 特技：水泳
• 好きな食べ物：肉、味噌カツ

【映画】

• 2000年：クリスマス・イヴ（小坂展高役）
• 2001年：ウォーターボーイズ（佐藤勝正役）
• 2006年：ただ、君を愛してる（瀬川誠人役）
• 2014年：幕末高校生（ 勝海舟役）
• 2016年：探偵ミタライの事件簿 星籠の海（御手洗潔役）
• 2022年：七人の秘書 THE MOVIE（緒方航一役）

• 2006年：のだめカンタービレ（千秋真一役）
• 2009年：ラブシャッフル（宇佐美啓役）
• 2015年：残念な夫。（榛野陽一役）
• 2019年：スパイラル〜町工場の奇跡〜（芝野健夫役）
• 2020年：極主夫道（黒田龍役）
• 2021年：桜の塔（上條漣役）

昌平君は呂氏四柱の一人で威圧感のあるかっこいい人物です。常に冷静沈着で、クールなイメージを持っている読者も多いでしょう。原作漫画10巻では、屈指の強さを誇っている蒙武よりも昌平君のほうが強いと、蔡沢（さいたく）から指摘がありました。ちなみに、史実の昌平君が呂不韋を補佐している記録はありますが、呂氏四柱というのは本作中での創作となっています。

河了貂（かりょうてん）は、黒卑村に住む山民族の末裔で女軍師です。信と共に生活をしていた当初は、性別を偽っていました。河了貂は自分も一緒に戦いたいと考えて、羌瘣(きょうかい)に相談をします。すると、羌瘣は推薦状を書いてくれ、軍師になるための学校を紹介してくれました。河了貂が出向いたのは、昌平君の軍師学校だったのです。

昌平君は河了貂を受け入れてくれ、「河了貂は大王陣営の者。戦いに良い駒は不可欠」と言いました。何も知らない河了貂でしたが、徐々に軍師としての頭角を現します。昌平君の指導の元、さまざまな兵法を習得しました。その成長ぶりは、軍略囲碁で河了貂と対等に戦える者がいなくなったほどです。周囲の誰もが、河了貂の実力を認めるようになりました。かっこいい昌平君は、先見の明と人を見る目も優れていたことがわかります。

かっこいい昌平君は、政府の中枢を担っている人物でもありました。昌平君は、山陽の戦で獲得した山陽城へやってきます。そして、軍や部隊を大広間に集めて、山陽は東郡という名称に変更すること、秦人一万人を移住させることを告げました。これからの秦国は、領土拡大に本腰を入れるという彼の意思表明だったのでしょう。このことからも、彼は政府にとって最重要人物であることが考察できます。

呂不韋から人材登用されたのは、昌平君が丞相のときでした。その後、呂不韋が最高職である相国になると、昌平君は右丞相に、昌文君は左丞相に昇進します。呂不韋側にとっては、昌平君と李斯を丞相の座に就かせたかったかもしれません。ただ、大王側にしてみれば、昌文君が権力の一角に入り込むことのほうが、重要だったのです。

合従軍を迎え撃つために、対抗できるあらゆる策を、寝る間も惜しんで何度も検討しました。模擬戦を繰り返し行い、やっとのことで100戦中20勝できる策を導き出します。わずか2割の勝率ですが、元々この戦自体が賭けのようなものでした。そのため、呂不韋は上出来だと、昌平君を労います。

昌平君たちが練った策で、秦国で最も強い武力を持つ蒙武を、合従軍の楚軍にぶつけました。その結果、敵将で圧倒的な強さを持つ汗明を、討ち取ることに成功します。彼の導き出した策が功を奏し、合従軍による秦国滅亡の危機から国を救いました。

呂不韋はあい国の軍を利用して、王都を陥落させようとします。そして、秦の全てを手に入れようとしたのです。大王の嬴政加冠の儀のタイミングを狙って、「ろうあいの反乱」を仕組んだのでした。しかし、昌平君はこの反乱を阻止しようと、真っ先に咸陽を救いに行きました。

かねてより、彼は呂不韋陣営でありながら、呂不韋の意見に背くような言動が見られていました。ついに昌平君は呂不韋側から離反をして、大王側へついたのです。あれこれと言い訳をせずに、たった一言「世話になった」と言い残して、呂不韋の元から去って行きました。そのときの彼の姿が、非常にかっこいいとファンの間では話題になります。

また、敵将を自身の手で討った彼の働きによって、反乱軍は潰走しました。このことで、大王にとって呂不韋との戦いは、最終決着となったのです。まさに、昌平君が最も輝くかっこいいシーンだったと考察します。昌平君の実写キャストである玉木宏さんの演技で、このかっこいいシーンを見たいという声も上がっていました。映画キングダムにおいては、まだ先のシーリーズになりそうですが、期待しておきましょう。

実写映画版のかっこいい昌平君のキャストは、玉木宏さんが担当しました。一方、キングダムのアニメ版は、NHKの各チャンネルにて4つのシリーズが放送されています。アニメ版の声優キャストは、誰が担当したのでしょうか？ここでは、アニメ版の昌平君の声優キャストについて紹介します。

かっこいい昌平君の声優キャストは、諏訪部順一（すわべじゅんいち）さんです。声優になる前は、会社員やカメラアシスタント、出版社など数々の職業を経験しました。その後、俳協ボイスアクターズスタジオ第8期生を経て、東京俳優生活協同組合に所属します。

テレビアニメ「テニスの王子様」で、跡部景吾役を担当した際に、声優としてブレイクしました。2012年には第6回声優アワードにて、ST☆RISHとして歌唱賞を獲得します。また、2013年と2018年の声優アワードにて、助演男優賞を受賞しました。他にも、2023年に第17回声優アワード富山敬賞を受賞し、高い評価を得ています。

• 愛称：諏訪部さん
• 出身地：東京都
• 生年月日：1972年3月29日
• 職業：声優、ナレーター
• 事務所：東京俳優生活協同組合

• 1999年：GTO（藤吉コージ役）
• 2001年：X -エックス-（桃生封真役）
• 2002年：テニスの王子様（～2022年 跡部景吾役）
• 2005年：トリニティ・ブラッド（カイン・ナイトロード役）
• 2008年：ヴァンパイア騎士（架院暁役）
• 2011年：花咲くいろは（次郎丸太郎役）
• 2014年：甘城ブリリアントパーク（栗栖隆也役）
• 2017年：ブラッククローバー（～2021年 ヤミ・スケヒロ役）
• 2020年：呪術廻戦（～2021年 両面宿儺役）
• 2022年：ブルーロック（～2023年、馬狼照英役）
• 2023年：マイホームヒーロー（鳥栖哲雄役）

アニメ版を視聴して、シーズン3の函谷関の戦いで「昌平君がかっこいい！」となったという感想があります。そして、シーズン4の毐国反乱でさらにかっこいい姿を見て、推しキャラになったという人もいました。実写版でどこまでやってくれるのか楽しみという声もあります。

キングダムの昌平君は、漫画でも実写でもかっこいいのがヤバすぎるという感想があります。また、玉木宏さんをキャスティングしているだけあって、昌平君が美しくてかっこいいと高く評価している声も上がっています。

キングダムの実写版が、今後もシリーズ化して続いていくと話題になっています。そのため、まだ実写版では未公開である玉木宏さんの戦闘シーンが観れるかもと、期待の声が上がっていました。玉木宏さんの昌平君を目当てで、劇場へ行くファンも多いようです。

実写版キングダムの昌平君役を演じた玉木宏さんは、イメージにピッタリのキャスティングだと非常に好評でした。原作漫画の昌平君もかっこいいですが、実写版も期待を裏切らず、非常に良かったという声も多くあっります。物語でいうと、実写映画「キングダム3」以降の昌平君は、さらに活躍し輝いていきます。今後の実写シリーズからも、目が離せません。